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Troopers Depo:Waterloo(Phalanx)/Short Scenario(0101)@KGG_10


これは昨年7月のKGGでファランクスから出版されている表題作をプレイした際の記録です。
お相手+持ち込みはウィリーさんの戦友で広島から初参加のちゃうちゃうさんです。

なんとなくコンポーネントはネット界隈でみていたのですが、初めて実物を拝見しましたが、やはりゴージャスですね。
(同社のタイトルではハウスディバイデッドを所有しているので、なんとなくイメージはしていましたが…)

システムの特徴を簡単にまとめれば以下のような感じになります。

・スクエアマップで部隊の移動は縦横のみで転回にも移動力を消費
・カードドリブンで両陣営で手札の枚数上限が違う(英軍はプロシア軍と別に手札セットを持つ)
・ダイスは不使用で戦闘解決にも手札を使用する(カウンターの戦力にカードの戦力を追加)のため戦闘を行うほどリソースが減る
・1ターンはラウンドとよばれる交互手番の繰り返しで行われ1ラウンドにプレイできるカード枚数に上限はあるものの、その範囲で自由にアクションを実行可能
・勝敗は要地の確保によるVP制

今回は、ぴょんさんが仏軍を、拙が英軍でプロシア軍が参入する前で終わるショートシナリオ(全7ターン中の4ターンのみ)をプレイしてみました。

序盤、両軍はサンモンシャンの南の川を挟んでなんとかモンサンシャンに突入すべく正面から仏軍右翼にて渡河点を探って威力偵察〜攻勢をかけ続ける仏軍と、それを戦力/手駒的に劣る英軍がなんとか機動防御で防ぐという戦いが中心となります。

しかし、英軍右翼でもやはりウーグモン館を巡って両軍が部隊を送り込み激戦となります。

しかし仏軍の飽和攻勢が効いたのか、ウーグモン館〜モンサンシャンの間で英軍戦線が薄くなった箇所を仏軍が突破し、英軍右翼と中央の分断に成功します。

全線域を自由に行き来できてこそ寡兵の英軍は敵を防ぎ切れましたが、戦線を分断され各個に攻撃されると重点移動による戦力再配置ができず、仏軍の攻勢の前に戦力をゴリゴリ削ぎ落とされてしまいます。

最終的にはモンサンシャン正面を仏軍の力押しで突破され、交差点が戦場となったところでゲーム終了し、仏軍がVPで英軍を上回り、ちゃうちゃうさんの仏軍勝利となりました。

ゲームシステムは非常にシンプルでプレイ開始して数手番行うと、もう盤面と手札にしっかり集中できました。
部隊を配置転換しようとするとなかなか移動が思うようにいかずもどかしい所や、騎兵の突撃やその前後の制約等、細かな動きが18〜19世紀の戦い“らしさ”を演出できていたと感じました。

それぞれの要素の一部は従来のヘクスマップウォーゲームではあまり見かけることがないものかもしれませんが、これらを含めて各要素がまとまってゲーム全体として動いたときに、しっかりと“ウォーゲーム”していたという印象ですので、プレイ前のアッサリしたゲームでは?という予想を覆しプレイ中に逐一唸らされるものがありました。

個人的には、ダイスのダの字も出てこないゲームですがダイス大好きの拙でもプレイ中に全く違和感を感じずのめり込めて、逆にカードに戦力が書かれているために、戦闘だけでなく移動や特殊効果の機能も含めたカードを、どのタイミングでなんの目的で投入すべきか?といったことで非常に悩ましさを感じさせてくれることになり、いい意味で頭と胃が痛くなるゲームという印象です。