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Troopers Depo:THE DRAGON THAT ENGULFED THE SUN/MODERN WAR #42(Decision Games)(0102)


(第1ターン続きから)
数で圧倒する中国空軍機は九州を中心に西〜関東/北陸方面にかけてのJGSDFの基地の空爆を狙っているようでした。
当然ながら可能な限りのJASDFが迎撃に飛び立ち目標上空あるいはその航路上で激しい制空戦闘が行われます。

★空爆任務の航空機は進発地から実際にヘクスを辿って目標(相手にいう必要はありません)まで移動させます。
★迎撃側は自身から6ヘクス以内を敵航空機が通過する際に迎撃を試みることができます。
★単純には迎撃距離が近いほど、また敵航空機の戦力が低い程、迎撃に成功しやすくなります。
★迎撃判定に成功した航空ユニットはその迎撃位置で航空戦闘を実施し、侵攻側が勝利すればそのまま移動〜任務を実施(一旦目標上空に配置するのみ)となり、迎撃側が成功すれば侵攻側は(大抵の場合)1ユニットを失って残りが任務中止となり引き返します。
★ですので、スケール的には微妙ですが、航空任務中、両者による「迎撃しますか?」「しません」の駆け引きが生じます。
★迎撃判定に失敗した航空ユニットも他の敵航空ユニットが再び迎撃範囲内を通過した場合、判定を行えます。
★また航空ユニットの移動距離は無制限のため、大抵はマップ内の敵迎撃範囲にかからないよう迂回して目標地点に侵入を試みようとします。
★ですので序盤の日本側航空ユニット(やSAMユニット)の配置にもそれなりの考えがないと敵の空爆を阻止できない、ということにもなりかねませんのでいくら攻撃時はどこから飛ばしても同じとはいえ注意が必要です。
★さて、一旦迎撃任務に成功した航空ユニットはその敵ターン中は迎撃が行なえませんので、全軍を投入するのかどうかは、特に劣勢側の日本にとっては状況によって迎撃せずみすみす敵の空爆を許容せざるを得ないビターな決断を要求されます。
★ちなみに打撃フェイズでは1ヘクスに対して2ユニットまでの航空/ミサイルユニットしか配置できませんので、迎撃側はこの上限と攻撃予測対象、敵航空ユニットの数等から個々の迎撃可否の判断を下すことになります。

どうしても数で劣る日本側は、最遠距離での迎撃を望みますが、迎撃失敗を極力さけるため、目標地上空等の最も近くまで引き込んでの迎撃となります。
それも敵侵攻目標の多さに加えて、数の上では中国空軍機に対して1/2程度で迎撃を行わざるをえず、後は個々の機体性能差と、目標値上空ということでSAMの傘の中で戦うことでなんとか数の劣勢さを挽回しようとします。

★航空戦闘の判定は、至ってシンプルで、ユニット毎に1D6し、双方それぞれに各種条件(SAMやサイバー戦マーカ投入等)増減の修正を行い、自身の戦力を加えた数字を比較し、一番大きな目を出した陣営が勝利となります。
★戦闘結果の適用は上述の通りですが、同じ目(引き分け)の場合、双方全ユニットが消えるという“カタストロフ”となり、かなりの消耗戦となります。

各地で行われた制空戦闘では双方が大きな損害を出す消耗戦となり、最終的に中国軍の日本侵攻の第一波では双方の航空戦力の半分を失うという壮絶なものとなりました。

しかし、中国軍の空からの侵攻は航空機のみではありませんでした。
中国軍の最新兵器であるH.G.V.(極超音速飛翔体)が衛星軌道上から佐世保、呉、敦賀、横須賀の各JMSDFの護衛隊群経向けて投射されます。
こうした兵器を中国軍が有することは米軍も察知していましたが、第二次朝鮮戦争以降の激しい状況変化と日本侵攻に対応するために日本かた離れていた第7艦隊を急派することに追われ、迅速な対応ができていませんでした。

★H.G.V.の攻撃精度は中国軍が持つ人工衛星網に依存しており、米軍はそれら人工衛星網を破壊することでH.G.V.の攻撃能力を著しく削ぐことが可能ですが、どの程度そちらに能力を割くかで日本への直接支援のタイミングが影響を受けることになります。
★人工衛星網は4つの人工衛星マーカで表され、米軍は各ターン開始時に任意の数の人工衛星マーカを破壊できます。
★人工衛星マーカ1個につきH.G.V.の攻撃力が1減殺されますが、1D6でミサイルの攻撃力以下の目が出れば敵に損害を与えることができる中で標準で5攻撃力を持つH.G.V.(つまり無修正で5以下で攻撃成功)はかなりの脅威であり、これを最大4減らすことが可能ですのでぜひとも行いたいところです。
★ただし、人工衛星マーカを1個破壊するごとに米軍の登場ターンが1ターン遅れます。
★標準で第4ターン登場の米軍が4個全ての衛星を破壊すると第8ターンに登場となるわけで、全10ターンのゲームとして戦場の位置によってはほとんど戦況に寄与できない可能性もあり、H.G.V.の無効化と直接支援の遅延のトレードオフおよびそのタイミングは悩ましいものとなります。
★なおゲーム開始時に中国側は8ユニットのH.G.V.を持っており、これらは他のミサイル同様1回のみ使用となりますが、毎ターン受ける2ステップの補充を使って再建もできます。

JASDFの迎撃をくぐりぬけた中国空軍機による空爆と衛星軌道から飛来したH.G.V.が日本全土を襲います。
(続く)