ああChanson Cri

自分が観たいものをすぐ出すためのアーカイヴw                                                                       @COPYLEFT

ジャン・サブロン-Jean Sablon

ジャック・デュトロン et フランソワーズ・アルディ : Puisque vous partez en voyage あなたが旅発つというので

1930年代の古くて素敵なシャンソンを2004年にデュトロンさんとアルディさんが熟年夫婦デュエットとしてリバイバルさせたバージョンを以前にも紹介しましたが、二人のレコーディング風景と若き日の映像を織り込んだトレビア〜ンな動画を見つけたのでご紹介します。



映像に織り交ぜられた二人の若き日の映像が眩しすぎる。アルディさんの可憐さもさることながら、デュトロンさんのイケメン・インテリ不良青年ぶりにはシビれますね〜。

と言うか、なんなんだよ、この美男美女カップルは!とも言いたくなりますがw、このカップルは仲睦まじく歳月を重ねてきたのだろうな、ということが伺える仕上がりとなっています。

↓本PV



 あなたが旅発つというので

「あなたはそれが到着した時が私たちの別れの始りであることを分かっている?」
「そんなこと…たった15日間だよ!...」
「たしかに15日間、それはあまり長くはないけど...
 だけど、その時間が作るものを甘く見ないほうがいいわ!...」

あなたが旅発つというので
私たちは今夜、私たち自身のもとを去るので
私の心は、その予行演習をします
私は自分を奮い立たせて微笑みたいのです
私があなたの荷物を置いたことを確かめてください
目立つように、通路の脇に…
そして、精一杯のシグナルとして…
私は、私のために大きなハンカチーフを準備しました
ある瞬間には列車が発って行く
私はホームで独り、取り残されるのです
そして、私は駅のあなたに会いにいく
あの場所で別れを告げるでしょう、あなたの花束とともに…
約束して…ほんとうに分別があることを
あくる日も、私のことを想うと…
そして、私たちの籠に還ってきてください
私はどこであなたの帰りを迎えるのでしょう

「ほら、仕切り座席にあなたの良い場所を見つけたよ
 そこには大柄な女性と年寄りの白髭牧師がいる
 そしてそれから、私はあなたに2冊の本を買ったんだ...
 一冊は、聖者の人生についてもの
 もう一冊は…至福のアーネスティンの場合…喜んでくれるかな?」

あなたが旅発つというので
あなたは私に愛の約束をしました
私に14ページ分を書くことを
毎朝、あるいはもっと…
私にあなたの顔が見えるように
窓を開けてください
私がすべての勇気を失うなんて…耐えられない
突然、パリが憎くなる
制御装置が叫ぶ:「車を使って」
彼がよく知っているブタさん(注)で…
私は残される…だけど私は誓う
もしあなたがもう一度叫ぶなら、私は来るわ
私は手荷物にだけ、私の愛情があるのよ
その他のことは私は気にしないわ
あなたが旅発つというので
愛するものよ…私もあなたと一緒に発つことにしたわ


(訳:ああ)

(注)多分、こんな車http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/8a/ff857e2699e8ba88353343e0bd6391ac.jpgのこと


↓ジャン・サブロンさんとミレイユさんのオリジナルバージョン。大好きな曲です。

ジャン・サブロン : La chanson des rues 街路の唄

詳しいことは分からなかったのですが、1930年代のジャン・サブロンのヒット曲。
イヴ・モンタンのリバイバルやステファン・グラッペリの演奏も素敵ですよ。



 街路の唄

多くの人々が立ち止まる
そして声を震わせる
途は辿り返されることもない
街路の古き唄

私たちは若者に語りかける
愛と長き接吻
誓いと優しさ。
月光と夏...

