芸の不思議、人の不思議

大友浩による「芸」と「人」についてのブログです。予告なくネタバレを書くことがあります。

『山手樹一郎長編時代小説全集4 崋山と長英』をアップしました。(2023.7.24)
辻邦生『西行花伝』
をアップしました。(2023.6.6)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第10番 BWV795を公開しました。(2023.6.3)
ブースケ:36のエチュード Vol.1
を更新し、エチュード第5番を公開しました。(2023.6.3)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第9番 BWV795を公開しました。(2023.5.20)
ルイエ:2本のリコーダーのための6つのソナタ
を更新し、ソナタ第3番を公開しました。(2023.5.16)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第8番 BWV794を公開しました。(2023.5.9)
服部完治の「七つの子」
をアップし、「七つの子」と付録を公開しました。(2023.4.28)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第7番 BWV793を公開しました。(2023.4.25)
ブースケ:36のエチュード Vol.1
を更新し、エチュード第4番を公開しました。(2023.4.25)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第5番 BWV792を公開しました。(2023.4.8)
「さくらさくら」二題
をアップし、「さくら変奏曲」(吉田雅夫)「さくらさくら」(荻久保和明)を公開しました。(2023.4.1)
ブースケ:36のエチュード Vol.1
を更新し、エチュード第3番を公開しました。(2023.4.1)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第6番 BWV792を公開しました。(2023.4.1)
モーツァルト:5つのディヴェルティメント K.439b
をアップし、ディヴェルティメント第1番を公開しました。(2023.3.18)
ブースケ:36のエチュード Vol.1
を更新し、エチュード第2番を公開しました。(2023.3.10)
ルイエ:2本のリコーダーのための6つのソナタ
を更新し、ソナタ第2番を公開しました。(2023.3.9)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第4番 BWV790を公開しました。(2023.2.25)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第3番 BWV789を公開しました。(2023.2.21)
ブースケ:36のエチュード Vol.1
をアップし、エチュード第1番を公開しました。(2023.2.10)
ルイエ:2本のリコーダーのための6つのソナタ
をアップし、ソナタ第1番を公開しました。(2023.2.3)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
を更新し、シンフォニア第2番 BWV788を公開しました。(2023.1.29)
バッハ:3声のシンフォニア(リコーダー三重奏)
をアップし、シンフォニア第1番 BWV787を公開しました。(2023.1.21)
バッハ:2声のインヴェンション全曲
をアップしました。(2023.1.17)
ジェミニアーニ:アンダンテ〜合奏協奏曲 Op.2-1
をアップしました。(2023.1.7)
曲亭馬琴『近世物之本江戸作者部類』
をアップしました。(2023.1.3)


2022年の更新情報はこちら
2021年の更新情報はこちら
2020年の更新情報はこちら

山手樹一郎04_崋山と長英
 山手樹一郎『山手樹一郎長編時代小説全集4 崋山と長英』(1978年、春陽堂)、とても面白かった。ほかの山手作品とは違った作風で、歴史小説とでも呼ぶべき物語である。

 長編「崋山と長英」、中編「天保の鬼」を収録。巻末に「江戸おもしろ事典 岡場所」(井口朝生)が掲載されている。

 カバー折り返しの石井冨士弥の作品案内がよくまとまっているので、全文転載する。

> ――信用していた同僚、年来の友人にいつの間にか裏切られ、気がついたら恐ろしい罪人にされていた……などという話は、現代ではただのうそ話ではなくなった。
 国を憂うるために書き、筐底深く蔵していたメモが、親しい者の陥穽で時の政府を誹謗するものとされ、投獄されてしまう能吏であり名画伯である渡辺崋山は、しかしだれも恨まない。
 第二次大戦中、自由な執筆活動を禁止された多くの作家の中で、わが山手文学はその生涯の作品中、もっとも端正な史的長編犢中記甅珈A記甅琲居記瓩了杏作「崋山と長英」を書きあげた。歴史に忠実な小説を敬遠する人々にも、本編をおすすめする。読みどころは、いつもの多彩な筋立ての変化に求めることなく、彼をめぐる人間愛のこまやかな心の動きの猜儔臭瓩量滅鬚機⊃執錣蔑鮖望説には珍しい情味ある世界をきりひらいた代表作。――併収「天保の鬼」は、悲惨な状況を清廉な心意気で高めた高野長英の青春時代から、投獄寸前までを描く姉妹長編!

