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内容紹介
◆実は、高度成長の要因はほとんど為替だった!?
◆通産省は、ほとんど役立たずだった!?
◆狂乱物価は、日本がこっそり為替介入していたせい!?
◆あのバブル期に、物価は高騰していなかった!?
◆「失われた20年」も「日本1人負け」も人災だった!?
世界から「奇跡」と称された高度経済成長を成し遂げ、やがてバブルの崩壊から「失われた二十年」といわれるほどのデフレ不況に落ち込んだ日本。なぜわれわれは、かくも成功し、そしてかくも失敗したのか――。
この日本経済の歩みの要因分析について、いま、あまりに広く「間違いだらけの常識、思い込み」が流布している。
本書は、それらの誤謬をわかりやすい論証で一刀両断! 「真相」をシンプルかつ明快に解き明かしていく。まさに、驚きと知的刺激の連続の一冊である。
「真実の歴史」を知らねば、経済の流れは見えてこない。
未来を正しく見通すためにも、ぜひ読んでおきたい、新しい「戦後経済史」の決定版。
プロローグ──経済の歩みを正しく知らねば、未来は見通せない
第1章 「奇跡の成長」の出発点に見るウソの数々
第2章 高度経済成長はなぜ実現したのか?
第3章 奇跡の終焉と「狂乱物価」の正体
第4章 プラザ合意は、日本を貶める罠だったのか?
第5章 「バブル経済」を引き起こした主犯は誰だ?
第6章 不純な「日銀法改正」と、痛恨の「失われた二十年」
終 章 TPPも雇用法制も、世間でいわれていることはウソだらけ
内容(「BOOK」データベースより)
世界から「奇跡」と称された高度経済成長を成し遂げ、やがてバブルの崩壊から「失われた二十年」といわれるほどのデフレ不況に落ち込んだ日本。なぜわれわれは、かくも成功し、そしてかくも失敗したのか…。この日本経済の歩みの要因分析について、いま、あまりに広く「間違いだらけの常識、思い出み」が流布している。本書では、それらの誤謬を、わかりやすい論証で一刀両断。「真相」がシンプルかつ明快に解き明かされていく。まさに、驚きと知的刺激の連続!未来を正しく見通すためにも、ぜひ読んでおきたい、新しい「戦後経済史」の決定版。
【アマゾンレビュー】
★★★★★高橋節(武士)健在
投稿者陽叛児2016年1月22日
形式: 新書Amazonで購入
いやはや、学会も権力も何も恐れない、高橋節(武士)健在です。
高橋洋一には、前から、日本戦後経済史を政策内部からみて、
書いて欲しいと思っていましたが、やっと出版されました。
小生はAmazon書評で、高橋洋一に学術的な経済史を望んでいましたが、
結果は、誰でも読める新書版でした。
タイトルは、編集者が売るために「戦後経済史は嘘ばかり」と
週刊誌見出しなみに、軽いですが、内容は本格的です。
農地解放は、政府内部の社会主義者官僚(後に社会党代議士になる)が主導したが、
結果として農民の社会主義化を防止し、日本が社会主義国家にならなかったとか
高度成長は、通産省が主導したのでなく、1ドル360円の固定相場制が主因だとか
その後の、変動相場制に移行した1970、1980年代も、
円安を維持するために、大蔵省は裏で巨大な介入を繰り返していたとか
バブル崩壊は、資産価値だけがバブルであって
一般物価は正常だったので、日銀は金融引き締めをすべきでなかったために
20年もの長期のデフレに陥ったとか、
正確なデーターに基づいた、指摘ばかりです。
「消費増税のGDPに及ぼす影響は軽微だ」とミスリーディングしていた、
東大伊藤元重、元大蔵官僚榊原英輔、大和総研熊谷亮丸、日本総研高橋進等々
大部分の自称「経済学者、エコノミスト」が、
競馬予想屋のように信用できない人々であることが明らかになった現在では
高橋洋一は、浜田宏一や岩田規久男と並んで、数少ない意見を聞きたい学究です。
新書版も読みやすくてよいですが、
明治以降の決定的な日本経済史を、
ライフワークとして英語と日本語で書いて
世界のエコノミストの必読書として、出版してくれることを、高橋武士に望んでおきます。
