樹海に住む〜アクアリウムを満喫する〜

アクアリウム歴16年。気がつけば人生の半分以上はアクアリウムをしています。私が飼育してきた生体のことはもちろん、飼ってみたい生体についても詳しく載せています。

こんちには「あいなる」です。

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底面フィルターのメリット・デメリット

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■底床フィルターのメリット

  • ろ材量が豊富なため、高い濾過能力を持つ。

    濾過には2種類あり物理濾過と、生物濾過です。生物濾過にはバクテリアが住む場所が必要となります。そしてバクテリアが住む場所が多ければ多いほど、濾過力は上がります。この底面フィルターは底床の全てをろ材とするため、単純にろ材の量が他のフィルターと比べ物にならないほどの量になります。結果、濾過力も他のフィルターに比べると高いと言われる事が多いです。ですが、底床の量が濾過能力になるからといって、分厚く底床を敷き詰めてしまっては、底床内の通気性が悪くなり、嫌気が溜まってしまいますので、加減が必要です。


    水槽内の酸素が不足することがない。

    もちろん、生物ろ過力の優劣は、ろ材の量だけできまるわけではありません。生物にとって必要不可欠な酸素が十分に供給させている必要があります。ということは、生物濾過が十分に発揮されるには「酸素が供給されていること」というものも、重要な指標となりますが、これも底面フィルターは満たしたフィルターといえます。
     

    底面フィルターを使用する際に、水流を発生させる方法は複数ありますが、普通は「エアレーション」を使用します。「ぶくぶく」といった方がわかりやすいでしょうか。エアレーションで水流を発生させる場合、エアレーションをつけ続けているために、水槽内の酸素量が不足することが起こりません。そのため十分な酸素が水槽内に供給可能で、好気性細菌が繁殖しやすい水槽環境になります。

    底面フィルターは、エアーポンプを使用して水流を作ることが一般的ですが、他のフィルターとの連結や「水中ポンプ」のように酸素を取り込まない器具を使用して水流を作ることも可能です。もしこの方法を使用する場合には、酸素量には気をつける必要があるので注意してください。
     

    底床に止水域をつくらないため、水槽内での有害物質の発生が減少する。

    ほとんどのサイトの記事では「底面フィルター=ろ過力が高い」というもので説明が終わっているかと思いますが、実際に底面フィルターが圧倒的に他のフィルターよりも優位だなと思うのは、「底床に止水域を作らない」という点です。
    外部フィルターや外掛けフィルターのような、底面フィルター以外のフィルターでは、底床内に水流は発生しませんので、底床内は酸素が供給されない止水域となり、有害物質を発生させる嫌気性細菌のたまり場となってしまいます。
    しかし、底面フィルターの場合、底床内に水流を作るため、止水域ができにくく、嫌気性細菌の繁殖が抑えられ、その結果、有害物質の発生も抑えられます。つまり、底面フィルターは「ろ過力が高く」「有害物質の発生が少ない」水槽環境を作るフィルターといえます。
     

    底床付近から有害物質が発生してしまうと、底床付近に生きる生き物に特に影響が出てしまいます。エビ・ビーシュリンプや、コリドラスのように底床付近で生息するような生体の場合、それは致命的になる可能性があります。また、ビーシュリンプは特に水質の変化に敏感ですので、そのリスクを回避する意味でもこの「底面フィルター」が使用されます。さらに、底床付近の流れが淀んだ止水域にはよく黒髭苔という最悪の苔が発生します。底面フィルターであれば、底床に止水域ができにくいため、こういった止水域付近で発生するようなコケ対策としても有効といえます。

    ただし、糞などのゴミも底床にたまっていきますので、こまめなメンテナンスが必要になります。
     

    比較的、低いコストで導入することができる。

    「本体」と「エアーポンプ」、「底床」のコストで導入可能です。水槽サイズ、選ぶ製品、底床の種類によりますが、だいたいエアーポンプが1000円程度、底床が500円程度、本体が500円程度ですので、20003000円程度で購入可能です。これは「外部フィルター」にくらべると半分以下のコストです。単純に価格のみということであれば「外掛けフィルター」「投げ込みフィルター」「スポンジフィルター」にはかないませんが、濾過力とのコストパフォーマンスで考えれば、圧倒的に底面フィルターが有利となるはずです。シュリンプ水槽でよく使用されます。
     

    稚魚や稚エビなど小さい生体の吸い込み事故がない。

    底面フィルターは底床側に水が吸い込まれますので、他のフィルターのように吸水口がなく、そこに吸い込まれるという事故が起こりにくいろ過フィルターです。そのため、稚魚のようにろ過フィルターに巻き込まれやすい生体飼育には最適です。
     

    水槽上部が空き、照明などを多く設置できる

    上部式フィルターのように水槽上部に設置するフィルターの場合、照明の設置が水槽の半分だけになってしまいます。この底面フィルターは水槽内に設置するフィルターのため、照明とバッティングしませんので、照明を多く設置し水槽内を明るくすることが可能です。
     

    高いカスタマイズ性

    底面フィルターは水槽内に設置するため、他のフィルターとバッティングしません。そのため、外部フィルターや外掛けフィルターと連結する、などいろいろなカスタマイズ方法があります。一般的には底面フィルターはエアーポンプとセットになりますので、どうあっても水面に泡が弾ける音が出ます。ワンルームや寝室などに水槽を設置する場合、その音が気になることがあるかと思います。音は気になるが、ろ過力は出来る限り落としたくないという場合、水中ポンプや外掛け式や外部フィルターと連結することで、底床をろ材としつつ、水流を起こすことが可能です。

