試験運転中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市、28万キロワット)で26日午後3時半ごろ、メンテナンス廃棄物処理建物(放射線管理区域)内の30トンクレーンから煙が出ているのを作業員が発見。通報を受けた地元消防組合が消防車を出動させ、自然に煙が収まったのを確認した。もんじゅの運転再開後、地元消防車が出動するのは初めて。火災に該当しない事案といい、作業員8人にけがはなかった。

 日本原子力研究開発機構や経済産業省原子力安全・保安院によると、作業員らは同建物にある再使用水の貯水槽(高さ約7メートル)内で足場を組み、貯水槽天井の塗装をしてきた。作業はこの日終了し、足場の鋼材や番線を撤去。高さ42.5メートルの天井付近に据え付けたクレーンでつり上げていた。

 クレーン巻き取り部分のブレーキパッドから発煙したとみられるという。この影響で、炉心確認試験を約2時間中断した。環境への影響はないという。

 原子力安全・保安院は「火災ではなかったとはいえ、放射線管理区域内の機器で、正常に機能することが大事」として同日、原因究明と対策を機構に指示した。

 同建物は、使用済み核燃料交換機などを点検、洗浄したり、低レベル放射性廃棄物をドラム缶に詰める施設。【酒造唯、関東晋慈】

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