毎夜、街路では
アコーディオンはプレリュードを奏でる
毎夜、街路では
歩道の真ん中で
通行人が立ち止まる
そして、コーラスを口ずさんでください
誰の心にも染み込んでいるコーラスを

多くの人々が立ち止まる
そして声を震わせる
途は辿り返されることもない
街路の古き唄

心地よい音楽
ワンコインの詩情
だけど、この憂鬱な空気が
至るところで君を追跡する
誰かがそこで悲しみを語る
夢と愛に失望して…
そして、君のもとを去る哀悼の意
歳月…それはもはや積み重ねられることもなく…

多くの人々が立ち止まる
そして声を震わせる
途は辿り返されることもない
街路の哀しき唄


(訳:ああ)

おそらく60年代の再録音


イヴ・モンタン


Comedy Harmonists
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ジョルジュ・ユルメール : Pigalle ピガール

ジョルジュ・ユルメール-Georges Ulmerさんの1946年発表のシャンソン・クラッシックスのスタンダード。『ピギャール』というタイトルがつけられる場合もあるようです。

"ピガール"とは、モンマルトルに近いパリの繁華街。かの有名なキャバレー・ムーランルージュもあるので東京の銀座に近いのかと思っていましたが、訳に際してちょっと調べてみたら、結構いかがわしい雰囲気の歓楽街のようです。

それはともかく、このシャンソンは解放の喜びと、本来の「我々のパリ」を取り戻した歓喜にあふれています。また、なにやら時代背景を反映した意味深な表現も散見されます。この時期のフランス史を紐解くと、さらに楽しめるかもしれません。

オリジナル


 ピガール

それはある街路のこと
それはある広場のこと
それはそこのすべての地区のことなのさ
ある人はそこでおしゃべりし、ある人はそこを通り過ぎる
人は世界中からそこに来るのさ
パナム(注1)の腹の高いところに置かれたものを
遠くから彼女はあなたに笑って示してる
なぜなら彼女は魂を反射させているからなのさ
甘美なパリの精神を

それはある小さな噴水のこと
それはあるメトロの駅のこと
ビストロに囲まれている
ピガールよ
デパートがあり
へぼ絵描きの店が並んでいて
金持ちたちのためのレストランも並んでいる
ピガールよ

そこにいるだろう、十字路で謳う歌手が
誰かがこの日の成功を謳っているだろう
ここにいるだろう、ベストを着たスポーツマンが
百ポンドの重ささえ持ち上げるのさ

家具を備えられるホテルが並び
控えめに照らされている
人はどこを通り過ぎるだろう
ピガールで
そして、真夜中頃に
合唱が駆け抜ける
ナイトクラブの中から
ピガールで

一つの十字架があって
ひざまずく顔が並んでいる
ありきたりでセンセーショナルで
人は専門用語で話している
バベルの塔に関して…
そして夕闇が来る頃に
そこは愛の大きな市場になるのさ
それは街角をそぞろ歩きするということ
かれらは昼と昼の間の夜を掴み取るのさ

ショーガールとマネキン
ジプシーの目がじっと見つめている
誰が手相を読み取るだろうか
ピガールで
放浪者たちも、露天商たちも
ビストロのオーナーたちも
Coco(注2)の悪徳商人たちもいる
ピガールには

少女たちが君に微笑んで
君に語りかける「あなたはただ愛したのですね」
そして、街角は賑わう
控えめに見張ってください 勝利がパン粉をまぶしている音を…

それは小さな水の流れのこと
それはあるメトロの駅のこと
ビストロに囲まれている
ピガールよ
それは生活、泣くこともある生活
人々は両方欲しいと言うけれど
だけど、世界は一つだけなのさ
ピガールよ


(訳:ああ)

(注1)パナム - Panam パリの愛称。大阪→浪花みたいな用法。

(注2)Coco - おそらく、ここでは共産党員の蔑称。もちろん「反共」を意図したとかではなく、レジスタンス運動を通じて中産階級をも取り込み、1945年の選挙では共産党が第一党に躍り出たという時代背景を反映しているものと思われます。Cocoには「子どもor悪ガキ」とかの意味もあるので、共産党からクレームが来たときの言い訳も考えていたかもしれませんねw

