検察審査会の「起訴相当」議決を受け、さらなる説明責任が求められている小沢一郎氏。しかし、議決直後にわずか約8分の会見を開き、「私自身何もやましいことはない」などと主張したきり、沈黙を貫いている。大久保隆規被告が東京地検特捜部の調べに、水谷建設元幹部から現金を受け取ったと供述していたことも判明したが、小沢氏は口を閉ざしたままだ。

  [フォト]不機嫌そうな小沢氏、無言で国会入り

 小沢氏は、任意聴取を受けた1月23日の会見で「不正な金は水谷建設はもちろん、ほかの会社からも一切受け取っていない」と全面否定、「担当の秘書たちも不正な金は受け取っていないと(聴取で)申し上げた」と述べた。

 検審の議決当日の4月27日にも緊急会見を開き、「不正な献金も受け取っていないし、脱税などの犯罪もなかったということが検察の捜査で明らかになった」と語った。

 しかし、大久保被告が逮捕後の特捜部の調べに「平成17年4月に水谷建設元幹部から現金数百万円を受け取り、自分で使った」などと業者からの現金受領を初めて認める供述をしていたことが判明。元幹部は特捜部に、16年10月に石川知裕被告に5千万円、17年4月に大久保被告に5千万円を国発注の胆沢(いさわ)ダム工事の受注謝礼として渡したと証言しており、こうした食い違いの真相解明も不可欠だ。特捜部は大久保被告の供述のうち「受領額数百万円」「自分で使った」との部分は虚偽の疑いがあり、実際は5千万円を受け取ったとみている。

 再捜査では裏金や虚偽記載への関与が焦点とみられるが、4人が再聴取に応じたとしても、任意聴取であり、既に保釈されている元秘書らが小沢氏の積極的関与を供述する可能性は低い。小沢氏も自身の関与を改めて否定する方針とみられ、新証拠を得るには困難も予想される。不起訴処分を覆すハードルは高いが、そうした中で再捜査は本格化する。

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