■崋山と長英
 第一部 獄中記。いわゆる「蛮社の獄」で、自ら名乗り出て入牢することになった高野長英の過酷な獄中生活を描く。
 第二部 檻送記。長英は永牢となるが、渡辺崋山は三州田原へ蟄居となった。崋山が血も涙もない小役人に監視されながら、田原の在まで送られるその道中を描く。途中、吹雪になり、腹痛を起こして死にかけるが、何とか田原へたどり着く。
 第三部 蟄居記。田原の在での蟄居生活を描く。老母や妻、子どもたちと一緒ではあるが、何もない貧しい生活。それでも体調は次第に回復し、知人が密かに崋山の絵を売って生活を支えてくれる。しかし、そのことが仇になり崋山は自害する。
 第一部で高野長英のことを描きながら、第二部以下では長英についてはほぼ全く触れない。
 石井冨士弥氏も書いているごとく、ほかの山手樹一郎作品とは違う作風。いわゆる歴史小説と呼ぶべきだろうか。長英や崋山や周囲の人々の手になる論文・日記・手紙などの直接的な引用も随所にあり、奔放に想像力を働かせるのではなく、史実から離れない構えになっている。山手樹一郎らしい人間の情(親子の情、師弟の情等)がまことにみずみずしく描かれている。長英や崋山の時の「政治」に対する考え方も、わかりやすく描かれている。山手の代表作の一つとすべきだろう。
 崋山が母を呼ぶときに「おかあさん」(P.111に初出以降頻出)。

■天保の鬼
 「崋山と長英」の第一部 獄中記に至るまでの高野長英を描く。といっても、長英を中心に尚歯会の諸々が描かれているので、もちろん渡辺崋山も登場する。物語としては、こちらを先に読んでから「崋山と長英」を読むと時系列通りになり、わかりやすくなる。が、どちらを先に読むべきかは微妙なところだろう。
 構図としては、蘭学をもとに明日の日本の姿を真摯に考えようとする尚派会の面々と、蘭学嫌いで旧態依然たる幕藩体制を維持しようと卑怯な手も辞さない鳥居耀蔵(とその手先の小笠原貢蔵)との対立である。
 高野が「夢物語」を書き、渡辺崋山が「慎機論」を書いたこと、および、尚歯会で新しい島の開拓をしようという話題が出たのを、密貿易を図っていると曲解されたこと。この二つを鳥居が曲解して、罠にはめたのが「蛮社の獄」であった。
 途中「夢物語」のかなり長い引用がある。もしかすると全文かも知れない。
 「お母さん」。

辻邦夫_西行花伝_文庫

 辻邦生『西行花伝』(1999年、新潮文庫。単行本は1995年、新潮社)とても良かった。どこを切っても鮮血がほとばしる魂の小説だと思った。

 西行の弟子の藤原秋実(解説の高橋英夫によれば架空の人物らしい)が、西行ゆかりの人物から聞いたこと、自身が直接間接に見聞したことを綴った体の小節。西行の成長順に並べてあるので、読者は西行の生涯を辿ることになる。

 したがって、小説の構えとしては、利休の弟子が利休ゆかりの人を訪ね歩いて見聞したことを綴った体の井上靖『本覚坊遺文』と同じということになる。

 文体は現代語。地の文だけでなく、西行らの会話中でも現代語を使っている。「実在」と書いて「まこと」、「同調」と書いて「ともなり」、「思索」と書いて「おもい」、「森羅万象」と書いて「いきとしいけるもの」とルビを振るなど、一定の配慮はしているが、基本的に現代語であることは変わらない。

 この小説の眼目は、現代人である作者が(史実をもとに)想像力を力の限りに働かせて、西行の達した境地、見ていた風景を言語化することにあると思う。現代人である作者が現代語で考えるのは当然、というより、それ以外で考えることはできないだろう。言い換えれば、西行の見ていた風景を、作者の想像力によって、現代語で再構築した作品とも言える。だから、この小説が現代語で書かれることには必然性がある。

 単行本の『西行花伝』には、別刷りの付録が添付されていて、作者からの言葉が掲載されている。
西行花伝_作者の言葉
> 摂関家の内紛も、源平の盛衰も、日本人の了解の射程のなかにあることを前提にして、わざわざそれを詳細には書かず、時代のどよめきとして、人物たちの周辺に配置した。

 したがって、西行の生きた時代の日本史の知識は、持っていたほうが読みやすい。具体的には、保元の乱、平治の乱、平家滅亡から鎌倉幕府の成立あたりの事情(『平家物語』の世界)は、作品後半の背景になっているので、知識があると読み進めるのがかなり楽になる。

> 真の主題は美と現実の相克

 とあり、この言葉は本編を読み終えてから知ったのだが、なるほどと思った。「美と現実の相克」と言いつつ、作者は、西行に仮託して「美の優位」を解いているわけだ。ここでいう美とは、まず歌である。そして、歌と表裏一体のものとして仏道があった。そこで、歌と仏道について書かれているくだりを本編から引いてみる。

