2010年11月

2010年11月30日

杞憂!?

先日、息子がぽろりと「最近、ひとりで帰ってる」と口にした。朝はほぼ全学年を網羅した登校班、帰りは同学年の近所のメンバーで構成された下校班が決められているのだが、このところ、下校班の他のメンバーとバラバラになって、ひとりで帰っているというのだ。

山の学校ではスクールバス通学だったので、集団下校というものが、私もよくわかっていない。(安全パトロール期間に、朝の登校班は観察したけれど)。

下校班は朝の登校班と比べてゆるいものなのか、他の下校班もわりとバラバラに帰っているのか、息子もよくわからないという。このところ他のメンバーが学校を出た途端にわ〜っと走り出すので、ゆっくり帰りたい息子はあとからひとりで歩いて帰るらしいのだが、自分だけ故意に置いていかれてるのかどうかもわからないという。下校班のメンバーを聞いてみると、私が知っている近所の男子2名はとても意地悪をするタイプと思えない。もうひとり、名前も知らない女子と一度やりあったことがあるそうだが、話を聞くとお互い様で、それが理由とも思えなかった。

その後もそんな日が続いていたので、さりげなく(?)担任の先生に聞いてみたら、先生方はそれぞれの下校班に分かれた子供たちを校門で毎日見送って下さっているとのこと。しかし、どうやら校門を出ると、子供たちはわ〜っと走ったり、歩いたり、仲良しの子をみつけたり、わりと自由に帰っているような気配。先生も息子のことを、「クラスでも面白いことを言って笑わせてくれたり、心配するような様子はないですよ」とおっしゃる。

息子は転校して、いきなり大勢の子供たちの中に入り、最初はみんなの興味の対象となり、ちょっと遊んだりしていたのが一巡し、今はだんだんとウマの合う相手をみつけつつある時期なのかも。下校班は便宜上、学校で決められたグループだから、こんなものなのだろう。

毎週、コンスタントに友達と遊んでいるし、私の心配も杞憂だったのかも。今週も明日あさってと遊ぶつもりらしい。遊び相手には、よそのクラスの子や、友達の友達で知り合った名前の知らない子もいたりして、興味があう子供同士が自然と集まるのだろう。クラスや登下校班といった便宜上の枠組は関係ないのだわ。

*今はもう葉は落ちてしまいました。
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2010年11月29日

新しい朝の習慣

街の家に越して来てから、夫のお弁当を作っていなかった。夫が「いらない」というので、「なるほど、昇進したからお昼休みも外に食べに出る機会が増えたのかな」と真に受けていたのだが、そのわりにはコンビニ弁当やパンのレシートが財布から出てくる。もしかして、女性スタッフの手前、お弁当持参は恥ずかしいのかな?と思ったりもしたが、よ〜く訊いてみたら、どうやら私に気を使っていたようだ。

母が亡くなって、引越しや転校でバタバタしていたし、私をゆっくりさせてあげようと思っていたのだろう。そんなことにも気づかなかった鈍感な私!

街の家に越して、夫の職場も近くなり、夫が朝、家を出る時刻は以前と違って息子より遅くなった。スーパーも近所にあるし、山の家にいた頃より、お弁当作りの負担は実はぐんと減っているのだ。

そんなわけで、ついにお弁当作り再開! 料理はあまり得意ではないけれど、コンビニ弁当やパンばかりでは、体調が心配だし。ついでに起床時刻を早めたことで、早朝のニュース番組が面白いことを発見し、なんだか得した気分。

地上波の全国放送では(ある勢力に)都合の悪いことは報じなかったり、当たり障りのない表現でごまかしたりすることが多いけど、ローカル番組で、しかも早朝の時間帯だと、同じニュースでも核心に触れるような情報や本音が出てくることがあって面白いのだ。

まさに「早起きは三文の得」! そして、夫の心遣いに感謝!!