それは、高橋洋一にしかできない仕事です。
57人中50人のお客様がこれが役に立ったと考えています。
★★★★★なぜ、われわれはかくも成功し、そしてかくも失敗したのか。
投稿者海ベスト100レビュアー2016年2月7日
形式: 新書
戦後の経済・財政・金融政策に対する知的インパクトある勤評である。
以外なことに、その成功も失敗も原因は、他でもない金融・為替政策にあった。この辺りは、数年前非伝統的政策として実行された日銀の量的金融緩和政策にも通じている。
高橋は、東大数学科、経済学科卒で1980年大蔵省入省。理財局等に28年勤務。
経済・財政・金融の実務経験が豊富である。初めて、国のバランスシートも作っている。
また、第一次安倍内閣の内閣参事官として経済政策のブレーンを務めた。
2008年退官。2009年になんとも奇妙な事件を起こしている。この本は、霞が関全体を敵に回すような内容であるが、最早、恐れるものは何もないであろう。
本人は、経済学者ではなくデータ解析が専門と言っている。
通産・大蔵・日銀は、知の豪刀でバッサリ斬られている。世間に流布している通説の否定であり、「為替」及び「金融」の役割の重要性を指摘している。反論があれば主張して貰いたいものである。
われわれは、ポジショントークに誘導されていたのである。
法律が、政治的な利害関係調整の結果を顕すとすれば、
ポジショントークとは、日常誰でもが実行している本音を隠蔽し、自己の立場が有利となるよう発言する事であり組織とて同様である。
そして世論は、インターネット出現まで新聞・放送業界が創っていた。
通産省の産業政策理論の結果より、現実即応の為替政策の実効性が遥かに勝っていたという実例が示されている。
「20年デフレ」は、すべきでなかった日銀の金融引き締め政策のため泥沼のデフレに嵌ってしまった。
なぜならば、一般物価(価格)は正常であり資産価値(価格)のみがバブルだったのである。
バブル対策は、バーナンキが言うように一般物価のみを見ていれば良いのである。
デフレの下では、債券部門のみがデフレ利得者であり出世し経営者ともなった。
後にその人脈がデフレを益々薦める悪循環を形成する事となった。「デフレ勝者」の言葉さえあったのである。
目からウロコである。
昔陸軍、今財務省と云われる強大な既得権益より全体が歪められていることが全体として暗示されている。
経済学者、エコノミストと呼ばれている人たちのレベルが、ポジショントークが巧みなだけの競馬の予想家と同程度であることも解った。
著者は、マイナス金利に踏み切った日銀を高く評価している。
それは非伝統的で大蔵省の傍流であった黒田総裁の過去を抜きにして語れないものである。
悲しいことに、戦争が経済復興の特効薬であるも示されている。
快作である。
コメント9人中8人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★本書は、高橋さんの考える戦後の日本経済の歩みということになるのかな?!!
投稿者直いい親父ベスト500レビュアー2016年1月19日
形式: 新書
日本は第二次世界大戦で大敗を喫し、国土が焦土と化したあの痛ましい状態から、高度経済成長を果たし、世界から奇跡と称されました。
また、平成のバブル崩壊以後は、「失われた二十年」と言われるほどの長期のデフレに落ち込んでしまいました。
まさに光と闇ですが、現在の日本では、このような戦後から現在に至る経済の歩みについて、「間違った経済常識」や「単なる思い込み」が、
驚くほど広範囲に流布しています。
本書では、これらの点をデータ分析に基づいて解析し、本当はどうだったのかをわかりやすく解き明かしています。
本書は、以下の章に分かれています。 第1章:「奇跡の成長」の出発点に観るウソの数々
第2章:高度経済成長はなぜ実現したのか? 第3章:奇跡の終焉と「狂乱物価」の正体
第4章:プラザ合意は、日本を貶める罠だったのか? 第5章:「バブル経済」を引き起こした主犯は誰だ!
