銀河系屈指の雑食音楽ブログ~浅はかなno music no lifeにドロップキック~

大阪出身、兵庫在住の大学生たくです。 国内国外ジャンル今昔問わず、レビューしていきます。 どんな些細なコメントでも歓迎! 友達に話す感じで書いてますが、偉そうに映ったらすみません。笑 あと関西弁はそのままにしてます。笑

中村 一義/犬と猫

評価 8.7

天才中村くん。

いきなり「どぉ?」やからなぁ笑

のっけから発想が常人とは全くかけ離れている笑

歌詞カード読まんと何いってんのか全然わからん笑

歌詞カード読んでも何いってんのか全然わからん笑

いやけっこう深いことゆってるところもあるんだけど、あまりにシュールすぎて僕には理解できません笑

ただメロだけでも充分に斬新。

これ普通の人ならカラオケでリズム通り歌うのでさえ難しいやろなぁ。

自分はまだ未チャレンジなんで、次是非。


サウンドも中期ビートルズど真ん中でナイス。

犬と猫
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&warned=True&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=BVOSwU-Hhd4

歌詞
http://utanet.jp/song/23799/1/?guid=ON

おまけにもう一曲。いやおまけなんてゆったらこの曲に失礼だ。
ゲルニカ自体は知ってるけど、正直いまだにこの曲の真意はまだまだ掴みきれてないなぁ。
荘厳すぎてビビるわ。
ただサビのメッセージはすごいな。
こうゆうのがほんまのメッセージソングなんやろな。
「we are the world」とかあほらしなってくるな笑


ゲルニカ
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&warned=True&client=mv-google&hl=ja&v=FY0lO5ucKYg

野猿。

誰が何と言おうが、僕の中での男前芸人ナンバー1は毎年、シャンプーハット小出水です笑

さっきいきなり頭の中に野猿の曲が鳴りまして笑


コメント欄にあるように確かにかなりEXILEぽいな笑

EXILEについて悪く言うつもりは無いけど、俺のキャラやアンテナに反応するのは全然野猿だわ。


普通にかっこいい笑
とんねるずはやっぱ二人ともすげぇなぁ。

てかこの野猿のクレジットって、秋元 康/後藤 次利なんだな!

そら悪いもんはできないはずやわ。

秋元のおっさんはほんま節操ないのに、どれもいい仕事してるなぁ笑

むちゃくちゃ凄い人なのよねほんまは。
なんでかわからんけどあんまそんな感じがしないんだよ笑


コメント欄が素敵な具合に荒れてますが、そんなのお構い無しで聴いて楽しみましょう。


野猿/be cool!
EXILEっちぃけど(つうか本家は野猿だ笑 あっでも野猿はzooからかもしれんな笑)本当「cool」やな!
http://m.youtube.com/view_comment?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=NasjX2M0qs0&p=10


野猿/叫び
野猿と言えばこれかな。個人的には頭30秒以外はいらんかな笑 サビまでが凡庸すぎるのが惜しい。
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=_dYJBAozlJQ

くるり/ブレーメン(2007)

評価 9.4

本当ね…これは凄い曲だよ。

これをシングルで切らないという、いつも以上にムカつく岸田のスカしっぷりだったから、さほど彼らに興味ない人なら知らないかもしれないのが惜しすぎる大名曲だよ。

「みんなのうた」で流してよNHK。

ほんとライブで鳥肌立つし、泣きそうになるよ。

岸田は人間的にはキモいけど、やっぱり凄いソングライターだよ。

この曲のためだけにアルバム買っても全然惜しくない。
(ただし傑作ライブアルバムのほうが断然良い。)

これ聴いてなんも感じへん奴がおったとしたら信じられへんでほんまに。

ごめん主観と岸田が入った。

この曲には解説つけません。

とにかく聴いてください。

日本にも素晴らしい歌はまだまだあるんです。

だいたいYouTubeのくるりの曲のコメント欄は、オタ達がどの曲でも気持ち悪い持ち上げぷりをしてるんだけど、この曲のそれには、文句ありません。
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=GBPWFQSsa34


kasabian/empire(2006)

評価 5.5

本人達がクールだと思ってやってることがかなりださいな笑

ファーストは冗長ながらも、まだどこか底が見えん賢さみたいなのがあったと思うんだけど、単なる馬鹿になってるな笑

というかm-2の「shoot the runner」。

これのサビは
「shoot the runner×2.5 cos i'm king and she's my queen」って感じで訳は
「その前を走ってる奴を射殺しろ 俺は彼女にとっての王様で、彼女は俺にとってクイーンなんだから」って感じになってるんだけど、これ全体の訳と、上記の訳を照らし合わせると、「the runner」はどう見ても「queen」だし、「shoot」はそういう意味(ここじゃ書けません笑)だろ…笑

馬鹿を通り越してるな笑

なにを大勢でシングアロングしてるんだ笑

あとm-6.8はダサすぎるぞ!

ファーストよりは曲の出来不出来の差が無くなったけど、ファーストにあった最大の武器であるはずの「地下室のギャング達」みたいな怪しさがどっかいっちゃったし、突出した曲が無いなあ。

m-11は、ガンマンの一騎討ちみたいでなかなかかっこいいし、雰囲気ある笑

m-10はまぁ既聴感あるけど、純粋にいいメロディだし、こっち系を押した方がいいんじゃないかな?
ファーストでセンスあるかもと思ったソングライターでギターのセルジオだけど、どうやらかなりズレてるぽいので、サウンドをいじるよりはメロディを前に出す方がいいけど、メロディ書けるわけでもないし…笑
(サードは未聴です)


とまぁ正直いいところはあんまりないので買うor借りる必要無いです。
(言っちゃった笑)


つーか前述のセルジオはデビュー当時、これ以上は無いってくらい美麗で、イケメンなんて軽いワードが重大な失礼にあたるほど、写真を見ても卒倒しそうだったのに、トムにつられたのか最近の劣化具合が激しく、かなり残念です。
(トムも最初はかなりかっこよかったよ!)

AKB 48とモーニング娘。その2

えっとlivedoorニュースか!ってくらい下世話な話になるかもです笑
(仮にもこうやって物書く場を与えてくれてるし、悪口はやめとこう俺笑)


でもけっこうスルーできない話な気もします笑

まずAKBのメンバーに言えることなんだけど、意地悪な感じがここまで顔に出てる奴が揃ってる団体はアイドルグループに限らず世界的に見ても、非常に珍しいということ笑

特に最近やたらその手のネタでニュースになっている前田敦子は異常。笑

怖いよ彼女は。

横浜マリノスでもプレーした元アルゼンチン代表ラモンディアスがゴールを陥れる時くらい、冷徹な目をしているよ笑
(わかりにくさ度指数maxの例え笑
ちなみに彼は普段は人格者です。)

正直、現在センターを務める大島優子の顔は好きなのだが(好きなんかい笑)彼女にしても、本気で笑ってるところを見たことがないよ。

三番手(ですよね?違う?笑)の篠田麻里子もなかなか強烈。

いやそもそもアイドルやモデルなんて、ありえんくらいの自己肯定と芯の強さがない限り務まらんし、それが人格的に負の作用をもたらした時の破壊力は理解しているし、「性格もいいアイドルやモデル」なんて幻想を抱くほど俺ももう青くない。
(彼女の何を知ってるんだっちゅう話ですが笑モデルのshihoなんかは例外っぽいかも)

けども、優秀なアイドルやモデルの基準として、「仮に意地悪さがあっても直接的には顔に出てこない」ってゆうのがあると思うわけ。
(「出さない」じゃないです。勝手ににじみ出てくるはずだろうものが「出てこない」ってゆうある種生来の才能です。ちなみにその観点から見て、いくら雑誌の表紙を飾ろうが、例えばモデルの藤井リナは個人的には三流以下だと思います。)


モー娘。だってそりゃあ性格悪いコはいたでしょうが、少なくともあからさまに顔に出てるコはいなかったと思う。
(後藤真希はけっこうキテたな笑)

いやこれは些細なこととは片付けられないと思うんだ。


冷静なファンはこうゆうのしっかり感じとっちゃうし、彼女らみたいなパブリックイメージが命の人たちがこうゆう小さな綻びを見せるというのは、遅かれ早かれどこかで絶対に響いてくる。


腹黒さの感じられなさという点では、むしろルックスへの疑問符から、批判の矢面に立たされてそうな「人気メンバー以外」のコ達の方がよほどマシだと、24だか26だか時間TVをチラ見して思ったよ。


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宇多田ヒカル/flavor of life とヒッキーの海外進出について。

評価 8.8

友人に「ポップミュージック」と銘打ってる割にはマニアックなものが多いと指摘を受けまして、自分としてはある程度バランスを取ってるつもりですが、ちょっとメジャー志向に。

この曲はすごく良いし、個人的にもかなり好きです。

このサビメロを考えると、それまでをもっと引っかかり強くしたほうがいい気もするけど、そこまでを控え目にするからこそ、ってゆう見方が正しいかな。

彼女の作詞力から考えると、これまでと比べると歌詞はやや凡庸かなぁ。


ただ、実はセリフを入れ込むのはソングライティングの常套句なんだけど、意外性をもたせる狙いがハマりまくっているサビの以下のラインが素晴らしい。


♪「どうしたの?」と急に聴かれると「ううん何でもない」
♪「愛してる」より「大好き」の方が君らしいんじゃない?
これをあのメロに乗せてあの声で歌われると、かなりグッと来ます笑

