tumblr_p1f1unI36M1rcrybbo4_1280

その他の写真はこちらから。
Troopers Depo:Christmas at White Mountain(Hollan Spiele)(0101)



  • 久しぶりにライブしてみます。 お題はChristmas at White Mountain(Holland Spiele)。 2016のクリスマス用ギフトゲームですが、その後WagameValutでPnPゲームとして販売されてました。 ちなみにプライスは$2。 キューブ、ダイス等の立体コンポは自前で用意ですが、かなり敷居は低いですw #CaWM_HS posted at 21:26:28


海外のゲームパブリッシャでは、なにかと記念日にイベントでセールやプレミアを行っていますが、表題作もその一つ。
安価なことやマップがA4の1ページというコンパクトさ、ニッチなテーマ等に惹かれて入手してみました。


1.ゲームの概要

(1)全般
三十年戦争の第一期、ボヘミア・プファルツ戦争での天王山ともいえる“白山の戦い”をテーマとしたダイスゲームとなります。
“白山の戦い”については、また概要情報となりますが、下記などを参照してください。

白山の戦い - Wikipedia

また、三十年戦争中でも有名な戦いですので、同会戦の名称で検索すれば、いろいろな情報にあたることができると思います。

ざっくりした情報のみですが、1620年11月8日にプラハ近郊で生起した、神聖ローマ帝国およびカトリック同盟と、プロテスタント陣営であるボヘミア諸領の軍が激突した戦いです。
有名どころではカトリック同盟陣営に“甲冑の修道士”と呼ばれた傭兵隊長ティリー伯が参加しています。
なお、史実の結果は、ボヘミア諸領軍が大敗して終わっています。

ゲームシステムには、同社の"Table Battles"という近世〜近代の会戦をカードとダイスで抽象的に再現したタイトルの簡易版が使われています。
オリジナルではカードに書かれた部隊を並べることで自由に戦列を組めるのですが、表題作ではヒストリカル配置としてマップ上にカード?そのものが印刷されています。
プレイには双方6個ずつのダイスと戦力(耐久力)を表すトークンを50個程用意することが必要なことを除けば、ルール2ページとA4マップ1枚の印刷でプレイが可能です。

  • マップはA4が1枚でホワイトマウンテンの戦いのボヘミア諸領軍とカトリック同盟/神聖ローマ帝国軍が対峙した状態からスタート。 盤面は動きがありませんが、両陣営の各主要部隊の兵力をダイスのマネージメントで削ったり守ったりしながら一方を潰走させるのがゲームの目的となります。 #CaWM_HS posted at 21:28:59


双方の士気は共通のモラルトラックに表され、互いの戦列の部隊の潰走により増減して先のトラック上で綱引きを行います。
モラル変動が原則部隊の潰走でしか発生しませんので、互いに双方の戦列の部隊を攻撃し続ける動機づけがなされています。

なお、神聖ローマ帝国側には予備の部隊がひとつ拘置されており、自陣営の特定の部隊の潰走によってのみ参戦できます。

戦場はルール上はまったく現れてきませんが、恐らく各部隊の攻撃対象となる敵部隊の制約や、その他の能力等で反映されていると思われます。

  • 写真は後でまとめて写真倉庫用別アカにアップしますが、ひとまず開始時の盤面はこんな感じ。 goo.gl/WK54Sy #CaWM_HS posted at 21:33:01

  • ゲームシステムそのものは同社のTable Battlesの軽量版となっています。 オリジナルはマルチシナリオでアクションの種類も多くなっており、本作ではマップ上に印刷されている各部隊のボックスがそれぞれカードになってます。 こちらも抽象的ですがなかなか面白そうです。 #CaWM_HS posted at 21:35:46

  • プレイは交互に割り込みを伴うアクションを行いながら進んでいきます。 そのアクションの源は手元のダイスとなります。 双方最初はフリーのダイスが6個あり、これを全部振れます。 #CaWM_HS posted at 21:38:36

