長年一緒に演奏してきた盟友ともいうべき音楽家が亡くなった。

DSC_0001_BURST20180516042105271

彼女は私よりもずっと若く、普通に家庭を持っていたが、私なんかよりずっとエネルギッシュに新しいことに取り組み、香川音楽界のトップランナーであり続けた。また同時にたくさんの弟子を育てた一流の教育者でもあった。

彼女の作った演奏グループや私が主宰するグループ、はたまたその他のところでも、数えきれないぐらい何度も一緒に演奏してきたが、いつも練習の度に試行錯誤や創意工夫があり、出てくるものが楽譜通りではないことの方が多かった。
でも、そういう自由さも、お互いの信頼関係の上に成り立っていたので不安を感じたことは一度もなかったし、本番に向かってどういうものが出てくるのか楽しみでさえあった。

彼女の胸の中には常に、次は何をいつやろう、という計画や夢がいっぱい詰まっていた。そのことを考えるとさぞかし無念であったろうし、ご家族を残して旅立たれるのはさぞや心残りであったろうと思うと胸が痛む。

もうどこで何を演奏してもそこに彼女の姿はないのだと思うと本当に寂しい。心よりご冥福をお祈りいたします。

5月16日記