「はなだん」にもずっぱまりでしたなぁ。

話が変わるけど、彼女って詞の力もかなり強いから、純粋に曲と歌唱力だけで、海外進出に挑戦したのはちょっとキツかったかもしれない。
ただどうせ玉砕する可能性が1パーでもあるなら、彼女は才能あるし、彼女のこれまでのシングルを日本国内のアメリカ人に聴かせて、彼らが上位10曲に選んだ曲を日本語のままで全部アルバムにぶちこんで、買いたきゃ買えばくらいのツンデレぶりで向こうで発売、くらいのことはしてほしかった笑

どうも向こうで出した曲は微妙だし、スタイルも変に向こうに媚びすぎて、彼女の良さを殺してしまっていたように映った。

やっぱりなんだかんだ言ってハマった時のヒッキーの感性はかなりの切れ味あるし、単純にメロを比べた場合、彼女の持つ傑作と、向こうのR&Bに大きな差があるようには思えないし。
(大きな差がなくて、決定的な差異を生み出せてなかったことが問題なんだけど)

彼女のベストをぶつけてないし、もうちょっとやりようがあっただろうから、どこか「海外進出失敗」と言われても釈然としないな。

日本人でさえ「言葉がわからんから」っちゅう理由で向こうの音楽聴かない人もたくさんいるくらいで、まして「対ジャップ」だからなぁ…
余程突出した武器が無いと辛いなぁ。

ヒッキーの凄さは俺ら日本人にしかわかんないんだなんて内弁慶なことは言いたくないけど、僕は海外でウケようがウケまいが、彼女の楽曲には優れたものがたくさんあると思っています。

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L'Arc~en~ciel/clicked singles best 13

評価 8.0

ファンの人気投票で選ばれたシングル13曲入りのアルバム。
別に敬遠してたわけではないんだけど、あんまり彼らの曲をちゃんと聴いたことなくて、特にこのアルバムの前半にあたる初期の曲はそれぞれ一応知ってる程度。

事前情報もほとんど入れずに聴きました。

友人に頼まれたので結構気合いいれていきます笑

まず特に初期(アルバム前半)の曲に言えることをつらつらと。

まず彼らってV系に見られることに対しては快く思ってはいなかったと思うんだけど、それならこのhydeの歌唱は改めるべきでしょう。

音の感じからもビジュアル系というよりニューロマンティック的な美意識の高さを強く感じるんだけど、少なくとも変にこねてV系みたいに聴こえるように歌うのはやめた方がいい。

それと、総じてバックはけっこう健闘してると思うけど、メロディがちょっと弱い。

特にm-1,m-4はこれってシングルなの?ですよ。笑

特にm-1は、何回か聴いてもどこがAメロでどこがサビかよくわからんのだが笑

強烈なフックや特徴がないならなおさら、曲の構成はポップソングの定型に収めといた方がいいよってゆうか、収めないとよくわからんもんになる。

というかこのバンド引用しすぎじゃないか?

m-4はled zeppelinの「stairway to heaven」に似てると思ってたら、コーラスでネタばらししてるし笑笑

m-2,6はなかなか良い。

m-5はサビ以外がいかんせん弱いなぁ。

その反面、m-7は言うこと無いかなぁ。

このアルバムではじめてサビ以外にも強いフックがあるし、サビまでギターのみでいくアレンジもハマってる。

バックの演奏もかっこいい。

ちなみに歌詞についても、はじめてかっこいいと思えた。

これが売れたことくらいはさすがに知ってるけど、さもありなんといった感じ。
個人的な好き嫌いではなく、前半の感じより、こうゆうロックバンド然とした音の方が合ってると思う。

と思ったらやっぱm-8かっこいいやん。

より広い層にアピールできるスタイルだし、このへんから地位固めだしたのも納得。

あくまでこっちをメインにして美意識系の楽曲の質を上げれば、より個性的なバンドになると思う。
というか曲目を見てて謎なのが、なんで「snow drop」が入ってないんだ?

あれはけっこう良かった覚えがあるんだが。






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john mayer/the wind cries mary(2001)

評価 8.4

ご存知ジミヘンの有名曲を気鋭の若手(中堅か今は?)ギタリストがカバー。


正直僕は原曲よりこっちの方が好きです。

すっかりセレブの仲間入りを果たした最近の彼の、オサレポップへの傾倒ぷりはがっかりですが。

この演奏はデビュー時のもので、まだ発展途上ですが、かなりいい線行ってるんじゃないでしょうか。

この動画の評価が4.5なのも、ギターに憧れるキッズ達が「すげーかっけぇ!やっぱエレキ買いにいこ!」で5をつけるも、ジミやレイヴォーンなんかをこよなく愛する親父達が「若い奴にしてはなかなかやるじゃないか。でも奴等に比べたらまだまだ~」で4をつけて…みたいな経緯が伺えて、ちょっと笑えます。

確かギターマガジンで、ポルノグラフィティのgのハルイチ(いいギタリストですよ)が注目のギタリストにメイヤーの名前を挙げていて「彼の曲は譜面通りには弾けるんだけど、フィーリングは一生真似できない気がする」みたいなことを言ってまして、それだけで個性になる独特なタイム感を持ってるギタリストはむっちゃ強いよなぁと再認識した次第です。



http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=q38H_i3j9A8



ian brown/my star(1998)

評価 8.4

ローゼスに関して手厳しく書きましたが、彼らに関して、「バックは完璧だけどイアンは…」みたいな言われ方をされることがあるけど、それは全くもって間違っていると思う。

特にライブでの歌唱は「完全に下手」だけど、彼のセンスが無ければローゼスはこれほどまでにデカい存在にはなってなかったと思う。

もう隠遁してしまったジョンスクワイアとは、例え仲がうまくいっていたとしても、現役感に差がありすぎて、どっちみち音楽的にはうまくいってなかったんじゃないかな。

シーンをチラ見しながらも、クールなアルバムを出し続けてるイアンは本当に凄いと思う。

他の人のリアクションを知らないけど、2008フジロックのレッドマーキーでの彼のライブむちゃくちゃかっこよかったなぁ。

ラストのパーカッションのインプロやばかったなぁ…。

この曲は今でも時折披露されるイアンソロ初期の良曲。

歌詞もかっけぇ。

この動画は大事なベースがいまいち聴こえないのが残念。
(あとメインフレーズがちょっとださい笑)

てか彼は他のミュージシャンの悪口を言い過ぎです笑

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=fJP0h1WOD6E

britney spears/toxic(2003)

評価 8.8

近年何かとお騒がせなブリちゃんが、セクシー路線への微妙な転身を遂げた際の傑作シングル。

デビューした時は普通に可愛かったのに、このビッチの限りを尽くしたような動きやら衣装やらメイクやらはなんだ笑

てか調べたらセカンドは全世界で2000万枚以上売れてるんだな笑

化け物笑

この曲が収録されているアルバムはそれでも充分異常だけど、セールスは800万枚に留まり、やっぱみんなが彼女に求めていたものとは違ったことを証明しちまった。
(いやアルバムの出来自体も微妙だったんだけども)

ただそれでもこの曲はかっこよすぎる。
完璧なダンスポップじゃなかろうか。

打ち込みの素っ気なさはちょっと惜しいけど、文字通り(?笑)ブリブリゆってるベースもかっけぇ。

やっぱ超一流の作家さんは凄いよ。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=1SMCs1J48sw



my little lover/hello,again~昔からある場所~(1995)

評価 9.0

この曲は2ちゃんの「90年代J-POPの神曲」的企画でも、鉄板中の鉄板で、僕が今さら何か言う必要も無いでしょう。

akkoの歌唱力がどうなのかというのも、この際どうでもいい。

こんな曲ばっかりとはいくはずないけど、もし今でもこのレベルの曲が出てくるような匂いだけでもあるなら、みんな今のチャートにもっとグイグイ食いつくと思う。


ミスチルの初期プロデュースと並んで(中期以降はエゴ出しすぎ)小林武史の最大の功績だと思うし、能力のある人が本気出して、かつ何かが降りてくれば、ここまでのものができるのかというプロの底力を感じます。
(この曲はギターの藤井氏の貢献もデカイんだけども)

聖域とされてきたのか、今までカバーはあまりされてきませんでしたが、その不可侵領域を遂に今年破ったふとどきものがいます。


昨今の怒涛のカバー攻勢にもうなんたらかんたら言うつもりも無いけど、こんな形は絶対避けねばならなかっただろう。
大事なおばぁちゃんの遺産を知らぬ間にパチンコに使われた時みたいな憤りです笑(意味不明笑)


とにかく少なくとも分相応の人にしか、こうゆう曲に手をつけさせてはいけないし、業界の延命措置のためにこのレベルの曲が汚されるなどということは断じてあってはならない。

http://m.youtube.com/view_comment?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=SmYo18LuGIU

the stone roses/second coming(1994)

評価 7.9

まずはじめに断っておくと、僕はローゼスを二枚ともそこまで評価していません。

もちろんリアルタイムの熱狂を知らないのも大きいと思いますが、だからこそ客観的に見ることができる、当時を知らない若造の一意見として読んでいただければ幸いです。

主にこのアルバムに関して述べていくと、まぁ前作が前作だけに、かなり可哀想な一枚だと言える。
1stほど粒が揃ってないけど、正直21世紀の耳で聴くと1stの音は古い。

だからこそ時代の流れにばっちりヒットした1stは伝説的扱いなんだろうけども、2ndの擁護派の意見として多くを占める、音の古びてなさを評価する向きから2ndも並のアルバムじゃないという意見もあながち間違ってないと思う。