 歌(短歌)について。

> 歌は、浮世の定めなさを支えているのだ。浮世の宿命(さだめ)は窮め難く、誰にも変えることはできない。だからこそ、歌によって、その宿命の意味を明らかにし、宿命から解き放たれ、宿命の上を鷲のように自在に舞うのだ。歌は、宿命によって雁字搦めに縛られた浮世の上を飛ぶ自在な翼だ。浮世を包み、浮世を真空妙有の場に変成し、森羅万象(いきとしいけるもの)に法爾自然(ほうにじねん)の微笑(みしょう)を与える。それは悟りにとどまって自足するのでもなく、迷いの中で彷徨するのでもない。ただ浮かれゆく押さえがたい心なのだ。花に酔う物狂いなのだ。生命が生命であることに酔い痴れる根源の躍動といってもいい。歌はそこから生れる(P.526)

 仏道について。

> 私にとって仏道とは、森羅万象(いきとしいけるもの)のなかに仏性の現われをしかと見ることであった。(略)地上に現れたすべてに――人々に月に花に風に雲に鳥獣虫魚に――柔和な仏陀の円光を深く感じることである。(略)物の良さに聞き入るには、自分を出なければならない(略)我という家を出て軽々となった心は、物の良さの中に住む。(略)物の良さに心が同調(ともなり)すると、心は元のままではなくなり、その良さの色に染まる。(P.534)

 歌というものが、これほどまでに大きな、世界を変えてしまう力のあるものだということを、私はこの小説で知った。いや、正確には、そういう考え方が成り立つということを知ったのだ。美の優位という考え方には、もちろんいろいろ疑問もあるが、それはそれとして、今は置いておく。

 現在、「バッハ:3声のシンフォニア」「ブースケ:36のエチュード」「ルイエ:6つのデュエット」「モーツァルト:5つのディヴェルティメント」が進行中ですが、ときどきは気分転換にこれらのシリーズ以外の曲も挟んでいこうと思います。

 今回はおなじみの童謡「七つの子」です。

「七つの子」(本居長世作曲、野口雨情作詞、服部完治編曲)


 「七つの子」の「七つ」が、「七羽」なのか、「七歳」なのかについては、議論が分かれているそうです。そういわれてみれば、よくわかりませんね。「七羽」だとすれば、「七つ」という言い方は少しおかしいし、「七歳」だとすれば、とっくに大人でしょう。
 編曲は服部完治さん。国分寺の作曲家であり、私たちのリコーダー仲間でもあります(最近はとんとご無沙汰ですが)。編成は SATB です。
 この楽譜の編曲者名の脇には「ひまつぶし編曲」と記されています。その意味を尋ねたことはないのですが(お互い照れくさくて)、私が考えるに、アイディアや思いつきを自由に羽ばたかせながら遊び心いっぱいで編曲した、ということを少し屈折して記したのではないでしょうか。
 服部さんのこの「七つの子」や「Silent Night」、あるいは、グレン・ミラーの「茶色の小瓶」のような編曲は、編曲とはいっても、編曲者の創意が前面に出たもので、「作曲」もしくは「二次作曲」とでも呼びたいものだと思います(「Silent Night」では私の独断で作曲者として表記しました)。
 というわけで、この編曲は楽しい遊び心に満ちています。
 終止和音はなんと、下からドミ#ファレという不思議なものですが、これがきれいなんですよね。コード記号でいうと「C#11」で、#11thというテンションコードです。
 なお、映像の鳥はたぶんカラスではありません。カラスの写真を色々探したのですが、かわいいのがなかなか無いんですよね。鳥マニアの方、お許しを。
七つの子_楽譜_一部
 主旋律はソプラノが担当しています(途中で合計4小節分だけアルトに渡し、ソプラノは脇に回ります)。この編曲譜は、ソプラノが主旋律を2コーラス歌い、他のパートは主旋律を飾ったり、合いの手を入れたり、間をつないだりすることでできあがっています。
 ヘッドフォンなどを使って聞けば、各パートは明瞭に聞き取ることができますが、もう少しはっきりと各パートがどのように主旋律を引き立てているかを聞いていただければと思い、ソプラノ+1パートという形で書き出してみました。

【付録】七つの子(服部完治編曲)2パートずつ書き出し


 ソプラノ+アルト、ソプラノ+テナー(+一部アルト)、ソプラノ+バス(+一部アルト)
 の三つを順番に収録してあります。アルトが主旋律を担当している合計4小節分(1小節+3小節)については、アルトも加えてあります。
 なかなか楽しいでしょう?
 これを聞いたあとで、もう一度全体合奏を聞いていただくと、さらに楽しみが増すのではないかと思います。
 なお、この動画は、YouTubeの「限定公開」にしているため、このブログからのリンクか、本編動画の概要欄からのリンクでのみ聞けるようになっています。私のYouTubeチャンネルの「動画」欄等にはリストアップされません。