第6章:不純な「日銀法改正」と、痛恨の「失われた二十年」 終章:TPPも雇用法制も、世間でいわれていることはウソだらけ
著者の高橋洋一さんは、元大蔵、財務官僚で、最近は「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」のコメンテーターとして、その活躍を拝見しています。
その高橋さんによると、
戦後の奇跡の復興は、通産省の産業政策ではなく、元々下地があった企業の努力と、朝鮮特需、
さらには1ドル=360円の為替レートであると喝破されています。
さらに、「失われた二十年」は、日銀の余計な引き締めのためであると断言されています。
要するところ、現在のように金融を緩和していればよかったのではないか、ということだと思います。
確かに、日本の有力企業が、円高のため、次々と海外企業にシェアーを奪われていった現実を観ているだけに、説得力があります。
その他、固定相場は、為替介入が必要であるとか、プラザ同意以後に、実質的な変動相場制に移行したとか、
バブル期は、過度のインフレではなかったとか、いろんな興味深いことが述べられています。
そして、TPP、雇用法制にまでお話は及びます。
本書は、簡単に述べると、高橋さんの考える戦後の日本経済の歩み、ということだろうと思います。
私自身は、なるほどと興味深く読ませてもらいました!!
コメント36人中29人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★見えない現代革命!
投稿者M まさベスト1000レビュアー2016年1月26日
形式: 新書
全体的に非常に面白い、何故今、アベノミックスの量的緩和策が行われて要るか、よく解る内容になっている。
戦後の日本復興は、傾斜生産方式とGHQが展開した「経済安定9原則」による緊縮財政や金融引き締め等は、経済復興には、繋がらず、朝鮮戦争からの「朝鮮特需」という、外的要因だったと解説している。
1955年から1973年まで、日本の経済成長率は平均して10%近くに達していて、この成長期に、政府の政策が無かった事と、1ドル360円の楽勝レートが高度成長の最大の要因だと、意外なのは、東京オリンピックのインフラ整備の公共投資による経済効果より、貿易の自由化による経済効果の方が、影響が合った様だ。
1971年「ニクソン・ショック」ドルと金の交換禁止は、実態に合わせた事だと、経済が大きくなり、金の増え方が追い付かずに、ドルが多くなっていた。
固定相場制は、常に為替介入をする制度、(ドルを買いまくって360円を維持していた)
1973年2月から、変動相場制になるが、ダーティ・フロート(ドル買い介入継続)の裏の介入が続いていた、真の変動相場に移行したのが、1985年の「プラザ合意」為替介入をやめることに。
マンデル・フレミング効果を解説し、
マクロ経済政策には、二つの政策がある、英語では、金融政策は「マネタリー(Monetary)」金融機関は「ファイナンシャル(fnancial)」固定相場と変動相場では、政策の影響が違う。
1973年の石油ショックからのインフレは、嘘で、マネーが増えていた要因が大きい、石油価格の高騰は、物価にそれほど影響を及ぼしていない。
資本主義は問題の多い制度で、運営がまずいと恐慌になるが、社会主義より修正が利きやすい、
社会主義と資本主義の違いは、「ミクロ経済学の領域」への政府の介入の度合いの違いだで、
官僚がマクロ政策をし、ミクロは分権化して市場に任せるのが資本主義になる。
バーナキン教授は、インフレ目標の定義に、資産価格は入らず、一般価格で判断する、また、資産市場には一定の規制が必要でバブルの要因になっている。バブルを起こさない経済政策よりも、バブルが起きたら、正しく処理することを、適切なマクロ経済政策を展開すべき。
しかし、政府の政策は資産価格から、引き締め政策をしていた20年がデフレが続いて行った、
皮肉にも、債券部門出身者が出世し「デフレ勝者」が金融関係の経営者が増えていた。後に、その人脈がデフレを益々薦めていた。
リーマンショック後のアメリカや、イギリスは、大胆な金融緩和を実行し早めに、景気を復活させ、
日本はお金を刷らなかったので、猛烈な円高が進み、リーマンショックの後遺症が長引いた。
TPPは、関税をかけると発生するデッドウェイトが無くなることが、TPPのマクロ経済効果あり、GDPは、増加する。