普通ならダサくなるほか無いツェッペリンサウンドに秀逸なリズム解釈を加えた2ndの楽曲は1stのそれより、新鮮味を保ったままだと思う。

代表曲で、このアルバムの評価を大いに支えてるであろうm-7「begging you」なんてかっこよすぎるし。

ただもちろん2nd否定派の意見も見逃せない。
五年待ってこれかいと思うのも納得な駄曲の混じりっぷりはもちろん、なんじゃこの変わりっぷりはという率直な感想も充分に心中お察しする。


だけど指摘をあまり聴いたことがないが、何よりこの2ndが間違っていると思うこと。





1曲目である。


この代表曲m-1「breaking into heaven」はなんとオープニングながら、11分以上あるのである。


いや、全く過不足ない11分であるし、真剣に聴けばm-7に勝るとも劣らないカタルシスを約束してくれる名曲だし、おそらくかなりの自信作であっただろうことから、ありきたりにラストに置いてスルーされることを嫌ったのかもしれない。


でも、当時のukを代表するメジャーバンドであること、ファンが待ちに待った復帰作であることに対しての空気の読めてなさ以前に、このズレ方は異常。

有り得ない。


じゃあこの曲どこに置くのよってゆうのは難しい話になるけど、ともかくこれはポップミュージック界に生きるバンドとして最悪の選択。


このあとすぐにこのアルバムの色が全開なm-2「driving south」m-4「daybreak」や前作を引き継いだm-3「ten storey love song」等、いい曲がたくさん待ち受けてるのに、
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kula shaker/k(1996)

評価 8.4

赤星の現役復帰説は嬉しいけど、彼の解説は素晴らしすぎるので複雑な気持ち。
きちんと自分の言葉で淀みなく話されるし、やっぱりすごく頭のいい方なんだろうなぁ。

立浪はなんかどこか嫌味だしボキャが貧弱であんまり好きじゃない。笑

矢野選手は本当にお疲れさまでした。

こんな形で終わるのが残念で仕方ないほど、いい選手だったしみんなに喜びを与えてくれました。

ありがとうございました!


えっと笑、正直外野から強要されたものではないとはいえ、このバンドにインドまがいのギミックが必要だったのか疑問。

大名曲m-1「hey dude」m-9「greatful when you're dead」は言わずもがな、今でもライブの定番m-2「knights on the town」m-10「303」などギミックなしの曲が充分にかっこよく、抜群の地力を感じさせてくれる。

まぁだからって売れるってわけにいかないのがポップフィールドの難しいところだけれど、こうゆうパターンの場合どうせあとあと、「あれは自分たちの本当の姿じゃないぜ…」ってゆうまぁリスナーから見れば、勝手に自分達で吹っ掛けといて勝手に葛藤しているようにしか見えないジレンマに陥るわけで、最初からそこは無しで行ったほうが良かったんじゃないかなぁ。

クリスピアンのカリスマ性だけで良かったと思うんだけど。

なんか正当に評価されるより面白がられてる側面の方が強い気がして、ある程度狙い通りなんだろうけど、すっきりしない。

事実近作はそういったギミックが無くなってるし、(ただ曲は弱いんだよなぁ)一時の趣向も大事だとはいえ、バンドの正しい方向性とはどんなものなのかという永遠の課題を考えさせられる一枚。


kula shaker/hey dude
http://m.youtube.com/view_comment?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=PXH-k2UkZTU

eric clapton/unplugged(1992)

評価 7.5

たまには市民権得てるやつを笑

んとまず言えることは、これはブルースじゃない。

陳腐な言い方だけど、技術があって楽譜通りに弾けてもブルースになるわけじゃないことを激しく痛感させられた。
(著名なブルースギタリストの作品は一通り聴いてます。ライトニンホプキンスとか、まぁそれこそマディーとかも)

このアルバムなら、変にブルース気取りの曲よりも、音階的にはブルースとほとんど被ってない「tears in heaven」の方がまだブルース的だと言える。

じゃあ悲しみや痛みを背負ってたらブルースなんかいなと言う声も聴こえてきそうだけど、まぁ必ずしもそうゆうわけじゃないんだが、少なくとも、魂のどこかから(奥まではいってない)鳴ってる音楽なんですよねこの曲の演奏は。

あとはフェイク。
(oldloveはいい線行ってるか。ギターソロは圧巻だし。このギターソロを真に正確なタイム感で弾ける人はそう多くないでしょう。自分は無理です笑)


ブルースに関しては白人と黒人にはやっぱり埋めがたい差があるのは仕方ないよなと再認識させられました。


それこそクラプトンをもってしても。

まぁ多くの人にアコースティックギターを手に取らせた貢献は大きいですし、当然ながら演奏は鉄壁だし、ブルースうんぬんという枠を外せば聴ける曲はいくつかあるし、そこだけ聴き所にもできたりするので、この評価になってますが、正直他に何も見るところは無いくらい音楽としては退屈だし、これ以降クラプトンは悪夢の保守化に一層傾くことになり、さらに莫大な数の人に誤った認識を与えたっちゅう罪状により、ほんとはもっと低くてもいいです。

lightning bolt/hypermagic mountain(2005)

評価 8.3

聴きだしてすぐはあんまりわからんかったのだが、近頃彼らがかなりの猛者達であることがわかった。
(おせーよ笑)


ハードコアもいいところだけど、言われてるほどは演奏技術自体に見るところはそんなに無いと思う。

もちろんしっかりした技術に支えられてるし、ドラムはかなりフリーキーなところもあるけど、ギターは基本的にまぁギター中級者ならまず弾けるだろう単調なフレーズの繰り返しだし。
(速弾きまがいもちょっとあるけど)

ただその単調なフレーズを「どれくらい繰り返すか」「どこで次の展開にいくか」「どこで元に戻すのか」「どこから少しクレッシェンド気味に弾くのか」などの要素にかなり注意が払われていて、それが絶妙の中毒性を生み出していると思う。
「俺達はこれでいく!」という気概がビシビシ伝わってくるのも好感度大。


amazonのレビューに「サイケ地獄」って書いてる人がいたんだけど、サイケと呼べるのは数曲だけで、アルバム全体の雰囲気はミニマルハードコアとでも言った感じだと思う。

いや細かいジャンル分けはどうでもいいんだけども。
(いやどうでもよくは無い笑)


普段耳に心地いい音楽をメインで聴いてる人には、ゴミで聴くに堪えないもんかもしれないけど、ただうるさいだけの奴等でないのは確かです。



justin king/phunkdified

評価 8.5

彼は、マイケルヘッジスフォロワーの超絶アメリカンギタリスト。

ただ、フォロワーですが、師匠を超えたと言っても差し支えないでしょう。

スラップが特に秀逸。
フラメンコの素養があるのもデカいなぁ…。
最初のブラッシングでリズム取るのも、キレ良くやるのはかなり難儀だ…。


タッピングフレーズ以外はかなりの劣化具合ながら一応コピーできたんですが、タッピングの素地が無い僕には、どう弾いてるのかすらわかりませんでした笑

ちなみにこの曲に挑戦したい方、チューニングはDADGADです。


他の曲ももはや大道芸の域で笑うしかない感じです笑

というか彼はnirvanaから音楽にハマっていったらしいのですが、どんな道筋を経たら出口がこれになるのか、皆目分かりません。笑


彼の音源は、日本国内での流通はほとんど無く、これが入ってるアルバムだけはけっこう苦労して手に入れることができました。

ありきたり極まりない意見ですが、日本の音楽業界の偉い方には、ちゃんとしたいいものが市場に出てないことも、CDが売れないことの小さくない要因になってることに気づいてもらいたいです。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=Xon04MB1rDw


steriogram/schmack!(2004)

評価 7.1

ニュージーランド発の、ミクスチャーポップパンクバンド。
まぁキラーチューンもいいところのm-2「walkie talkie man」が群を抜いた出来だけど、他の曲もその手のバンドとしては平均以上の出来。

長髪ガリガリラッパーの機関銃ライムもアクセントになってるし、メロを歌うvoも非常にいい声してます。

まぁいわゆる(?)おこちゃまロックなので、知的音楽至上主義者以外でも、これを無理な人は少なくないはず。

ちなみに自分はギリいけます笑


Amazonのレビューにも書かれてましたがzebraheadが好きな人なら間違い無いでしょう。

そして2nd。

発売前から「1stと違う」という評判を聞いて、いやーな予感はしていた。

んで試聴してみると、なんかけっこうマジなハードパンクになってる…。

ただ曲の出来は微妙…。

武器である機関銃ライムもほとんどなし。


んでタイトルを知って、苦笑いと怒りが込み上げてきた。




「this is not the target market」


あのなぁ笑


何で多くの人達が君らの1stを受け入れたのかよく考えないと。


そりゃあやりたくないことをやれとは言わないけど、そもそも君らの方からデビュー時にそうゆう路線で仕掛けてきたんだから、ある程度折り合いもつけないと。


そんなスカしてかっこつけてくるんならせめて
「ん? 何か前作とは違ってハードコアな感じ… マジな感じってこのバンドには求めてな…いや、曲自体はむちゃくちゃかっこいいぞ! 次の曲もこのクオリティ! これなら路線が変わっても俺は付いていくぜ!」なリスナーをたくさん生み出し、結局前作以上のセールスを記録して、スタイルなんか関係ないことを彼らは証明したのだった…

