machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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A112 レッド・キャリパーとVESPAな週末。& PiCCOLO CORSA

Date :
2010年06月28日
Category :
ビアンキ
色々な意味で熱い週末でした。熱気むんむんの工房です。
土曜日はご覧の通り赤ビがスラリと並び、A112赤ビアンキショップの様相を呈してます。外に4台、中に青ビが1台という、ビアンキ屋の風情。
FIAT600一族も4台おりますので、イタリアでも滅多に見れないであろう光景がのどかな新吉田の畑の中に広がってます。
チラリと見えるVESPAが2台・・でますます熱くなった週末です。
 翌日曜も高崎からA112のFさん一行が来訪され、まー、A112の駆け込み寺になっているようです。

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 まずは、A112アウトビアンキ・アバルト用のヤジマ製レッド・キャリパーセットを、Kさんの青ビに装着いたしました。 前後のブレーキの完全交換です。フロント・ローターは、まだいけるため、微妙な段付を修正しました。なんでもポンポン交換せずに、大事に延命を図る、環境とお財布に優しい?整備です。!
 ブレーキのリペアキットは、Kさんがあらかじめ入手していた物を使用。その上で、整備の助手をしていただきましたので、整備内容が心行くまで見られるというか、手伝えるというか、の得点付です。
 ブレーキホースについては、かなりくたびれていましたので、Kさんのご了解の上、ヤジマ特製の金属メッシュ強化ホースにすべて交換を行いました。
なかなか精悍な雰囲気に変身しました。ホイールがスポークタイプだと、大変に目立ちます。 フロントブレーキのオーバーホールをされたい方は、ご連絡いただければ、レッドキャリパーキットのご用意をいたします。!


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特製の金属メッシュ強化ホース
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さて、VESPA ET3は新垣さんが乗ってこられたんですが、FIAT600と並ぶと、曲線の感じが両者とも良く似ていて、同じ時代の空気が伝わってきます。
そこで、記念写真。

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で、もう1台のVESPA50 は、新垣さんが、当工房用のワークス車として持ち込んできた1台で、レース用か、ヤジマの買い物用か、それとも代車か? 各自が決めながら、皆さん群がって、夕食も忘れてオーバーホールが始まってしまいました。 大変な事に。VESPAが2台置いてあると、ベスパ屋に転進とか言われてしまいそうですが、まあ、古いイタリア車ショップぽく見えますねー。
新垣さん、ありがとうございました。

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その余韻も覚めやらぬ翌日は、群馬のFさんご一行が来られ、アンダーガードなどのパーツの取り付けを行いました。
Fさんは、群馬でA112のオーナーグループを作り、活動されていますので、北関東近辺でこのステッカーを、見られましたら、声をかけてあげてください。参加者も募集されてるとの事です。
SQUADERA CORSE  PICCOLO CORSA GUNMA というグループです。

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まあ、こんなわけで、週末は過ぎてしまいました。
パーツ持ち込みの修理も歓迎してますので、遠慮なく来訪ください。
VESPAの修理を手伝って下さる方も歓迎です。
走れるようになったら、WGPレーサの新垣さんから、ベスパ・ライディングテクニック伝授してもらえるかもしれません。 よろしくお願いします。

A112アウトビアンキアバルト ロードインプレッション- By-津々見友彦さん

Date :
2010年06月20日
外は雨なので、じっくりアバルト研究でもしよう というわけではありませんが、A112の新人レースドライバーであるAさんこと、新垣さん(A112では新人ですが恐れ多くも元WGPのレーサ)は、かなりA112にはまっています。直々のA112のインプレションもお願いしたいのですが、 その新垣さんが大事そうに抱えてきたのが昔のJAX時代のカタログです。中を開きながら、一度、おーっとなったのは、まるで若き日のチャールス・ブロンソンのような(笑 あの津々見友彦さんカタログの中に登場!
先日、筑波サーキットでお会いしたばかりだったのですが、またまた妙な所で出会ってしまいました。

JAX時代のカタログが何年頃かは、皆さんのほうが詳しいと思いますが、
インプレションページをご紹介しましょう。

Mr_tutsumi






記事内容はこんな感じで・・・・


ロードインプレッション----津々見友彦

エンジンをスタートさせると、底力のあるアバルト
サウンドが響き渡る。 ルックダウンの効く、前方
視界の良いドライビングポジションは私の好みだ。
アイドリングは口径の大きなウェーバーらしく、
少々ラフでいかにもスポーティーバージョンらしい。
走り出すと、トルクピークは特になく扱い易い。
気に入ったのは素晴らしい操縦性を持つ足だ。
FFにも拘らず、ステアリングレスポンスは良く、
弱いアンダーステアでコーナーアプローチはし
易い。おまけにコーナー脱出のパワーオンでは
何と弱アンダーのまま立ち上がるではないか! さすが
アバルトチューニングのマジックが仕込まれている。
パワーオン・オフ時のステアリングへのキックバック
は全くなく、ナチュラルなハンドリングだ。
ハーダー傾向のサスは、乗心地とのバランスが良く、
無理なくスポーティーな走りを与えてくれる。
ピリッと決まった小さなスポーツサルーンだ。