 今日(2023.4.1)突然に思い立って、「さくらさくら」を2曲、演奏・録音し、動画にしました。なんとか桜が散らないうちに、と思ったもので。
 演奏はアルトリコーダーのみで、バロックピッチの楽器を使用しています(a=415Hz)。

【01】さくら変奏曲(日本古謡、吉田雅夫編曲)


 フルートのために作られた曲を、そのままアルトリコーダーで演奏しました。
 吉田雅夫はいうまでもなくフルートの大家。昔NHKで放送していた「フルートとともに」はよく見ていました。その時の吉田雅夫の教えで、今でも大切にしているものがいくつもあります。
 今までフルートの無伴奏曲だと思っていましたが、どうやらピアノ伴奏があるようですね。でも、ピアノで拍節的なテンポを作られてしまうよりも、無伴奏で自由に吹くほうが味わい深い気がします。
 この作品は、オクターヴ上下したりはしますが、拍の頭に必ずメロディーの音が置いてあるので、それを意識して聞くと興味が増すと思います。

【02】さくらさくら(日本古謡、荻久保和明編曲)


 無伴奏女声三部合唱のために書かれた曲を、私がアルトリコーダー3本に移しました。
 「さくらさくら」は都節音階でできていて、荻久保さんの編曲は、調号無しで、前半は主音(というか終止音)がホで、後半は転調して主音がイになります。リコーダー用編曲は、全体を完全4度上げて、調号は♭2つ、主音はニ→トになっています。
 後半に出てくる16分音符は、桜の花びらが散る描写ではないかと思います。なので、動画もそれに合わせて選びました。

 またまた新しいシリーズを始めます。

W.A.モーツァルト:5つのディヴェルティメント K.439b
W.A.Mozart : 5 Divertimenti K.439b

 それぞれ5楽章からなる5曲のディヴェルティメントを収めています。詳細は不明で、バセットホルン三重奏のために書かれたとも言われていますが、それも本当に確かなことかどうかはわからないらしいです。現在では、フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴットなどで演奏されることが多いようです。
 楽譜は、全音楽譜出版社から出版されている北御門文雄編曲のものを使っています。ソプラノ、アルト、バスリコーダー用に編曲されています。
 この楽譜の解説で柴田雄康さんが、「小編成ながら円熟期のモーツァルトのエッセンスがふんだんに盛り込まれた魅力的な作品である」と述べていますが、まさにその通りで、シンプルな楽譜なのに、アイディア豊富で、楽しさは桁違いです。
 一曲ずつ、ゆっくりと録音していく予定なので、どうぞ最後までお付き合いください。

【01】ディヴェルティメント第1番 K.439b


 編曲譜はト長調。二つのメヌエット楽章をもつ面白い構成(この曲集は第3番まで二つのメヌエットをもっています)。表情がまことに変化に富んでいて、とても楽しい曲です。
 第1楽章 Allegro。3/4拍子。
 第2楽章 Menuetto, Allegretto。3/4拍子。
 第3楽章 Adagio。4/4拍子。
 第4楽章 Menuetto。3/4拍子。
 第5楽章 Rondo, Allegro。2/4拍子。

※蛇足
 先週の金曜日に初孫が生まれました。こちとら「親ばか」ならぬ「爺ばか」で、「初孫」なんてお酒を取り寄せて、いい気持に酔っぱらったりしています。ちょうど生まれた日に吹いていたのがこの曲でした(収録は翌土曜日)。明るく、輝かしく、楽しい曲だし、私には孫の誕生を祝う曲に思えました。アダージョなんて赤ん坊の可愛さを描いているとしか思えません(^_^;)。そこで、この録音を孫に捧げることにしました。「爺ばか」ここに極まれりといった塩梅です。笑ってくだされ。

※もひとつ蛇足
 第1楽章は、6分弱の長さがあります。指はそれほど難しくないのですが、なにしろこの長さ、しかも3声部ですから、「うまくいった」と思うと、車が通る、バイクが通る、飛行機が飛ぶ…で、何度も録り直しをしました。


 つづきます。

 

いよいよ私がライフワークの一つと思い定めている曲集に取りかかりました。

ナルシス・ブースケ:36のエチュード(1851)独奏アルトリコーダーのための
Narcisse Bousquet : 36 Etudes (1851) fur Altblockflote solo

ブースケ:36のエチュードvol.1_表紙

 ブースケ作品については、これまでに、

《6つのレクリエーション》
《6つのエチュード》
《12のグラン・カプリース》
《20のデュエット》

 を取り上げ、演奏&録音してきました。《36のエチュード》は、スケールの大きさといい、高い難易度といい、これらの集大成ともいうべき練習曲集です。
 演奏困難とはいえ、今やらなければ、だんだん指や舌が回らなくなってきます。だから、思いきって取りかかることにしました。
 多少の、いえ、かなりの傷があっても公開してしまえるのは、アマチュアの特権だと思っています。その特権をフルに活かします。

