2/5にTOHOシネマズ日本橋で公開後初鑑賞してきました。感想とか。
kR8V1zR1GOw0
全体通して言うと、原作通りの良いシーンも、そして映画ならではのアレンジも、どちらも大変考えられた感じに作られていて、大変に良かったです。私は何気に1/18の先行上映会にて一足先に見ていたりしましたが、公開後に改めて見て、一層感動しました。全編通して実に原作を読み込んでいるなという丁寧さがあり、初見ではパッと見気づかないほど細かいポイントも、随所にありました。

先行上映会で、小沼監督は「100%、咲-Saki-ファンの為に作りました」と仰っていましたが、映画にはそれが全て出ていたと思います。素晴らしい輝きを放った作品でした。

■映画での個々の描写について
先鋒戦では、純君の感じが良かったです。試合直前いきなりタコスを盗み食い。呆然とする優希に対して「わぁりわり」の声のトーンが好印象です。
弁当のタコさんウィンナーを後半にまわしてきたのは、京太郎不在の消化と、純君の強さを見せるものを両立していて上手いなぁ、と。欲を言えば純君と透華の「オレはしくったのかー!?」「しくりまくりですわ!! プンスコ」は入れといて欲しかったw
名称未設定 6


次鋒戦だと、まこのセリフの上手さも勿論、対局後の落ち込む時の動きが自然で良かったです。まこはTVドラマでの雀荘での感じがとても良かったので期待大でした。 
名称未設定 4
また、優希に対するまこと部長のやり取りも良かったですね。振る舞いが、まさに先輩って感じでした。 

次鋒戦でかおりんが四暗刻ツモった時、かじゅのセリフがブルッてしながらでした。原作では淡々とした感じでしたが、実写では強がりが入ったような、自分に言い聞かせるような感じで。でもそれが実にかじゅらしさに溢れていて、頷きながら見ていました。新解釈という感じでしょうか。


中堅戦ではダイナミックツモがきちんと再現されていたのは嬉しかったです。なんでも「これやらなかったら絶対叩かれる」という緊張が制作陣にあったとかw


前後しますが、脇役の名前も、きちんとスタッフロールに出て来るあたりに、制作スタッフの愛が感じられます。三科健太もきちんと名前が出てきて…!欲を言えば藤田プロの掛け合いは欲しかったですね。藤田プロの無駄に猛烈な食べ方が、TVドラマ同様に出てきたのは良かったです。あれをみんなスルーしてるのほんと面白い。


副将戦ののどっちの対局前、咲さんとのエトペン関連のやり取りなんかは、原作の部分を上手く解釈し直しているとなと思わせてくれました。確かにのどっちなら、寝ている咲さんから取り上げていったりしないよね、と。

同じく副将戦では、試合前の透華の登場シーンで、カメラ前に張り付く姿は映画でのアレンジですが、透華ならそうするよなぁと思わずニヤリとさせられました。この透華の演技が特に良くて、純君や国広君との掛け合いも、実にしっかりしたものでした。

そしてかじゅモモ!モモの「大好きっすー」の声が実に斎藤桃子さんぽい声色で、そのせいか、かじゅの声も思わず小林ゆうさんの演技みたく思えてくるんですよね。これホントに凄い。次鋒戦での振る舞いと合わせて、ほんとかじゅって感じ。
名称未設定 5

そして大将戦。睨み顔が強烈で、不気味さがすごくなった衣は、まさにボス!って感じでした。あ、あとツモ和了時の所作がとても滑らかで、目を見張るものがありました。衣の手つき、もしかしたら一番上手いんじゃあ…

試合中は咲さんの所作が綺麗で、とても光っていました。池田にワザ振り込みした時の不敵さも、足ぺちぺちも、良く作られていまして、対局中はずっと前のめりに見入ってしまいました。

ラストや、その前々局の親倍で、咲さんが和了役を宣言していたシーンは、ちょっと必死な感じの喋りでしたが、それがまた良く、咲さん自身もきっと内心そんな風だったろうと、見ていて本当に感情移入出来ました。必死の勝負で必死に打って、そして得られた結果。麻雀って楽しいよねと、心から思えました。

衣は劇中は冷たい表情や睨み顔なんかが多かったのですが、試合を終えて最後に龍門渕のメンバーに囲まれた時、初めて笑顔になっていました。観ていて、思わず涙ぐむほど良かったです。また、その時のハギヨシの静かな笑顔がとても素敵で、原作での陰で静かに目を細めているところも好きでしたが、近くで寄り添って見ているというのも、アリだなぁと思いました。
4284edfe



■舞台挨拶について
舞台挨拶は鶴賀のキャスト全員集合という回でした。かじゅ役の岡本夏美さん、モモ役のあのさんのかけあいが面白かったです。
撮影で苦労したことについて岡本夏美さん「どうやってあのちゃん(モモ)の心の壁を越えるか…」
切り返すあのさん「結果は作品に出ていると思います(デレ」
なんていうかもう、この二人、リアルにかじゅモモみたいでした(ご満悦
名称未設定 3

蒲原役の大西亜玖璃さんは原作からのファンとのことだったそうで、監督ともども口癖の「ワハハ」を表現する際に相当苦労したそう。結果として現代の科学では無理だったそうですがw

他、監督の苦労話で、衣役の菊地麻衣さんについては撮影時10歳ということもあって演技指導など特に苦労したそうですが、でもその甲斐あってか、衣の演技は大変に良かったです。前述のツモ動作なんかその一例ですね。


■上映&舞台挨拶終了後
ほんの少しの時間ですが、小沼監督に直接感想を言える機会がありました。色々思い浮かぶ言葉が沢山ありすぎたのですが、観た後の興奮と緊張もあいまって、絞り出すような感じに、概ね冒頭書いたような感想を伝えました。あと、しれっとパンフにサインをいただきました。すごく、すごく嬉しい。

普段はパンフは上映後に買うのですが、今回はさきに買っておいて良かったです。
咲-Saki-だけに(小声


名称未設定 2


私は咲-Saki-へは割と後の方から入ったクチでしたが、それでもこの実写咲-Saki-劇場版は本当に満足出来ました。スタッフもキャストも、原作の面白さを尊重し、それをいかに表現しようとしたか、その姿勢と熱意が見ていて本当に伝わってきました。大変にすばらなものだったと思います。
ちょっと乱雑な書き方になっちゃいましたが…初回の感想はこんな感じです。


上映中、また何度か劇場へ足を運びたいと思います。

あとVAPの人が、舞台挨拶で応援上映の存在を仄めかしていました。
ちょっと興味あります。やってね。