END

改めて、A112アウトビアンキアバルトの良さが思い起こされます。
おー、アウトビアンキ・アバルトって、こんな素敵な車だったんだ!
工房にはビアンキゴロゴロになてますので、愛車の修理、
点検、不思議なトラブルで悩んでる方は、お気軽にご来訪ください。
そういえば、部品取車、かなり部品が取られています・・・・・。

A112用パラレルワイパー(レーシングワイパー)登場

Date :
2010年06月14日
Category :
ビアンキ | パーツ
そろそろ、全国的に入梅シーズンとなってきました。 それに合わせたわけではないのですが、以前から「作って欲しい」パーツアイテムの一つで、宿題になっていたA112アウトビアンキ用のパラレルワイパー(いわゆる、レーシングワイパーが完成しました。
簡単に作れるだろうと思っていたら、A112のフトンロウインドウガラスが、かなりの曲面であることが分かり、試行錯誤の上、なんとか完成にたどりつきました。例によって、ピロボール使ってます!

2セット試作したところ、早々と、お客様の手に渡ってしまい、これから、再製作するのですが、部品の都合があって、数セットのみのとなるので、なんとか、もっと作れないとか悩み中です。値段はまだ未定ですが、とりあえず、完成品のご紹介。



こんな感じです。
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細部は金属ピロボール仕様で、凝ってます。
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実際に取り付けを行なうと こんな感じに。
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週末は天気の良かった事もあり、修理から、各種相談のA112が集合してます。アウトビアンキ屋になってしまったか? という声の聞こえてきますが、
最近は、整備、軽リストア、パーツの相談が多く、A112もそういう年代に入ってきてるんでしょうか。
リフトアップしてのA112健康診断もしておりますので、よろしくお出かけください。

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蛇足ですが、レーシング用のパラレルワイパーは決してノーマルより前が見やすい訳ではなく、いったい何のためにパラレルなのだろうか??? ビジターのお客様の間で論議が盛り上がりました!



フィアットフェスタ2010 にて その2

Date :
2010年06月10日
Category :
ビアンキ | イベント
フィアットフェスタでのネタのご紹介の続きです。

A112アウトビアンキのパーツ類も持っていきました所、オーナーの皆さんから、あれはないか、これはないとと声をかけていただきました。工房に在庫してるパーツも多いので、イベント後発送という事でお願いしております。

その他、オリジナル製作のA112 アウトビアンキ用、アルミ アンダーガード も参考に並べておりましたら、群馬のFさんが目ざとく見つけ、その場でお持ち帰りに・・・。 装着時の写真がありますので、見損なってしまった方にご紹介しましょう。 自分のビアンキにつけてみたくて製作したパーツで、本気のダートラリー用ではなく、お洒落用なので、ヒストリックカー・ラリー参加時に、使っていただくのが最適です。 オイル交換時のサービス穴等も加工してあり、ボルト4本で固定されてますので、取り付けも簡単です。
欲しい方は直接ご連絡ください。
Fさん、群馬のA112の会で活躍されていますので、また機会あればご紹介したいと思います。


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おフランスなビアンキ
A112のオーナーの皆さん、いろいろ車のお洒落に手を入れてますが、本日デビューの白ビのMさん特製ステッカーです。
なんでも、フランスのA112の販売代理店のステッカーの再現で、当時のフランスでは、A112の後ろにこれが貼られていたそうです。(Mさんは在仏生活も長いので)専属カメラマンのSMさんが、このデータを譲ってもらうそうですが。Mさんは、室内の大改装を数ヶ月行ってまして、防音処理に手が入ってます。 私は、騒音もビアンキのうち と思ってたんですが、実際に見てきた専属カメラマンの話によれば、「ドアがドスっとしまる」「屋根を叩くと、ゴッツ という低い音で鉄板が厚くなったみたい」と、かなり効果が著しいとの報告。
研究の余地があるかもしれません。


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長距離を走って駆けつけてくれた、Sさんの500。昨年秋、ヤジマも一緒に乗って、ラリーに参加した車です。やはり、500がいないと、この手のイベントは盛り上がりにかけますね。 参加台数の多いNEW500と比較すると、ボディーの大きさが二周りは違います。長距離、ありがとうございました。

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イベントでは、ビールを飲みながら大勢の方とお会いできるのが、一番楽しいです。!


