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Troopers Depo:日露戦役(堀場工房)(0101)


以前プレイしたBonsai Gamesの日露大戦が再販されたのと同時期に出版され、こちらも手軽で面白いゲームだとの評を沢山見かけて、非常に気になっていたので年末年始の休みの間にプレイしてみました。

Bonsai Gamesの日露大戦の過去のプレイ記録については以下をごらんください。
TROOPERS/カテゴリ: 日露大戦(Bonsai Games)


1.シナリオの概要

(1)全般
ゲームは開戦から1ヶ月後の1904年3月から始まります。
(上記日露大戦は1904年4月からです)
既に日本軍第1軍、第2軍は上陸しており、時系列的には第1軍が鴨緑江渡河作戦を第2軍が南山/大連を攻略後、遼陽を目指して北上を開始…という辺りからとなります。

両軍の勝利条件ですが、ロシア軍にはサドンデスがあり、日本軍は終了時のVPで勝敗を判定されます。
細かな点数配分については一旦置いておくと、ロシア軍は日本軍の策源地の制圧か、日本軍へ一定以上の損害を与えることの二点となります。
日本軍は要地の占領及び旅順守備隊の撃破、加えて海戦によるバルチック艦隊への損害や撃破でVPを獲得できます。
しかし、要地を奪還されたり、撃破すべき守備隊やバルチック艦隊が生存していた場合、獲得VPから減殺されますので自軍の損害度外視で遮二無二攻撃するわけにもいかず注意が必要です。

両軍のユニットは軍団〜軍規模で、ロシア軍にのみ騎兵(西方支隊)があります。
マップはエリアで地形については特に種別はありませんが、鉄道のみが移動に影響する要素となります。


2.シチュエーション分析と方針

(1)分析
エリアが少なく、両軍の部隊もスタックができないためエリアを埋めつつ大きくは日本軍は北上を、ロシア軍はその阻止を図る、といった展開になるかと思われます。
両軍はその過程で生じたギャップ等を使って部隊を浸透させて戦術的に優位に立ちより効果的な攻撃を相手に加えて目的を達成することになるでしょう。
またVP獲得には時間敵制約も加わりますので、特に日本軍はタイムスケジュールをより意識した戦略(○○までに○○を占領して…のような)を立てる必要があると思われます。

(2)日本軍の方針と配置
いつもながら旅順と遼陽/奉天といった両端に目標が存在する点で、その力点の配分や優先順の決断に悩ましいものがあります。
表題作ではとにかく補給ポイントがなければイニシアチブを取ったアクションが困難です。
その補給の源をは黄海/日本海の制海権で大きく変わりますが、第1/第2艦隊だけで早期にロシア側の旅順/ウラジオ艦隊を駆逐するのは困難と思われます。
よって旅順の早期攻略によりロシア軍旅順艦隊の撃滅を図り、まずは安定した補給の確保を図りたいと思います。

★旅順守備隊を壊滅させると自動的に旅順艦隊が(陸からの砲撃を受け)壊滅するため、日本軍にとっては北上を支援する間接アプローチとなります。

遼東半島を北上する部隊は順次増援が揚陸されるため、これを待って鉄道を使えるように南山〜鉄嶺の鉄道線沿い地域の確保を優先し、鴨緑江から遼陽/奉天への進撃は助攻扱いとします。
序盤補給ポイントが潤沢な内に戦術カードをある程度確保しておくことを優先し、戦闘にはあくまで敵に3ダメージを与えることができる程度を目処に投入する程度とします。

(3)ロシア軍の方針と配置
どちらかというと守勢となるロシア軍としては以下を意識したいと思います。
 ・土地を(最終的に)明け渡さない
 ・日本軍の時間を奪う(同じ土地を奪われるにしても遅ければ遅いほど日本軍の戦果=VPとはなりにく)
 ・日本軍に少しでもダメージを追わせる
以上を勘案して以下のような方針とします。
 ・自発的な攻勢はよほどのチャンスでない限り避ける
 ・日本軍により不利な状況下で攻撃を行ってもらうよう仕向ける
 ・部隊が少々分散して遅滞及び浸透を重視し、それら部隊の掃討に日本軍を浪費させて時間を奪う
また、補給ポイントは余裕があれば増援の送り込みを優先します。


3.プレイの経過

第1ターン(1904/03-04月)
日本軍は最初の移動余地がありませんので、攻撃となります。
史実通り鴨緑江へ攻勢を開始します。
初戦負けられない日本軍は補給2Pを突っ込んで乾坤一擲の攻勢に出ますが、ロシア軍は補給投入を渋りそのままで、結果日本軍が一方的にロシア軍に3ヒットを与えます。
ロシア軍は摩天嶺まで後退するも損害を吸収しきれず、ここでいきなりのシベリア第2軍団壊滅となります。

★最初の1ヒット分は後退で吸収できますが、残りは損害となるため、1ユニットしかいないので完全戦力でも被撃破となってしまいます。
★補給を最大限投入しての攻撃としては一番極端な結果が出たことになります。

第2軍も補給2ポイントを投入して熊岳城のロシア軍シベリア第1軍団(補給は投入せず)に攻勢を実施します。
これはさすがに1ヒット止まりでロシア軍は営口まで撤退し、日本軍はロシア軍を追ってそれぞれ順当に遼陽目指して北進します。
ロシア軍は想定外にガラ空きとなった摩天嶺方面の手当のために、シベリア第1軍団支援のために南に送り込むはずであった第1軍団を摩天嶺方面へ急派します。
日本軍はこの間に第3軍を大連へ上陸させます。
慌てたロシア軍はたまらずクロパトキンが本国へ支援を要請し、最大の補給6ポイントを獲得。

★妥当であったかはよくわかりませんが最初の手札1枚を即使用してしまいました。

ロシア軍はこの補給ポイントを投入して直ちに完全編成のシベリア第3軍団を鉄嶺まで呼び寄せます。
一方、海上ではバルチック艦隊が本国リバウを出帆し、一路大西洋を南下しアフリカ西部ダカールまで到達します。
日本軍の遼東半島への兵力増強を阻止するためウラジオ艦隊、旅順艦隊がそれぞれ日本海、黄海へ進出し日本海軍を牽制しますが、日本軍とて遼東半島への安定した補給確保のため第2、第1艦隊がそれぞれ対抗して進出。
日本海、黄海でそれぞれ海戦が生起しますが、どちらも双方損害なしで終わり、日本軍はロシア軍艦隊を避けるため補給物資を充分に送り込むことができません。
しかし、一方のロシア軍もクロパトキンが先に大量の物資を受け取っていたためか正規の補給量はわずかにとどま。

日本軍:+3P
ロシア軍:+1P
日本軍は戦術カードを3枚、ロシア軍は2枚購入。
VPの増減はなし。

日本軍:8P
ロシア軍:7P
VP:0

(続く)