今回は普通です。

以前にBブロック2回戦次鋒戦についてお話しました。
今回はそこで上がったエイスリンの能力についてちょっと考えてみました。

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まずエイスリンの能力定義「面前で13巡目以内に聴牌することが異常に多い」の外形を列挙します。

【ポイント】
1.一定以上の打点が保証される
2.一定以上のスピードが保証される
3.手役についての言及はない
4.聴牌型についての言及はない
5.聴牌そのものが確実とは言えない
6.ツモ番が無ければ効果を発揮しない模様

それぞれ掘り下げていきます。

1.一定以上の打点が保証される
メンゼン特有の打点が保証されます。 特に今大会ではリーチが打てるというのは圧倒的なアドバンテージです。 裏や赤の乗る可能性があるリーチで安定して相手の頭を押さえつけるというだけで、かなり厄介な相手ですね。
出鼻くじきリーチ










2.一定以上のスピードが保証される
 
ほとんどどんな時でも面前かつ13巡目までに聴牌可能というのは圧倒的です。 また、その13巡目には「まで」が付いて回っています。 12巡目以内ということもありえるようです。
先制聴牌の強さについては言うまでも無いですね。
先制リーチ 










 
3.手役についての言及はない
どのような手が出来上がるか、作中では手役への言及がありません。
ただしリーチが打てれば十分に恩恵が得られるので、手役にこだわる必要性は薄いでしょう。
後のせさくさく






4.聴牌型についての言及はない

どのような聴牌になるかは作中では言及がありません。
3334567や3334555などの5面チャンで完成する可能性はあります。 強い待ちですね。
勿論その逆の、場に3枚切れの腐れペンチャンでの聴牌である可能性もありえます。
要点としては、作中では「聴牌する」までしか言及が無いということです。
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5.聴牌そのものが確実とは言えない
作中では末原恭子も「絶対」とは一言も言っていません。
ただし、鷺森灼に対する船久保浩子同様、得られる牌譜データには限りがあるはずで、そこを加味して「絶対」と言わなかった可能性も勿論あり得ます。
なにしろエイスリンは今大会が初出場なので、他校名門と比較すればデータは少ないでしょう。
知らんがな











6.ツモ番が無ければ効果を発揮しない模様
後述の「能力の本質」での説明にも絡んできます。
作中ではまこのワザ鳴かせ(真瀬由子のドラ5ポン)によって、実際にツモが飛ばされています。
当たり前ですが仕方ないですね。
ドラたくさん









~協力:姫松高校~

続いて、エイスリンの能力の本質についてです。
まず大きく分けて、二つのパターンが考えられます。


◆手牌に対する補助能力
「面前かつ13巡目まで、怜ちゃんのような手牌ガイドが使い放題である能力」です。
例えば、4569での9のような孤立牌をエイスリンが捨てようとした時に、
「実はその牌は後で重なるんだ」というような警告がどこからか聞こえてくるといった感じです。
そんな風に後々の手牌の内容を分かった上で牌を切り、傍目には妙なツモを重ねることになる為、
捨て牌が無駄に目立ってしまう可能性はあります。
(赤含みの45切って、9を重ねて重ねて暗刻完成…など)

この性質であるとした場合、二筒2枚を離して切っている説明がつけにくいのですが、
「もう一度ツモっちゃうけど、そのまま切っても問題無いよ」とか「どうせ対子で終わるから切っちゃえ切っちゃえ」というガイドであった、ということになるのでしょうか。

いけいけ僕らの洋榎ちゃんは、牌譜的におかしいところは無かったと言っていました。
能力の本質がこのタイプである場合、エイスリンが牌譜の迷彩に気を遣ったということになります。


◆ツモに関する支配能力
「面前である限り、13巡目までに有効牌が高い確率で入り続け、聴牌型が出来上がるようなツモ山またはツモ牌の支配」というものです。
これはさらに以下のような二つのパターンに分類出来ます。

①「配牌(割れ目)時点での自分のツモ山」に対する支配
②「13巡目までの自分の次のツモ牌」に対する支配

比較するまでもなく①よりも②の方が性能・使い勝手共に上ですが、
まこによるツモずらし後でアガれていない&終了時に大幅マイナス収支である為、①である可能性が高いです。
(勿論作中ではその後の直接的な描写はされていないので、②である可能性は否定出来ません。)


①「配牌(割れ目)時点での自分のツモ山」に対する支配
元禄積みなんかをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。
能力を発動している限り、ツモずらしによって「相手に自分の有効牌が流れ込む可能性」があります。
また天江衣の海底戻しと同様、ツモ山が当初のエイスリンのものに戻れば、ツモがまた正常になることにもなります。
流れ論の強い麻雀漫画ではよくある光景ですね。 

前回の考察の中でもう2回近くポンチーがあったはずだ、としました。 2回戦で由子のドラ5ポン以降、まこの手牌に入った七萬四索のどちらかはエイスリンにとって有効牌であったかも知れません。

能力の本質がこのタイプである場合、その恩恵に対するリスクが分かりやすいと言えます。


②「13巡目までの自分の次のツモ牌」に対する支配
面前ならばツモ山に関わらず有効牌を引き込む可能性アップ、というものです。
ツモ番がくる限りはそれが有効牌である可能性が高いということなり、結果的には宮永照の高速連続和了に若干だけ近いタイプと言えます。

能力の本質がこのタイプである場合、そうした強力無比な能力に対し、一時的にでもまこの打ち回しが正面から上回ったということになりえます。
恐るべしルーフトップ。 恐るべし過去の牌譜。




今回は大きく第3候補まで挙げてみました。
この内のどれかであるか全国編アニメで判明するのか、はたまた第4の解答があるのか。
もしくはアニメでもキンクリされちゃうのか

この謎が明かされることがあるのか、とても楽しみです。


今回の記事とは別の角度として、私的素敵ジャンクさんのエイスリンの名前ネタはオススメです。


ところで手牌ガイドのところで、エイスリンにケルヌンノスが語りかけている図が思い浮かびました。
同じケルトでも、英雄クー・フーリンや光神ルーグでもなく、なぜかケルヌンノス…