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2010年11月28日

最近の家電は難しい

山の集落には地デジも高速インターネットもなかったが、ここに引っ越してからは新たにHDD内臓型の地デジ対応のテレビを購入し、ケーブルテレビと光回線も契約した。ああ、夢のような生活!と思っていたが、ケーブルテレビの録画がうまくいかない。録画予約が勝手にキャンセルされるというアクシデントが続出。機械に強い(はずの)夫がいろいろ試してみたが事態は改善されなかった。「内臓型がよくないのよ!」と、なんの根拠もなく私が言ったせいか、いや、それとも夫は最初からそれを狙っていたのか、結局HDDレコーダーをもう1台買ってみようという話になり、とうとう私も乗せられてしまった。

先日、そのレコーダーを設置して、これで問題は解決かと思われた。地上波の番組は内臓HDDに、ケーブルテレビの番組はもう1台のHDDに録画することにして、いくつか録画予約を入れてみた。あとでちらっとチェックしたら、ちゃんと録画されていたので、ああよかったと思っていたのだが…。

それをきょうになって再生してみたら、なんと…音声が入ってないのだ! しかも不思議なことに、ケーブルテレビのある特定のチャンネルの番組だけ。別のチャンネルはきちんと録画されている。

うう、こうなったら、もう何が何だかわからない。夫もいろいろ調べてくれたが、原因はいまだに不明。とりあえず、そのチャンネルだけは内臓型HDDで録画するか、リアルタイムで視聴するようにしているのだが、根本的な解決策はいつみつかるのやら。

ああ、こんな風に最新家電に振り回されるなんて、あほらしい。テレビなんて見なきゃいいんだけど…見るとしたら、地上波よりケーブルテレビなんだよねぇ。

*何も予定がない休日を過ごしたがっていた息子は、父親に甘えてテレビを見る。
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2010年11月27日

住民運動?

実は私たちが引っ越してきた新興住宅地で、ある施設の建設計画が進められていることが発覚した。最初は噂として耳に入り、近隣住民に配付されたという告知を見せてもらい、その後、新聞・雑誌等での報道も確認した。たまたま出会ったPTAの人にきいてみたら、同じく不安を漏らしていらした。

さて、どうなるのだろうと思っていたら、住民有志によるアンケートが配付された。計画阻止は困難かも知れないが、まだ諦めるのは早いのではないか、住民の意見をききたい…という内容だ。近々、計画についての説明会もあるらしく、協力できる人たちが集まって、運動が始まるのかも知れない。

この機動力は、山の集落ではありえない。人口も多ければ、年代も若いし、山の集落に比べて、あらゆる意味でのパワーが何十倍もある感じ。私も手伝えることがあれば協力しながら、成り行きを見守っていきたいと思っている。

一方、夫にはせっかくの休日なのに(それも久々の土曜休み)、塾で開催された「勉強のポイント」説明会に行ってもらった。夫の個人的興味&仕事にも生かせる参考情報があるかも…と体よく送り出したのだが、実際、なかなか面白い話が聞けたようだ。プロの塾の先生って、ものすごい専門職なんだわ。

我が家でも、全員が自発的な機動力を発揮しなくちゃ…。(といいつつ、きょうもだらだら)

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2010年11月26日

友人たち(2)

朝は整体師さんが来てくださって、心も体も軽くなった。数あるお客さんの中でも私のコリは最強らしい! 過去にいろんなところを試したけれど、今の整体師さんが私には一番あっている。心を割って話せる人だから、体のコリもほぐれてくるのか。いや、コリを上手にほぐしてくれる人だから、心までほぐれて、こんなにお喋りするようになったのだろうか。

その後、遅いお昼を食べていたら、携帯が鳴った。山の学校で知り合った先生が、ちょうど近くに来たので、ちょっとだけ会いたいとのこと。今後のことを悩んでいる最中で、私の顔を見たら元気になれると思ったのだそうだ。ほんの10分くらい話して、帰って行かれた。

夕方は子供の習い事で京都に行く途中、郵便局に寄ったら、山の郵便局にも時々手伝いに来ていた方が窓口にいらした。それがきっかけで、その方の娘さんが山の青年と結婚すると聞いていたので、声をかけようかと思っていたら、あちらから「寒くなりましたね」と声をかけられた。「娘さんの結婚式は…」といいかけると、「はい、終わりました」と、いろいろと話してくださった。おそらく私と同世代で、見た目もとっても若いお母さんなのだけど、結婚をとても喜んでいらっしゃった。前から言葉は交わしていたが、きょうはお互いの私的な話もして、ぐっと距離が縮まった感じ。

習い事のあとは、京都の友人の新居を訪ね、夕餉をともにした。アーティストのカップルだけあって、どちらも料理上手! 料理には芸術的センスが必要なのだと、料理下手の私はつくづく思う。会合を終えた夫も後から合流し、ついついみんなで長居してしまった。気の置けない友人との時間はあっという間に過ぎてしまう。

満腹、満足、ハッピー、あとは寝るだけ!

