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Troopers Depo:7 Days to the Rhine/MODERN WAR(Decision Games)/5 map Scenario@KGG_021(0102)


月曜日は"現代戦"の日。

では、セットアップです。
まずはNATO軍からですが、各ユニット毎に配置中心ヘクスとその範囲が指定されていますので、大まかな方針が決まっていればあまり悩むことはないでしょう。
両軍とも敢えて前回の詳細な記録は見ずに行いましたが、WPACT軍の目的が不確定ながら、その大意は突破浸透です。
これに対しNATO軍はこれを念頭にそれを阻止することになりますが、なにせ戦線の広さに対して部隊の絶対数が少ないため、以下の方針で部隊を展開させることとします。
・既に前線付近にいるものは、部隊の生還はあきらめて極力地形を活かした位置に布陣して第一撃を吸収し突破を阻止
・後方にいるものは、第一線の部隊がないものとしてより強固な第二線をできるだけ前線近くで構築するよう全速かつ秩序立てて前線へ移動
戦線をすり抜けていくように見える空中機動部隊もZOC通過時には阻止判定を強要できますので、あきらめずZOCによる戦線構築は意識します。
そしてカッセル方面のBAORバッグナル将軍の反攻計画ターンもプロット。

これに対し、WPACT軍のマップ上初期配置があるのは南のミュンヘン、ニュルンベルグマップのみで中央以北は第1ターンに増援として進入してきます。
NATO軍の配置次第ですが、先の配置制限で概ね前線/後方にいる部隊は決まっていますので、まずはNATO軍の防衛線構築能力を飽和=部隊の絶対数を減殺を狙って(目前に敵がいない場合は除き)突破よりもNATO軍部隊の包囲撃滅を企図した機動を行わせるものとします。

また第1ターンにはWPACT軍が自動的に航空/電位戦優勢を獲得できるため、これらマーカと同じく海戦ボーナス(WPACT軍有利/NATO軍不利な戦闘修正)も加わりますので、潤沢な砲撃支援マーカと併せてこれらを組合わせて以下の目的に投入します。
・NATO側砲撃支援の相殺及び戦闘支援
・NATO軍後方部隊の移動妨害
さらに第103親衛/第76親衛空挺師団の降下計画をプロット。
(第103親衛空挺師団はニュルンベルグ〜フランクフルトの間で降下できるだけでなくWPCTの作戦目標によっては降下させずに都市制圧任務に就かせる[ゲームには登場させず自動で2VP確保]ことができます)

ここでWAPCT側の各戦域作戦目標をランダムに決定します。
面白いことにニュルンベルグが戦略的封鎖(具体的には都市制圧)であった以外は突破系という如何にも当時のWPACT軍らしいシチュエーションとなりました。
(上記Tumblrのアルバムリンクを参照)

前回のトライアル時の気付きとして書いた通りですが、やはり連結ゲームの面白い点は単独マップでは見えなかった各マップの連結点があることによる状況の変化となります。
単独マップでは安泰であった側面も戦線の凹凸により安全ではなかったり、逆に側面から援軍を呼び込めたり、そこを跨いで隣接戦域の敵側面を脅かしたり…と、いろいろなオプションが生まれます。
NATO軍は後方の部隊をそのまま前線に送るのではなく余裕がある方面から厳しい戦線へ分派する等が計画できます。
一方のWPACT軍も開戦初期の前線の展開だけでなく五月雨式に投入されるNATO軍後方部隊がどこに向かうか、また逆に作戦目標の"Maskirovka"(欺瞞)により游兵化させるように誘導する等、スケールの大きな駆け引きができます。
(会場/時間的制約で第1ターン+αが限界なのが残念!!)

…と開戦時の状況が出来上がったところでいよいよプレイに入ります。
(続く)