「失業者を最小化すること」こそが、マクロ経済政策の目的。それが成功していれば、経済政策はおおむね正しい政策で、上手く行っていなければ、経済政策に不備がある。
マクロ経済から見ると、1ドル80円を放置していると、日本を代表する起業が赤字に陥るが1ドル120円ならば、多くの輸出企業が利益を出せ、みんなの恩恵が受ける。固定相場時は、1ドル360円なら、普通に仕事しているだけで、もうかって要るだろうと。
戦後経済史を振り返ると経済環境を最も大きな影響を与えていたのは、為替レートだった。その為替レートは、金融政策で決まる。
パソコンのメモリーモジュールは、サムスン(韓国) ハイニックス(韓国) エルピーダ(日本) マイクロン(アメリカ)
日本のエルピーダは、この中でも、品質が良かったが、完全に為替変動で倒産していて、為替が技術力を吹っ飛ばしている事例だ。
最後に、為替の安定は、政府の責任だと、失われた20年は、円高を放置した日銀の責任は大きいと、何が、「間違った常識」で、何が「物事を正しく見る眼」なのか、歴史から汲み取るべきだと締めている。
以上が、この著書の内容だ。非常に面白い、私自身、1ドル360円の固定は、国間同士の決まり事と単純に考えていたが、猛烈なドル買いが合った事は知らなかった、裏を返せば、円を沢山刷っていた事になる、以前、経済はマネタリーベースを適度に行えば、経済をコントロール出来ると苫米地氏も発言していた。
著者は、TPPを薦めているが、私自身は、TPPに関しては、長いスパンでの大まかな考え方には、著者には賛同出来るが、まだ、無理が有るようにも見える、それは、冨山和彦氏は、ローカル企業とグローバル企業を別けて考える事を発言されていた。ローカル文化には、新しい産業システムが産まれる可能性を示唆していて、それが地域活性化に繋がり、成功すれば、グローバルに挑む事も出来る、しかし、急速なグローバル化は、発展する前に、ローカル文化を破壊してしまう、やはり、日本のローカル文化からの産業が新しく産まれる為にも、無神経なグローバル化には、何か引っ掛かる物がある。
全体的には、非常に中身の濃い内容になっている。また、大蔵省から財務省へ、また、日銀のシステムが替わり、今のアベノミックスが有る。この辺の話も非常に面白い。
ある意味、日本の見えない革命に、著者の功績が伺える。
コメント30人中24人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★★真理を見極める「眼」
投稿者hbspmdベスト500レビュアー2016年2月11日
形式: 新書
本書のタイトルはやや「扇動的」な印象を受けるが、戦後の経済史において大多数の人が「常識」と捉えていることは必ずしも正確ではなく、その裏側にどのような事情や背景、或いは「言い換え」や「都合の良い解釈」があったのか、ということを理解する頭、見極める「眼」を持たないと、今起こっていること、これから起こることについても正しい判断が出来ない、という警鐘であると理解した。
中でも為替についての記述は、戦後の高度経済成長の大きな要因であったこと、1985年のプラザ合意までは本当の意味での変動相場制ではなかったこと、日米マネタリーベース比が円ドルレートと密接にリンクしていること、近年の超円高とアベノミクスによる円安傾向における産業の競争力に与える影響の大きさなど、肚落ちする内容が綴られており、非常に参考となる。
固定相場制の下においてより機能するのは財政政策であり、変動相場制において有効に機能するのは金融政策であるというマンデル・フレミング効果【注】を始め、経済の原因と結果を混同しないこと、経済史で何かが変わるのは大きなイベントによって変わる、というよりも既に実質的に流れが変わっている所に「火に油を注ぐような」イベントが起こったと見るべきことも多いこと、判断の拠り所として冷静にデータを分析することが肝要であること、今がバブルであるかどうかの判断よりも、はじけてからの対応が大事であることなど、物事を正しく見る眼を養う材料が盛り沢山詰まった一冊である。
コメント1人中1人のお客様がこれが参考になったと述べています。
【注】マンデル・フレミング効果:簡単に言うと次の通り。
通貨制度には固定相場制と変動相場制の2つ制度がある。
固定相場制のもとでは景気を刺激する政策では財政政策が有効であり、金融政策は無効となる。
変動相場制のもとでは景気刺激のためには金融政策が有効であり、財政政策は無効となる。
