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Troopers Depo:CIVILWAR(Tsukuda Hobby)/Scenario 1"掃討"(0101)


なんとこの21世紀に装甲騎兵ボトムズの戦術級ゲームが発売される、とのことです。



個人的には太陽の牙ダグラムと並び、背景世界のミリタリー要素が高くウォーゲーム親和性が高い作品で気になっていましたので、非常に期待させられるニュースです。
(実際に学生の頃、無謀にもホビージャパンが出していたデザイナーズキットを使ってPanzer Blitzのシステムでゲームを作りかけたこともありましたw)

http://troopers4.tumblr.com/post/155204600581/大掃除してたら昔中学生の頃に作ろうとしてたpanzer

そんな思い出も蘇りつつ、表題作を引っ張り出してプレイしてみることに。


1.ゲーム/シナリオの概要

(1)全般
システムは当時ツクダホビーから大量に出版されていたファーストステップというシリーズの一作となります。
シリーズ自体は当時の初心者をターゲットにシンプルなルールと安価なプライスで提供して新規ウォーゲーマー層を獲得しようという目的の商品だったと思いますが、実際はどちらかというとプロット等煩雑なシステムのため題材には興味があっても手が出しにくかった同社タイトルに比べ手軽さと入手しやすかったことから既にウォーゲーマーであった層がよく購入していたイメージがあります。

シークエンスはランダムに先攻を決定した後、交互に移動/戦闘を繰り返しますが、戦闘は同時という概念ですので、ターン中に二度行えます。
移動は1機単位ですので機体(ATだけでなく車両や歩兵もあり)移動方向や旋回についての制約もあります。
戦闘は射撃とバトリングを行うことができますが、事前に“確認”することが必要となります。
射撃には通常射撃と制圧射撃の二種類があり、それぞれ専用のCRTにて命中と損害を個別に判定し、バトリングは同一ヘクスでの戦闘で強制されます。
損害は移動/戦闘等が一時的に不能となる(回復判定あり)他、機種個々の耐久力が減らされる直接的損害があり、これがなくなると破壊となります。
(よって戦闘結果には一発撃破はありません)
パイロットは選択となっていますが、ゲーム上の機能としては各種判定への修正値を付加するのみで普通に導入して問題ないと思います。

シナリオの状況的には傭兵アッセンブルEX-10のカン・ユー率いるAT隊がビーラーゲリラ掃討のために、とある川を渡河中にビーラーゲリラの待ち伏せを受ける…といったものです。

勝利条件は傭兵側にのみ設定されており、最終10ターン終了時に3機以上を対岸へ上陸させれば勝利、それを阻止すればビーラーゲリラ側の勝利となります。

戦力は双方ともATのみで、傭兵側は5機、ゲリラ側は7機にそれぞれ同数のダミーが使用可能となっています。

地形を見てみると横長のマップの短編間の中央を大きな川が流れています。
陸地部分はジャングルが点在、というよりジャングルの切れ目に平地がある程度で地上レベルからの視認性が低い地形です。
また河岸は湿地と荒れ地となっており、川の中を含めるとここを移動中は足を取られる上、攻撃のよい的になりそうです。
(命中判定の地形修正が当たりやすくなっています)

(2)傭兵側について
機体数は少ないものの、専用機体(スコープドッグやベルゼルガ等)とパイロットの修正値により質を確保しています。

(3)ゲリラ側について
機体数は勝っていますが、機体/パイロットとも均一のため対岸で優秀な傭兵側の上陸を阻止するには数により重点を作るしかありません。


2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
10ターンありますが川の中は1ヘクス/1ターンであり、傭兵側はほぼ直進しないとタイムテーブル的に厳しいと思われます。
また対岸のゲリラ側も上陸前に阻止しなければなりませんが、そこそこ引きつけて攻撃しないと敵機体の撃破は困難であり逆に仕留め損なうとあっさり上陸を許してしまうことになります。
また横に長い戦域とダミーにより敵上陸箇所を早期に特定しないと対岸での機体の配置転換も時間的にかなり困難です。
総じてプレイ前の駆け引き(どこにどういう布陣で上陸するか、どこをどう守るか)が最大のポイントとなりそうです。

(2)傭兵側方針と配置
それぞれ能力の高い傭兵のため、各個に上陸して…ということも考えましたが、やはり相互支援ができるよう集結しての上陸を志向することにします。
ただし、特定箇所でダミーのみでは看破されてしまうため、なんとカン・ユー隊長が奇特にも囮役を駆って出てくれたため上陸地点の反対側で陽動を行ってもらうことに。
上陸地点はどこが有利とはいえないため逃げ場はありませんが、敵の戦力が集結しにくい両翼のどちらかとし、今回左翼とします。

(3)ゲリラ側の方針と配置
とにかく傭兵側戦力の位置特定ができなければ攻撃もできず、上陸阻止どころではないため、まずは索敵しやすいよう戦域全体に部隊を散らせます。
ただし、敵から確認されにくいよう川が望めるジャングルに潜ませます。
敵位置が特定できた場合は、距離で減衰していく火力も考慮して川の中央付近からの迎撃行動をとります。
また攻撃可能な状況なら自身の位置露見は気にせず攻撃を優先するものとします。


3.プレイの経過

第1ターン:ビーラー先攻

まだ傭兵側の出方が不明ながら、初期配置の位置より、部隊をもう少し河岸近くまで前進させて視認性を高めることに。
傭兵側も計画通りのコースで対岸から侵入してきます。
移動は悪地のため遅々としており、双方まだ会敵どころか確認さえできず移動に終始します。

第2ターン:ビーラー先攻

ビーラーは、視認性を高めるべく前進を続け河岸が見渡せるジャングルの中まで進みます。
傭兵側も最短で渡河を行うべく遮蔽効果等は無視して川を目指して一直線で前進します。
まだまだ双方とも距離が開きすぎていたり、視認対象がジャングル内にいるため会敵できません。

★ジャングル内にいる目標は4ヘクス以内でないと確認判定さえ行えません。

第3ターン:ビーラー先攻

河岸ギリギリまで前進を続けていたビーラー側は全機が川の中を見渡せるジャングルへの配置転換を完了。
これ以後は各機視認による敵発見に務めるものとします。
傭兵側もその様子を見て取りますが、如何せん時間の制約の方が大きく、最大速度で川へ向かって前進を続けます。
やはりまだ会敵はありません。

第4ターン:傭兵先攻

左翼の河岸まで先に到着した傭兵側部隊は、中央〜右翼の部隊が渡河点まで進出するのを待機します。

★川はややS字を描きながら流れており左翼側が最も河岸に近い位置となります。

傭兵側は全部隊で一斉に渡河を開始するようです。
これを見たビーラーもわずかに配置転換を実施、右翼側戦力がやや薄いため中央から二機を急派して傭兵側の渡河開始に備えます。
もうそろそろ敵の姿が見えそうですが、まだ視認も行えていません。

第5ターン:ビーラー先攻

ビーラー側は右翼補強を完了し、いつでも傭兵側の強襲上陸を受けても大丈夫であろう態勢をとります。
中央〜右翼の部隊が対岸にほぼたどり着いたのを受けて、いよいよ傭兵側は一斉に渡河を開始します。
右翼方面はまだ川岸にたどり着いたところでしたが、タイムテーブルがかなり押しているため左翼〜中央がわずかに先行して渡河を開始することとなりました。

★まだ少し距離がありますが、傭兵側が渡河を開始したことで次のターンあたりにビーラー側の索敵活動が活発となりそうです。

(続く)