*京都・TIME'Sビルby安藤忠雄
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2010年11月25日

友人たち

長年お世話になってきた広島の友人が、検診でひっかかって精密検査となった。その結果、ひっかかった場所はなんでもなかったが、今度は別の場所がひっかかり、また別の検査となった。その結果が出たら知らせると友人は言っていたのに連絡がないので、先日、こちらからメールをした。それでも返事がないので、翌日、家に電話をしたら留守電で、携帯に電話をしたら、携帯も留守電。どうしたことかと心配していたら、すぐに彼女から電話があった。「便秘でトイレにこもってたの。結果はまだわからない」と言うので、ふたりで笑って終わったのだが、昨日、やっと連絡がきた。病気の疑いが高いので再度の検査となり、その結果が出るのは半月以上先とのこと。きょう、電話でゆっくり話したら、検査の痛みと待ち時間の苦痛の方が耐え難い…という彼女。

これまで家族はもちろん、友人やご近所さん、お年寄りや病人など、世話好きの彼女はたくさんの人のお手伝いをしてきた。だから、どんなことがあっても彼女がひどい目に遭うことはない…と私は勝手に思い込んでいる。

彼女は、うちの母と同じくらい心配性でお人好しなので、今回も必要以上に心配しているのではと私が心配していたのだが、実際に話をしたら、しっかり腰が据わっていた。優しい人は、きっと強い人なのだ。

ところできょうは、もうひとり別の友人とも電話で喋った。彼女は仕事がどんどんうまくいっているのに、それに呼応するかのように身内のトラブルがどんどん起きている。仕事が成功すると、追い討ちをかけるように家族のトラブルが発生し、忙しさや心労が増す―-まさに前に読んだ『成功者の告白』のパターン!? けれど、常に前向きで、決して諦めずに努力する人だから、この苦難もしっかり乗り越えていくだろうと影ながら祈っている。

友人たちを見て、私も奮起しなくちゃと、気持ちを引き締めている。

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2010年11月24日

母のこと

年賀状のやりとりだけをしている小学校の同級生からメールがきた。彼女は途中で市内の別の地区に転校したので、最後に会ったのはいつだったろうか。知的で優しくて、尊敬する同級生だった。

その彼女が、私が出した年賀欠礼状で母が亡くなったことを知り、お悔やみのメールをくれたのだが、それを見て驚いた。「小学校のとき、○○君をよんでお誕生会を開いてくださって、シェルのパスタなどいっぱいごちそうを作ってくださいました。よく覚えています」と書かれているのだが、実は私にはさっぱり記憶がない。誕生会をしてもらったことは覚えているけど、詳細は思い出せない。むしろ、友達の家での誕生会については覚えているのに…。

○○君というのは、今で言う軽度の発達障害だったと思える子で、クラスの中で浮いて、いじめられていた。母はその子を招いて誕生会を開いてくれていたのか…。しかも、あの頃のうちは決して裕福ではなかったのに(いや、はっきり言ってビンボーだった)、母はお客さんが来ると、常にこれでもかというほど食べ物を出して、もてなしていた。

現在、小学生の息子を持つわが身と比して、母の偉大さを改めて認識した。このことを気づかせてくれた幼なじみには感謝の気持ちでいっぱいだ。ご主人が自衛隊勤務で、今はきっと気苦労も多いだろうに。

優しい母を持って、私は本当に幸せだったのだわ。

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2010年11月23日

家族ぐるみ

近県から友人一家がまた山のお寺にお参りに来てくださった。そのたびに、いろんなお土産をいただいてしまう私たち。きょうはお参りをすませた後、湖に近いレストランで一緒にランチをした。仕事を終えた夫も、いいタイミングで合流できたので、今回もみんなでたくさん楽しいお喋りをした。

山の学校でも、家族ぐるみでお付き合いをするのが当たり前だったけど、大都会の友人によれば、そういうことは稀だとか。母子の付き合いから、気の合う母同士の集まりはあっても、父親を含めた家族ぐるみの付き合いなんて、まずあり得ないらしい。

もちろん、どこに行っても苦手な人はいるわけで、そこら辺はうま〜くかわしながらも、気軽に家族でお付き合いができる友人たちが何軒かできたことを私はとても幸運に思っている。関西には高齢の伯母を除いて親戚もいない私にとって、彼らは親戚の代わりのようなもの。何かあれば相談したり、遊びに行ったりできる家があると思うだけで、心強い!