マンデル・フレミングの法則 =財政赤字が拡大すると実質長期金利が上昇し、設備投資や住宅投資が減少する(クラウディング・アウト効果)。 また、実質長期金利が上昇すると国内への資本流入圧力が生じて自国通貨が増価し、輸出が減少して輸入が増加するためGDPが減少する。
★★★★★気鋭の経済研究家が喝破する日本経済史の虚実
投稿者坂元竜ベスト50レビュアー2016年2月8日
形式: 新書
本書はデータ解析と経済理論から戦後経済史の常識を疑う著作。
データを示し、明確な理論的根拠を示す著者の論法は全編にわたって明快。
特にマンデル・フレミング効果を解説し、財政出動や金融政策の効果が、為替の固定相場と変動相場で切り替わることの解説や、TPPが目指しているのはデッドウェイトロスの撤廃であることなどは直感的にもわかりやすい解説をしている。
データと理論という明快な立ち位置から既存の複雑になりすぎて方向性を見失っているかに見える戦後経済史理解を読み直す一冊、読み応えあり。
コメント1人中1人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★★「べきだ」から「はずだ」という視点でものごとを考える
投稿者加賀谷昌樹2016年2月4日
形式: 新書
近年、私はアジアの発展途上国の記事を読む機会が増えるとともに、自分が子どもだった日米貿易摩擦やバブル経済の時代の経済政策は一体どんなものだったのかということに関心を持つようになったが、手軽に読める書籍がなかなか見つからなかったので、本書を手にした。
政治経済のトピックは身近ではあるものの、自分の理想や思い込みにとらわれがちなので、「べきだ」から「はずだ」(p25)という視点でものごとを考え、自分の理論にこだわって、データを否定するのではなく、自分の理論を修正する態度のあり方が本書の冒頭で説かれている。似たような表現として、「批判する人」と「学ぶ人」もしくは「こちこちマインドセット」と「しなやかマインドセット」が挙げられる。
本書によると、「バブル期はものすごく経済の調子がよく、経済成長率も非常に高かった」、「金余り」というのは誤りであるとのことである。当時の経済成長率は、先進国水準ではごく平均、一般物価はそれほど上がっていなかったとのことである (p144)。本当に金余りの状態、つまり、通貨供給量が多すぎるのであれば、インフレが起きているはずであるがそうではない (p162)。
高騰していたのは株価と不動産で、主因は法律と規制の不備によるものとのこと。株価が急騰していたのはマネーがあふれていたのではなく、株式売買の異常な高さの回転率に由来し、それにつられて、一般投資家も株に手を出したとのことである (p154)。当時は、証券会社や信託銀行に運用を任せる金融商品が流行っており、事実上の損失補填やニギリと呼ばれる事実上の利回り保証が横行し、銀行が株式購入資金に融資をしていた (p150、152-153)。
資産インフレは当時の大蔵省の通達 (営業特金禁止通達、不動産融資総量規制通達) により収まった (p158-159)。通達にしたのは法改正では間に合わなかったためで、著者が起草した通達は後の証券取引法に取り込まれた (p156)。
後の FRB 議長となるバーナンキ教授 (当時) によると、金融政策の判断基準は一般物価であり、資産価格は一般物価に波及しないかぎり、見る必要がないことがセオリーとのこと (p164)。当時の日銀は資産価格と一般物価をわけて考えず、1つの経済状態として扱い (p146)、一般物価が安定していてインフレが起きていないにもかかわらず、金融引き締めをしたのに対して、日本のバブル経済のことも学んでいたバーナンキ教授は、同じく取引規制で資産インフレが崩壊したリーマン・ショックの後で、一般物価が急落したことを受けて、セオリーどおりに金融緩和を実施して、アメリカの経済を回復させた (p166-167)。
コメント7人中5人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★★この本は、戦後の日本経済を正しく見る本であり、これまでの通説がウソだった事がわかる本です!
投稿者TOKYO BOY2016年1月21日
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この本は、戦後の日本経済を正しく見る本であり、これまでの通説がウソだった事がわかる本です!
