ブジェチスラフ・ポヤル(Bretislav Pojar)

Bretislav photo
1923年、チェコのボヘミア南部のスシツェ生まれ。
Pragfilm Studioでアニメーションを習得する。
第二次世界大戦末期、チェコ人形アニメーションの巨匠イージ・トルンカと共に創立メンバーとして人形アニメーションスタジオの創設に参画する。以後、トルンカの初期の作品がこのスタジオから誕生する。ポヤルはトルンカの友人でもあり、その作品に欠かせないアニメーターとして活躍しつつ、脚本や演出法を学ぶ。
ポヤルの監督デビュー作『Pernikova chaloupka(魔法の森のお菓子の家)』(1951年)ではトルンカが美術・人形造形を担当した。
彼の手法は半立体や切り絵のアニメーション、ドキュメンタリー、長編映画など、人形アニメーションに留まらず、世界的な映画祭で数々の賞を受ける(ロカノ、カンヌ、アヌシー、シカゴ、ベルリン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ザグレブ、バルセロナ、ブエノスアイレスなど)。
1969年に、NFBの招きでカナダに渡り、『Psychocratie』を制作する。その後も、1972年に『Balablok(バラブロック)』、1981年にFrancine Desbienと共同監督で『E』、1986年にJacques Drouin(ジャック・ドゥルーアン)と共同監督でピンスクリーン技法と人形アニメを合体させた『Nightangel(ナイトエンジェル)』(NFB/Kratky共同製作)を発表する。
イタリアやインドでも制作に携わる。トルンカ亡き後、チェコ・アニメーションを代表し、創作活動も衰えることなく、後進の指導にも力を注ぐ。1997年にはNFB製作で『Narkoblues』を発表した。
日本では、『ぼくらと遊ぼう』シリーズの監督として有名である。

Wikipedia

『バラブロック』
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バラブロック(Balablok)
【制作年】1972年 【尺】7分27秒 【技法】手書きアニメーション(セル、切り絵)
【スタッフクレジット】監督:ブジェチスラフ・ポヤル(Bretislav Pojar、チェコスロバキア出身)、脚本:ブジェチスラフ・ポヤル、アニメーション:ブジェチスラフ・ポヤル、撮影:Pierre Provost、音響:Roger Lamoureux、音楽:Maurice Blackburn、プロデューサー:Rene Jodoin 
【受賞】カンヌ映画祭の短編最優秀賞、受賞・入賞多数 
【あらすじ】人気シリーズ「ぼくらと遊ぼう!」の作家として知られるポヤルがNFBに招かれて監督した一作。理性より暴力で問題を解決しようとする人間の性向を突く、風刺コメディ。闘争のアリーナは、敵対者を代表する多面体と球体が同じ外形になることで、戦いの勢いが殺がれる。なぜ闘うのか、闘争の後に残るものはなにか・・・人間の本性を描くパロディは、最後までその蛮行を突く。シンプルでキュートなキャラクター造形と、アニメーションという手法を用いて、ブラックなテーマを扱うのは、旧東欧圏の作家の特色を表すのであろうか。その対称性もおもしろい。

視聴『Balablok


Filmography: (*印 NFB製作)
1951年
  o 魔法の森のお菓子の家
1953年
  o 飲みすぎた一杯
1955年
  o 探偵シュペイブル
1957年
  o 小さな洋傘(おもちゃのサーカス)
1959年
  o ライオンと歌
  o 爆弾マニア
1960年
  o 真夜中のできごと
  o 猫の言葉
1961年
  o 八つ当たり
1962年
  o 雄弁家
1963年
  o ロマンス
1964年
  o 理想
1965年〜1973年
  o 僕らと遊ぼう!
1968年
  o 小さな道化師
1969年
  o 見えるか見えないか(To See or Not to See)*
  o ミミズが思いもしなかったこと
1973年
  o バラブロック(Balablok)*
1974年
  o りんごの木のお姫様
1974年〜1976年
  o ふしぎな庭
1977年〜1979年
  o ダーシェニュカ
1979年
  o 犬を飼う理由
  o ブーム!
1981年
  o もしも…
1982年
  o E *
1986年
  o ナイトエンジェル(Nightangel)*
1990年
  o フライング・スニーカー
1995年
  o Why? *
1994年
  o Mouseology *
1997年
  o Narkoblues *

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