2009年08月21日

空冷 4GHz OC 常用への試み3 ― OC メモリーの4枚挿し

 空冷 4GHz OC 常用への試み1--室温24°C で4.1GHz達成 で報告したように,室温24°C(2009.4.30)では 4.1GHzOC 状態で,Prime95 拷問 20時間 テストを達成 し,このパソコンを真夏でも常用できる可能性が高まった.札幌で 30°C超えになる日を待っていたが,5月下旬に入った頃であろうか,マイクロソフトの次期 OS Windows 7 RC 版 が無料でダウンロードできると知って,OS のデュアルブート を試みた.そこには「エクスペリエンスインデックス」というパソコンの性能を測るソフトがあって,一寸やってみた( その1例 ).私のパソコンは 1150MHz OC メモリー 1GB×2 と 1GB メモリーを2枚挿しているので,さぞかし高得点になるかと思ったら,Memory (RAM) が やっと5.1 だった.こんな筈がない.こうなったら,同じメモリーを2枚増設して,4枚挿して 4GB で巻き返しだ.

 この OC メモリーの4枚挿しがトラブルの元 だった.

 まず,慎重に Memtest86+ でメモリーに不具合がないかを調べて,無いことを確認する.
次に,4枚挿しになるので,メモリーの温度も上がるだろうと考えて,メモリーのヒートスプレッダーを XIGMATEK Dragoon-N422 に替えてみた.これは優れものであったが,OC メモリーでは2本挿しでも,その上限 1150 MHz を大幅に超える設定は不可能であった.(※ MARS-RD というのもあったが,ねじ穴の周りが膨れていて,メモリー本体をきちっと挟めないために抜けてしまう,単なるオモチャだった).

 これで良しと,エクスペリエンスインデックスをやってみると,めもり(RAM) が 7.5 に上がった.HDD は安物なので,5.9 は仕方がないか.
それではと,Prime95 耐久テストに取りかかるが,4.1GHz ではほんの数分しか保たない.このとき,Memset 4.0 の Memory DDR2 547.2 MHz から分かるように,メモリースピードは(デュアルチャンネルメモリーだから) 547.2×2=1094.4 MHz(<1150 MHz である←メモリースピードの上限よりずっと低い).(メモリー4枚挿しは Memset 4.0 の「Size 4×1024」から分かる).BIOS で設定をいろいろ変えてもたいして変わらない.さあ,困った~~(T_T).

 メモリー4枚挿しのトラブルは(1)M/B との相性,(2)BIOS の設定(バージョン違い)(例えば,『メモリー4枚差しで起動しない』)など複雑であるが,私の場合は OS がちゃんと起動して負荷の小さい使用には差し支えないので,これらには当てはまらない.ああかこうかと疑っているうちに,(3)OC メモリーの4枚挿しの問題 と考えて調べてみると,2ちゃんねる の 「(; ・`д・´) OCメモリ友の会 17枚目」に

379 :Socket774:2009/05/31(日) 12:25:56 ID:TdTPTvUv メモリだけ書かれてもしょーがないんだが、間違いなくママン(メモリコントローラ)側の問題。 X48ですら4枚挿しはメモリクロック耐性がかなり落ちる
との記述を見つけた.そこで,P5Q Deluxe M/B ユーザーマニュアルを詳細に読むと,ありました: 2.4.2 メモリ構成(p.2-12)に
オーバークロックのパフォーマンスの観点から,スロットイエローのスロットからご使用ください
と書いてある.つまり,4枚挿ししたスロットの中 2個はメモリーの OC ができないスロット ということ.これで事の次第がほぼ飲み込めた: 4枚挿しでは OC はできません.したがって,OC する前の clock までダウンクロックしなさい !! (検索で調べた限りでは,事情はギガバイトの M/B でも同じらしい).

 そこで,メモリのダウンクロックを考える.Memset 4.0fsb/dram 5:6 (FSB:DRAM クロック比)は fsb=Bus Speed=456.1 MHz を(6/5)倍して,Memory Speed=547.2 MHz にするということ( Dual Channel では 547.2×2=1094.4 MHz ).
CPU を4.1 GHz に保ってメモリをダウンクロックしようとすると, fsb/dram 1:1を使わざるをえないから,このとき メモリークロックは 456.1×(1/1)×2=912.2 MHz にしかならない.OC メモリー 1150 MHz をここまで落とす気にはならない.
むしろ,fsb/dram 5:6 はそのままにして,CPU クロックを落としてみるか.4GHz を死守するとすると,FSB:CPU クロック比が9だから,メモリークロックは (4000/9)×(6/5)×2≒1067 MHz まで落とすだけですむ.OC メモリー 1150 MHz の基本性能が 1067 MHz レベルだとすると,この設定で安定するはずだ.

 その結果は満足のいくものだった.Prime95,3DMark06 共に成功裏に実行できた.ただし,証拠の写真がはぐれてしまったので,30°C 超えになった8月11日の 3DMark062時間経過したときの Prime95 を載せよう.Memset 4.0 からメモリーの4枚挿しが見て取れるはずである.


追記(2009.08.31)
その後,別の話題を載せるために,BIOS を開いてみると,CPU Clock 4GHz を得るための Bus Speed=FSB Frequency=4000/9≒445 MHZ に対して,メモリースピード=DRAM Frequency が 1066≒445×(6/5)×2 MHz の他に, 1112≒445×(5/4)×2 MHz < 1150 MHz を選ぶ項目が現れた.ダメ元で Prime95 をやってみると,すぐには赤マーク(←失敗の印)が現れない.これは望みありかと思って,部屋を閉め切って Prime95 を実行すると,室温は30°C まで上がったが,2時間は大丈夫であった.そこで本気になって,DRAM Voltage(メモリ電圧)を 1066 MHz のときの【2.30】V から【2.32】V に上げて Prime95 耐久テストを実行し,10時間のテストを無事完了した.( メモリースピード 1112 MHz,メモリ電圧 2.32 V への変更以外は,CPU クロック 4GHz など,他の変更はない.なお,室温は部屋を閉め切って 30°C を確保).( PC PROBE II の CPU 112°C は,ソフトのインストール失敗によって,一度赤くなったら温度が下がるときに表示がおかしくなったため).
 以上のことをどう理解すべきかと考えてみると,答えは CPU クロックの減少( 4.1 → 4.0 GHz ),つまり Bus Speed=FSB Frequency の減少(456 → 445 MHz )との関連として得られる:

OC のとき, OC メモリーの4枚挿し をすると,メモリーの OC 耐性は下がる
ただし,CPU クロックを下げると,メモリーの OC 耐性はある程度回復する

役に立ったら クリック (^^;)

a266622689 at 18:54コメント(0)トラックバック(1)パソコン OC など  

トラックバックURL

トラックバック一覧

1. Core i7 875K+P7P55D-Eでオーバークロックやってみた 空冷で3720MHz常用  [ 激突体当たり! ]   2010年06月30日 11:45
Core i7 875K BOX 31477円 http://kakaku.co...

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
役に立ったら クリック (^^;)
人気ブログランキングへ 清き one crick please (^^;)

● 東日本大震災(2011/3/11)以後,
政治問題にも 雑家言 (>_<)
記事検索
ご縁カウンターPRO
アクセス解析 ご縁カウンタPro
LINK (パソコン関連のみ)
レノボ学ぼ:根強い人気のThinkPadを中心にlenovoや国産PCのレビュー・お得情報などを紹介しています。
livedoor プロフィール
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