ぐらいにせんと!笑

「売れ線狙ってねぇから」ってスカしといて、中身微妙で本当にセールスがくっと落ちるってダサすぎるよ。
(このタイトルつけて、前述のような質勝負仕掛けて、セールス面でも勝利したら鬼かっこいいやん笑)

ちゃんと正しい路線を提示してくれる人が周りに必要なバンドでしたな。

あと俺のこのバンドの1stを五年以上借りパクしてる友達の誰か、時効だし怒らんから出てきて下さい笑





クレヨンしんちゃんの名曲。

バイトだりぃぜー。

クレヨンしんちゃんと言えば、正直ガキだった頃の俺から見ても、初期はあまりにもお下劣すぎで、しんのすけの言葉遣いも悪く、「これは社会問題になるのも分かるな」と思ってしまう問題作だった。

でも、それ以後少しずつまともな(?笑)方向に推移していって、今では本当に良いアニメになったと思う。
(今もガンガン尻出したりしてるけど笑)

単純な僕は、今でもツボにハマるとかなり笑ってしまいますし、いい話だとちょっとウルっときてしまいます。

あっちなみに「ちびまる子ちゃん」は断然昔の方が良い。

初期の頃にあった絶妙な毒がほとんど無くなってしまって、かなり残念。

まず紹介するのは、しんちゃんファンの中でも特に人気の高い「月明かりふんわり落ちてくる夜」。

アニメ版ではカットされているAメロが凡庸なことや、巻き舌な歌声が惜しいけど、良い曲。

これクレジット調べても、作ってる人も歌ってる人も、これ以外何も出てこない人達なんだよな。
特に作ってる人は才能あると思うのに。

この動画の画も、なんでもないカットだけど、なんか良いなぁ。

http://m.youtube.com/view_comment?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=TpRXo212k9k

えーただこうゆうしっとり系はむしろ異色でして、しんちゃんテーマの基本は、狂気の沙汰ともいえる、無意味さ、おバカさ爆発のキャッチー楽曲にあります。

聴いたことない方がどのような感想を持つのか皆目わからんけど、どれもよくできてると思います。

とべとべおねいさん
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=5zo1svOHAq4

オラは人気者
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=WNH2icsisUg

パカッポでgo!
http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=P7e79wIZWsk

AKB48とモーニング娘。

覇権を完全に秋元氏に奪い返され、今や存在がネタな感すらあるつんくとハロプロ界隈。

秋元氏の策略は色んな側面から見ても完璧に近いが、全盛期のハロプロ界隈を超えることはできないんじゃないかな。
(AKB48の戦略については、私が敬愛してやまない超優良サイト「waste of pops」を参照。)

最近のシングルの「マジっぷり」はさすがだなぁと思うんだけど(「ポニーテールとシュシュ」は大名曲だ!)彼女たちのいちばん痛い点は、もちろんよく指摘される「メンバーが多すぎることのデメリット」もあると思うんだけど、何より発端が発端、グループ名がグループ名なので仕方ないが、「オタと一般層との温度差がデカすぎて、それが今後も埋まりそうにないことと、同姓のファン獲得が全くおぼつかず、それも達成できる気配がないこと」にあると思う。

「いやいやオタの熱心度ではAKBの方が上だよ!」とお怒りになるオタの方もいらっしゃるでしょうし、確かにそれは間違ってはいないと思う。

秋元氏もはなからそこは狙いにないのかもしれない。

でもあくまで「国民的アイドル」という観点から見れば、AKBのそういった弱点というのは致命的ともいえる。

あの頃のモー娘。現象は異常ともいえ、クラスの大半の奴がメンバー全員を言えたし、「モー娘。のメンバーで誰がいちばん好きか」という議論がそこかしこで行われていた笑
(ちなみに自分は市井紗耶香と矢口真里でした笑)

どの時代でもこうゆうアイドルを快く思わない女の子は一定数いるとはいえ、もちろん男の子と同程度とは言えないけれど、この手のアイドルに対しては異例とも言える熱量で接していたように思う。

さらには、さして興味がないだろう親や先生の世代でも、曲をいくつか知ってたり、メンバーをそこそこ言えたりしていた。

あと秋元氏に対して疑問なのは、派生させたユニットに本気を出していないように見えること。

どう見ても‘そこそこの曲’しかあてがっていないと思うんだよ。

今のAKBは人数も多いし、ユニットの数も増えて、「もうわかんねーよ!」なリアクションも少なくないと思うんだけど、ユニットの数は、モー娘。の全盛期の方が多かったようにさえ思う。

ただつんくはもちろん比重の違いこそあれ、「これでいく」と決めたユニットに対しては本家並かそれ以上のレベルの楽曲を持ってきてたんだよな。

あの頃は異常な働きっぷりだったよ彼は。



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興奮したこと。

大変自己満な記事になります笑

今もやってるのか存じませんが、MTVに「jammed」という番組がありまして、趣旨を知ってる方もいると思いますが、オチをゆっちゃうことになるのでまだ言いません。笑

舞台はアメリカのとあるスケートパーク。
スケートといってもローラーの方で、デカさ的には大型ショッピングモールのような感じで、空間のイメージは学校の中庭のような感じ。

まずそこのスペースを使ってプロによるローラースケートショーをやるんです。
んでそのサイン会をやったりでお客を集める。

二階なんかからもその様子を見る人が集まりだす。

んで元々スケートショーの時に設置されていたステージで、ゴスペルショーが始まるとのアナウンスがあり、一層多くの人達が集まってくる。

ゴスペルが始まる時間になり、黒服の司会者が登場。


まだステージには黒幕がかかっている。
司会者「それではゴスペルショーをお楽しみください。」


(一人ずつハモりながら)
「ハロー」
「ハロー」
「ハロー」
「ハロー」

がしかし、黒幕が開くと…





「give it away」のごっついリフが鳴り響く!

客はゴスペルのショーではまず有り得ない発狂ぶり!笑

急いで知り合いに電話しまくる人も!



そう、この番組はゲリラライブの番組なんです。

僕も観ている段階でオチが分かっていながら、「これがアメリカンドリームだよ!」(←意味不明笑)とひどく興奮しまして、彼らの熱心なファンではないのに、ビデオに録ってその瞬間だけを何度も観て悦に浸るという、青さ爆発なことをやっていました笑


本当は説明などせず、実際観てもらいたかったのですが、このいちばん大事なところ(?笑)をはしょった動画しかなく、このような愚行に走りました笑

こうゆうの一度いいから経験してみたいなぁ。

ただ経験できても、ファンキーモンキーベイビーズとかならどんなにクールな見せ方でもキレます笑
一応動画を貼っておきまする。

客の喜ぶ様子などは分かっていただけるかと。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=eeD8qkfRx9o

baho/smokey

評価 8.1

合間合間で書いてもけっこう書けるな笑


えー「東京のバカ」charと、「関西のアホ」石田長生の二人合わせて「baho(バホ)」というなかなかイカしたネーミングのアコギデュオ。

確か五年前くらいに彼らや他の著名なギタリストたちが集まったブルースフェスみたいなライブがありまして(興業名も場所も思い出せねぇ…)彼ら目当てに青二才は向かいました。

やはりというべきか石やんのスキルも相当なもので、ハイレベルなギター漫才を堪能できました。

ギターに色んな表情を加えることに関しては石やんの方が上だと思うなぁ。

ただ、これも記憶がおぼろげなんだけど、出演者みんなでカバーするコーナーがありまして、その選曲が「crossroads」「come together」だったんですね。



いやそれはそれでもちろん最高だし、こうゆう場では最大公約数を取る必要があるから、マイナーなカバーは出来ない経緯もあったと思いますが、それより何より客も演者も要はただひたすら「あの頃」を懐かしんでるだけというこのライブ全体の空気を象徴した選曲には、居心地の悪さを感じずにはいられなかったなぁ。

もちろんそうゆうノスタルジーって大切だし、客と演者がそれを共有できるってことは凄いんだけど、どっちかといえば二者共に時代が止まってるって印象が強かったな。

bahoの二人も例外でなく、感性がだいぶん前で止まってしまっていて、古典芸能以上の価値は自分には見出だせなかったな。


とは言え百戦錬磨の二人がovationを鳴らしまくる姿はかっこいいという他無く、charのデビュー曲をかましたこの演奏もやはりいい感じなのであります。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=KvQdA7iFx4c

井上ジョー/幻(2009)

評価 8.2

確かこの曲は去年のはじめあたりにけっこうラジオで流れてまして。

ありがちなメロですが、純粋によく出来ていて軽く胸を打たれました。

なんか癖になるメロなんだよな。

最初ははやく曲始まれよ!笑と思っていた、ベタすぎるストーリーのPVも、単純な僕は曲との波状効果でヤラれました笑

名前もそんなに聴かないですし、僕もあと数曲知ってるだけですが、なかなかいいソングライターだと思います。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=Hk8EOuxFWVo

サンダーバード!!