  • 各部隊が攻撃やら防御(リアクションと呼びます)等のアクションを行うために必要な目と個数が設定されていますが、先程振ったダイスを目や個数に応じて任意の部隊にセットしていきます。 #CaWM_HS posted at 21:40:20

  • ただし1ターンにダイスをセットできる部隊はボヘミア側が1部隊、カトリック同盟と神聖ローマ帝国側がそれぞれ1つの計2部隊までとなっています。 #CaWM_HS posted at 21:43:12

  • これら置かれたダイスは次のターン以降に発動させます。 また例えば6でヒットなら6が3個出れば3ヒット分の攻撃力を蓄積できることになりますので、同じで目があれば次ターンすぐに攻撃せずにダイスを溜め込んで大衝力での攻撃も指向できます。 #CaWM_HS posted at 21:45:26

  • しかし、これには罠が2つあります。 1ターンに置けるダイス数に制限がかかっている陣営(カトリック同盟/神聖ローマ帝国側)はいくらゾロ目が出ても1ターンに1個ずつしかダイスを置けないため、3ヒット分のダイスを貯めるには3ターン、ヒットダイスを出し続けてかつ置いていかねばなりません。 #CaWM_HS posted at 21:47:42

  • 先に書いたようにダイスをおける部隊数は決まっているため、ダイスを置いている間、他の部隊は何もできなくなります。 #CaWM_HS posted at 21:48:19

  • また、ダイスを溜め込むと6個から溜め込んだダイス分しか振れなくなりますので、必然的に他の部隊に回るダイスもなくなっていきます。 敵の攻勢に備えてリアクション態勢を取らせることもできず殴られるまま…にもなりかねません。 #CaWM_HS posted at 21:50:51

  • このように衝力を貯めるために自軍のチャンスとリソースを喪失することになるという2つの罠(というかデメリット)が出てくるわけで、彼我の戦況などをにらみつつどっちを取るのか?というデシジョンメイクを迫られることになります。 #CaWM_HS posted at 21:52:24

  • こうしてターンを進めていくことで、戦闘により敵部隊の戦力(キューブ)を削っていきます。 最終的にキューブがなくなるとその部隊は潰走します。 そして部隊が潰走する毎にモラルマーカーがそちらの陣営の敗北側に動いていきます。 (シーソーのようになっています) #CaWM_HS posted at 21:56:13

  • このように基本は、攻撃/防御を繰り返すことになりますが、この他のアクションとして騎兵の追撃や戦場からの離脱等があります。 前者は対向側騎兵を潰走させるとこちらの騎兵で追撃させる、後者は自軍ターン中に戦場から離脱させて、どちらもゲームから部隊を抜けるというものです。 #CaWM_HS posted at 22:00:07

  • 部隊を戦場から抜けばどんなジリ貧戦力の部隊でも潰走することがなくなりますので、モラル崩壊を避けるためには有功なアクションといえます。 #CaWM_HS posted at 22:01:06

  • また、本作独特のものとして“十二使徒”部隊(カトリック同盟側戦列でティリーがいた陣あたりなのですが詳細不明…)は4個の連続した出目を出すことで特殊キューブを獲得、このキューブを使うことでダイス不要で防御を成功させたり、敵モラルを強制的に下げるという特殊能力を持ちます。 #CaWM_HS posted at 22:04:50



2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
ボヘミア諸領側は、中央左右両翼の歩兵と騎兵が一隊の計四隊で総戦力は22です。
中央のHohenloheが8戦力と突出していますが、総部隊数はカトリック同盟/神聖ローマ帝国側に劣ります。
カトリック同盟側は歩兵と騎兵が一隊ずつに砲兵が一隊、神聖ローマ帝国側はやはり歩兵と騎兵が一隊ずつに予備の歩兵が一隊あります。
総部隊数は六隊とボヘミア諸領側を上回りますが、一時に投入できる戦力は5隊であり、かつ歩兵は二隊しかないため
戦線正面では歩兵二隊と騎兵二隊に砲兵となり実質は拮抗した印象です。

