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写真はこちらでどぞ。
Troopers Depo:SUEZ 1916(DG)(0103)
※写真をクリックするとスライドショーで見ることができます。

第5ターン(1916/08/05朝)。

もはやスエズ突破しかない協商軍は遮二無二に攻勢をかけます。
バリーバニオン西方は両軍の砲兵及び地上戦力が入り乱れての大激戦となります。
そんな中、協商軍工兵が戦線左翼から英軍戦線を迂回してスエズ運河への突破のチャンスを伺います。

もはや“忘却の戦線”となったロマーニ方面ではカチアが英軍第52師団による包囲下となります。

英軍も黙ってはおらず、地上兵力が足りない分、持てる砲兵をつぎ込んで突破阻止を図ります。

★砲撃はスタックしている部隊それぞれに判定を行います。
★今回のバリーバニオン西のように密集している協商軍は、砲撃の格好の的となります。

この激しい英軍の反攻で英軍も少なからず損害を出しますが協商軍に損害を与えることに成功します。
しかし、受けた損害は主に工兵を随伴していた歩兵大隊が吸収、撃破されてしまいます。
結果的にこの身代わりで工兵がスエズ運河東岸への突破を果たします。

以上でゲーム終了です。
協商軍工兵がスエズ運河東岸へ到達したため、協商軍のサドンデス勝利となりました。


4.プレイを終えて

F&Mのイメージとは大きくかけ離れますが、WW1当時の戦闘を再現するためにF&Mシステムそのものに行われた変更は、そう悪くない印象です。

地上部隊の戦闘に直接関与できない砲兵は、必然的に企図している攻勢への地均しの役割を担うことになります。
しかしながら、この砲撃の威力は、従来のF&Mと違ってランダムに決定されることから、せっかく地上部隊が集結して攻勢をかけようというときにほとんど敵に損害を与えられていないところに突撃しなくてはならない等のドラマが生まれやすくなります。

またこの砲撃はそのヘクスにいるユニット毎に判定を行うのですが、スタックが一部認められたことにより、予定の前線以外にも部隊集結中のヘクス等が目標とされやすくなります。
攻勢時にはスタックして戦力密度を上げたいのですが、集まれば砲撃目標となる…という悩ましさを、特に攻勢側は味わうことになるでしょう。

加えて砲兵は1日に1度しか使えないため、3ターン(=1日、ただし実際は昼間の2ターンしか使用できません)をサイクルとしたマネージメントも必要となり、必然的に砲兵の都合による大規模攻勢のタイミングや規模も制約を受けたり…とフォリオと侮るなかれ、なかなかにプランニングを要求される作りとなっています。
なお、支援砲撃チットはランダムとはいえ、できれば事前に相互のチットの数と内容は概ね確認しておいた方がよいでしょう。

F&Mお馴染みのEX上等のCRTよりEXを見越した戦力構成(つまりステップロス要員を確保しておく)も必須となります。

夜間の奇襲に始まり、騎兵や自動車化された部隊等が意外にも縱圓冒り回り、そこかしこで小さな戦線ができる、という展開は変化と起伏に富んでいて面白いと思います。
また、決して不可能ではなさそうなサドンデス条件より、序盤より双方とも緊張感があり、非常にドラマチックな展開となります。


5.ルールについて

一点のみ。
Q:専用ルールにはどちらが先攻か書かれていないようだが?
A:途中の記述から協商軍が先攻と考える。