この本を読めば、戦後の日本経済を簡単に、理解できるようになり、過去の日本経済が整理され、未来の日本経済に何が必要なのかがわかる本になっています。
筆者が一番言いたいことは、「日本経済を復活させるには、マクロ経済政策(財政政策と金融政策)の拡大をして、デフレギャップ(需要不足)を埋め、失業者を減らすことが大事だ!」としています。
その為、「財政政策」を管理する「財務省」や、「金融政策」を管理する「日銀」の政策は重要であるとしています。
また、全体として主張している事は、日本経済が高度成長できたのは、通産省の政策のおかげではなく、
一ドル=360円という為替レートが日本経済にとても恵まれた環境を与えたとしています。
一番、納得できた事は、「スタグフレーション(不況と物価高)は、供給側(地震や戦争などの原油高や供給不足)が要因であり、マクロ経済政策(財政政策と金融政策)とは、関係がない」という説明でした。
その為、今の日本経済は、原油安で、とても恵まれているなと思いました。
以下、各章の目次です!
「プロローグ」-経済の歩みを正しく知らねば、未来は見通せない
1:「ウソの経済常識」を信じ込んでいませんか?
2:「間違った経済常識」が生んだ「失われた二十年」
3:なぜ「予測」が当たるのか?
4:状況分析は「べきだ」ではなく、「はずだ」の視点で行う
第1章「奇跡の成長」の出発点に見るウソの数々
1:どうして日本は敗戦直後の廃墟から立ち上がれたのか
2:教科書にも出てくる「傾斜生産方式」はまるで効果がなかった
3:実は、戦災に遭っても日本の工場はかなり生き残っていた
4:復興債のお金のばらまきは、「悪性のインフレ」の主因ではない
5:政府金融が呼び水となる「カウベル効果」が起こった実例はない
6:政府の「成長戦略」に期待するのも、間違った認識から
7:戦後の「預金封鎖+財産税」は財政再建には意味がなかった
8:GHQの改革がなくても、日本は戦前から「資本主義」大国だった
9:農地改革は購買力を増やしたのではなく、共産化を防いだ
10:資本主義が前提の日本では、労働三法でバランスがとれた
11:財閥解体も集中排除も完全に骨抜きにした民間の知恵
12:GHQもIMFも「財政均衡」が大好き
13:ドッチ・ラインの金融引き締めが深刻な不況を招いた
14:日本復興の最大の原動力は、政策ではなく、「朝鮮特需」
第2章「高度経済成長はなぜ実現したのか」
1:「神話以来の好景気」が連発した時代
2:「一ドル=360円」の楽勝レートが高度成長の最大の要因
3:為替レートが有利なうえに、技術力がついてきた
4:通産省の役人よりも一枚も二枚も企業は上手だった
5:ただ民間の後追いをしてきただけという通産省の本当の姿
6:通産省方式「合法カルテル」の栄枯盛衰
7:東京オリンピックの経済効果は、インフラ整備よりも貿易自由化
第3章「奇跡の終焉と狂乱物価の招待」
1:ニクソン・ショック前から金本位制はおわっていた
2:「国際金融のトリレンマ」を知れば経済は理解できる
3:固定相場制を維持するには莫大なドル買い介入が必要になる
4:1985年のプラザ合意までは、実は、実質「固定相場制」だった
5:「マンデル・フレミング」を知れば、財政と金融のどちらかが効果的かわかる
6:「石油ショックで急激なインフレが起こった」はウソ
7:「スタグフレーション」は供給要因で起こる現象
8:石油ショックあとの省エネにも通産省は何の役割も果たさなかった
第4章「プラザ合意は、日本を貶める罠だったのか?」
1:レーガンノミクスが生んだ「双子の赤字」でプラザ合意が行われた?
