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写真はこちらでどぞ。
Troopers Depo:Greyhound vs Bear(High Flying Dice Games)(0101)
※写真をクリックするとスライドショーで見ることができます。

1.ゲームの概要

High Flying Dice Gamesのミニゲームをプレイしてみます。
先日プレイしたDay of Infamyもそうですが、Against the Oddsの販促ハガキゲームを数多くデザインしているPaul Rorhbaugh氏によるものです。
氏のミニゲームといえば
 ・プレイングカード(トランプ)ドリブン
 ・マイナーな戦場かメジャーな戦場でも視点や切り取り方が独特
という印象があります。
今回も東部戦線スターリングラードの近く、といえばおおっ?!となりますが、その南東方面が舞台となります。

(1)全般
ブラウ作戦の一環でボルガ河岸を目指す独軍快速部隊が最も東進したといわれるアストラハン付近を舞台に、独軍の威力偵察?とその妨害、阻止を行うソ連軍の戦いを再現します。

独軍はマップ内に点在する街に合致してそう威力偵察をかける、鉄道網を襲撃する、敵部隊の撃破、カラチ方面への離脱等でVPを得られます。
対するソ連軍は敵の撃破が主ととなりますが、一部の街についてもVPを得られます。
後者については独軍が北へ(恐らく)離脱した後の発起点となる街を再占領すればよいもので、意味合いとしてはソ連軍に追撃する意思ががあったかどうかが問われているのではないかかと思います。

独軍は第16自動車化歩兵師団の一部で全部隊が機械化されており、これに枢軸側に組みするコサックが加わります。
ソ連軍は、第28軍の一部で、兵科は歩兵、機銃、騎兵、装甲車と雑多なものとなります。

移動を阻害するような特殊な地形はありません。


2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
枢軸軍はマップ西端にあるエリスタを進発して東進し、東端付近にあるいくつかの市街を襲撃することになります。
そのまま居座ってもよいのですが、カラチ方面に離脱してもVPを獲得できます。
尚、今回は選択ルールを全て適用しています。

(2)攻撃側(枢軸軍)の方針と配置
ひとまずはソ連軍の陣容が不明(アントライド)のため、散開しつつ東を目指し、威力偵察で探っていくものとします。
またどこかでアストラハンへの回廊を開けて、アストラハンやそこを通る鉄道を襲撃して全軍としてはカラチ方面への離脱を指向します。
ウッタやエリスタは最後に通過した/占拠している側にVPが入りますので、ソ連軍の追撃レベルを見ながら、場合によってはコサック等を足止め部隊として拘置することも考えます。

(3)防御側(ソ連軍)の方針と配置
自身の戦力がわからず、中にはレイヨウ(動物)のようなものまでいますので、まずは市街や鉄道等の拠点に部隊を移動させつつ、増援可能なタイミング(絵札が出た場合)等には積極的に部隊の増強に努め、ソドフスカヤ〜ゼンゼリ間へのスクリーン展開を企図します。
このスクリーンが抜かれた場合はアストラハン周辺のスクリーンを縮小するのとウッタ奪還及び西方への進出を図り、枢軸軍後方を脅かすべく機動するものとします。

両軍ともプレイングカードの引き次第でタイミングのアヤが生まれますが、基本方針は上記のとおり行動したいと思います。
では、早速。

3.プレイの経過

第1ターン(1942/09/13)。
エリスタを進発した第16自動車化歩兵師団は一路アストラハンを目指します。
しかし、このボルガを死守ラインとせよとの命の元、ソ連軍はこの動きに早期に呼応します。
警戒レベルはそれほどでもないものの、ソドフスカヤ〜ゼンゼリ間にかなりの兵力を増強していました。

★序盤、赤のカードが絵札が連発したためソ連軍はソドフスカヤ、ゼンゼリに初期配置のほぼ倍の兵力を展開することができました。

枢軸軍は二手に分かれウッタとゼンゼリを目指します。
最初の戦闘は、ソ連第28軍の装甲車部隊によるウッタ南方での迎撃となります。
しかし、この攻撃は枢軸軍に損害を与えることができず、枢軸軍はそのまま東進を続けます。

★戦闘は攻撃側がデッキからドローしたカードの数字と戦力を加えたものと敵戦力と比較で判定されます。
★差が6以上ないと敵に損害を与えられないのですが、戦力が拮抗している上、原則スタックでの攻撃ができませんのでそう簡単には勝利できません。

ウッタ方面では枢軸軍がウッタへ威力偵察をかけ、展開中のソ連軍狙撃兵部隊を撃破して最初の戦果を挙げます。

★途中ではなぜかレイヨウの群れと遭遇する等のイベントもありますが、これはソ連軍と見間違うほどの群れだったのか、ソ連の資源という意味なのかは不明…

そして部隊は北へ転進してソドフスカヤを襲撃、ソ連軍を大いに慌てさせます。
この時、ソドフスカヤから枢軸軍に反撃を行うとしたソ連軍に組みするコサックを逆に撃破します。
一方ゼンゼリ方面でも枢軸軍の活動が活発化します。
ウッタ南方を突破した部隊がゼンゼリと、アストラハン南の鉄道線をそれぞれ襲撃に成功します。
さらに中央では薄くなったソ連軍警戒線を突破してアストラハンへの向けて部隊を突進させます。
ソ連軍はアストラハンと周辺の鉄道線を守るために部隊を西に展開させますが、一部は戦力とならず枢軸軍の鉄道線への攻撃を許してしまいます。
この結果枢軸軍はサドンデスまであと1VPというところまで迫ります。
…しかし、ここでターン終了。

(続く)