(2)ボヘミア諸領側の方針と配置
カトリック同盟/神聖ローマ帝国側歯数こそ多いですが、直接攻撃が可能な歩兵が少ないのと、それぞれの戦力が6〜4なのでこれらを両翼の歩兵で相殺した後、戦力の高いHohenloheにより止めをさす、という展開を狙いたいと思います。
問題はモラルですが、開始時に既にカトリック同盟/神聖ローマ帝国側の方が士気が低いことと相殺ならモラルマーカは実質移動しないため、この序盤の優位性を活かして早期に決着をつける方向で進めます。

(3)カトリック同盟/神聖ローマ帝国側の方針と配置
この陣営の優位性は、1ターン中にカトリック同盟、神聖ローマ帝国でそれぞれアクションが取れること(ダイス次第ですが)ことです。
これを活かして、まずは序盤のモラル上の不利を拮抗まで押し返すこととなります。
よって序盤の戦略は集中攻撃による各個撃破を指向したいと思います。
また、比較的どのダイス目でも何某かのアクションが取れるため、無駄にせず、難易度の高い砲兵隊(十二使徒隊)の仕込み(4個のストレート)もトライしたいと思います。
特に砲兵隊は得られたキューブ1個を使って無条件に敵モラルを1つ下げることができますので、これを積極的に利用したいところです。
(モラルは本来敵部隊を潰走させなければならず、すなわち攻勢で敵戦力を奪う必要があるため非常に手間がかかります)

  • と、まあシステムのお話はこのくらいにして早速プレイしてみます。 #CaWM_HS posted at 22:05:20



3.プレイの経過

  • 第1ターン。 先手はボヘミア諸領軍。 ダイスは6個全てがフリーなんで6D6します。 出目は1,2,2,3,5,6。 ボヘミア諸領側の部隊は全部4以上の目が必要なんで使えそうなのは5と6のみ。 ひとまず左翼Thurnに6のダイス1個を割り当てて攻勢準備をさせます。 #CaWM_HS posted at 22:08:50

  • カトリック同盟/神聖ローマ帝国側も同様に6D6します。 出目は1,2,4,5,6,6。 こちらは1から6まで使えますので柔軟性が高いのですが、置けるダイスが1ターン1個のみという制限があります。 カトリック同盟歩兵に6を1個、神聖ローマ帝国軍Liechtensteinに5を1個割り当てて攻勢準備をさせます。 #CaWM_HS posted at 22:12:27

  • 防御を行うためにはゾロ目が必要なのでなかなか難易度が高いです。 また攻勢時自身も必ず1ヒット受けるためヒットダイスは2個以上充てたいところですが、カトリック同盟/神聖ローマ帝国側はダイスを1ターン1個ずつ溜め込まねばならず、攻撃準備がボヘミア側に比べ遅レ気味となります。 #CaWM_HS posted at 22:14:42

  • 第2ターン。 ヒットダイス1個では相討ちにしかならないため攻撃なしで5D6します。 出目は1,2,2,2,6。 3個ゾロが出るものの相変わらず目が小さく、再び6を1個Thurnに割当てます。 これでヒットダイス2個となり打ち勝てますので次ターンに攻勢発動も可能です。 #CaWM_HS posted at 22:19:56

  • あ、もちろん先のはボヘミア諸領側のプレイです。 #CaWM_HS posted at 22:20:32

  • カトリック同盟/神聖ローマ帝国側は数で勝っている内に相殺でも敵戦力漸減を図るべしとのことでヒットダイス1個のカトリック同盟歩兵がボヘミア諸領軍右翼のSchlickへ襲いかかります。 #CaWM_HS posted at 22:21:45