フィアットフェスタ2010 大勢のA112ファンとオールドFIATにお会いできました。その1

Date :
2010年06月08日
Category :
イベント
昨日は水上でのフィアットフェスタに参加させていただきました。ヤジマコーナーには、大勢のA112のオーナー、フィアット600、500ファンの方にお立ち寄りいただき、大変ありがとうございました。人が多すぎて、あまりお話できなかったお客様にも、この場でお礼を申しあげます。

会場は、スキー場の広い駐車場を利用し、当日は天気に恵まれた事もあり、まるで、アルプスのイタリア側の高原で開催されているような錯覚を起こしたくなる景色の良い所でした。車のナンバープレートと人間が日本製でなく、焼きソバのにおいさえしなければ、ヨーロッパです。ここは。
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ヤジマコーナーではアバルト1000TCの商品展示と、A112アウトビアンキ用の各種パーツ、各種ノベルティーの販売を行いました。ショップ側の人数不足を、駆けつけてくれたお客様に補っていただき、テントの内側の人数が次第に増えだすという、いつも通りの雰囲気になってしまいました。
今回、工房のお助けスタッフ新人 バルケのNさんもデビューし、おかげさまで平均年齢も下がり、活気も出ました。!
A112目玉パーツ類はほとんど完売!
パーツの説明をしながら、A112関係のお客様と大勢お会いできたのは嬉しい限りです。
アルミホイールでクロモドラのY10用も持ち込んでいましたが(A112用と同サイズ) なんと、奇跡的に、このホーイールを長い間探していたという山形のY10のオーナーの手に渡りました。当時のオプション設定のホイールで、入手難という事でした。一番良い組みあわせになりますね。皆さん、この手のイベントに来たほうがいいですよ! ヤフオクでも出ない物が、さりげなく置いてあ
る事もあります。運が良ければの話ですが。

人気者 1000TCコルサ。
皆さん、レーシングタンクに興味があるようです。記念写真ポイントとなりました。 オーナーになりたい方は工房にご連絡を。車検取れますので、これで乗り出せば、迫力と実力と目立ち度 No1の楽しい車であることは間違いなしです。 できれば、ときどき、この車でヒストリックカーレースに出て、サーキットの宿敵 miniクーパー1000の大群を蹴散らして欲しいと思います。そんな男気のある一台。ちょいどころか、大悪です。若い女性の方も大歓迎。 

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さて、イベント会場で、リアルタイムでA112用ヤジマ特製強化シフトリンケージの交換ができる準備をしてきましたが、大胆不敵にも、ランチタイムに1台の交換作業を行いました! A112のオーナーギャラリーの大群に囲まれ、交換作業手順教室になりました。交換作業を行ったA112のオーナーは、イタリア小型車が大変お似合いの素敵な女性の方で、かなり長く乗られているので、すっかりなじんでいる雰囲気がお洒落ですね。ワインを差し入れていただいたので、大変スムースに作業は進んだように思われます。帰り道はシフトリンク抜けの危険がなくなり、安心です。
写真左に移っている帽子の若い男性は、最近、ビアンキ乗りになられた群馬のA112オーナーで、私の知る限りでは、A112乗りの最小年齢更新者! まだ20代! 年齢を知ったおじさん連中に、拍手で歓迎されていました。
「若いのに偉い!」 


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今回は、A112の新人オーナー、Aさんも、スラローム大会に参加で、残念ながら優勝は逃しましたが、エンジンノーマル の車体で、競技仕様車を相手にしてのレースなので、大健闘です。ノーマルクラスレースであれば、優勝間違いなしの結果でした。Aさんとしては、サスをなんとかしたいとの事で、今後に期待しましょう!
迫真のコーナリング写真です。

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A112アウトビアンキ・アバルト ご家族と一緒組も来られ、大変和やかでユルイ雰囲気がフィアットフェスタの魅力です。茅ヶ崎の綺麗な赤ビのご家族、
横浜から娘さんと来られた赤ビのお父さんなど、ご苦労様でした。
赤ビの助手席の娘さんは、若いながらも相当ビアンキが好きそうで、ブレーキロータの段付磨耗は整備要の解説をしていましたら、早速、ゆびで段付チェックされてる熱心さ。後継者が育成されてます!
「免許取ったらアタシの物」?になってるのかもしれませんね。
こういう出来た娘さんが欲しい というの一緒に来てもらえなかった他のお父さんの談。この赤ビアンキは改めて、横浜の工房で早めにブレーキ周りの整備を行う予定です。
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当日、ヤジマブースをお手伝いいただいたYさんご夫妻は、日本のFIAT600界では大変有名なご夫婦で、それぞれ、abarth750 と、シオネリ仕様の600のFIATを乗られていて、ニューイヤーズミーティングにも着ていただきました。 せっかく600で来られているので、1000TCと、並べて展示です。実は 相当珍しい車同士のカットです。
アバルト・サービスのポスターはYさんが真っ先にお買い上げに。


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帰り道は、ローダーでノンビリ走っていると、追い越し車線を爆走するFIATの皆さんからご挨拶をいただきました。一日ありがとうございました。
また なにかのイベントでお会いできれば嬉しいです。
白ビのMさんの特製ステッカ、本物の500ではるばる来られたSさん、
初めておめにかかった習志野の赤ビの熱心なビアンキオーナーの方、北関東のビビアンキグループの方々、部品取車2台、ヤジマが欲しいシフトリンケージを3組ももたれてる名古屋か来られたオーナーの方など、皆さんにお会いできて大変楽しかったのでので、また是非お会いしましょう。! 以下、その2に続く・・・

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