マザーグースと絵本で子育て

カテゴリ: マザーグース

Little Miss Muffet sat on a tuffet
Eating her curds and whey,
Along came a spider,
Who sat down beside her
And frightened Miss Muffet away

【和訳】
ちいさなマフェットさん
丘の上に座ってた
チーズカードとホエーをいただきながら
そこに大きな蜘蛛がやってきて
彼女の横に座った
マフェットさんをギョッとさせた
          (和訳:by あーちゃん)

【単語など】
tuffet:〔草などの〕ひと塊、房、小山、小丘

curd:《食》カード、カード状の食品、凝乳、凝乳状の食品、花蕾球◆液体(動物のミルク、豆乳、レモン汁)を凝固させたもの。curdを採った残りの液体は whey。チーズはミルクのcurdから作る。
チーズカードに衣を付けて油で揚げたものが、田舎のファストフード店などにも置かれているんだって。→チーズカード

whey:《食》乳清、乳漿、乳汁の水分◆ミルクからチーズ成分(凝固成分、curd)を採った後の水っぽいミルク。水分、乳糖(lactose)、アルブミン(albumin)、可溶性ミネラル、脂質を含む。家畜飼料、ミルク・シュガー、チーズ添加物に使われる。チーズ(Scandinavian primost、mysost)にもなる。発音はウェイに近いが、日本語表記はホエー。

frightened Miss Muffet away:frighten away awayが付いているので、マフェットちゃんはギョットして逃げたということですね。蜘蛛を主語にして訳したかったんだけど、難しい...。

この歌は
1.昆虫学者のマフェット博士が娘たちのことを歌ったものであるという説と
2.宗教改革者ジョンノックスにおびえるスコットランド女王のメアリーを歌ったものだという説があるが、どちらも不確か。


Ride a cock-horse
To Banbury Cross,
To see what Tommy can buy;
A penny white loaf,
A penny white cake,
And a two-penny apple-pie

【和訳】
おもちゃの馬に乗って行こう
バンベリークロスへ
トミーが何を買うか見るために
1ペニーの白いパン
1ペニーの白いケーキ
そして2ペニーのアップルパイ
   (和訳:by あーちゃん)

cock horse:おもちゃの馬
→バンベリークロス
→ white loaf

子供をひざの上に乗せて遊ぶのに使われるそうです。
名前を子供の名前に替え、買い物リストもアレンジして歌うと喜びそうですね。

To see a fine lady ride a white horse(「白い馬に乗ったレディーを見に行こう...」)というモダンバージョンもありますね。

To market, to market, to buy a fat pig;
Home again, home again, jiggety- jig.

【和訳】
市場へ、市場へ、太った豚を買いに
家へ、家へ、ジギティージグ!
     (和訳:byあーちゃん)


jiggety-jigは足取りを表す擬態語なんだそうです。これという訳が思い浮かばず...。→参考ページ

↓こんな感じ。



Sing a song of sixpence, a bag full of rye,
Four and twenty blackbirds baked in a pie:
When the pie was opened, the birds began to sing;
And wasn't this a dainty dish to set before the king?
The king was in the parlour, counting out his money;
The queen was in the kitchen, eating bread and honey;
The maid was in the garden, hanging out the clothes,
There came a little blackbird and nipt off her nose

【和訳】

6ペンスの歌を歌おう ライ麦でいっぱいの袋
24羽の黒ツグミが パイの中に焼かれた
パイが開けられた時に 鳥が歌いだしたよ
これはステキな一皿ではないですか 王様に差し上げるのに

王様は応接間でお金を数えていた
お妃はキッチンでパンとハチミツ食べていた
メイドは庭で服を干していた
そこに来たのは小さな黒つぐみ 彼女の鼻をもぎ取った
 
          (和訳:by あーちゃん)


【語彙】

rye:ライ麦、ライムギ

blackbird:黒つぐみ、クロウタドリ(イギリスで、雄が全身黒色のツグミ類クロウタドリのこと。 北アメリカで、ハゴロモガラスなどムクドリモドキ科の数種の総称。→参考ページ

dainty:おいしいもの、ごちそう

parlor:応接間

nip:~をかむ、~にかみつく、~をつかむ 、~をかみとる、~をかみ切る


a bag full of rye :a pocket full of ryeのバージョンもあります。
The king was in the parlor:The king was in the counting-houseのバージョンも有名ですね。
The queen was in the kitchen :The queen was in the parlorのバージョンもあります。

この歌が何を歌っているのか...。明らかではないようです。

シェイクスピアの『十二夜』2幕に、"Come on, there is sixpence for you. Let's have a song."というサー・トービー・ベルチのセリフがあることから、シェイクスピアの時代にまでさかのぼることができるそうです。「シェイクスピアが先か、マザーグースが先か」について書かれたサイトを見つける事はできませんでしたが、マザーグースをヒントにシェイクスピアがこのセリフを書いたと考えるほうが自然かなと私は思いました。どうでしょうか。

この歌には続きがあり、もぎ取られた鼻は元通りになってハッピーエンドです。

Simple Simon met a pieman,
Going to the fair;
Says Simple Simon to the pieman,
"Let me taste your ware."
Says the pieman to Simple Simon,
"Show me first your penny."
Says Simple Simon to the pieman,
"Indeed I have not any."
Simple Simon went a-fishing
For to catch a whale;
But all the water he could find
Was in his mother's pail!...

訳です

バカなサイモン、パイ屋に会った
市場に向かってた
バカなサイモン、パイ屋に言った
「お願い、味見させておくれ」

パイ屋がバカなサイモンに言った
「見せてみろ、君のお金をまず先に」
バカなサイモン、パイ屋に言った
「実は、全く持ってないんだ」

バカなサイモン、釣りに行った
くじらを捕まえに
だけど見つけられた水は
ママのバケツの中だけだ!
    (訳:byあーちゃん)

単語

simple:単純な、バカな
fair:市場
pray:=please〈古〉どうぞ、どうか
ware:商品
penny:〈英〉〔硬貨の〕旧ペニー◆1971年以前の硬貨で12分の1シリング、240分の1ポンドに相当した。【複】pence
indeed:実は

海までたどり着かなかったということですね。

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