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Troopers Depo:忍者大戦/ウォーゲーム日本史26(K2P)/ソリティアヴァリアント(0201)
※写真をクリックするとスライドショーで見ることができます。
“大戦”とは裏腹に、地味な忍者としての一生を描く“忍者クロニクル”ともいうべき内容の表題作ですが、非公式のソリティアルールを入手する機会があり、プレイしてみました。
ソリティアルールは9Joeさんの発案によるものでブログでも公開されています。
1.ゲームの概要
(1)全般
オリジナルではひとつの手札をプレイヤー間で回しながら補充+1枚を選択したプレイ(チャレンジ)して…という繰返しの中で、リスクを見極めながらより高得点となるカードをゲットしていき得点を重ねていくというのが、大きな流れでした。
このプレイが忍者の任務達成を表し、これらを多くクリアすることでレジェンドとなるべく経歴を積む、という忍者の一生を再現しています。
今回プレイしたソリティアも、オリジナル同様、カードの得点獲得が目的となり、得点の多寡により“雑魚”から“伝説”までの称号が得られます。
基本的なプレイの流れもオリジナルと同様ですが、他のプレイヤーは“ライバル”としてダミープレイヤーとして登場します。
このライバルは適当な人数を設定できるようになっていますが、プレイヤーが代役でプレイするというものではなく、毎手番、彼らがプレイした枚数のカードが取り除かれた山札からプレイヤーはカードを引いてプレイを進める…というスタイルとなります。
また一部のカードの効果を変更してライバルがプレイした“ことになっている”カードから一部を選択してプレイすることができる等アレンジが加えられています。
さらにソリティアでは二代目が登場せず、いわゆるライフが1個でのプレイとなり、なかなかシビアなゲームとなります。
2.シチュエーション分析と方針
(1)分析
基本的なシステムはオリジナルと同じとなりますので、以前プレイしたオリジナルと同じ内容となります。
(2)方針
今回も消極的(w)ですが、基本は“雑魚”でもよいのでまずは無事生き延びることを最優先したいと思います。
3.プレイの経過
ライバルは一番バランスが取れているとされる3名としてプレイします。
まず序盤獲得したカードは以下の通りです。
・友は熊
・稲妻に打たれる
・忍者屋敷の建設
・埋蔵金を巡る抗争
計画通りに無難な任務で着実に経歴を積んでいきます。
内容的には派手な外回りというより裏方系忍者と言った感じでしょうか。
しかし、地味な経歴の彼にも転機が訪れます。
ある戦乱の際に敵の大軍を機転を利かせて一人で足止めしたことで、味方の軍が大きな損害を受けずに戦場から離脱することができたことでこれが後々尾ひれが付いて、彼が存命中に講談の演目にまでなってしまい庶民の間で冒険譚として人気となります。
ここまででプレイしたカード
・一人で大軍を足止めする
・昔の活躍が講談になる
さすがにここまであからさまに表の世界に流しれてしまっては、このまま忍者として任務につけておいて何かの事故で亡くなられては大変なことになります。
彼は一旦引退という形で現役から退き、後輩の育成役として残りの人生を安泰に全う…
…するはずでした。
しかし、忍者を取り巻く時代情勢も大きく変わってきており、自分達の国のためのみに働くというレベルではなくなります。
異国の兵が海を渡り、西国へ攻め入ってきたことで今まで天下取りにしのぎを削っていた各大名達も一致団結して、この異国の兵に立ち向かわざるを得なくなりました。
これは忍者達も同様、流派/派閥を越えて同盟を結び異国の兵に立ち向かうことになります。
当然、師範職であった彼も、教え子の忍者共々戦場へ駆り出されることになります。
(さしづめ教導師団といった感じです)
優秀な彼らの働きもあり異国の兵は撃退され、彼と教え子たちも生きて再び里へ戻ることができました。
ここまででプレイしたカード
・協力して異国軍と戦う
これでやっと平穏な時代が訪れ、彼はその後、里で忍者育成の師範として一生を全うしました。
以上でゲーム終了。
なんと、幸いにも生きてゲームを終了することができました。
…して、彼の評価は…
・経歴:14年
・伝説度:47
・得点:52
となり、彼の異名は“伝説”となりました。
おおお、評価も最高でゲームをクリアできましたw
4.プレイを終えて
オリジナルが一人称的なゲームであり、ソリティア感もありますが、他のプレイヤーの判斷を排除してソロプレイしやすくブラッシュアップされているという印象です。
また基本システムがそのままですので、オリジナルと同様なプレイ感でした。
まさしく「自分の分身である忍者の一生をマネージメントする」という一点に特化したゲームとなっていますので、“レジェンド”の称号を目指して夜な夜なプレイするのも楽しいと思います。
5.ルールについて
特に疑義となる点はありませんでした。
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