 私がブースケの作品群に取り組みたいと思ったのは、彼の作品が、19世紀的な歌心と遊び心と技巧に満ちていてまことに魅力的である、にもかかわらず、プロのリコーダー奏者もアマチュアの愛好家も、ほとんど全く取り上げない「不遇の作曲家」だから、ということが大きいです。
 誰もやらないなら私がやろう、と。

 《36のエチュード》は、12曲ずつ1冊にまとめられて全3冊で出版されています。このブログ・エントリーでは、はじめの12曲すなわち Vol.1 に収録された曲を紹介します。
 もともとはフラジオレットという楽器のために書かれたもののようで、私はMoeck社から出版されているアルトリコーダー用の楽譜を使用しています(Hugo Reyne 編)。YouTubeには、何曲かをトランペットで吹いている動画も上がっているので、トランペット用にも編曲されているのかも知れません。
 気長に、温かい目で(耳で)、最後までお付き合いいただければ幸いです。

【01】エチュード第1番 アレグロ・モデラート


 3/4拍子。変ロ長調。
 シリーズ開幕にふさわしい明るく楽しい曲。吹いていても楽しい。スタッカート中心のフレーズと、スラー中心のフレーズのメリハリを出したいものだと思います。
 映像のテーマは「1月」です。つまり「January」で検索した画像から、なんとなく曲に合いそうなものを選びました。

【02】エチュード第2番 アレグレット


 2/4拍子。イ短調。
 跳躍音程の練習だと思います。冒頭から10度(1オクターヴ+3度)の跳躍があり、しかもスラーがついています。以降もスラー付き10度音程が頻出。これをあたかも3度のように吹くことが目標です。終わり近くのスラー付き10度6連発が最難関で、ここは軽くタンギングを入れるやり方もあるとは思いますが、意地でタンギング無しでやりました。ほかにもスラーが付いたり付かなかったりで、6度、7度、8度、9度が出てきます。もちろんブースケらしい歌心も大切にしたい。
 映像のテーマは「2月」、「February」で検索した中から選びました。最後のピンクのワインはヴァレンタインデーですね。

【03】エチュード第3番 アレグロ・モデラート


 6/8拍子。ヘ長調。
 爽やかに明るい曲。6拍子だけどワルツっぽい。
 この曲集としては比較的吹きやすい曲です。とはいえ、アルペジオが多く、音域は広いし、旋律はニュアンスに富むので、簡単かと言われれば全然簡単ではありません。
 吹いても、聞いても、楽しい曲。

【04】エチュード第4番 モデラート


 2/4拍子。ニ短調。
 短調ですが、暗い感じはあまりなく、どちらかといえば爽やかな気分に満ちています。ただ、手放しの爽やかさではなく、どこかに憂いを含んでいるというか、言ってみれば、涙を乗り越えた爽やかさ、でしょうか。誰も共感しないかも知れないけど。
 冒頭は付点16分音符と32分音符の付点音型です。つまり、1拍に付点音型が2組入る(タッタタッタで1拍)。これを1拍と感じることができるかどうかが一つのポイントです。こういうリズムはバロック音楽でも出てきます。例えば、フランス風序曲のはじめに出てくるグラーヴェなどで頻出します。
 もう一つは、3連符(6連符)との吹き分けですね。いうまでもなく付点音型は音価が3:1ですが、これが3連符音型の途中や前後に出てくると、つい2:1になりがちです。場合によっては2:1にならしてしまう解釈が成り立つこともありますが、まずはきちんと吹き訳ができること。難しいですけど。
 トリルも結構難しいです。ソーファーミーという音型の、それぞれの音に後打音付きトリルが指定されています。ここは音楽上、均質なトリルが望ましいところです(できれば音程も良いほうが良い)。が、アルトリコーダーをやった人ならわかると思いますが、これがなかなか難しい。

【05】エチュード第5番 ムーヴマン・ドゥ・ヴァルス


 3/4拍子。ニ長調。
 Mouvement de valse とは、ワルツのテンポで、の意味。
 アルペジオ風の音型の中にメロディーが浮かび上がります。跳躍音型がなかなかです。