もちろん僕は再放送時に観ていたわけなのですが、懐かしいなぁ…。

ビデオに撮って擦りきれるまで見たぜ…。
ファイアーフラッシュ号のやつとか、クラブロッガーのやつとか好きでしたなぁ。
自分は4号のゴードントレーシーのファンでした笑

何十年も前に凄いもん作ってるよなぁやっぱり。

トレーシー島なんでバレねぇんだよみたいなツッコミどころもありますが、それは野暮っちゅうもんです笑



そんなサンダーバードのOP&EDを紹介。

元々の曲もかっこいいし、日本語詞も秀逸。

と思って誰が書いたのか調べてみると、滝田順という方。

作品数はそれほど多くないみたいですが、石原裕次郎とか浅丘ルリ子とか宍戸錠とか、要はそのあたりの時代のスター達の曲もぽつぽつと書かれているみたいです。

いやぁもちろんそんなこと知らなかったし、勉強になったなぁ。笑

ようやくブログタイトルぽい流れになってきました笑
(ブログタイトルは二秒でつけたので深い意味ナッシングです笑)


確かマクフライだかあのへんがこの曲をカバーしてましたが、あれにはさすがに腹立ちました笑


ただ、特筆すべきはむしろEDで。

このオーケストラインスト、今聴いてもむちゃくちゃかっこいい!

古さが全くないよ!
ドラムスがセンスいいのも大きいのかな。

くぐもった感じの録り方もナイスです。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=jAA3-80dwnk


chage&aska/ひとり咲き

評価 8.2

チャゲアスのデビューシングル。

これを聴いたのは「歌の大辞テン」だったかなぁ。

いい歌だなぁ…と感激したことを覚えています。

あの番組には、僕の世代では知りえないいろんな日本の素晴らしい歌を教えてもらって、本当に感謝している。

まぁサウンドがどうこうってゆうのは置いといて笑

サビ前の歌詞が切ないなぁ…。

次のシングル「万里の河」も必聴です。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=U8jdNe_QCQY

every little thing/shapes of love

評価 7.2

なんだこのエイベックス流れは笑

この曲はサビ以外は凡庸ながら彼らの初期を代表する佳曲。
最近はもっちーの声もようやくちょっとマシになったようですし、全盛期レベルの楽曲をまた聴きたい所存です。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=f3xnvraVFtg

AAA/break down

評価 7.4

正直やっぱり最近のチャートはひどくて、あまりフォローできてなくて彼らのことも名前くらいしか知りませんでした。
2000年代前半は最後の灯火というか、まだきちんとした‘歌’がチャートにけっこうあったよなぁ。
この曲を聴いたのは「帝王」というドラマの主題歌としてでありまして。

ベタなストーリーですし、かなり無茶なところもありますが、さくさく進むのがいい感じでした。

塚本くんはあの役に合ってないし、もっと演技うまかった記憶がありましたが。
どうでもいいですが3日前くらいに、このドラマにも出演している木村一八を見た気がするんですよね…笑

どう見ても本人だったんだけど、こんなとこ来るかいな?としばし自問してました笑

んでこの曲なんかテンション上がるんだよな笑

ベタベタな「ぶれっぶれっべっ」なイントロが笑

メンバーは皆叩き上げのパフォーマンス集団みたいだし、ちゃんとアルバム聴いてみようと思います。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=-OTOExp5cCY



tokio/ハートを磨くっきゃない

評価 8.0

いやー日本代表良かったね!

あんなに内容のあった親善試合は何年ぶりだろうか笑

松木みたいな陳腐さになってしまうが、やっぱり「気持ち」が入ってて必死さがあれば、技術のあるなしは別にしていい試合になるんだよな。

というかよくザッケローニ来てくれたな笑

彼のキャリア考えればけっこうバクチだと思うんだけどな。

えーこの曲はアニメ「飛べ!イサミ!」の主題歌。

特に男には、ジャニソンやらアイドルポップやらを馬鹿にするインディ主義のアホがよくいますが、特にジャニソンはお抱えの百戦錬磨の職業作家さんが作ってる(tokioは冷遇されてきたが笑)場合が多いから、当然よく出来ているものが多い。

馬飼野さんとか天才だ。

この曲もメロディから歌詞からいかにもジャニーズって感じだけど、単純にいいなぁ。

評価は、ジャニソンとしてはって感じでつけました。

長瀬くんの声ってけっこういいのよね。

個人的に松岡くんはかなーり男前だと思います。

どんな締めや笑

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=YbnuA0LLXGU

phantom planet/dropped(2008)

評価 8.3

はいだしょうこおねえさんが声も含めて大好きだ笑

レギンス全然好きじゃないのに、彼女のレギンス姿は、むちむちな彼女の体型とあいまって、むしろ魅力倍増なのです。
間違いないのです。

あかん女子禁制ブログになってまう笑

えー2008年に惜しくも解散してしまった彼らのラストアルバムに収録。

californiaだけじゃないのになー、凄く地力のあるバンドなのになー、ルックスもいいのになー。

特に代表作の「the guest」はほんと粒揃いの秀逸ギターポップ/ロックアルバムなんで、聴いたことない方は是非!

あと解散する前に脱退したドラマーのジェイソンシュワルツマンのソロアルバムがあほみたいにいいので、見かけたら必売です。

今回紹介する曲もなかなかにかっこいい。

サビが適当な作りな気もするんだけど、だからこそなんかキャッチーでもあるし、何とも言えん感じの仕上がり笑

畳み掛けるようなボーカルがかっこいいです。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=c_p-Iyn5X9Q

arctic monkeys/love machine

評価 7.8

arctic monkeysがモー娘。…ではなく笑、girls aloudsというグループの曲をカバー。

えーぶっちゃけ原曲は知らなかったんですがね。

なんかこうゆうパターン紹介する時とかは特に、どう考えてもこんなマニアックな曲知る術ないやろみたいな曲や、いやいや絶対あんたの趣向じゃないやろみたいな曲を、さも「いや前から知ってましたよ?」みたいな空気で書いてる人がけっこういて、それがものすごいダサく思えて嫌いだったんで、はっきり「知らなかった」と言っておきます笑

この曲はまぁせいぜいカップリングレベルなんですが、肩の力が抜けまくってていい。

僕は2nd以降の彼らを割りと評価してる方なんですが、それでも、曲の出来うんぬんの前に肩に力が入りすぎ。

マスに媚びずに自分達を貫く姿勢は大変素晴らしいけど、2nd,3rdの彼らは良く言えばストイック、悪く言えばクソ真面目で、どっちかといえば後者の色合いが濃い。

勉強できるけど愛想無い子供みたいな可愛げのなさを感じます。笑

この曲くらいはっちゃけろとは言いませんが、もう少し風通しよくしてやった方がいいんじゃないかな。

その意味でこの曲をやってる時の彼らのマインドはけっこう無視できないものだったりするかも。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=aTNC9l46oR4

松任谷 由実/春よ、来い

評価 8.7

季節外れも甚だしいが、言わずと知れたユーミンの名曲を。
僕はこの曲も含めてユーミンはリアルタイムではないんだけど、ちょっとググって語録とか見るだけでも、もちろん脚色や、本来の発言の真意とのズレがあるだろうから、全部を真に受けてるわけじゃないが、かなり強烈なババアであることはすぐわかる笑
(言葉は選びましょう笑)

ただ彼女が天才である(だった時期もある)ことは確かで、楽曲の評価とリンクさせるのはお門違い。

この曲に関することで言いたいのは、日本のポップミュージックってのは世界で評価されてるとはとても言えない。

けどもうそれでも構わないんじゃないかと思う。

僕個人的には、日本の本当に優れたポップミュージックが、海外のそれと比べて大きく劣っているとは全然思わない。

丁寧な仕事ぶりは、勤勉な国民性を誇る日本人に分があるといっていいし。

ただそんなことよりも言いたいのは、要は客観的な評価なんてもんより優先するいちばん大事なことは、心の琴線に触れるかどうかってこと。

仮に客観的に見て劣っているのだとしても、例えばこの曲の持つ詞の美しさは、どんなに忠実に英訳しようが、他の国の人達が、日本人である我々以上に原典通りのニュアンスで理解するのは絶対不可能。

純粋なメロディの質の高さだとかというものは、もしかしたら科学的にでさえ分析、数値化することが可能なのかもしれないが、そっから先の、他人の受け止め方について口を出すことについては、感性の違いはもちろん、生まれ育った環境の違いや前述の言語の違いもあるわけで、本当は誰もが門外漢なはずで、極端に言えば比べること自体が無意味なのかもしれない。

僕はあくまで個人的な好き嫌いと客観的な評価をごっちゃにしちゃうと、極めて恣意的でよくわからんもんになるから敢えてなるべく第三者的に書いてるけど、本当は「これ大好き!だから95点。以上!」と書きたい気持ちもありますし笑、好き嫌いは大事にしていく所存です。


日本のポップミュージックは、特に欧米のそれに追従してきたところが多分にあって、それは後追いとして必要なことではあったと思う。

だけどそろそろそうゆう洋楽コンプレックスみたいなのは捨てて、我々日本人だからこそ味わえる良さに目を向け、なおかつそういった要素を内包する素晴らしい音楽を既にたくさん手にしていて、それを享受できることにもっと自信と誇りを持つべきだと思う。

the beatles/the beatles(white album)

評価 8.8(9.6)

えーもしこのアルバムが、2000年代に出てたとしたら8.8くらいの評価ですが、ロックの教科書的存在のこのアルバムの、多大な歴史的貢献をスルーするわけにはいかんので、評価を分けました。

この記事で適当なこと書いたら絶対叩かれるな笑

けど、いきなり攻めの姿勢で行きます笑

えーまず「ビートルズって今聴いても全然古臭さがないのがすげぇんだよな~」とのたまう親父がよくいますが、そんなことは断じて無い。
そりゃ僕も好きですし、もちろんとんでもないバンドですけど、このアルバムで言うと「dear prudence」「hapiness~」等のそもそもサウンドに特にこだわって作られた曲や、本当の意味でタイムレスなポップソングの「blackbird」「i will」なんかを除いては、やっぱりはっきり古くて、ビートルズを聴くことは正直あまり無いです。
(「long,long,long」とかも古くないな)

