2007年03月21日

「回避」してこそ事故は防げる

理想の自転車乗り追求の第2回目。
今回のお題は「回避力」です。

「○○力」と命名するあたり、齋藤孝さんの影響が強く出ています(笑)
−−−−
「回避力」の定義は幅広い。
今回は、緊急回避としての「緊急回避力」に限定して話をしたい。

前回の「防御力」で、ヘルメットとグローブの重要性について言及した。
「防御力」は事故にあったときの生存性を高める力であり、事故件数の減少には貢献しない。
しかし、今回述べる「回避力」よりも「防御力」の重要度は高い。なぜなら回避できない事故も存在し、そのときに死んでしまっては意味が無いからである。その重要度の認識は共有していただきたい。「防御力」>「回避力」である。

さて、「回避力」である。
自動車や自転車、歩行者もしくは路上の障害物との直接的な接触を「回避」する「力」。
これは大きく3つに区分される。
1 接触が多いと考えられる経路を選択しない能力→「経路選択力」
2 接触の可能性を予知し、事前に危険な状態を回避する能力→「予知力」
3 危険な状態に陥ったときに最終的に取りうる回避力→「緊急回避力」


今回は、3項「緊急回避力」を取り上げる。
1、2項は以降の機会に。


いざというとき、自転車を操作して取りうる行動は4つ。
1 ハンドルを切る
2 ブレーキを握る
3 ペダルを踏む
4 自転車を投げ出して受身を取る


具体的には、「あっ、ヤバイ」と思った瞬間にできる行動のことである。
1、2では、あまりの急操作を取ると、回避できても転倒することになる。
3は、その加速状況(そのときのギア比と脚力による)により回避の可否が決定する。
4では、自分から意識的に転倒し、そのダメージを軽減する。

1〜4の組み合わせにより、車体や身体への決定的なダメージを回避する。
いずれの行動を取るかは状況にもよるが、概ね1・2・4の組み合わせであろう。

しかし、1と2は、慣れないと自身の転倒を生起させ、怪我は免れない。
また、4の行動は取ったことのある人のほうがまれであろう。

その状況を回避するためには、「オフロード走行の競技」もしくは「トライアル競技」を勧めたい。
いずれも「自転車の極限状況」を体験できる。

どこまでハンドルを切ると転倒するか。
急ブレーキの掛け方と、転倒しない荷重移動。
いざというときに自転車を放り出して上手く転ぶ技術。

いづれも普段の走行では考えもしなかったコントロールを要する。
たとえ競技として勝利するに至らなくても、その経験は道路上での緊急回避に必ず生かされる。これこそ、「参加することに意義がある」であろう。

それぞれの状況については、また後日言及したい。

また、3のペダルを踏むことによる事故回避は、「予知力」との密接な関係があると考えるので「予知力」に回に言及したい。


−−−−
私は幸運なことに、「トライアル」を経験する機会を得ました。その経験は、ロードレーサーに乗り換えたいまでも生かされています。

a_force at 04:26コメント(0)トラックバック(0)理想の自転車乗り  

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