 つづきます。

 ジャン=バティスト・ルイエ・ド・ガン:2本のリコーダーのための6つのソナタ全曲を多重録音することにしました。
 リコーダー愛好家にはお馴染みの曲だと思います。

 ジャン=バティスト・ルイエは、17世紀から18世紀にかけて活躍したスペイン領ネーデルラント(現ベルギー)ヘント生まれの作曲家(1688.7.6-1720頃)。フルートやリコーダーのための曲が知られています。以前にユニットおとほぎで演奏した「五重奏曲 ロ短調」もこの人の作品です。
 同じくヘント(ガン)で生まれ、同時期に活動し、ジャンルも近い、しかも血縁関係まである同姓同名の作曲家がいます。混同を避けるために、あちらを「ロンドンのルイエ(Loeillet de Londres)」、こちらを「ガンのルイエ(Loeillet de Gant)」と呼んでいます。古いバロック音楽ファンには「レイエ・ド・ガン」という呼び方でお馴染みかも知れません。
ルイエ:6つのソナタ
 楽譜は Winfried Michel 編のものが Amadeus から出版されています。ペトルッチには Hans-Thomas Muller-Schmidt による楽譜がアップされており、多少の違いがあります。私は Amadeus 版のほうが好きなので、こちらを使いました。

 再生リストはこちら

【01】ルイエ・ド・ガン:2本のリコーダーのためのソナタ第1番


 曲集でも最も演奏頻度が高いのではないでしょうか。イ短調で書かれていて、吹きやすい名曲です。
 第1楽章 Adagio。4/4拍子。
 第2楽章 Allegro。4/4拍子。
 第3楽章 Adagio。3/2拍子。
 第4楽章 Giga. Allegro。12/8拍子。
 映像は「海」をテーマに選んでみました。

【02】ルイエ・ド・ガン:2本のリコーダーのためのソナタ第2番


 ト長調の明るい曲。
 第1楽章 Largo。4/4拍子。ト長調。
 第2楽章 Allegro。2/2拍子。ト長調。
 第3楽章 Adagio。3/4拍子。ホ短調。
 第4楽章 Gavotta。2/4拍子。ト長調。
 個人的には、第1楽章ラルゴの次第に高揚していくくだりが大好きです。第2楽章アレグロは、テンポを遅くするとどうしても4/4拍子に感じてしまうので(個人の感想です)、テンポを上げて2/2拍子を感じながら吹くことを目指しました。第3楽章アダージョは美しい曲。途中、第1パートの後打音と、第2パートの裏拍からオクターヴ下降の組み合わせによる面白い音型が何度か出てきて、良いアクセントとなっています。第4楽章ガヴォッタは、いかに変化をつけるかに苦労しましたが、結果的にはなかなか面白くできたのではないかと思います。
 映像は、さまざまな「城」の写真を選んでみました。

【03】ルイエ・ド・ガン:2本のリコーダーのためのソナタ第3番


 全楽章ヘ長調で書かれています。
 第1楽章 Largo。3/4拍子。ヘ長調。
 第2楽章 Allegro。4/4拍子。ヘ長調。
 第3楽章 Vivace。2/4拍子。ヘ長調。
 第4楽章 Giga。12/8拍子。ヘ長調。
 ラルゴ、アレグロ、ヴィヴァーチェ、ジガと、比較的速いイメージの曲ばかりで構成されています。
 ラルゴは遅い印象があるかも知れませんが、バロック時代のラルゴは速かった、という指摘もあります(バッハのロ短調フルートソナタの第1楽章はラルゴですが、ほとんどの演奏者がアレグロぐらいの感じで吹いていますね)。ここでは遅めというか中庸のテンポで吹いています。そしてこのラルゴがとてもきれいです。吹いていても気持ちいいです。終止音も短6度(長3度の展開形)でうっとりします。ちなみに、ほかの楽章の終わりは全てユニゾン(完全1度か8度)です。
 ほかの楽章も魅力的です。アレグロは、生き生きした感じを大事にしたいと思い、速めのテンポで吹いてみました。ヴィヴァーチェは、最も難しいと思いました。というのは、どうやって変化を出したら良いのか…。結局、あまり机上で作戦を立てずに、ある程度吹いているときの感覚でやっちゃいました。結果はそこそこ面白くなったような気がします(自分比)。ジガは、3度が多くてきれいな曲ですね。途中に出てくる4連符が面白くて、一度目はスラー、繰り返しのときはタンギングと、遊んでみました。
 映像は、季節はずれですが「雪」をテーマにしてみました。

 つづきます。

 バッハ:2声のインヴェンション BWV772-786 に続き、バッハ:3声のシンフォニア BWV787-801 をリコーダー三重奏に編曲した。

 全音楽譜出版社のピアノ用楽譜(ツェルニー編)をもとに入力を行い、バッハの1720-23年手稿譜で校正した。が、手稿譜ではわからないところがあったので、新たに新バッハ全集準拠のベーレンライター版の楽譜を入手して、一部こちらを参考にした。
 リコーダー化にあたっては、手元にある服部完治さんの編曲譜を参考にさせていただいた。
 以下、順に録音し、公開する予定。はたして最後まで行くかなあ。
 なお今回の録音については、第2パートであるテナーリコーダーを右に、バスリコーダーを中央に置いてみることにした。内声が聞き取りやすくなったと思う。

