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写真はこちらでどぞ。
Troopers Depo:1936:WHAT IF?/COUNTERFACT 004(One Small Step)(0204)
※写真をクリックするとスライドショーで見ることができます。

第6ターン。

仏軍が移動を再開しますが、その進撃は遅々として進まず、まだエルベ川西岸にも到達していません。
そして、主導権は赤色陣営が取ります。

★ほぼ赤色陣営の王手がかかった状況でのイニシアチブを取ったことは非常に大きいといえます。

既にドレスデン南東に迫っていたソ連軍の機械化歩兵軍団と騎兵軍団が、その快速を活かして一気にベルリンへなだれ込みます。
当のベルリンは既に独赤色陣営が制圧しており、ソ連軍に対して無血開城したためです。

この瞬間にゲームは終了しVP判定となります。
ゲーム終了時点のVPは以下のようになります。
ナショナリスト側:18+10 → 28VP
赤色側:13-1+26 → 40VP
上記より、赤色陣営の勝利となりました。


4.プレイを終えて

相互防衛援助条約を結んでいたソ連は結局ズデーデン問題には関わらず、という態度をとりチェコスロヴァキア領内には立ち入らなかったため、チェコスロヴァキアはソ連の西進に干渉することはありませんでした。
さらにドイツ同様領土割譲を要求していたポーランドはソ連により蹂躙され、ハンガリーも恐らく黙るしかないといったところでしょう。
ある意味この混乱の重要な当事者の一人であったチェコスロヴァキアですが、この状況にほくそ笑んだのは彼の国だったかもしれません。

ゲーム展開を振り返ると今回のナショナリスト陣営はベルリン東側面をもっと防備すべきだったかもしれませんが、如何せんその時点で稼働できる機動部隊が少なすぎた感があります。
ベルリン周辺での空挺作戦も期待されていたソ連軍空挺の出番も結局ないままにソ連軍がベルリンを席巻したという状況でゲームは終了しました。
やはり後半機動できる部隊が多くなる赤色陣営が有利である印象は否めません。

ナショナリスト陣営は、序盤機動部隊数では8:7でやや上回っているもののソ連軍が参戦すると22:14と一気に戦力差がつくため、それまでにできるだけ独国内の平定を行っておきたい所です。
しかし、ソ連軍参入後の後半を考えると機動部隊を温存しておきたいため、ジレンマに陥ります。
このあたりをどうトレードオフしてうまく乗り切るかがナショナリスト陣営の難しさであり、プレイしがいがあるように思えます。

一方の赤色陣営は、序盤ドイツ国内の赤色派部隊が消えてしまっても、ソ連軍が登場すれば、盛り返せます。
移動できる機動部隊がいなければ都市の制圧/奪還はできないため、部隊の価値もナショナリスト側の方が重く、赤色陣営は逆に都市を襲撃させないためにナショナリスト陣営機動部隊の撃破を狙うのも手でしょう。
赤色陣営の方が後半戦力で余裕がある分、オプションが豊富といえます。

戦闘という視点から見ると、敵戦力撃滅のための野戦はZOCがないことも相まって非常に効率が悪いアクションです。
VPを直接的に確保できるという点からも都市をどんどん制圧していくことが中心となり、その過程で間接的に敵機動部隊が障害になるために仕方なく野戦を仕掛ける、という優先順となるでしょう。
都市の確保が焦点となることと、時間が限られているため、兵力を用意周到に集結させてスタックや複数から攻撃を行うという機会はなかなかなく、どうしても守備隊の士気低下を期待しつつ機動部隊が手近な都市をローオッズ(CRTはディファレンシャル)覚悟で攻勢する、という展開となることが多そうです。

尚、今回導入してみたテロ作戦の有効性については今回、そこまで感じるような展開とはなりませんでした。
ここ一番で、相手に都市を渡したくない場面での使用となるのでしょうが、コストとなるVPが都市と同じ程度ですので、2VP以上の価値がある都市でないと投資効果が合わないため、数VPを争うようなかなりシビアな局面でないとなかなかテロ作戦を行う場面は生じないかもしれません。
(今回は都市の再奪還が困難であったため、せめて制圧時、敵に損害を与えられないかと期待して実施しました)

今回は比較的細かな検討ができましたが、やはり演出されたものとはいえシチュエーションが面白く、初期状態から途中に起きるイベントの不確実性等も相まって楽しめました。


5.ルールについて

特に疑義となる点はありませんでした。