ガンツといえばデスゲームものの漫画では知らない人はいないんじゃないのかなという作品。
SFチックの理不尽な状況の中、毎回謎の星人と戦闘とサバイバルを繰り返していく登場人物たち、独特な画風、エログロ、なにより女性キャラが妙に可愛い。
私も大ファンとはいえないまでもレンタルコミックではまりましてそれなりに楽しく読んでいました。
今までアニメ化、実写化と展開していたのですが正直どれもいまいちというか…GANTZの世界観を表現しきれていなかったと思います。
原作も終わって数年経ち、もうこのまま何のアクションもなく終わってしまうのかと思っていたら、なぜかこのタイミングで映画化!ファンの間でも評価が高い大阪編!しかもフルCGで!ということで期待半分、不安半分で公開まで待っていたのですが公開前にいくつか予告編を見ると不安が吹き飛びました。



妖怪の質感、Zガンの重力感、Yガンの敵を補足する感じ、レイカとか杏が可愛い…
ああああああああこれを待っていました…原作は結構アメコミみたいな静的な一枚絵って感じがしてたんですがその合間の繋ぎを補完してくれるような作品。
もとのCG風の漫画の画風も相まってか、フルCGで、アニメでも実写でもできなかったGANTZの世界観が再現されている…答えはここにあったのか…例えば、これがワンピースとかNARUTOとかがフルCGってなったら違和感が凄いんだろうけど…(決してdisってるではなく作風には向き不向きがあると思う)


公開初日の今日金曜はたまたま仕事が代休だったので、気分は大学生に戻った感じで、平日初回上映を近所の映画館に見てまいりました。平日昼間というのもあってか客入りは30人程度、やはり若い男性客が多かったのですがおじいさんとおばあさんがちらほらいて何故に!?って思ったりもしました(^^;
1時間半くらいの上映で、肝心の出来の方ですが結論から言うと想像以上に面白かった!「CGすげええええ」って感じでした。予告編とかいいとこどりしてるだけかなあと穿った見かたしていたらもうずっとあのクオリティでした。背景のみのシーンとかは「完全に実写だこれ…」って感じでした。さすがに人が映ると「あっCGか」ってなるのですが

――――――――――以下ネタバレ――――――――――
あと原作組としてはどっから物語スタートするのかと思ったら
初っ端鬼編のラストで玄野と鬼星人が戦って玄野死んで、レイカが「玄野くん…」ってところから映画スタート。加藤が地下鉄で通り魔に刺されてガンツによって例の部屋に集められて大阪編がいよいよスタートって感じでした。(正直どうやって大阪編始まったか覚えてないので原作と相違がわかりません…)

重要なのはかなりの登場人物がカット!カット!の嵐だったところ。
東京チームはオッサンとレイカと西君と加藤だけでしたね。風とかタケシとかパンダは存在自体カット。そのせいで東京チームのたよりなさというか弱小感半端なかった。
あと大阪チームもかなり登場人物がカット!原作でも衝撃的だった妖怪レイプシーン(ここやるのかとひやひやしていた)の桑原とかヤク打ちながら戦う美少年とか三人組も存在自体カット!童貞君もカット、ぬらりひょんの頭持って無双するシーンもなし!原作で感じられた大阪チームの狂気さ、戦闘狂集団の感じは劇中ではかなり削がれていましたね。
妖怪も結構カット!星人の幹部の犬神もカット!ホスト侍と対決する妖怪もカット!
あと当然のごとく吸血鬼のホスト侍と姉ちゃんもカット!
正直わけわからない作品なのに、一つのエピソードを脈絡なくまるまるブツ切りしていてかつ時間と予算の都合の関係上いくらかのカットは致し方ないって感じで見てましたね。見に来るのが原作読んだ人だけじゃないので制作スタッフもどこ削るか相当苦労したんじゃないかと。
初見の人にも理解してもらえるように物語の主軸に押し出したのが加藤と杏の愛でしたね。最後も加藤が100点取って杏を蘇らせるように改変させられていて。

何と言っても今回の大阪編はやっぱり映像美に尽きる!
壊滅する大阪の街を舞台に繰り広げられる巨大ガンツスーツと巨大妖怪の戦い!最強の男岡八郎の強化ガンツスーツとぬらりひょんの駆け引き。Xガンの重力感とそれに耐える天狗の強キャラ感!繰り返し変身を遂げるぬらりひょんの姿!特に女体の質感にはビビった。本当に凄かった。
演出でよかったのがぬらりひょんを倒して加藤がガンツから解放されて弟に会いに街中を駆けていく朝日のシーン。それまで劇中はずっと夜中、ネオン街での戦闘だったのでここの明暗のコントラストにハッとなりましたね…ここの加藤目線の日常の街と空のCGが美しかった。
あとガンツにエロを感じる男性にはなんといってもここを見て欲しい!歩くたびに揺れる杏のガンツスーツのおっぱい!目が離せなかった…スタッフの並々ならぬこだわりを感じました。レイカ派なのですが大阪編は完全にレイカを食ってヒロインでした…

内容はほぼ知っていたし、ただ星人と戦って勝つだけなので内容と呼べるような内容は無いように思えるのですがとにかく映像を味わって欲しい。きっと原作組なら行って損はないと思えるような作品でした。正直GANTZとかコミックも持ってないしそんなに詳しくないのに興奮してここまで語ってしまった…
大阪編がヒットしてカタストロフィ編とか過去の星人編もこのクオリティでみたい!原作読んでもう一回見に行く予定。