正直言えば、(一部の)親戚よりもずっとずっとありがたい存在だ。

*パスタとケーキをたんまり食べてしまった…。
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2010年11月22日

愛情?執着?

生まれたときから(いや、正確には生まれる前から)息子のことは愛おしく思っているけど、ここ最近、その気持ちがさらに強まった気がするのはなぜだろう。以前より、大人の話ができるようになったせいで、「珍獣」のように扱っていた息子のことがより理解できるようになったのだろうか? それとも、年月を重ねるにつれて、愛情もさらに積み重なってきたのだろうか? あるいは、成長するにつれて、前とは違う心配事もでてきて、その気持ちが前とは違う愛情を作り出しているのだろうか?

実はもうひとつ、私がひそかに感じている要因がある。母のことだ。母がいなくなって、母のことを心配する必要がなくなった分、息子に注ぐエネルギーが私の中で増えたのかも知れない…と最初は思っていたのだが、もしかしたら、母の孫への思いが私に乗り移ってるってことも!??

いずれにせよ、愛情が執着にならないよう、気をつけよう。

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2010年11月21日

おどろおどろしい世界

昨日、息子と出かける際に、ちょうど注文していた山口敏太郎の本が届いたので、それを手に駅に向かった。道すがら、息子は突然「蠱術」の話を始めた。テレビで初めて知った言葉で、その後、漫画にも登場したとかで、延々と説明してくれた。駅に着くと、息子は山口敏太郎の本を読み始め、「お母さん、ここにも蠱術が出てきた!」と声をあげた。こういうシンクロニシティ(?)って、時々ある。

山口敏太郎のおどろおどろしい世界を楽しんでいた息子に、私が見てきた六道の絵の話をしたら、きょうの午後、息子は夫とともに歴博に行ってきた。私と違って、六道の絵の解説文もすべて丁寧に読んできたらしく、「解説文は絵より怖かった」と教えてくれた。

「のんびりした休日」を過ごしたいと言っていた息子だが、きょうは「のんびり」と「おどろおどろしい」一日になったようだ。

*こちらはさわやかな湖畔。
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2010年11月20日

初ライヴ

DSC02106近くの街の塾に申し込むつもりが、最初に入りたかった塾の新教室が通える範囲に出来ると聞き、急遽、そちらの入塾テストをきょう受けに行った。それが終わると、そのまま息子とふたりで街中のライヴハウスに行き、友人たちと合流。毎年恒例のフレディ追悼ライヴがあるのだ。

近県に暮らす広島時代の同級生と、このライヴには何度も足を運んでいる。中学時代にクイーンのLPを貸してくれたのが彼女だった。高校時代は、宮島まで遠足に行った帰りに、山口までクイーンのライヴに一緒に行った。いまだに彼女と会うと、その頃の思い出が鮮明に蘇る。

今回は彼女のご近所の女子中学生も初参加。彼女の影響でクイーンの存在を知り、フレディの魅力にとりつかれ、今回、お母さんのお許しを得て、初めてのライヴハウス体験をした。

時代を経ても、すばらしい音楽の力は不滅だし、フレディは永遠に生き続けるのだ…と感動を新たにしたものの、若き中学生の初ライヴが本物のクイーンではなく、素人まじりのコピーバンド集団でよかったのだろうかと、ちょっと申し訳ない気持ちも。プロのバンドとの実力の差、そしてクイーンの偉大さを再認識するよい機会になったとは思うけど。

私にとってはプチ同窓会でもあり、楽しい夜となったけど、息子は耳栓をして、暇をもてあましていた。今度はみんなで本物のライヴに行きましょう!!