  • 相殺ながら元々がカトリック同盟歩兵は6兵力、Schlickが4兵力のため最終的にはSchlickが競り負けるという算段です。 攻撃フェイズ後に戻ってきたダイスと併せて5D6します。 出目は1,3,5,5,6。 #CaWM_HS posted at 22:23:19

  • 再びカトリック同盟歩兵に6を1個とLiechtensteinに5を1個セットします。 Liechtensteinはこれでヒットダイス2個となり、こちらもひとまず攻撃態勢が整いました。 #CaWM_HS posted at 22:25:11

  • ちなみにモラルは7マスの両端を各陣営潰走レベルとして間の5マスを行き来しながら戦いますが、開始時すでに中央からカトリック同盟/神聖ローマ帝国側に1マス傾いた状態となっており戦力的に勝るカトリック同盟/神聖ローマ帝国側といえどあまり損害を許容できる余裕はありません。#CaWM_HS posted at 22:29:35

  • ホワイトマウンテンの戦いの最初の戦闘の様子です。 (一瞬なんのこっちゃ?という盤面ですが双方のダイスマネージメントと駆け引きがあります) goo.gl/b8PtLy #CaWM_HS posted at 22:43:15

  • 第3ターン。 ボヘミア諸領側も反撃に出ます。 左翼ThurnがLiechtensteinに突撃を行い神聖ローマ帝国戦列中央に2戦力の損害を与えます。 戻ってきたダイス2個を加え6D6します。 出目は1,2,4,5,6,6となります。 6ゾロが出ましたので、一気に6を2個Thurnにセットして第二波攻撃を準備します。 #CaWM_HS posted at 22:55:04

  • 神聖ローマ帝国LiechtensteinもThurnに反撃を行います。 この反撃でThurnが2戦力の損害を受けます。 双方の激しい殴り合いで残存戦力が同じ3戦力となり、どちらかが先に二撃受ければ潰走もありうる状況となります。 #CaWM_HS posted at 23:00:40

  • 戻ってきたダイス2個を加え5D6をした出目は1,4,4,4,5となります。 神聖ローマ帝国騎兵によるリアクションがほしい所ですがゾロ目がいるのは1か2で不成立です。 ここはLiechtensteinは最悪離脱アクションで逃がせばよいので他の部隊の手当をします。 #CaWM_HS posted at 23:12:08

  • 神聖ローマ帝国騎兵に1を1個、カトリック同盟騎兵に4を3個セットします。 これでカトリック同盟戦列の歩兵と騎兵によりボヘミア諸領軍右翼Schlickに致命打を与えることができる態勢が整います。 #CaWM_HS posted at 23:14:59

  • しかし、これでカトリック同盟/神聖ローマ帝国側のフリーのダイスは1個のみとなり、次ターンに何らかのアクションでダイスを戻さないと攻勢が行き詰まる状態となってしまいます。 #CaWM_HS posted at 23:15:47

  • 第4ターン。 ボヘミア諸領側はThurnによる第二波攻撃を行わせ、Liechtensteinに2戦力の打撃を与え、いよいよ残り1戦力まで追い込みます。 戻ってきたダイス2個を加えて6D6した出目は1,2,2,2,5,6と、またしても小さな目ばかりとなります。 #CaWM_HS posted at 23:20:43

  • Thurnも残り2戦力とかなり疲弊していますので、プロテスタント騎兵に6を1個割り当ててリアクションの準備に入ります。 (しかしまだリアクションに必要なゾロ目のために6が1個足りません) #CaWM_HS posted at 23:23:49

  • 神聖ローマ帝国戦列はとにもかくにも真っ先にLiechtensteinの部隊を戦場から離脱させます。 これで予備指定されていたTiiefenbachの部隊が活性化します。 フリーのダイスは1個のみで出目は3。 今回ダイスのセットは行わずにおきます。 #CaWM_HS posted at 23:27:27


(続く)