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Troopers Depo:独ソ電撃戦/JWC版(国際通信社)@KGG_16(0101)


第16回KGGのトリは、プレイ3名観戦武官3名というなんとなく全員参加による表題作となりました。
近頃出版されたばかりで、オリジナルは1980年台に発売されたエポックのウォーゲーム第一段の一作で、後にコマンドマガジンの付録ともなった1941年独ソ戦初期のミンスクおよびその周辺をめぐる戦いとなります。

表題作は単なるリプリントではなく、オリジナルのマップの北側に北方軍集団のマップを加えてそれぞれ別ゲームとしてだけではなく連結してもプレイが可能となっています。
これによりに微妙に攻めにくかったヴィルナ方面が周囲に何もない平野部にポツンと点在する、非常に脆い(く見える)街となり、北方との越境問題は生じますが、この方面からの進撃も十分可能となりました。
(ソ連軍は逆にここで誘引ができるようですが>詳しくは西新宿鮫さんのブログも御覧ください)

忘れるくらい大昔にプレイしたっきりの拙とizumoto氏が中央、北の独軍をそれぞれ担当します。
対するは西新宿鮫氏がソ連軍。
izumoto氏はどうかわかりませんが、拙は何をどうすべきだったかセオリーらしきものはさっぱり覚えていません。
ブログでもチラチラ拝見していましたが、やりこまれているようで特に防御側ですと付け入る隙間は恐らくないでしょう。
本来なら独軍内の移動速度が違う歩戦をうまく協調させつつソ連軍よろしく整然と前進していくのがよいのでしょうが、演武のような戦いでも面白くありませんので、ここはizumoto司令官には申し訳ありませんが、ちょっとハチャメチャしてペースをかき回せるかやってみることにします。
(またまたN黒観戦武官のTLを使用させていただきました。)



以下、北方はほとんど見ていませんでしたので(ヲイ)、自軍管区のみのレポートとなります。
(北の方は全然土地勘がないので、じっくりみてみたかったですが、全く余裕がありませんでした…)

序盤、装甲はそれぞれ団子にして走り回らせることにしますが、途中でバラして展開させるの忘れてソ連軍にお約束の足止めを喰らいます。
(…で後は時間がくれば自決上等攻撃が始まることになります)



中央(オリジナルマップでいう北)のヴィルナはソ連軍がサッサと引いた所を訳ありだとは思いつつ突っ込みますが、この頃南方ではブレストリトウスクの攻囲が2ターン連続で"C"(コンタクト)となったことでタイムテーブルが大幅に狂っており、この方面の足並みが完全にバラバラとなります。
概ねゲーム全体で歩兵の速度からしてバラノウィチ辺りまでしか進出できないさそうな気はしていましたが、2ターン後続の歩兵が多数拘束されてしまったことで、そこまでさえどうか怪しい展開となります。
当初は“多少先行するもののなんとなく斜め後ろに歩兵が追従しているくらいの速度で装甲はビヤリストク東方辺りで会合して…”となんとなく思っていたのですが、このプランも全くグズグズになってしまいました。
…といったわけで上記のような事態が並行して起きていたため、ヴィルナ方面はizumoto北方軍集団司令官に一時越境してヴィルナ奪取や保持をしてもらう等、ワガママオーダーし放題で、後に敗戦責任を問われ続けること(拙はいませんでしたが二次会まで?)になります(汗。



最終的には北方軍集団を越境引き返しの連続でかき回すは、ミンスクはおろかバラノウィチにも届かず、装甲は足止めされたままバラノウィチ北東で虚しい解囲攻撃を繰り返すのみ。
拙の失策もあり、まぁそうなりますよね…という結果となりizumoto北方軍集団司令官には大変申し訳ない結果に終わりました。

装甲の運用はともかくブレストリトウスクの攻囲が長引いた時点で、何らかの手当というか大きな方針変更(あの時点で負けない戦い方というか敗戦処理を意識する)ことが必要でしたが、悪あがきが過ぎました。

そもそもかなりやりこまれていますので、(特に南の方は)あまり展開の余地がないのかもしれませんが、感想戦で出た装甲を真っ先にまとめるという方法もありますが、今回は歩戦連携不徹底と突破後の装甲運用の問題が大きく、先行突破後に包囲されないような散開延翼と互いに合撃の余地を残して機動を行っていれば、分進策でももっとやりようがあったのでは?と表題作については浅学ながら個人的には思いました。

総じてシンプルなルール故、ほぼ盤面に集中できる点や、2マップでも十分二人プレイで1日で終わらせることができる、というのは非常に素晴らしいと思います。
またテーマに忌避感がなければ、ゲームとしての完成度も高く、オーソドックスなヘクスマップ&ZOCの作戦級ゲームの汎用的なセオリーを覚える/楽しむタイトルとしても“買い”なタイトルといえるでしょう。
さらに既にCMJバックナンバーの記事やネット上のいろいろな対戦記録等で数多披露されている南マップについて事例やテクニックを参考に、今回のリメイクで追加された北方のみ、あるいは南北連結という研究余地が残されているであろう“勝手が変わった”戦場でいろいろな作戦検討を行うのもの楽しいでしょう。