昨日、晴れの日リコーダー合奏団で、奥濱春彦さんのスタジオコンサートに出演してきた。

 ※8/16「晴れの日」がゲスト出演します 参照。

会場は四谷三丁目のハル・スタジオ。普段はフラメンコの稽古をしているスペースだ。
そこに教壇ぐらいの舞台が作られて、周囲に椅子が並べられていた。

私たちは13:30に会場入り、私は13:45ごろから落語の会場作りをチェック。ベストな高さのテーブルが既に用意されていたので、それをステージに乗せる段取りに。ほかにはあまり注文をつけることはなく、顔に照明を当てることと、落語のあいだは客席を明るくして欲しい、とお願いした。

続いて晴れの日のリハ。思った以上に響くスペースだったので、安心した。予定の4曲をざっと吹き通した。
それを見ていたカメラマンの北澤さんや、衣裳デザイナーの方(お名前伺ってませんでした)が誉めてくださったので、気持ちよくリハを終えた。

やがて橘家圓太郎さんが楽屋入り。
フラメンコという未知の雰囲気の中で、何をやったらいいか、ずっと悩んでいる。
それを脇目で見つつ、私は全然心配してなかったのであった。
だって圓太郎さんだから(笑)。

15:00開演。1曲目が終わったあと、晴れの日の出番。
予定通り4曲を演奏した。

 1、バッハ:ゴルトベルクのアリア
 2、バッハ:平均律のフーガ第2巻第12番よりフーガ
 3、モーツァルト:ディヴェルティメント第4番よりロンド
 4、木曾節

フーガで、私が実に恥ずかしいミスをしたのだが、どういうミスかは、恥ずかしいので書けない(^_^;)。勉強になったなあ。

そのほかは、まあまあ上手くいったのではないかと思う。ロンドでは、「最近“黄金伝説”という番組に使われています」と説明してから演奏したら、前に座っていたお子さんが、曲が始まると「ああ、あれあれ」とうなずいてくれた。こういう反応は嬉しい。

その後はフラメンコ。私たちは楽屋に戻ってしまったため、前半のプログラムは見られなかった。楽屋で、床を踏み鳴らす迫力のある音が伝わってくるのを聞いていた。

後半は客席に回ってフラメンコと落語を楽しんだ。

奥濱さんのお弟子さん(だと思う)が3曲、躍った。眼前でのフラメンコは、すごい迫力がある。素敵素敵。

ダンスとは、女性の(というか、男性もそうですが)セクシーさをプレゼンテーションする装置ではないかと思っているのだが、フラメンコもまた、そうした優れた装置だと改めて思った。

なにしろ躍っている人がみんな、きれいに、セクシーに見えるの。もう、皆さんとお付き合いしたいぐらい(^_^;)。まあ、先方が断るだろうが。

そして、照明を明るくして、高座をステージに運んで、いよいよ圓太郎さんの登場。出囃子が鳴った途端、それまでとあまりにも違う雰囲気に会場からは笑いが…。しめしめ。

高座に上がって、「何をやろうかまだ迷ってる」という、その場の“本音”を、たくみに笑いに変えていく。「オーレ!」というフラメンコの掛け声の話から、歌舞伎や寄席の掛け声、花火の掛け声の話題になり、ごく自然な流れの中で「たがや」に入っていった。実にどうも、見事なものだ。

以前に聞いた圓太郎さんの「たがや」とは異なり、かなりあちこち工夫が凝らされていて、滅法楽しかった。もちろん会場も大受け。万雷の拍手のもと、高座を終えた。

再び舞台が暗くなり、いよいよ奥濱さんの登場。

和服をアレンジした黒と赤の衣裳がかっこいい。

奥濱さんのダンスは、本当に素晴らしかった。情熱的で、ものすごい迫力。専門用語があるのかどうかわからないが、“溜め”の魅力たっぷり。さっきまで楽屋で気軽に話していた人とは全然違う、雲の上の人に。

一番最後に、それまでの出演者が全員登場し、フォークダンス風のフラメンコを踊り、やがて客席からも何人か引っ張り上げられて、楽しい雰囲気のなか、大団円を迎えた。

落語のコーディネートをした者としては、高座が大成功してホッとしています。
晴れの日の一員としては、貴重な機会を与えてくださった奥濱さんに篤く御礼申し上げます。
客席の人としては、素敵なダンスを見せてくださった奥濱さん、出演者の皆さんに改めて拍手を贈りたい。
聞いて下さったフレンドリーでレスポンスのよい素晴らしいなお客さんにも、心から感謝します。