今年一番面白かったゲームはGROOVE COASTERだと思います。今までのスマートフォンの音ゲーは家庭用ゲームからの移植が多かったのですが、GROOVE COASTERは完全新作ということもあり、片手で短時間で遊べて、縦画面を生かしたカメラワークと、追加楽曲配信による継続的なビジネスモデルが加わり、まさにスマートフォンのためのゲームの一つの完成形となりました。

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ルールは凄く簡単で、ジェットコースターのようなカメラワークで進行するポインタと、コース上にあるマーカが重なった時に、画面をタップするだけです。極めて単純なのですが、マーカがコース外からコース上に接近してきたり、回転していたり、ある方向にフリックしたりと、かなりバリエーションがあります。

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特に素晴らしいのはカメラワークです。2Dから3Dにゲームが移っていった際に、一番大きく変わったのはカメラワークだといいます。モデリングやグラフィックの密度ではなく、カメラワークこそが、一番、グラフィックに凄みを与えるのです。特にGROOVE COASTERはグラフィックのオブジェクト一つ一つはこれだけシンプルです。それなのに、他のどんなゲームよりもグラフィックが良く見えるのは、カメラワークの力だと思います。(あえてもう一つ付け加えるなら、LEDネオンのような光の効果ですね。)

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このゲームはAndroidではできません。というのも、音楽ゲームは音楽を再生しておいて、その音楽の再生位置をAPIで取得して、タイムラインとして同期を取るのですが、AndroidのMediaPlayer APIの再生位置取得関数は機種によって100ms〜500ms程度の機種依存の遅延があります。そのため、このような音楽ゲームを作るには、PCMを自前で圧縮展開してAudioTrackに入力してやる必要があるのですが、そこまでやったとしても、1/15sec程度の同期が限界で、GROOVE COASTERのように1/60secまで完全同期させるまで合わせ込むのは機種を絞りこまない限り不可能なのです。

ということで、iPhoneでしか遊べない、スマートフォンの未来を感じさせる一本。曲数は12曲と大ボリュームで250円。まだの方はぜひどうぞ。



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