【01】シンフォニア第1番 BWV787


 16分音符の滑らかな順次進行が、平明で明るい気分を醸し出す。終止和音の長3度がなんと甘いこと。
 4/4拍子、原調ハ長調をヘ長調に移調。
 バッハのシリーズ物の最初の曲はハ長調が多い。2声のインヴェンション、平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻など。もちろんこれは偶然ではない。

【02】シンフォニア第2番 BWV788


 全15曲の中でも最も美しい曲ではないだろうか。大好きな曲。この曲が吹きたいために《3声のシンフォニア》を取り上げたと言っても過言ではないほど。
 12/8拍子。原調ハ短調をト短調に移調。
 ツェルニー編纂の楽譜では Allegro vivace と記されている。以前この記述にどれだけ悩まされたことか。後にバッハの自筆譜には何も記されていないことを知り、やっと安心して演奏できるようになった。
 無駄な音は一音も無い。全ての音が機能し合い、響き合っている。ピカルディ終止がやるせない。

【03】シンフォニア第3番 BWV789


 明るく楽しい曲。第1番も明るいが、あちらは穏やかに明るいのに対して、第3番はうきうきと跳ねるような明るさ。
 4/4拍子。原曲ニ長調を変ロ長調に移調。
 この《3声のシンフォニア》は、基本的に ATB の編成でリコーダー化している。が、この第3番だけは STB に編曲した。原曲を変ロ長調に移し、STB に割り当てると、上2声部の音符を全く動かさなくて済むことに気づいたからだ。もともとこのシリーズでは、リコーダーの音域に収めるためのオクターヴ移動しかしていないのだが、この曲の上2声部はそれすらしていない。
 そのかわり指などはやや難しくなった。ト長調にして ATB で吹くほうが比較的易しく吹けて、少し迷ったけれども、「1音も動かさない」魅力には勝てなかった。

【04】シンフォニア第4番 BWV790


 繋留を含んだ音型には愁いと情熱を同時に感じる。ウォーキングベースを思わせる低音の八分音符は、それでも淡々と歩み続ける人生のようではないだろうか。その歩みを運命という半音進行が彩る。まことに味わい深い曲。
 4/4拍子。原調ニ短調をト短調に移調。
 終止音が和音でなくユニゾンというのも、何か人生の行き着く先を暗示しているようで、感慨深い。考え過ぎかな。

【05】シンフォニア第5番 BWV791


 3/4拍子。原曲変ホ長調をト長調に移調。
 装飾音がたくさんついてる。BWV772〜801のインヴェンションとシンフォニアの原譜を見ると、装飾記号はほとんどついていないことがわかる。ところがこの曲だけは、バッハ自身がつけた装飾記号にあふれている。したがって装飾省略はあり得ない。
 この装飾音に関して、はじめに音符を入力した全音のツェルニー版は信用できない。そこでバッハの手稿譜を見たのだが、ファクシミリの解像度や手書き故の曖昧さがあって、よくわからなかった。そこで泣く泣くちょっと高い新バッハ全集準拠のベーレンライター版を買った(全音版1000円ぐらいなのに対して約2700円)。
 ベーレンライター版には、装飾音をはずした譜面、装飾音入りの譜面が掲載されており、さらに巻末には2種類の別バージョンの装飾音入り譜面が掲載されている。私はメインページの装飾音入り譜面をリコーダー譜に写した。
 その次の問題は、これをどう演奏するかだ。一番戸惑ったのは、音符と音符の間に書かれている細かい装飾音符だ。複数のチェンバロ演奏を聞いて、これは前の音符の音価から使うことが判明。つまり「後打音」だ。また、私が採用した譜面では終止音に前打音が無い(手稿譜でも曖昧だが一応そう見える)。そこで、譜面上はそのまま前打音無しにしつつ、実際の演奏では第一パートのみ前打音を入れた。演奏者の解釈で、という形だ。
 後打音を含めて装飾音の入れ方がわかったところで、次はそれを自然に吹けるように体に入れなければならない。これに少し時間がかかった。
 ここまで何とかできたところで、やっと録音。録音自体はスムーズに運んだ。
 こうして手間がかかった録音を聞いてみると、なんてのんびりした良い曲!

