7/26、27の吉野オフで発表させていただいたものです。

東府中・瀧神社を探索した時、記事中で祭神について取り上げましたが、その後に意外な発見がありました。

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それが今回のタイトルとなります。


瀧神社に、高鴨穏乃に結びつくものあり。

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もちろん、首をかしげるものでしょう。順を追って、拾っていきます。



■高鴨姓について
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高鴨の名は、御所・高鴨神社に由来していると考えられます。

※この記事の大前提です。吉野町新子に厳島神社があること、お隣京都府に鷺森神社があるからの類推です。

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御所・高鴨神社

■両社の祭神について

結びつける根拠として、祭神を取り上げました。
両社の祭神は、それぞれ以下の通りとなっております。

御所・高鴨神社の祭神
 ・阿治須岐高日子根命(迦毛之大御神)
 ・下照比売命
 ・天稚彦命

東府中・瀧神社の祭神
 ・賀茂別雷命
 ・玉依姫命
 ・賀茂建角身命

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瀧神社の案内

僕は以前には迦毛之大御神を記事として取り上げましたが、この時はイメージに寄るところからの推測となっていましたが、今回は実際に挙げられている祭神について、瀧神社の方から読み解いていきます。



■東府中・瀧神社と祭神を同じくする神社

祭神となる神が複数の神社で祀られているケースは多々有りますが、瀧神社の三柱はそれぞれ賀茂別雷神社、賀茂御祖神社とに分かれ、それからその分社へと広がっています。

京都・賀茂別雷神社
 ・賀茂別雷命
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 通称・上賀茂神社

京都・賀茂御祖神社
 ・玉依姫命
 ・賀茂建角身命
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 通称・下鴨神社

両社とも、非常に有名な神社ですね。



■神社同士での関連

高鴨神社は京都の賀茂神社(賀茂別雷神社・賀茂御祖神社)を始めとする、全国のカモ(鴨・賀茂・加茂)神社の総本社と称しています。
発祥の時期と場所から、高鴨神社→上賀茂神社・下鴨神社→瀧神社という構図が成り立つと言えます。



■本地垂迹説から

さてここで、賀茂別雷神社の本地垂迹説・賀茂之本地が絡んできます。
賀茂之本地では、賀茂別雷命が地へと降りた姿が、阿治須岐高日子根神であるとしています。
賀茂之本地
此神天上にしては、あちすきたかひこねの神(阿遅鉏高日子根神)と申。 地にくだらせ給ては、わけいかづちのしん(別雷神)とあらはれ、 国土をまもり、風雨をしたがへ、五こく(五穀)をさかやして万民をたすけおはします。
御本地をたずぬれは、しやかむにせそん(釈迦牟尼世尊)のをうげ(応化)なり。 ぐせい(弘誓)のうみ(海)ふかう(深う)して、あまねくしゆじゅやう(衆生)をさいど(済度)し給へり。
ちはやふる(千早振る)神代のむかし日向の国にあまくだらせ(天下らせ)給て、とし(年)久しうぞすみ(住み)給ひける。それよりやまと(大和)の国かづらきのみね(葛城の峰)にとびうつりおはします。
もとよりこの山には。かものたけずみのみこと(賀茂建角身命)と申御神すみ給ひしが、この山をゆずりて、たけずみのかみはやましろ(山城)の国にいたりて、をたぎのこほり(愛宕郡)、をかだむらにすみ給ひける。

高鴨神社の祭神・阿治須岐高日子根命と、賀茂別雷命がイコールであると・・・
これでようやく高鴨神社から、瀧神社までの関連が裏付けられました



■賀茂別雷命の、穏乃への影響

賀茂別雷命は、高鴨穏乃の能力設定構築に、直接影響を及ぼしているものと考えられます。

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 さてさて、穏乃に関しては既に作中で蔵王権現としてピックアップされていますが・・・

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ドヤ顔がクッソかわいいラバスト


■賀茂別雷命とは

京都・賀茂別雷神社より、御神徳・厄除の説明はこの通り
雷(いかづち)の御神威により、厄を祓いあらゆる災難を除き給う厄除(やくよけ)明神・落雷除・電気産業の守護神として広く信仰されています。

Wikipediaではこのようになっています。
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の祭神であり、各地の加茂神社(賀茂神社・鴨神社)で祀られる。 記紀神話には登場しない。神名の「ワケ」は「分ける」の意であり、「雷を別けるほどの力を持つ神」という意味であり、「雷神」ではない。
賀茂別雷神社の説明と矛盾する部分は無いですね。いわゆる雷神ではなく、むしろその逆であると言えます。避雷を神格化したものでしょうか。


栃木県佐野・賀茂別雷神社では、さらにこんな説明がありました
京都の上賀茂の地に「ちはやぶる わけつち山に宮居して、天下ること神代よりさき」と読まれ、遠い昔より、山の神、農業の神として奉られて、落雷除け、嵐除け、五穀成就、天下泰平の神として崇敬されてまいりました。

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賀茂別雷命は山の神としても祀られているのです



■蔵王権現との比較

蔵王権現
 金峯山の神であり、修験者たちの神。
  ・背後の炎や、吉野の山を駆け巡る行為で表現している。

賀茂別雷命
 雷除けの神であり、山の神、農業の神。
  ・山そのものを操る力、大星淡の雷・神鳴りを除ける活躍で表現している。

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穏乃は落雷後の淡の攻撃(特にダブリー)を全て回避しています。描写的には11600での攻撃が印象的ではありますが、それ以上に守備・回避能力で圧倒しているのです。



■まとめ

以上、ここまで挙げた事柄より

瀧神社に、高鴨穏乃に結びつくものあり。

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とこれだけで言い切るには多少強引ですが(ウィキペディアソース含んでるし)、要素として十分あると言っても良いのではないでしょうか。

また瀧神社ですが、6巻表紙の踏切までの距離を考えると、単純に淡の通学路とも考えづらいところがあります。
淡が訪れていたのは、そこに「引き寄せられる何か」があったのかも知れませんね。



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もしかしたらこんな場面もいつかは・・・?