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2010年11月19日

人材確保

DSC02058 フリーになってから長いことお付き合いしている会社がある。たまにちょこっと仕事をいただく程度だが、毎月なんらかのやりとりがある。担当の方がたいそう丁寧で感じよく、ケチケチしてなくて、良いイメージだったのだけど、それが年を経るごとに変化してきた。担当の方が次々と退社して代わっていくたびに、イメージが少しずつ落ちていったのだ。もちろん、社内の事情だけでなく、世の中の経済状況など、さまざまな要因が絡んでいるのだと思うけど、だんだんと世知辛くなってきて、ちょっと寂しい。と思っていたら、とうとう今の担当者も退社すると通知がきた。

夕方、回ってきた回覧板を見ていたら、隣の学区の広報誌が入っていた。今までにはなかったことだ。公立小中の選択制が始まったことで、この学区の中学は生徒数が激減して、私たちがいた山の中学と変わらない規模になっていたのだが、地域をあげて生徒誘致の活動に取り組み、それが成果をあげつつあるようだ。こうやって近隣学区の回覧板に広報誌を入れて、アピールまでしているのだ。

山の学校では残念ながら地域をあげての取り組みは一切なかった。現場に近い人たちは、それなりに考えるところはあったけど、地域のバックアップがなかったから。下手すると、バックアップどころか、勝手な活動は潰されかねない状況だったから。

だからといって、隣の学区の活動を私は羨ましいと思っていない。確かに地域の団結力はすばらしいと思うけど、広報誌を読む限り、「自分のとこさえ、よくなればいい」という思いが透けて見えるのだ。ひとつ間違うと、この地域を盛り上げない者は認めないという排他的な姿勢になりかねない。

じゃあ、どういうのが理想的かといわれると、それもわからず、私の胸の中はもやもやしたまま。

息子がきょう英語のレッスンで習った文章を披露してくれた。
"She has a headache." まさにその通りだわ。

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2010年11月18日

六道絵

きょうは整体師さんが来てくださるというので、前に約束しながら行けなかったランチに誘ったら、招待券があるのでついでに歴博にも行きましょうと誘われた。この自治体の住民になって7年が過ぎたのに、私はまだ歴博に行ったことがない。ちょうど今は国宝展をやっているらしい。

午前中に整体師さんが来てくださり、そのまま歴博に向かって、国宝展鑑賞。仏像や書物、そして掛け軸など…古刹が多い土地柄だけあって、見ごたえがある。中でも一番すごかったのが聖衆来迎寺の六道絵。比叡山の横川にあったものが、信長の焼き討ちの際に移され、残っているのだという。

地獄の様子が事細かにリアルに描かれていて、目をそむけたいけど、つい見入ってしまう…。これが現実なのだよと、目の前に突きつけられる感じ。ちょうど今朝、台所で洗い物をしながらシンクの中に紛れ込んでいた小さな虫を水で流してしまい、ちょっとした後悔にさいなまれていた私。その場面が、地獄絵を見ながらよぎってしまった。

歴博のあとは、近所のカフェでランチをしながらお喋りに花を咲かせ、その後は家でゆっくりと体のコリをほぐしてもらった。テレビをつけたら国会中継をやっていたので、そのままそれをBGMとして、ふたりで民主党政権への怒りをぶちまけあった。このままあの人たちに政権をまかせていたら、この国が地獄絵のようになるのでは…と本気で心配になる。

*展示物は残念ながら撮影禁止!
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2010年11月17日

参観日

DSC02089きょうは街の学校に転校して初めての参観日。2時間目と3時間目が授業参観で、その後、保護者向けの講演会。初めての機会なので、全部参加するつもりで家を出た。

山の学校の授業参観では、車はグランドに駐車できたし、教室では保護者用の椅子が用意されていた。集会用の部屋は冷暖房完備。

しかし街の学校では、当然ながら車は厳禁、保護者は立ち見、講演会の会場は暖房が入っていたようだけど(灯油臭かった)、足元が寒かった。今更ながら僻地の学校は過保護だったのだと実感。

クラスには、知り合いの保護者はまだ殆どいない。先日の安全パトロールで親切にしてくださった保護者を見かけたら、お礼を言っておこう…と思っていたが、どうやらその方の娘さんは欠席のようだ。と思ったら、右隣に立っていらした保護者の方から話しかけられた。最初はお互い気づかなかったが、よく考えたら、転校2日目の登校時に挨拶をしたご近所の方だった。と、今度は左隣の方から話しかけられ、お顔をよく見たら、うちの息子が初めて放課後に遊んでもらった同級生のお母さんだった。