【06】シンフォニア第6番 BWV792


 明るい曲調で、ちょっと第1番に雰囲気が似ている。
 9/8拍子。原曲ホ長調を変ロ長調に移調。
 おしまい近くのGP(総休符)の前の和音は、いわゆるVII度の和音で、基本形は短3度が二つ重なっている。実際には第二展開形で長6度が二つ重なった形(下からミ♭ドラ)。これってどう音程を取ればいいのかわかりません(^_^;)。誰か教えて。
 最後の最後で、第一パートに16分音符の速いパッセージ、音域も高いので、ちょっと難しい。
 これを録音したとき、テナーとバスのコンディションが悪くて、音がやや荒れてる。後日、譜久島工房で調整していただいて良くなった。やはりメンテナンスは大事だなあ。
 なお、第5番は準備が整わなくてこちらを先に公開した。

【07】シンフォニア第7番 BWV793


 3/4拍子。原曲ホ短調をイ短調に移調。
 まず、アルトが、8分音符主体の、憂いを含んだ伸びやかなテーマを吹くと、2小節遅れてテナーが、さらに4小節遅れてバスが追いかける。14小節冒頭で終止形を迎えた直後、テナーがテーマを吹くと同時にバスが16分音符の対旋律でこれを飾る。この第二テーマともいうべき16分音符の音型にグッと来てしまう。アルペジオでもスケールでもない、だがそのどちらでもあり得る絶妙なメロディー。なんとも切ない思いに囚われる。
 ピカルディ終止に涙をぬぐう。

【08】シンフォニア第8番 BWV794


 4/4拍子。原調ヘ長調を変ロ長調に移調。
 快活で明るい曲想。音楽は、楽しく、自然に流れている……ように見えるけれども、かなり巧みにあちこちに転調している。吹きながら感じるところでは(細かく分析すればたぶんもっと転調していると思う)、主調の変ロ長調で始まって、一旦ヘ長調で終止、変ロ長調へ戻るかと見せて、ト短調に…行くかと思うとハ短調、いやト短調か、ト短調でいったん終止形、その後、変ロ長調へ戻るかと見せて(いつか来た道)、ありゃりゃ変ホ長調に行っちゃって、少し遊んだものの、最後はちゃんと変ロ長調に戻って終わる、とこんな感じ。これがたった23小節、演奏時間実質72秒の間に行われている。やっぱりバッハってすごいな。

【09】シンフォニア第9番 BWV795


 4/4拍子。原調へ短調をイ短調に。
 この第9番こそ《3声のシンフォニア》全15曲中でも燦然と輝く名曲ではないかと思う。まさにバッハでなければ書けなかった奥深い、かつ神秘的な曲。受難曲やミサ曲の世界ともつながっている気がしている。
 バッハが♭4つのへ短調を選んだのも偶然ではないだろう。バロック時代には「調性格論」というものがあって、例えば、ヨハン・マッテゾンは、ヘ短調は、穏やかでリラックスしながら、同時に、深くて重い、ある種の絶望を伴う致命的な心の恐怖を表現している…等と述べている。
 シリーズ中に「はたして自分に吹けるだろうか?」と心配した曲が何曲かあるが、これもその一つ。だから、録音には意を決して臨んだ。「全曲やるって言っちゃったんだし、まあ、吹かなきゃしょうがない」と。実際の録音では、意外にスムーズに事が運び、特にバスパートは一発撮りだったと思う。ほかのパートもたしか1テイクか2テイク程度だった。《ロ短調ミサ曲》の「Et incarnatus est」と「Agnus Dei」の響きを思い出しながら吹いた。私としてはかなり良い出来の演奏になったのではないかと勝手に思っている(自分比)。それと、この曲は特にリコーダーに合う。
 第9番はシリーズ中で唯一、終止音が短和音の曲。全15曲中、短調の曲は7曲で、終止音は、短調1、長調3、ユニゾン3。曲は短調でも最後は長和音で終わるいわゆる「ピカルディ終止」が3曲もあるのに対して、素直に(?)短和音で終わるのは1曲しかない。なぜか? まあ、聞けばわかりますよね。この曲にピカルディ終止は似合わない。世界観が違う。
 ついでに、全15曲の長短調の別と終止音をまとめておこう。
 長調の曲8、短調の曲7。
 終止音は、長和音9(内訳:長調6、短調3)、短和音1(内訳:短調1)、ユニゾン5(内訳:長調2、短調3)。

【10】シンフォニア第10番 BWV796


 3/4拍子。原調ト長調をハ長調に。
 シンコペーションで始まるテーマが特徴の快活な曲。16分音符はスケールで動き回り、8分音符は分散和音でそれを支える。
 ハ長調に編曲したということもあり、かなり吹きやすく、また吹いていて楽しさを感じる曲。終止和音がいつもこのぐらい決まると良いのだけれど。

つづく。

 既に公開していたバッハ:2声のインヴェンション全曲 BWV772-786 を一つのファイルにまとめました。

 全15曲を通して聞くと、1曲ずつ聞くのとはまた違う魅力が感じられるように思います。25分半の動画ですが、面白く最後まで見られてしまう、というのは本人だからでしょうか(^_^;)。

バッハ:2声のインヴェンションのひとり二重奏(2022.1.1)
「2声インヴェンション」を笛化(2021.10.1)
2声のインヴェンション(全曲)再生リスト

このページのトップヘ