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なんだかほとんどの入院患者、そうだな、8割くらいかな。

退院がちかづくと、

出たら、〇〇屋で飲もうや

おう、〇〇屋か、あそこの焼き鳥はうまいけんのぉ

いや、わしは家で飲むけん。外ではのまんで



画像20181112酒のみ MAG2NEWSサイトより
著作権 MAG2NEWSサイトより


などというように、飲むハナシばっかりしている。

よその部屋からわざわざうちの部屋にきて、退院まぢかの患者同士、そんなハナシをする。

こんなんで、入院の意味あるんかいな。

ぼくは今度こそ酒をのまないように頑張ろうとしているのに、なんだか気持ちがそがれてしまう。

一瞬、うらやましいな、と思ってしまう。

いやいや、飲んだら病院に逆戻り、と、自分を確認し固い意志もって制する。


そんな中、めずらしく

「退院したら酒はぜったい飲まん」

という真面目(?)な患者があらわれた。


入院当初より同じ部屋だった、K君38才だ。

彼は20代後半から酒の量が増えだして、まいにち焼酎一升を空けていたという。

で、30代で肝硬変と診断され。


画像20181206肝硬変 depositphotosサイトより
著作権 depositphotosサイトより


数々の内科病院をまわり。

最終的には広島で一番有名な精神病院、瀬野川病院に入院。

しかし、夜、タバコを吸ってはいけない時間にトイレで隠れタバコをし。

バレて強制退院。

出入り禁止。

で、しかたなくネットでいろいろ調べたあげく、呉みどりヶ丘病院へ来たという。


ぼくの通っている断酒会(アル中の集まり。どうやって酒を飲まずに生きていくか、を話し合う会。毎週数日開催される。断酒の3本柱のひとつ)のことを根ほり葉ほり聞き、メモをとり、

「必ず行く」

という。


退院してすぐに携帯がなった。

「すいません、退院祝いに1杯だけ、飲んでしまいました」

まあ、断酒が初めてのようなので、そのくらいはエエでしょう。

「飲んだら、相談できる人に相談するように、と習ったので電話しました」

変なところで律儀だな。


その一週間後、約束通り断酒会にやってきた。

こぎれいな彼女と一緒だった。


断酒会にきている家族会員(たとえば旦那さんがアル中で、奥さんだけがきているような人)は、

アル中と結婚したら苦労するよー

と半分冗談で彼女を脅していた。

現にうちの嫁も苦労しっぱなしだ。

ぼくが言うと本音になってしまうので、あまり言わないようにした。


その日は新人であるK君を中心とした話題となり、無事、会はおわった。


その週、また電話があった。

あきらかに酔っている声だった。

会社をクビになって・・・・・・飲んでしまいました

うーん、クビか・・・・・・

酔ってたので詳しくは聞けなかった、そんな事情なら飲んでしまうわな。

「飲んだら、相談できる人に相談するように、と習ったので電話しました」

また、変なところで律儀だ。


それ以来は、飲んでいないようだ。

次の断酒会にはひとりでちゃんと来た。

頑張ろうとしているだけ、立派なものだ。

例の、退院したらすぐ飲むという患者たちにくらべれば。


そして、次の就職先がきまったらしい。

ここは広島だが、就職先は静岡県とのこと。

これは・・・・・・これはちょっとキツイのではないか。

彼はとび職という現場職で、現場の人間は仕事が終わったらほぼ確実に飲むでしょう。

そこでひとり飲まないでいられるか。

アパートに帰ると彼女もいなく一人暮らし

そんな環境でも飲まずにいられるか



様子見に・・・・・・ちょっと電話でもしてみるか。



※断酒39日目

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