    他のフィルターと連結するこの方法は、酸素の共有には気をつける必要はありますが、静音性を高めることが可能で、また、エアーポンプを使用する方法と同様に、底床を止水域としないため、底床付近から発生する有害物質の減少が期待できます。ただし、外部フィルターであれば水流も十分起こせますが、外掛けフィルター程度であれば水を吸い上げる力が弱めですので、使用には検証は必要かもしれません。



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  • ■底面フィルターのデメリット

    水草との相性が悪い

    底床の下に設置するろ過フィルターですので、根を張るタイプの水草との相性が悪いです。通水性を確保しなければならないため、あまり分厚く底床を敷くことができず、水草が植えにくいです。また育成を行えたとしても、根を張るため、下のフィルターと絡んでしまい、抜き差しがしにくくなる上、これも通水性を阻害する要因になってしまいます。さらに、水草が多いしげると底床の掃除が困難となり、底面フィルターのメリットを活かすことができません。また、難易度の高い水草を育成するのであれば、栄養が豊富な底床を選ぶ必要がありますが、底床内に水流が流れているため栄養素も流れ出してしまい水中に大量の栄養が流出されてしまいます。その結果、ソイルの中に栄養素を留めることができず、短い期間で栄養不足になる上、水槽内が富栄養状態になってしまい苔発生の原因になってしまいます。また、底面フィルターで最も一般的なエアーリフト式の場合CO2が水中外に逃げてしまうため、CO2を必要とする水草の育成が困難です。上記のような理由から、水草水槽を行うにあたってはこの底面フィルターを選択するメリットが少ないです。

    ただし、アヌビアス・ナナやミクロソリウムなど、根を張らず、葉から養分を吸収し、CO2添加を必要としないタイプの陰性植物であれば育成可能です。
     

    メンテナンスが比較的面倒

    底面フィルターは物理ろ過も底床が担いますので、糞や葉などのゴミも底床に溜まっていくことになります。しかし、それらがあると底面ろ過がうまく機能しなくなるため、定期的にこれを掃除してきれいにしてやる必要があります。他のフィルターであれば、ろ材を取り出して洗うなり、取り替えて終わりなのですが、底面フィルターは底床がろ材ですので取り出すことができません。そのため、水換え時にプロホースというポンプで水を吸い上げると同時に、底床をプロホースで掘り返して水と一緒にゴミを吸い上げる必要があります。これは底床を敷いている水槽であれば発生する手間ではありますが、底面フィルターでは死活問題となるため、この底床の汚れには気を使う必要があります。
     

    設置にある程度知識が求められる

    この記事を読んでもらえれば特徴、設置方法は問題ないかと思いますが、フィルターの中でもわかりにくい部類のフィルターです。僕自身、実際に使ってみるまでよくわかりませんでしたし、記事を書いていて思いますが、説明がなかなか面倒です。

    また、上に敷く底床の種類や量によって濾過力が異なってしまいますので、外掛け式や外部フィルターのように、設置すればだれでも同じろ過力とならないこともあります。例えば、上に敷く底床はなんでもいいわけではなく、通水性が必要なためある程度の大きさが必要となり、バクテリア繁殖のために多孔質であることが理想とされています。また、分厚く敷きすぎると、それも通水性が阻害されるため、うまくろ過を機能させることができません。そのため敷く底床を間違えると、濾過がうまく機能せず、逆に硫化水素のような水槽に有毒なものを生産する嫌気性細菌が繁殖してしまい、水槽環境に悪影響を与えてしまう可能性があります。
     

    敷く底床が限られる

    詳しくは後述しますが、底面フィルターの上に敷ける底床には条件があります。例えば水槽の雰囲気を明るくするために「スドーボトムサンド」のような真っ白い細かい砂でレイアウトしたいと考えたとしても、底面フィルターは細かすぎる砂は底面フィルター内に落ちていってしまい、通水性を阻害してしまうため設置はできません。また、栄養がたくさんふくまれている栄養系ソイルも、栄養が水槽内に拡散してしまい、苔が大量発生してしまうため不向きです。このように、底床に向き不向きがあり、自分の求める水槽のイメージによっては底面フィルターは不適切であることもあります。
     

    一度設置すると取り出しが困難

    底面フィルターは底床に埋めて使用しますので、一度埋めてしまうと水槽内のレイアウトを崩さずに取り出すことが困難です。そのため、例えば底面フィルターの場所を変更したい、となったとしても、なかなか困難です。また、底床内に埋まっているため、もし途中で底面フィルター内に砂利などが入り込み、通水性を阻害していたとしても見た目からの判断がむずかしく、確認するためには取り出すしかありません。もし取り出すとなると、ほぼリセットの作業になってしまうため、導入前にはメリットデメリットをしっかり確認し、水槽に入れるか入れないかを判断する必要があります。
     

    水流が弱い

    これはメリットともデメリットとも言えるのですが、底面フィルターはエアレーションのぶくぶくによって起こる揚力によって水流を生み出しますので、水流が弱いです。そのため、もし水流を作りたいのであれば、他のフィルターとの連結、という方法となりますので、それならば他のフィルター方式を選択したほうがいいかと思います。



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