2:プラザ合意までは為替介入していたことを裏づける「円高容認」発言
3:「レーガノミクスは反ケインズ政策」は大きなウソ
4:減税論者が主張する「ラッファー・カーブ」はデタラメの論理
5:冷戦で西側が勝利したのは、経済パフォーマンスの差
6:「前川レポート」はただ状況の変化をなぞっただけのもの
7:「貿易の自由化」のために「金融の自由化」が必要になった
8:「金融ビッグバン」は、小さなことを役人が大げさにいっていただけ
第5章「バブル経済を引き起こした主犯は誰か?」
1:バブル経済になったのは、プラザ合意対策のせい
2:バブル期は、株と土地以外は、「超フツーの経済」だった
3:「バブルかどうか」は当時は誰にもわからなかった
4:法律の不備をついて証券会社がデタラメなことをやっていた
5:あと少し通達が遅れていたら、証券会社は大クラッシュしていた
6:日銀の「余計な引き締め」で、それから二十年の悲劇が始まった
7:間違いを認めなくない日銀の自己正当化が、悲劇を長引かせた
8:バブル処理の仕方は確立されているから、バブルを過度に恐れる必要はない
第6章「不純な日銀法改正と、痛恨の失われた二十年」
1:「失われた二十年」の原因は何か?
2:「不良債権が足枷になった」はまったくのウソ
3:経済が収縮するデフレ下で、できるはずがないこと
4:「2階と4階を分離せよ」と迫られた大蔵省
5:不純な動機で始めた「日銀法改正」のツケが回ってきた
6:竹中平蔵氏はリフレ派からも誤解されている
7:「小泉・竹中路線」は、最初は完敗の連続だった
8:いかにして、竹中氏は無敵状態になったのか
9:日銀総裁人事以外に、政府が金融政策に関与する方法はなかった
10:長く続いたデフレの結果、「デフレ勝者」が金融機関の経営者になった
11:リーマン・ショック後の「日本1人負け」も人災だった
終章「TPPも雇用法制も、世間でいわれていることはウソだらけ」
1:自由貿易は戦争を「抑止」するものであり、とめるべきではない
2:関税率を下げるとWin-Winになるのが経済学の常識
3:TPPで海外から安いものがはいってきてもトータルでは利益になる
4:「毒素条項」は、TPP以前の貿易協定でもだいたい入っていた
5:「終身雇用は日本型の雇用制度」は大きなウソ
6:雇用慣行は政府が口出しすべきではない分野の1つ
7:「普通にやっていればうまくいく経済環境」作り出すために
コメント19人中13人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★★日本の戦後史を勉強する高校生だけでなくビジネスマンにおすすめ
投稿者Amazon カスタマー2016年1月29日
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筆者は安倍内閣の経済政策を助言し、それを理論面から支えている影の功労者の一人である。しかも、バーナンキ前FRB議長の薫陶を受けた者でもあり、経済に関する知見は日本の随一と言っても良いだろう。
本書は学校教育で教えられた経済史を根底から覆し、それを新たなる視点で紹介し、整理した本としては有意義な仕事をしている。もちろん著者の卓越した経験が本書からにじんでいるのもこの本の醍醐味であろう。この本は、これまで通説として学校教育で教えられた戦後経済史の嘘を暴いた見事な論評である。教育関係者はもちろんの、高校生にぜひ読んでいただきたい。データを重視する高橋先生がそれを駆使して、見事に間違った戦後経済史を見事に論破しているのは実に痛快だ。加えて、当時その政策に加担し、日本経済を落ち込ませたり、足を引っ張ってきた輩をことごとく痛快に批判するだけでなく、そのソリューションを建設的に提言しているのが、この本の真骨頂だといえよう。また、後半部分で、竹中平蔵氏と高橋洋一氏と役人たちとのせめぎあいの闘争のエピソードが書かれており、非常に読み応えのある内容となっている。
コメント13人中9人のお客様がこれが参考になったと述べています。
★★★★★一読の価値あるオススメの本 : データに基づくファクトを起点にした話で納得性が高い
投稿者いい本を読みたい2016年2月12日
形式: 新書
データに基づいて話を展開されているので、納得性が高く、読んでいてストレスがありません。
また、彼自身の官僚としての体験も交えてなので、
経済学者の単なる理論展開での戦後経済の説明よりも、
格段に説得力があります。
個人的に、一人でも多く読んで頂きたいのは、
失われた20年についての日銀と財務省の失策の数々についてです。
日本の低成長が人災によりもたらさせたことを思い知らされます。
政治家と官僚に好き勝手されてきた中央集権体制のひずみについても、
考えることができる一冊です。
「学問のすすめ(現代語版)」、「仮面の日米同盟」などと併せて読めば、
国民がもっと賢くなって、政治をもっと自分ゴト化して考えなければならない、
ということを痛感する1冊だと思います。
★★★★★間違った経済常識をばっさりと斬った良書
投稿者正義の味方2016年2月9日
形式: 新書
