今回はフィリピンのポーカールーム事情についてです。

あまり知られていませんが、フィリピンは実はポーカーの盛んな国です。
そもそもギャンブルに寛容な国で自国民のカジノ入場も制限されていませんから
ローカルの比較的裕福な層がポーカーテーブルにも多く流れてくるという事情があります。

大きな特徴としては、ステークスの安さ
最も一般的なブラインドは 25/50ペソ。米ドルにして $0.5/$1程度と韓国などと比較しても更に安いです。
八、九割方が25/50ペソのテーブルで、比較的人の集まるポーカールームでは50/100、100/200 が不定期で立つといった具合です。これでも現地の一般的な所得水準からすると結構な額なのですが、私たちとしてはかなり気楽に打てるのが良いところです。

プレーヤーのレベルに関しても個人的な印象としては韓国などと比較しても最もソフトだと思います。
やはりフィリピン国民がカジノ入場可能なので、それだけプレーヤーのプールが大きいとおのずと全体のレベルは下がります。全体的な傾向としてはとにかくルースパッシブ。リンプのファミリーポットも珍しくありません。

攻略法としては、プリフロップでしっかりレイズして、フロップ以降もイニシアチブを持ってベットしていくこと。
フロップ以降もおおむね素直なプレーヤーが多いので、リブラフされる心配などはさほどする必要がありません。
ただ、プリフロップで特定の一人、二人をアイソレートできるテーブルなのか、大きくレイズしても皆がついてくるようなテーブルなのかは見極める必要があります。
アイソレートできないほどルースなテーブルの場合、自分もハンドを絞って臨まないと、ただただマージナルなハンドでビッグポットをプレイすることになります。


マニラのポーカールーム

フィリピンといっても今回紹介するのは首都マニラのポーカールームです。
セブのウォーターフロントホテルには比較的大きなポーカールームがあったのですが、
2016年に閉鎖して以来再開の見込みは今のところないようです。
また、アンヘレスやおそらくその他の都市でも小規模なポーカールームはあると思いますが、
日本人が観光客として訪れるようなポーカールームは基本的にマニラシティに限られます。


リゾートワールドマニラ(RWM)
20170415_175737

空港のすぐそばにあるポーカールーム。おそらくマニラで最も賑わっている。
最大の特徴は、フィリピンにおいて唯一 レーキが5%であること。(他所はどこも10%)
夜には25/50が4~6卓立っています。50/100も一卓は大体稼働しています。
どこに行くか迷ったらとりあえずここにすれば間違いありません。

※表記の上ではレーキ5%と安いですが、25単位で切り上げ計算なのと、ジャックポット用に余分に取られるので (500以下のポットで25、500より大きいポットで50) 、見かけほどには他所と大差ありません。
一例として 600のポットの場合、通常レーキ50とジャックポット用に50で実に15%以上支払うことになります。(!)


シティ・オブ・ドリームス(COD)
20170408_125551

ポーカースターズブランドのポーカールーム。
トーナメント期間中は大いに盛り上がります。普段は立たないようなハイレートの卓も立つので、資金に余裕がある人はトーナメントに合わせてマニラを訪れるといいかもしれません。
通常期間中は夜には25/50が安定して稼働しています。
日中は場合によっては卓が立たない時もあるかもしれません。
近くの Mall of Asia (MOA) というショッピングモールからシャトルバスが運行しています。


ソレア(Solaire)

50/100、100/200といった比較的ハイレートのプレーヤーが集まるポーカールームです。
ただ、プレーヤーの絶対数が少ないため卓が安定して立たないところがネックです。
カジノ自体はマニラの中でも最大級なので、ポーカ以外のゲームもされる方には訪れる価値があります。
COD 同様に MOA からのシャトルバスあり。


マスターズ

こちらはカジノに併設するものではなく、純粋にポーカールームだけの経営。
マニラの中ではダウンタウンに属するエルミタ・マラテ地区にあります。
プレーヤーのほとんどがローカルでまさに賭場、鉄火場といった印象。
ブラインドは10/20からあります。
タイミングによってはホールデム以外のゲームもプレイできるようです。


メトロカードクラブ

マニラシティの副都心的な都市オルティガスにあるポーカールーム。
初めて訪れた時は、一見してポーカールームがあるとは思えない建物の佇まいに不安が募りましたが、意外にも中では10卓程度のテーブルが稼働していました。
プレーヤーはほぼ100%ローカル。マスターズと同様、鉄火場然としています。
盛り上がってはいますが、いかんせんアクセスが悪いので特別に訪れる必要はないかもしれません。


ウィンフォード

パビリオンホテルにあったAPTのポーカールームがこちらに移転してきました。
が、観光客にとっては馴染みのないエリアで、なおかつポーカールームも一番奥の非常に目に付きづらい場所にあるため前途多難な気がします。
今のところ25/50で一、二卓稼働。



全体としては、日本人がプレイするのであればやはりリゾートワールドやCODといった規模も大きく観光客も訪れる場所がおすすめです。
今年オープンした巨大カジノホテル「オカダマニラ」にもポーカールームが新設予定で、
それが二大勢力に加わるか否かというところです。

WIN_20170408_15_40_35_Pro


フィリピンはステークス、滞在費ともに他の国と比べると安い点が魅力です。
専業で稼ぐというのであれば、ステークスが低すぎて現実的ではありませんが (完全に現地に同化するのであれば話は別です) 、ライブキャッシュやトーナメントに挑戦してみたい、気楽に楽しみたいという人には良い選択肢になり得ます。ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

以上、「フィリピンのポーカールーム事情」でした。



注意)

マニラはエリア、シチュエーションによっては他の国に比べて治安が悪い点は否めません。
特に初めての場合、勝手が分からずトラブルに出くわす可能性は高いです。
ご自身で入念に下調べをして、心構えを持って渡航してください。
コメントいただければ、分かる範囲でお答えします。