講演会では隣に座った方が、どうも見覚えがあるお顔で、帰り道にお話すると、うちと同じく2学期から転校していらした方だった。お話はしたことなかったけれど、始業式に一緒に参加したのだ。

とまあ、疎外感を味わうこともなく、無事に初めての参観日終了。学校まで徒歩で往復するだけで、いい運動になって、気分爽快。息子が新しい世界でがんばっている様子を目の当たりにして、私も気合を入れていこう!と思った次第。

(元教師の講師による講演会は、子育てに役立つ面白いお話だったが、紹介される本がどれも左翼?の著作ばかりで笑ってしまった。)

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2010年11月16日

懐かしい日々

昨日の帰り道は、ほぼずっと虹が見えた。車を運転しながら、比叡山にかかる大きな虹、そして比良山系にかかる大きな虹を追いかけているかのようだった。そして家に到着すると、山の集落の友達から夕飯のお誘いがきた。息子も久々に山の集落に行きたいと大喜び。日・月と二晩続けて泊まり仕事の夫は、残念ながら不参加。私たちだけですき焼きに舌鼓を打った!!

息子によれば、先日、山の集落の「自然の家」に泊まりに行ったばかりで、今も「山の思い出に浸りたい」気分なのだそうだ。当日は、山の学校のお友達が「自然の家」の近くに来ていて、みんなで息子の名前を大声で呼んでくれたらしい。なのに、息子はその呼びかけに応えなかったのだと。(「そういう状況じゃなかったんだよ」と言い訳していた。)恥ずかしかったけど、とっても嬉しかったのだろう。街の大きな学校に順応するため、知らず知らずのうちにきばっていた息子は、山の集落に戻ってほっとできたのかも知れない。

夫はきょうは少し早めに帰宅したが、夕方には最後の打ち上げに出かけて行った。お陰で息子は今夜も、私と一緒に寝てくれた。おかげで私も息子がもっと幼かった頃を思い出し、懐かしさに浸っている。

*昨日の虹@京都・大原
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2010年11月15日

虹日和

DSC02068 私がひとりで京都に引っ越してきたときからの友人に、久しぶりに会いに行った。彼女は先月、14年連れ添った愛犬を看取ったばかり。殆どいつも連れ立って行動していたふたり(!?)だけに、彼女の生活にぽっかり穴が開いているのではと案じていた。私も彼女のアトリエに行くたびに、彼女の愛犬をひざに乗せて、延々とお喋りを楽しんだものだ。昨晩も息子に「オモチ(犬の名前)はお前より年上なんだぞ。お前が生まれる前は、お母さんはオモチを抱っこしてたんだから」と話したところ。そう、息子が生まれるまでは、私はしょっちゅうオモチをひざに乗せていたのだ。

そんな懐かしい話をカフェでランチをしながら延々と喋っていたら、彼女の携帯にメールが入った。なんと、私がさっき話に出した共通の友人から。それも一年ぶりくらいのメールなのだと。「噂をすれば何とやらだね」と言いながら驚くふたり。彼女と会うと、不思議な偶然がよく起こる気がするのだが、彼女は彼女で私と会うと不思議なことが起こると言う。

長いお喋りを終えてカフェを出ると、空には大きな虹! これも彼女のマジックか!??

実は彼女の愛犬は、彼女がパートナーと新生活を始めたのを見届けて安心したかのように旅立っていった。帰り際に私も初めてふたりの新居を訪ね、すでに会ったことのある彼女のパートナーに挨拶した。「またゆっくり遊びに来るね」と、その家をあとにしながら、私は思わず彼女に告げた。失礼かもと思いながら、「○○さん(パートナーの名前)、オモチに似てるね」と。すると彼女も、「そうでしょう〜!?」と即答。オモチも、彼には他の誰にも見せなかったほど、なついていたという。う〜む、やはり愛犬はすべてお見通しだったのか。

私はとっても幸せな気分で、大きな虹を見ながら、帰路についた。

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*きょうもまたカレー食べちゃった。@京都・北山
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2010年11月14日

あんか代わり

今まで冬の夜は息子をあんか代わりに寝ていたのに、街の家では息子は子供部屋で寝るようになった。そもそも街の家は、山の家ほど寒くはないのだろうけれど、母としては少々寂しい。