余談だが「おぶらでぃおぶらだ」が「ukの悪趣味な曲トップ10」みたいな投票で1位になったらしいのだが、意味が分かりません笑

いやそりゃ誰かにビートルズのフェイバリット聞いて、この曲を真っ先に挙げたら「え?笑」と思うし、全編躁状態のドポップさはちょっと引いちゃうけどさ、でも逆にこんなにポップで楽しげな曲ってポップミュージックの歴史の中でもそうは無いでしょうに。

言うならポップミュージックのいちばん良いとこが表れてる曲だと思うんだが。
まぁなんだかんだ言って「ラバーソウル」とこのアルバムがいちばん好きなんですがね。笑

「yer blues」のジョンのシャウトはほんとたまらん笑

あと「でぃらんずみすたぁじょーんず!」がツボ笑

同時代のミュージシャンの名前や、歌詞の固有名詞を普通に出してくるのは斬新だったろうな。

ちなみにゆずのある曲でミスチルが出てきます笑

前述の「dear prudence」もマジでかっこいいな。

レッチリのフリーが「泣きじゃくってる俺のベイビー(赤ちゃんね、一応。おなごのことじゃありません笑)にこれを聴かせるとピタッと泣き止むんだぜ! やっぱいいもんはチビでもわかるんだぜ!」みたいなこと言ってましたが、あながち嘘ではないのかも笑

この曲のベースは特に冴えてるな。

あと、ハナレグミが「blackbird」をカバーしてまして、pvも含めて何とも言えん良さがあります。




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mando diao隠れ名曲集。

彼らは僕にとっての青春で、アルバムなんかはまたおいおいレビューするとして、彼らは本当に「なんでアルバムにいれねぇんだ…」な曲の多さが尋常じゃないので、一部紹介します。

sweet jesus
キリスト教もいいところなタイトルと歌詞ですが、それ自体はどっちでもよく、ひたすら美しい。
間のギターがなかなかにダサいのは目をつぶって笑

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=02yW-9rH3NU



how we walk
本当いい曲だなぁ。
ライブではたまにやるくせになぜアルバムに入れない。
ビヨルンはもしバンド無くなってもやっていけると思う。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=RWOXmHWdEbE



hail the sunny days
グスタフのボーカルが青いのはこの曲に限ったことでは無いのでご愛嬌。

それ以上にグッドメロディが目立つ良曲。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&rl=yes&v=2i__xhEg3No


and i don't know
彼らの代名詞とも言えるオルガンが活躍。
最後のシャウトは最高なんだけど、大丈夫なのか?笑

ロックンロール。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=y_1CXaTf_GQ

the strokes/hawaii(2006)

評価 8.1

3rdアルバムの1stシングル「juicebox」のカップリング。

あのゴリゴリよりこっちの方が好きな人は多いはず。

グダグダなメロディやけど雰囲気がいい。

相変わらずnickのギターソロはセンスいいなぁ。

どうやって書いてるのかしら。

特に彼らの2ndには、弾けそうで弾けない(もちろん技術的にではなく)クールなギターソロが多いです。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=a8QpEyW6g_A

スネオヘアー/ウグイス(2005)

評価 8.6

全然スネオなヘアーしてないシンガーソングライターの四枚目のシングル。

てかこれを書くにあたってWikipediaをザッと見てたら、デビュー時に「スネオヘアー」以外にあった名前の候補が「のび太メガネ」って笑笑

語呂が悪いからやめたって書いてあるけど、それ以前の問題やろ笑

笑わせてもらいました笑

彼のキャリアも長くなりまして、いい曲いっぱい作ってるんですが、ギタポサイドの最高傑作はこれ。

あっやっぱ「セイコウトウテイ」も外せないな。笑

本作は、本当爽やかで非の打ち所が無いギターポップ/ロック。

ギターのコードストロークが気持ちいい。

ライブのmcはめちゃめちゃ面白い彼のキャラとの対比もGood。笑

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=zQy_oH8Vdyw

triceratops/僕らの一歩

評価 8.7

アルバムは長くなるので曲単位も混ぜます笑

彼らがそれまでに持っていた名バラード「if」(上野 樹里がはじめて買ったCDらしいよ!どうでもいいか!笑)をバージョンアップさせたような曲。

個人的にはトライセラのベストトラック。
「君と僕」についての歌詞もシンプルながら、すごくいい感じ。

これくらいの曲を安定して作れたらなぁ…。

http://m.youtube.com/watch?gl=JP&client=mv-google&hl=ja&v=8FNfUZAQV70

他のおすすめ
「loony's anthem」

razorlight/razorlight(2006)

評価 8.0

3rd発表後に、バンドの要だったドラムスがwe are scientists(新作めっちゃよかった!)に移籍してしまい、ただいまピンチ真っ最中のレザライの2nd。

ちょっとこの脱退したドラマー君について紹介します。
名前はアンディバロウズ君といいます。
彼は、libertinesにも在籍経験のある才能人ボーカルのジョニーをもってして、まぁ手前味噌な部分はもちろんあるとしても「俺が今まで会ったミュージシャンの中でいちばん才能があるのはアンディ」と言わしめちゃうくらいの人でして。
地味にドラミングもいい味だしてまして。

ジョニー抜きのレザライが、ある企画でビートルズの「with a little~」をカバーしてて、ボーカルをアンディ君がとってるんですが、これがまた素晴らしい歌声でありまして。

僕なら、来週からお前がボーカルな!って絶対言っちゃいます笑

この動画はYouTubeにあるんで、是非。


まぁ個人的には変人ジョニーに振り回されるよりは、より個性の活かせるようなバンドにいってくれて良かったです。
(レザライファンは怒らないでね笑)

んで本作についてですが、デビュー作のパンキッシュさこそ消えたものの、非常に手堅い内容。

事実、本国ではジョニーのキャラも受けまして、あほみたいに売れまして、なかなかの地位を確立致しました。

ほんと良い意味なのか悪い意味なのか、突出した曲は無いです。

強いていえば、まだ前作の勢いを引き継いでいると言えるシングルのm-1「in the morning」くらいでしょうか。

そうかと言って他の曲がだめかと言うとそんなことはなく、通知表でいえば、全科目‘4’の奴みたいな感じです笑

そんなんだから他の奴は、せっかく5がいくつかあるのに、2や3もけっこうあるために、上記のエセ優等生に負けちゃうみたいな笑


わかりにくてすまぬ笑

まとめますと、良く言えば手堅い、悪く言えば無難な、けど聴きどころが無いかとゆうとそんなことは無い良質のポップアルバムです。

gnarls barkley/st.elsewhere(2006)

評価 7.7

働きまくりなdanger mouseが、ごついおっさんシンガーとこしらえた1st。

このアルバムは高い評価を受け、シングルm-2「crazy」はバカ売れ。


racountersがカバーしてましたが、あれはイマイチだったぜ。

んーなにが評価されてるんだかはわかるんだけど、アルバム一枚通してそんなにいいかいな?ってゆうのが正直な感想。

まず好みを言うと「crazy」もあんまり好きじゃなくて。

キャッチーだけど、何週間も1位に居座るような曲かというと、疑問符。

まぁこのアルバムは向こうのルーツをだいぶかませてるんで、日本人の僕とはそもそも感じ方は違うんでしょう。

ただそんなこと言い出したらここで終わっちゃうので、もう少し笑


指摘する声を聞いたことがないんだけど、voのしーろー声かなりうるさくないすか?笑

ソウルフルなのは間違いないけど、耳に心地よい周波だとはとても思えないんだよな。

個人的には三曲くらい聴くと腹が立ってくるレベルで嫌いなんです笑

いやいやおめぇの耳が腐ってんだよって思う方がいたら遠慮なく笑

ただ、おかしいとゆわれたら「そうかもしれないなぁ」と素直に認めると思うけど、嫌いなもんは嫌いです笑


このアルバムのサウンドは全体的にいいと思うんだけど、前述の「crazy」やm-1「go go gadget gospel」(これの方が「crazy」より良くないか?)やm-4「gone daddy gone」、m-9「transformer」のようなフックを持った曲はいいとして、他のテンポが落ちる曲が印象に残らない。

次に期待。

と思ったら次はさらにダメだった笑

自分はこのアルバムには感情移入できなかったし、客観的に見てもそこまで素晴らしいとは思えなかった次第です。


堂島孝平/sky driver(2000)

評価 7.8

大阪出身のシンガーソングライターのベストアルバム第一弾。

彼といえば、まずこち亀のオープニングテーマ「葛飾ラプソディ」は外せないですな。

あの曲だいっっすきなんですよ笑

カラっとした切なさとグッドメロディが秀逸な超名曲だと思う。
(残念ながらこのアルバムには入ってません)

それでこの曲のクレジットを調べたら、なんと作詞は森 雪之丞先生ではないか!

