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写真はこちらでどぞ。
Troopers Depo:ワールドタンクディヴィジョンII(ジャイブ)ブダペスト(0101)
※写真をクリックするとスライドショーで見ることができます。

1.シナリオの概要

(1)全般
赤軍により全周を包囲されたブダペスト市内に残る枢軸軍部隊を救出するために1945年1月1日に発起されたコンラート作戦のシナリオとなります。

勝利条件はソ連軍にのみ条件が設定されます。
12ターン終了時までにブダペスト4エリアをソ連軍ユニットが占めることで支配していればソ連軍勝利となり、独軍はこれを妨害すれば勝利となります。
またどちらか一方の部隊が全滅してももう一方の勝利となります。

開始時はブダペスト市内に独軍が立て籠もっており、市街外郭をソ連軍が包囲しています。
増援は両軍ともあり、独軍は北西または北東から、ソ連軍は南西から登場します。

地形はマップ東部にブダペスト市街があり、西方には森林地帯が多く見られます。
戦車のスタックに制約がある箇所が結構ありますので、進撃時は注意が必要です。
ブダペスト市街中心をドナウ川が南北に走っていますが、移動/戦闘等には影響ありません。


2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
相手の勝利条件を妨げればよい、ということではドイツ軍の方が有利かもしれません。
ゲーム的にはドイツ軍が全滅したとしてもソ連軍がブダペスト市街を支配するための4ユニットが残っていなければ、ドイツ軍の勝利となります。
これらを念頭に両軍の方針を遣唐使ます。
なお、「決着がつかないときの処理」は不使用としました。

(2)ドイツ軍の方針と配置
ブダペスト内の部隊は、均等な戦力として生存率を高めるようにします。
また増援はソ連軍よりも先に登場しますので、少しでも早くブダペスト内に入れるようなルートの選定を行うことと、ソ連軍増援の到着を遅らせるよう、特に南西へ足止め部隊を展開させるものとします。

(3)ソ連軍の方針と配置
開始時にブダペストを完全包囲していますので、独軍増援からは遠くなるブダ市内に橋頭堡を設けることを優先します。
増援は南西から侵入しますので、北西からブダ市へ向かう独軍増援を漸減しつつ、ブダペストへの圧力を書け続けられるように早期にブダペスト攻略部隊へ合流させたいと思います。


3.プレイの経過

第1ターン。

ソ連軍は包囲した部隊を一気に市内に突入させます。
ブダ市北ではT34/85に損害を受けつつもV号を撃破して独軍歩兵との激闘(なかなか決着きませんでした)の末、市街から追い出すことに成功します。
しかし、ブダ市南では独軍無傷のままで2/3の損害を受けてT34/85部隊が撤退させられてしまいます。
ペスト市街は南北とも歩戦共同による市街地掃討戦を指向するソ連軍により一気に占領されてしまいます。
それぞれの市街にいた独軍残余の一部歩兵はなんとか包囲環の切れ目から市外へ脱出します。。

ここで独軍救援がブダペスト郊外に到着します。
一部はペスト市東部より市街外郭を包囲するソ連軍戦車部隊を急襲し、VI号が走行不能の損害を受けるもソ連軍殲滅に成功しますが、ペスト市の再奪還には至りませんでした。
一方、西方からはV号とIII号突撃砲による火力支援部隊が道路上をペスト市へ向けて進撃中です。
このペースですと到着は概ね2ターン後となりそうです。

第2ターン。

ソ連軍は独軍の増援戦力を見るに、ブダペスト到着前に早期の先制攻撃を行うべしとの結論に至ります。
ペスト市内を制圧した部隊が東へ打って出て、東から迫る独軍増援部隊の迎撃を行います。
この迎撃戦で独軍は文字通り“虎の子”であったヤクトタイガーを撃破されてしまうという痛い損害を受けます。
また、その北部でもVI号が撃破され、ペスト市奪還戦力を大いに減殺されてしまうことになります。
一方、ブダ市街にもSU152の重火力部隊が一挙に突入し、そこを守る独軍諸兵科連合部隊と壮絶な市街戦を展開しますが、こちらでは独軍がソ連軍に粘り勝ちしSU152は2/3の戦力を失ったところで撤退に追い込まれます。

独軍も防御一辺倒ではなく、ソ連軍の攻勢失敗の機ににつけこみ反撃を発起します。
この戦闘によりペスト市南東エリアを除けば、ブダペスト両市内から一旦はソ連軍を一掃することができました。

★序盤の戦闘でソ連軍の包囲環は既になくなってしまいました。
★後は双方の戦力による消耗戦となります。

(続く)