経済学者が誤りを犯す原因を以下のように分析している。
つまり、理論を守り抜こうとして、原因を特殊要因に求めてしまうからだ。
本書は、バブル経済や失われた20年の内幕を、元大蔵官僚の視点から冷徹に、
かつ的確に分析した良書ともなっている。
日銀法改正では、独立性の定義を曖昧にしたために、日銀は
「手段の独立性」の他、「目標の独立性」まで権限を持つと主張する
ようになってしまった。中央銀行が「目標の独立性」まで持つことは、
国際常識ではありえない事だ。
だが、これが、日銀の誤った金融政策(引き締め)へと繋がり、
失われた20年を生み出したのだ。
大蔵省接待スキャンダルについては、さすがに内部にいた人である。
実に、リアルに書かれている。
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★★★★★納得することばかりでした、お勧めです
投稿者moviemaniaVINEメンバー2016年1月29日
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マクロ経済をよく理解されている高橋先生ならではの、すらすら読める解説本です。
戦後日本経済の奇跡的復興、バブル経済の仕組みの解析と対策、日銀法の改正が招いたデフレの二十年、TPPによる国民経済への利益、など、「目から鱗」の話ばかりです。
竹中平蔵氏が、いかに誤解されているか、もよく分かりました。
青山繁晴氏が、今年の四月から、学生の推薦で東大の講師を務めるようですが、
是非とも、高橋先生にも、東大の講師を務めてほしいものです。
なにせ、東大は官僚の養成機関ですから。
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★★★★★表題は週刊誌レベルだが、中身は・・・
投稿者バックスピン2016年2月9日
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大学でいわゆる「近経」を学び、銀行に30年間、在籍した者だが、この本の内容は衝撃的なものだといえよう。 巷で、それも有力マスコミや有識者と言われる人たちの通説とは全く異なる内容となっている。 それも単に衝撃的な内容を文章で述べるだけではなく、データで説明もしているので、なるほどと理解しやすいものになっている。 「データで説明云々」というと、「都合の良いデータを引っ張り出して・・・」との反論も聞こえてきそうだが、私としては、その反論こそ聞いてみたい。 これからの財政・金融政策を論じる場合の評価基準を再考する必要があると思われるからである。
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★★★★★なるほど、そういうことか
投稿者若葉42582016年2月8日
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一つの見方には違いないが、かなり納得の内容、経済論争のごたごたがこの本によりかなり整理できる。
政治や経済には必ずもっともらしい反対意見があり、世論を混乱させている現状に一石を投入した本です。
高橋氏は統計資料(証拠)をのせて、具体的に説明しており、わかりやすい。
良い本で、政治・経済に興味ある方は是非ご一読をお勧めします。
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★★★★★目から鱗の連続で戦後史の新境地
投稿者pripripri2016年2月4日
形式: 新書
バブルは資産バブルで、一般物価はインフレでなかったから、バブル直後の金融引締めは誤り。
日銀はその誤りを認めず、その後無謬性によって間違い引締めを続けて、失われた20年になったとの主張は筆者ならではのもの。
そのほかにも、戦後経済史の通説をことごとく破っている。
歴史学者はどう反論するのだろうか。データを経済理論を使ってみているので、歴史関係者はちょっと勝てそうにない。
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★★★★★改めて金融論の勉強に意欲が湧いてきました。
投稿者松岡茂雄2016年2月9日
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10年で預金が2倍になった時代がありましたね、庶民はせっせと預金して住宅購入資金をつくった。土地と株のバブル破裂で瀕死の「金融機関」の救済に国は低金利政策を採用、金融機関は税金を払わず再建したが、金利に頼っていた各種基金は破綻。
いま高橋洋一さんの新著を読み、当時の大蔵省、日銀の行動に義憤を覚えます。
今は「貯蓄」より「投機」の時代。改めて金融論の勉強に意欲が湧いてきました。
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★
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