無知ってこわい…。
基本は歌謡曲畑の人ながら、アニソン界でも活躍なさってる重鎮。

キテレツ大百科の「お料理行進曲」や、ドラゴンボールの「we gotta power」などを手掛けられた凄い方です。

またはしゃぎすぎた笑

本作は砂糖多めなシティポップス集になっておりまして、好きな人にはたまらんのではないでしょうか。

嫌いな人にとってもたまらんこと請け合いですが笑

彼は歌い手として成功してるとは言い難いですが、まぁプロデューサーとか楽曲提供とかなんかも頻繁に行っている(kinki kidsの「カナシミブルー」とか有名です)才能ある方なんで、ぼちぼちやってもらえればいいです。

Queens of stone age/songs for the deaf(2002)

評価 8.0

vo&gのジョシュと言えば、最近ではarctic monkeysをプロデュースしたり、them crooked vulturesとしてアルバム出したりといったところが記憶に新しいですが、やっぱ自分には、rancidのティムとのアレが凄い印象に残っております。

あの時のティムは本当に可哀想だったな…。

インタビューの記事を読んであんなに憐れみの情が湧いたのは、あれが最初で最後かもしれない。

あの頃のrancidはえげつない不幸続きで、絶対解散すると思ったのに、復活してくれて本当に良かったなぁ。

彼らはあのファッションとか生きざまとかがマジでサマになってる本物のパンクスだと思うんで。

って誰に関する記事だこれは笑



えークイーンズに話を戻すと、これほど日本と世界で盛り上がりに差があるバンドも珍しいってくらい、向こうではもう既にかなりの大物です。

まぁ聴く人によっちゃゴミでしょう、これは。

ただ、無茶苦茶好きなわけじゃないけど、arcticが惚れてまうのも分かるな。

厳密な定義の難しいストーナーロックだけど、あぁこうゆうことかというのは、聴けばだいたい分かると思う。

ドゥームなリフやギターフレーズを繰り返し、後ろで意外にポップなメロを歌うことで、ミニマルミュージック的な中毒性を手に入れ、変拍子も用いることでうまくリスナーの視点をズラすことも可能にしたハードロックって感じで、一見頭悪そうに聴こえるけど、実はかなり知的な前衛集団であることも伺える。

まぁこのバンドの場合、アルバムを通してスタイルが一貫してないと違和感バリバリだろうけど、同時にこのノリで一枚通されると、自分としてはちょっとつらいかな。

中毒性はあるものの、ズブズブにはまるかは恐らく聴く人次第で、自分はそこまででもなかったな。

ただかっこいいのも確かで、他のアルバムもなかなか良いのでよかったら聴いてみてください。





村治 佳織/シンフォニア(1996)

評価 8.2

60年代のロックバンドでももうちょい緩いわ!ってくらい異常なリリースペースを誇る、美人ギタリストの3rdアルバム。
ただ当然ながら雑なところなど一切無く、素晴らしい演奏。
クラシックギターって弾くの難しいんだよなー。

個人的にはピアノをつい最近までやっていたんだが、クラシックという分野は、文字通り保守的過ぎるくせに、何をお高くとまってるんだよと思ってるんだが、ここまでカチッとやられたら、そんなにケチをつけるところはないな。

話はずれるが、クラシックはポップミュージックを見習いこそすれども、もし下に見るなどするなら、お門違いも甚だしいと思う。

何百年も前の優れた曲を、解釈の違いでこねくり回してるだけにしか映らないんだよ。

優れた作曲家の曲は大好きなだけに、なおさらそう思う。

第一、ポップミュージックなんかよりはよっぽど長いスパンで産まれるものとはいえ、全然現代的な作り手が出てこない分野ってどうなのよ?

ずっとその遺産でやっていくつもりなのかな。

分野としては先細っていくしかないんじゃないか?

まぁその点に関してはポップミュージックもよそのことを気にしてられるような状態じゃないけど、少なくとも過去の意匠の力を借りながらでも、新たなものを創造していこうという気概はあるわけで、その点は評価できるよな。

まぁ百年にも満たない分野だから偉そうなことは言えないし、クラシックの創成期時なんかよりよっぽど早く底が見えそうであることも、否定できないんやけどね笑

とりあえず「今」を比べるとするならっていうお話でした。
ちょっとはしゃぎすぎたな笑

美人さんに話を戻すと、まぁジャンルがジャンルとは言え、ちょっと冗長。

聴き流せるとはいえ、やっぱある程度真剣に聴く機会もほしいし、もう少しコンパクトにしてもらいたい。

演奏はタッチも強弱の付け方も素晴らしい。

けど特筆するところはあまり無いかな。
この程度なら彼女の代わりはいくらでもとは言わないけど、確実に存在すると思う。

ただ、こりゃ「エレキはギターじゃないっ」て言われるのも場合によっちゃわかるな。

のいずぃなギターばっかり聴いてる君はたまにはこうゆうのも聴いた方がいいと思います。

ハックルベリーフィン/パレード(2000)

評価 7.2

埼玉県は草加市出身の三人組バンド。

まず一聴して、すごく丁寧に作ったことがわかる作品。

真面目な人達なんだろうなぁ。
その真摯な姿勢は凄く良いと思う。

演奏はかなり教科書的で、よく練られてはいるがそれ自体に見るところはないかな。
ただどの曲もぬくもりがあっていいんだけど、強く印象に残らないのも事実。

いやいい曲多いんだけど。
この佳作感がたまらん人もいると思うし。

でも一歩突き抜けようと思うと、もう少しメロディと印象に残る歌詞が書けないとつらいな。

四年近くアルバム出てないけど、元気でやってるかな―。

前作も四年ブランクあったからこんなもんなのかな。

てかそんなに長い期間とらないほうが、このバンドにとっては良いと思うんだけどな。

もうちょっとはっちゃけて勢いで作っちゃった方が良いものができそう。

ありきたりな感じだけどそれが良くもあるm-2「mountain」や、デモながら持ち前のポップネスが光る、なんかthe viewみたいなm-6「march」、このアルバムでは一番ノリの良いm-8「青春ボディブロー」なんかが良いかな。

ポルノグラフィティ/ロマンチスト・エゴイスト(1999)

評価 7.3

いまや完全に中堅バンドの地位を確立したポルノグラフィティのデビューアルバム。

いきなり赤裸々すぎるm-1「jazz up」から青さ全開ながら、可能性を感じさせてくれる。

本来はシングル候補で、今でもライブの定番m-2「century lovers」が、個人的ベストトラック。

ただ、本作にはインディーズ時代からの曲も多く収録されていて、それが魅力でもあるんだが、同時にそのノリをひきずっているものが多い印象もある。

プロデューサー本間昭光が必死にメジャー向けに修正したけど、やっぱ滲んできちゃった、みたいな。

まぁデビューアルバムだし、そこをどう捉えるかはその人次第かな。

中盤にそりゃ青すぎるぜ!な曲があって、全体の印象を悪くしてる感じもアリ。

作曲については、baのシラタマの貢献は大きいものの、いわば‘外注’の曲が多く、出来が良いものが多いので、それってバンドとしてどうなのよ?って見方はずっとあったと思う。

けどこの頃は特に、本間氏は正式メンバーと言っていいくらい彼らとガッツリ組んでたし、ポルノグラフィティと本間氏のポップセンスはかなり近いものがあり、あくまで彼らの良さをうまく引き出したわけで、個人的には構わないんじゃないかと思う。

彼の庇護の元から離れた近作は、当然と言うべきか往年のポップセンスは見受けられないが、それまでに培ったものを別ベクトルで披露することに成功している。

一発屋の疑いももたれたデビューシングルm-9「アポロ」や(自慢じゃないが俺はそんなことこれっぽちも思ってなかったぜ! 彼らにしかないポップネスに期待が膨らんだのを覚えてる。)そのカップリングで、今でもライブのトリを飾るm-11「ジレンマ」も収録。

judy and mary/complete best album fresh

評価 8.0

ジュディマリのベストアルバム。

yukiちゃんは解散後、急に可愛くなった気がするけど、やっぱりジュディマリ時も充分可愛いわ笑

整合性のとれた曲ももちろんいいんだけど、ポップ路線を押し付けてくるレーベルに対しての彼らなりの反抗だったという、キャッチーなメロの仮面を被っていながらも、後ろでギターのtakuyaが気違いじみて暴れてる曲が特に好き。
(彼らの曲ってコピーするのけっこう難儀なんですよ!)

ただ21曲収録されてるけど、誰でも知ってるような曲の数は、この数には全然届いていなかったんだなー。

やっぱり超有名な曲と他の曲は落差が大きい。

ただ入門編としてはこれが一番いいと思う。

ちなみに自分は、クレジットは数曲しかないドラムスの五十嵐自身が、「自分がこれを書いたことが信じられない」とのたもうた、紅白出場も果たしたdisc2のm-3「散歩道」がいちばん好きです。

浜崎あゆみ/A complete(2008)

評価 7.7

かつての歌姫あゆの、シングルぶっ込みまくった三枚組。
(DVDも一枚ついてる笑)

avexのせこい商売の(あの手この手が大事なのは百も承知です。商売うまいしねやっぱり)権化的存在のあゆは、あほみたいにベストアルバムを出してますが、それゆえヒット曲がばらけていて、まさにコンプリートするにはこれを買わにゃならんという、ファン泣かせの一枚になっております。

ただ初期~中期にあたるdisc1,2はやっぱ名曲揃い。

アゲアゲな曲は、よっちゃんが引っ張るハイパーなサウンドが普通にかっこいいし、ミディアムテンポの曲も一度は聴いたことのあるような、フックのある、いかにもあゆなメロを搭載しております。