↓リアルタイム映像。字幕つきだよ
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ジャン・サブロン et ミレイユ : Puisque vous partez en voyage あなたが旅発つというので

ジャン・サブロンさんとミレイユさんのどこかユーモラスなデュエット。1935年発表。
後年のジャック・デュトロンさんとフランソワーズ・アルディさんの熟年デュエットも、なかなかイイかんじです。

Puisque vous partez en voyage - Mireille et Jean Sablon


 あなたが旅発つというので

「あなたはそれが到着した時が私たちの別れの始りであることを分かっている?」
「そんなこと…たった15日間だよ!...」
「たしかに15日間、それはあまり長くはないけど...
 だけど、その時間が作るものを甘く見ないほうがいいわ!...」

あなたが旅発つというので
私たちは今夜、私たち自身のもとを去るので
私の心は、その予行演習をします
私は自分を奮い立たせて微笑みたいのです
私があなたの荷物を置いたことを確かめてください
目立つように、通路の脇に…
そして、精一杯のシグナルとして…
私は、私のために大きなハンカチーフを準備しました
ある瞬間には列車が発って行く
私はホームで独り、取り残されるのです
そして、私は駅のあなたに会いにいく
あの場所で別れを告げるでしょう、あなたの花束とともに…
約束して…ほんとうに分別があることを
あくる日も、私のことを想うと…
そして、私たちの籠に還ってきてください
私はどこであなたの帰りを迎えるのでしょう

「ほら、仕切り座席にあなたの良い場所を見つけたよ
 そこには大柄な女性と年寄りの白髭牧師がいる
 そしてそれから、私はあなたに2冊の本を買ったんだ...
 一冊は、聖者の人生についてもの
 もう一冊は…至福のアーネスティンの場合…喜んでくれるかな?」

あなたが旅発つというので
あなたは私に愛の約束をしました
私に14ページ分を書くことを
毎朝、あるいはもっと…
私にあなたの顔が見えるように
窓を開けてください
私がすべての勇気を失うなんて…耐えられない
突然、パリが憎くなる
制御装置が叫ぶ:「車を使って」
彼がよく知っているブタさん(注)で…
私は残される…だけど私は誓う
もしあなたがもう一度叫ぶなら、私は来るわ
私は手荷物にだけ、私の愛情があるのよ
その他のことは私は気にしないわ
あなたが旅発つというので
愛するものよ…私もあなたと一緒に発つことにしたわ


(訳:ああ)

(注)多分、こんな車のこと

Françoise Hardy et Jacques Dutronc

ジャン・サブロン Ce petit chemin この小さな抜け道で

ジャン・サブロンさんの1933年のヒット曲。
このクルーナー唱法は、同世代のビング・クロスビーなどと比較すると、脂の抜けた感じが心地よいですね。日本で言えば、クロスビー=霧島昇、サブロン=小畑実というかんじかな。

下に貼ったサブロンさんの"スターダスト"も、アメリカの歌手にはない爽やかさをかんじさせるものがあります。

この"Ce petit chemin"は、耳に残り思わず口ずさみたくなる印象的なメロディに乗せた寓話的な世界がまた、「シャンソンの一つの原風景」を思わせるものがありますね。


コーラスはMireille-ミレイユさん


 この小さな抜け道で

県庁所在地に行く
3号線を使って
あなたは車の列に連なって
そして、あなたは真っ直ぐに走っていく、一直線に
それはビリヤードのようで、それは滑走路のよう
木もなく、花もない
その姿が美しくて、その姿が悲しくて、
あなたは間もなく130キロに達する速さだ
だけど僕は、タールで塗り固められたこの道が
すべてのそんな道が
僕をうんざりさせるのだ
もしあなたが僕を好きならば…おいで、さあおいで
さあ歌おう、さあ歩こうよ
そして、近道を行こうよ
この小さな抜け道を

