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Troopers Depo:STALINGRAD CAULDRON/World at War#040(DG)(0101)


先にプレイしたRAMPAGEとシステムが類似とのことで同ゲームと2in1となっている表題作をプレイしてみます。
(本当は大陸反攻での英軍/米軍の協調と確執について少し追いかけてみたかったのですが…)

1.ゲームの概要

(1)全般
RAMPAGEが西部戦線であったのに対し、表題作は東部戦線、スターリングラードとなります。
基本的なシステムはRAMPAGEと同様、敵戦線をソ連軍を率いて押し返していくことになります。
やはりZOCを意識する必要はなく、敵戦線を切り裂きながら進んでいく“ディグダグ”タイプです。

RAMPAGEとのシチュエーション上の大きな違いは二点。

一点目が、スターリングラード包囲環の存在です。
市内に包囲した独軍部隊は脱出を試みることや外部からの救出作戦を呼び込むことがあり、プレイヤーはこれらを意識しつつ同市街の奪還も考慮していないと、前線が西へ進むに連れて“後方の憂い”となります。

二点目としてコーカサス戦線の存在があります。
南方でソ連軍が一定の戦果を出すと、同地の枢軸軍A軍集団部隊が北へ離脱してスターリングラード正面の戦線の部隊と合流します。
(つまり、枢軸軍のカップに強力な部隊が追加され、本来の西方進撃の負荷を高めてしまうことになるわけです)

ゲームは1942年12月初から始まり、1ターン10で1943年1月いっぱいまでの全6ターンをソ連軍として戦います。
既にスターリングラードは包囲されており、市内に閉じ込められた第6軍の救出作戦である冬の嵐作戦はまだ発動されていません。

勝利条件は、全ターン中に獲得したVPとなり、主に都市の解放により得られます。
ただし、序盤、ソ連軍は枢軸同盟軍(ハンガリーやイタリア軍)戦線を撃破〜突破することを強制されますので、ひとまずはこれをクリアするために注力することになります。

マップですが、東西はスターリングラードからハリコフ、南北はクルスクからグロズヌイ辺りまでの当時の前線が入るように収められています。
地形は、扱うエリアの広さの割にヘクスサイズが大きいため地形種も抽象化/平均化されており都市を除けば三種類のみであり、進撃路等の検討の見通しは立てやすいと思います。
地形障害は荒れ地と河川のみですが、1ヘクスずつ身を削りながら進むソ連軍にとって、予測可能なこうした障害は極力回避したルートを事前に選定しておきたいところです。

2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
ゲーム中にいくつかの条件の達成を支持されているため、一部はこれらに沿った動きとなります。
後は、冒頭にも書いた冬の嵐作戦発動のリスクの見積もりと、コーカサス方面をどう扱うかを踏まえた上で、どう西方都市を解放していくかという事前の組み立てがまずはポイントとなりそうです。
しかし、それを上回る外乱として西進中に出会う枢軸軍の反撃があり、ランダムで登場する枢軸軍部隊は精強な装甲部隊だけでなく有能な指揮官や航空支援等を含めてかなり強力な物が含まれていますので、抵抗はかなり手強いものとなることが予想されます。
よって戦況に併せて上記計画を大きく見直す必要も出てくると思われます。

(2)ソ連軍の方針と配置

やはり勝利には都市の解放がキモとなりますが、直接攻撃か包囲かといえば、包囲が不可能なハリコフ以外は包囲により奪取を図るものとします。
具体的には、ドン川を南下してサルスクを制圧した後、北へ転進してロストフを迂回してミウス川西岸へ出てロストフを包囲。
さらにその後ミウス川とドニエプル川を渡河してドニエプロペトロフスク西方へ進出し北から攻囲する部隊と手をつないで同都市を包囲。
スターリングラード北西の第5戦車軍、第1親衛軍、第21軍の軍集団は、タチンスカヤを制圧後に西へ向かいドニエストル川を渡河してスターリノ北を迂回して、ドニエプロペトロフスク北まで進出後、ロストフ方面から進出してきた部隊と合流する計画です。

スターリングラード包囲環は、冬の嵐作戦が発起されることを前提にできるだけ早期に独第6軍を損耗させておくものとします。
冬の嵐作戦対応部隊はあえて配置せず、独第6軍が万一脱出に成功しても独軍にメリットが出ないようにすることを意識しておきます。
また包囲戦を優位に進めるため、独軍航空支援の要所となるサルスク、タチンスカヤの独二個空軍基地を制圧しておくものとします。

南方はマイコプを奪還した後、沿岸に出て独A軍集団を崩壊させ、クバン橋頭堡を包囲する展開を指向します。

★今回はひとまずプランニングまでです。

(続く)