昨晩は山に一泊して久々に息子のあんか効果に触れ、余計に懐かしくなったのだ。ちょうどきょうも明日も夫は泊りとなったので、息子に一緒に寝ようと訊いてみた。今まではいつも嫌がっていたのに、きょうはしぶしぶOKが出た。夫がいないので、息子もちょっと寂しいのだろうか。

子供の寝顔、丸まった温かい体…見ているだけで幸せな気持ちでいっぱいになる。ここにいてくれるだけで「ありがとう!」と思うのに、なぜか起きているときは憎たらしくて、喧嘩をしてしまうのよねぇ…。

*夫の職場辺り…紅葉真っ盛り!
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2010年11月13日

山口敏太郎の世界

きょうの午後から久々に山の家に戻った。(夫は今朝もお仕事、ご苦労様です!)山の紅葉は終わりに近づき、空気も街に比べてかなり冷たい。夫はさっそく薪ストーブを焚いてくれた。

夕方、夫が近所の子供さんたちと勉強会をしている間に、私は山の家のテレビで録りためていた番組にひとり見入ってしまった。中でも面白かったのが山口敏太郎のお話。実は夏に放送された番組だったのだが、話にどんどん引き込まれ、なんでもっと早く見なかったのだ、もっと聞いていたいと思ってしまった。(なんでもトークショウで8時間喋ったことがあるらしい)。

夕飯後は近所の美容室に行って、今度は私のひとりトークショウ(!?)。今では美容師さんも私も、普段は街に暮らし、ときたま山に帰って来るという生活だ。こうやって少しずつ実質人口が減っていく…。

だけど、たまに帰るといいところなのだ。今夜は薪ストーブで暖まった古い家で、昔のように息子をあんか代わりに眠るとしよう。

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2010年11月12日

留守宅

先日テストを受けた塾へ、きょう面談に行く約束なのだが、よく考えたら息子は普段の授業日より早く帰宅する予定だ。電車の時間を考えると、私の帰宅の方が遅くなるかも。しかし息子は昨日からリュックサックで出かけているので、家の鍵を持っていない(ランドセルに入っているのだ)。ちょっとくらいなら外で待ってくれるだろうけど、きょうは大きな荷物を抱えてへとへとで帰って来るに違いない。

どうしよう〜と迷った末、私は玄関の鍵を閉めずに家を出た。そして駅に着いたら、乗るはずの電車がない! 間違えて、土日の時刻表を見ていたのだ。次の電車まで20分…留守宅が心配だけど、20分では単に家と駅の往復で終わってしまう。

こんな状態で塾の個人面談に臨んだせいか、話がきちんと頭に入ってこない。話が終わると同時に急いで駅に向かい、ギリギリセーフで電車に飛び乗った。お陰で息子の帰宅予定時刻前に家に着いた。家の中も異変がなく、ほっと安心。

結局、息子は予定を20分ほど遅れて帰宅し、予想通り「疲れた〜」とソファに倒れて爆睡。今になって私の方は、塾の個人面談で確認しそびれたことにあれこれ気づき、一抹の不安を抱えている。う〜、なんだか消化不良。あまりよくなかった第一印象を、ずっと引きずっている感じ。最終的な決断は息子に任せようと思いつつ…。

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2010年11月11日

二度目のお泊り

きょうも私は友人とランチ。近所に引っ越してくる予定の山の友達と、久々にふたりきりだったので、普段はなかなか話せない個人的な悩み(?)などに耳を傾けた。

そして夕方から夫とふたりで久々に山の家に泊まりに行くはずが、夫は会議が長引いて、気がついたらかなり遅い時間に…。職場の女性陣の話に耳を傾けていたら、こんな時間になったらしい。

実はきょう、息子は学校行事として山の集落近くの「自然の家」にお泊りに行った。山の学校ではすでに1学期にお泊りしたので、今年2度目の「自然の家」。しかし転校して間もない学校の行事で不安なのか、この日は私たちにも山の家にいて欲しいと言われていたのだ。会えるわけでもないのに、近くにいると思うと安心なのか…!?

しかしこんな時間にいまさら山の家に行っても寒いだけ…と、結局、街の家に残った私たち。こんな日に限って、どうしてこんなに遅く帰って来るのよ!(きょうこそは早く帰って来ると言っていたのに!)

思えば、夫は記念日潰し男(!?)だった。今朝、息子に言われるまで忘れていたが、きょうは夫と私が出会った日だったのだ。

*きょうはカレーランチ!
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