この小さな抜け道…誰かが漂わせるヘイゼルナッツのような匂い
この小さな抜け道…ほら頭と尻尾が見え隠れしているよ
君にも見えるだろう
僕たちは三人になった
森の小さな塔にいざなって
それから彼は去るだろう
いつの間に
トカゲのように歩いている間に…
そこはすべての虫たちが集まる場所
僕たちのための鳥たち、その饗宴を奏でてくれ
兎たちが僕たちを招待する
僕に微笑んでほしい、素早く走り出そう
何も怖れないでほしい
僕の手をとって
この小さな抜け道で!

この県道を
どこで昔の王たちは宿泊したのだろう
あの地平線のあたりだろうか
誰がいつも僕に怖れを抱かせてきただろうか...
そして、彼らの電信柱は
不恰好な陰影を模っている
この詩的なロマンスに似合わなくて
そして、リラックスした夢にも似合わない陰だ
この道の先で折り返す
石の山が積まれている
ゴミの山となって…
そして、その斜面には黄色い花が咲いていて
そこで宿泊だ、もう何もいらないさ!...
そして、近道を行こうよ
この小さな抜け道を

この小さな抜け道…誰かが漂わせるヘイゼルナッツのような匂い
この小さな抜け道…僕は振り向いて
僕は置いておいたのさ
三つのキスを
あなたの縮れた髪の上で...
そして、それから
あなたの顔に
ブラックベリーで塗り固められたすべてのものに...
僕たちを観察しているよ、何千もの虫たちが
彼らは僕たちの頭を飛び越えて集まっている
だけど、兎は横切っていく
僕たちに語りかけて…"末永くね!"と
何も怖れないで
僕の手をとって
この小さな抜け道で!


(訳:ああ)

1979年9月1日TF1放送音楽番組"Numéro un"
ジョルジュ・ブラッサンスとの共演


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シャルル・トレネ vs ジャン・サブロン : Vous qui passez sans me voir 君は私を無視して通り過ぎていく

『去り行く君』という邦題で知られている古いシャンソン。
トレネさんと、トレネさんのやや先輩で、マイクロフォンの導入によって「囁きで歌う歌手」第一号として人気を博したというJean Sablon-ジャン・サブロンさんのバージョンの聴き比べ。

まあ、甲乙つける必要などありません。どちらも素晴らしい。

Charles Trenet - 1954



 君は私を無視して通り過ぎていく

君は私を無視して通り過ぎていく
私に「こんばんは」と話しかけることもなく
今夜、たとえ僅かな希望でも与えてほしいのだ
私にはそれ相応の苦痛があるのだから…
君よ、私はどこを向けばいいのか
この夜の何を理由にして
君は私を無視して通り過ぎるのか?
一つの言葉を、私は伝えるつもりなのだ..."愛している"…と
それは間違っている、それではボヘミアンだ
それは若いからだ、そしてそれはとても悲しい
君は私を無視して通り過ぎていく
今夜、私は君に与えよう
小さな希望を…?

思い出は私を窒息させるために存在する
涙の数々、花束、キスの数々も…
そう、四月の美しい朝に君を見つける
私たちはこの都会の頂点の屋根の下で生きていたんだ

君は私を無視して通り過ぎていく
私に「こんばんは」と話しかけることもなく
今夜、たとえ僅かな希望でも与えてほしいのだ
私にはそれ相応の苦痛があるのだから…
君よ、私はどこを向けばいいのか
この夜の何を理由にして
君は私を無視して通り過ぎるのか?
一つの言葉を、私は伝えるつもりなのだ..."愛している"…と
それは間違っている、それではボヘミアンだ
それは若いからだ、そしてそれはとても悲しい
君は私を無視して通り過ぎていく

 私に希望を与えることもなく
 お別れです...こんばんは...


(訳:ああ)

Jean Sablon - 1936
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