F1のエンジン製作工場から戻ったA112のエンジン 新垣号にクリスマスプレゼントか?
- Date :
- 2010年12月25日
- Category :
- A112 アウトビアンキ アバルト | 修理
今日はクリスマスということで、ガレージに、トナカイの橇ではなく宅配トラックにて届いたのは、5軸マシンでエンジン加工を行なうハイテク工場から届いた、新垣号のエンジンのヘッド、ブロック、その他もろもろ。

工場前のパーキングで、このまま朽ち果ててしまうと思われた新垣号は、最先端レーシングエンジンの加工が超専門の工場 「エヌ ティー エス」 にて秘密裏に行われ、再組み立て計画が進行していたのであります。
事もあろうに、アルミブロックを5軸NCマシンで立体切削加工して、F1のエンジンブロック、その他、秘密なメーカーの秘密なパーツを制作する、日本のハイテク加工のプロ工場で、A112のエンジンの基本加工を行っていただきました。
ハイテク工場の現場で、この古いアバルトのエンジンブロックがどう迎え入れられたかは不明ですが・・・・


A112のエンジンのルーツは50年前にさかのぼる、FIAT600ですが、そんなエンジンを現代のF1のエンジン加工メーカーにお願いするという凄い事になりましたが(断られるのではという意見もありましたが)、非常に素晴らしいできばえで(当然といえば当然で)新垣号は、A112としては最上のエンジンが組まれる事になる という、大変美味しい計画となったのであります。
ヘッド、ブロックともに、25年は経過し、熱が加えられり冷えたりを繰り返しているので、素材の狂いと癖も出きった状態での加工なので、大変に安定した仕上がりとなります。レトロな車のエンジンは欠点も多いですが、材料が枯れているという点では、大変に理想的???。
ヘッドは、バルブのすり合わせは完璧、その他、素晴らしいインテークの内側研磨などなど、ギャラリーはため息ものでした。若干のボーリング後にホーニングされたシリンダーも見事です。奇跡のようにヤジマに在庫していたA112アバルト用のオーバーサイズピストンが入ります。
ついでですが、見ての通り、A112アバルトのブロックはスリーブレス。





ヘッドボルトは伸びて痩せてしまった旧8mmボルトから、10mmに変更し、強度的にも余裕です。
このエンジンは、あまり過激なチューニングは行わない方針ではあるものの、各部の精度、バランスを最上にしてくみ上げる事になるので、さぞかし良く回ると予想され、いよいよ、足回りと、ボディーが心配になってきますね。
A112 アウトビアンキ も30歳以上、9万キロ以上という個体が増えてきてるので、エンジン周りに関する相談が増えてきています。
整備されたリビルトエンジンに積み代えるか?
あるいは、今のエンジンを徹底オーバーホールするか?
はたまた。ついでに、エンジンの精密加工まで行くか??
皆さん悩ましいところですね。
そういうわけで、新垣号は、大変に良い先行実験車になっていますので、 つづき にご期待ください。
さて、「エヌ ティー エス」 さんのご協力で、素晴らしいエンジンが出来上がりそうですが、スポーティー、あるいはレーシーな古い車をお持ちのオーナーの方で、超精密金属加工専門工場でのエンジンの加工を行ないたい方はヤジマまでご連絡ください。 A112アバルトのピストンバランスの良さでもわかる通り、狂いが無い事は重要です!。

工場前のパーキングで、このまま朽ち果ててしまうと思われた新垣号は、最先端レーシングエンジンの加工が超専門の工場 「エヌ ティー エス」 にて秘密裏に行われ、再組み立て計画が進行していたのであります。
事もあろうに、アルミブロックを5軸NCマシンで立体切削加工して、F1のエンジンブロック、その他、秘密なメーカーの秘密なパーツを制作する、日本のハイテク加工のプロ工場で、A112のエンジンの基本加工を行っていただきました。
ハイテク工場の現場で、この古いアバルトのエンジンブロックがどう迎え入れられたかは不明ですが・・・・


A112のエンジンのルーツは50年前にさかのぼる、FIAT600ですが、そんなエンジンを現代のF1のエンジン加工メーカーにお願いするという凄い事になりましたが(断られるのではという意見もありましたが)、非常に素晴らしいできばえで(当然といえば当然で)新垣号は、A112としては最上のエンジンが組まれる事になる という、大変美味しい計画となったのであります。
ヘッド、ブロックともに、25年は経過し、熱が加えられり冷えたりを繰り返しているので、素材の狂いと癖も出きった状態での加工なので、大変に安定した仕上がりとなります。レトロな車のエンジンは欠点も多いですが、材料が枯れているという点では、大変に理想的???。
ヘッドは、バルブのすり合わせは完璧、その他、素晴らしいインテークの内側研磨などなど、ギャラリーはため息ものでした。若干のボーリング後にホーニングされたシリンダーも見事です。奇跡のようにヤジマに在庫していたA112アバルト用のオーバーサイズピストンが入ります。
ついでですが、見ての通り、A112アバルトのブロックはスリーブレス。





ヘッドボルトは伸びて痩せてしまった旧8mmボルトから、10mmに変更し、強度的にも余裕です。
このエンジンは、あまり過激なチューニングは行わない方針ではあるものの、各部の精度、バランスを最上にしてくみ上げる事になるので、さぞかし良く回ると予想され、いよいよ、足回りと、ボディーが心配になってきますね。
A112 アウトビアンキ も30歳以上、9万キロ以上という個体が増えてきてるので、エンジン周りに関する相談が増えてきています。
整備されたリビルトエンジンに積み代えるか?
あるいは、今のエンジンを徹底オーバーホールするか?
はたまた。ついでに、エンジンの精密加工まで行くか??
皆さん悩ましいところですね。
そういうわけで、新垣号は、大変に良い先行実験車になっていますので、 つづき にご期待ください。
さて、「エヌ ティー エス」 さんのご協力で、素晴らしいエンジンが出来上がりそうですが、スポーティー、あるいはレーシーな古い車をお持ちのオーナーの方で、超精密金属加工専門工場でのエンジンの加工を行ないたい方はヤジマまでご連絡ください。 A112アバルトのピストンバランスの良さでもわかる通り、狂いが無い事は重要です!。