作詞の名義はたいがい彼女になっていて、そりゃ本人が書いてはいないと思うが、もしそうなら全盛期の彼女は天才的だと思う。

求められてるものに、100%応えちゃってるような詞なんだよな。

女王の威光が薄れ出した時期は、製作陣が引きのある曲を持ってこれなくなったのも当然大きいんだけど、詞もちょっとズレだしてるんだよ。

なんか変にあけすけというか、そのまますぎやで、みたいな笑

現在ではもうすっかり過去の人になっちゃった感じだけど、やっぱり特に世代的にモロな自分にとっては、凄く印象的な歌姫でありました。

あと、イジりまくってるのはもちろん分かってたけど、それでもあゆはやっぱり可愛かった笑


jet/shine on(2006)

評価7.0

びーまいがーるなjetの2nd。

ファンの中にも、このアルバムに否定的な人は多いみたいだけど、曲自体は三枚の中でいちばん書けてると思う。

ただあまりに時代遅れなテイストの曲ばかり…。

オールドロックンロールが好きなのは嫌というほどわかるし、その再現能力の高さには目を見張るものの、「今」を更新できてない。

相変わらずぬるいバラードとハイテンションロックンロールしかパターンが無いのも辛い。

いいメロを書く力はこのアルバムでも発揮されてるのに、ルーツが狭すぎることが大きな足かせになっている。

特に、悪い曲じゃないんだけど、このアルバムの大きな欠点である寒いバラードには辟易。

ライブでもシケてるからやめたほうがいいと思ってたら、次のアルバムでは見られなくなった。笑

とボロカスに言ったけど、よく書けてるのは間違いない。

m-2「holiday」やm-10「rip it up」等のロックンロールは先人のそれにも全然劣ってないし、唯一の新機軸なm-6「kings horses」はキュートな佳曲だし、フォーキーなm-13「eleanor」は、〇〇ぽいという形容がすぐ出てきそうだけど、三人シンガーがいることの強みを活かしたグッドメロディチューンだし。
(これはもっともっと前に出すべき! ボーカル以外の二人もかなりいい声してるし、うまい)

最後に余談になるが、なぜか大して彼らを好きでも無いのに、彼らの1stを彼女の誕生日にあげるという愚行を犯した、本作のバラードどころじゃない痛さを全開にさせていた中坊の頃の俺には、せめてCDを渡すなら、前述のジェイミーとか系にしとけよと全力でアドバイスしてやりたい笑

godiego/godiego single collection

評価 7.9

タケカワユキヒデ率いるゴダイゴの、二枚組シングルコレクション。

彼らといえば、代表曲の「ガンダーラ」「銀河鉄道999」「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」なんかが目立ちすぎるために、他をあまり知らない人も少なくないと思うが、改めて聴くと、その他の曲は、大ヒットは辛いかもしれないけど(実際キラーチューンが安定して続かなかったことがセールスの落ち込みにつながってるし)良い曲が多いなぁ。
ただタイトル通り、シングルを漏らさず収録することが目的になっていて、いらん曲もあるし、33曲入りと、やや冗長で、入門向けとしてはちと辛いことから、この点数で。

一聴して、こりゃかなり知的な人らがやっとるなと思わせるものだし(実際そうなのだが)ハイソな感じはするものの、スノッブで嫌味な感じは皆無。

ちょっと海外のポップスに影響されすぎな気もするが、破綻の無い良質なポップスは素直に気持ちいい。

彼らの影響を語るバンドはさすがに最近は少なくなったものの、ジャパニーズポップスになかなかの貢献をしたのは間違いないでしょう。

ただ、最近のユキヒデさんはさすがにあのエバーグリーンな声が思うように出なくなっていて、ちょっと見ていて辛くなる。

彼は一時期「天才てれびくん」の曲をかなりたくさん作ってたけど(いまでもかな?)彼が歌ってるかどうかに関わらず、子供向け番組とは思えんクオリティで楽しませてもらいました。

その関連で言えば、別番組のグッチ裕三のオールドロックのパロディも最高でした笑

brendan benson/alternative to love(2005)

評価 7.2

彼と言えばracountersで名を上げたのだが、元はジェリーフィッシュ系統の生粋のポップ職人。(僕はジェリーフィッシュは全然好きじゃないんだが)

racountersがjackの暴走一人部隊になっていないのは、彼の貢献がかなりでかいんだろうと思う。(1stはダッサ…と思ったけど笑)

恐らくNMEも2000年代のベストアルバム100に選んだ(まぁNMEなんてロクなもんじゃないけど)前作が最高傑作だろうけど、今作もなかなか良い味出してます。

全くと言っていいほど話題にならんかったけど笑

特にこのアルバムの前半はかなりいい出来だと思う。

m-2なんてPV込みで聴いたら泣いてしまうぜ。(いや泣きはせんけども笑)

まぁ後半は息切れしてます。ハイ。

寡作なんだから、もうちょっとウェルメイドに徹しろよと苦言を呈したい。

まぁこの後のアルバムでもjackに洗脳されてたらどうしようという僕の不安は杞憂に終わり、三つ子の魂百までなのか、ポップ職人としてのきょうじ(何で変換できないんだ笑)を変わらずに提示してくれていて(いい感じにロックな要素が加わってる)まぁいい意味で呆れたり嬉しかったりした次第でございました。

ところで、m-2を友人に聴かせたところ「いいんだけど俺には甘過ぎる」という感想をいただきまして、一口にギターポップと言っても奥深いもんだよなぁと超絶当たり前なことを再認識したのでした。笑


the D4/6twenty(2003)

評価 7.0

ロックンロールリヴァイバル時に、ニュージーランドからお出でになった、ギターウルフを敬愛する(収録されてるカバーも良い出来)四人組。

リヴァイバルとはいえ、棲みわけをはかる必要もあるわけで、「ここが俺達の新しいところだよ!」と各々のバンドが提示してくるのが普通だし、必須なはずである。

が、彼らはほんとに球種を持ってない。笑

SFFもツーシームもサークルチェンジも珍しくない時代に、ストレートとたまーに投げるカーブだけで勝負してくるような、原理主義を貫きまくる、素晴らしく馬鹿でいとおしい奴らでした。

そんな清々しいスタイルは、当然ごく一部の方々にとってはたまらんわけで、その界隈ではかなり愛でられておりました。

いや「単にそれしか投げられないんじゃねぇの?」という意見も、特に穿ったものでなく、至極ごもっともなものである笑

でも、これは想像の域を出ないが、恐らく彼らは10種類球種を持っていたとしても、スタイルを変えない気がする。笑(それがいいことなのかは置いといて笑)

彼らは非常に珍しい「ロックンロール>自分達」な心持ちでやってるバンドだと思うんだよね。

普通もうちょい作りこみたくなるだろと思う2ndも、なぜか音が軽くなってさえいて笑、相変わらずさ極まりないものになっている。

ちなみにこの2ndに収録されてる「sake bumb」は、ben foldsの「金返せ」と並んで‘洋楽バンドが日本語で歌った、凄まじくバカだけど、凄まじくキャッチーな曲’としてトップに君臨する出来だ。
(そもそも候補となる曲自体が限りなく少ないが笑)

そんなあほだけど最高にかっこいいアルバムを二枚だしたのち、またしてもごく一部の方々に惜しまれつつ解散。

当時はmotoraceの次の次くらいの扱い(じゃあだめじゃん笑)だったのに、日本語版Wikipediaの記述が無いのはまぁわかるとして、YouTubeにさえ彼らの動画がほとんどあがってないのは、ちょっとあんまりな気もする。

ほんとにいいバンドだから、誰か偉い人、どっかで少しは名前くらいは挙げてやってくれ笑


押尾コータロー/starting point(2002)

このブログの雑食性が徐々に明らかになる笑

なんだかんだ特に十代前半の自分はギター小僧だったわけで、そんな頃に彼の登場は鮮烈だった。

彼が自ら自分は某大御所のフォロワーの一人なだけと語るように、演奏自体に目新しさは実はあまり無い。

自分は某大御所の方を先に知っていたので、はっきりそう言いきる彼は偉いなぁと思った覚えがある。
ただそうは言っても譜面に起こすとなかなかやっかいな曲ばかりなんだけども。
演奏うんぬんはもちろん議論になるだろうけど、やっぱり大事なのは彼のメロディメイキング力。

ここまでのメロディでもってのアコギインストってなかなか無いと思う。

彼のルーツに歌謡曲はかなり大きなウェイトを占めるみたいで、なによりアコギインストの敷居を下げたいらしい。

その言葉通り、天気予報等でタイアップを取りまくったのも納得なメロディアスで爽やかな曲が並ぶ。

完成度は正直この1stが一番かな。

手法自体の新鮮さが当然失われたこれ以後の作品は、どうも手癖感が強いし、彼が前述のメロディ志向を強めたことが、逆につまんなくしちゃってると思う。

もうちょっとギター小僧を興奮させることに目を向けてもいいんじゃないか?

テクニック過剰に陥るのは彼にとって御法度なんだろうが、ライブでのアドリブプレイなんかもの凄くかっこいいし、もう少し比重を考えてほしいなぁ。

下手なラッパーよりよっぽと俺にとっちゃ「セルアウト」に映るよ笑(ジョンメイヤーも!)

そのバランスがこのアルバムでは達成されてると思う。

m-1,4なんて山弦でも書けない名曲だと思う。

カバーのm-6は序盤のボディ叩くのとかいらないし、ちょっとこれ見よがしかな笑
スローテンポな曲はいい曲なんだけど「それっぽい」の域を出てないかな。

その域を出るのは大変だけども。

今でも彼のライブのハイライトのラストナンバーを手に入れたのもこのアルバムの成果。

もっとラフにやってほしいですコータロー兄さん! 以上!
プロフィール

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