machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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北の国から・・autobianchi A112 abarth がガレージに到着!

Date :
2011年02月27日
Category :
ビアンキ | アバルト
花粉が飛び始めた週末、ガレージは次々来られるお客様で多忙でした。 その中でのトピックは、、プチレストアが終了した先週の白ビと入れ替わりに、以前ご紹介した北海道からSさんのA112 abarth が運びこまれた事です。
そんなわけで、パーキングに赤ビが4台並ぶ、赤ビのオフミーティングのような光景となりました。
まさに、赤ビアンキ屋です。
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到着したばかりなので、とりあえずは、リフトで上げて車体を下からのぞきながら、あちらこちらチェックを始める準備をしています。

ボディーの腐りはそうひどくはないのですが、車体の後半、お尻の下あたりに怪しい箇所があるようです。
塗装は、以前のオーナーによるDIYのようですね。
ブレーキは前後とも徹底オーバーホールが必要なようです。
歴代のオーナーの手で、改造が入った所もあるようなので、どこまでリストアの対象とするかは、これからオーナーといろいろご相談したいと思います。

ヤジマのガレージの中は、色々なA112乗りの方が入れ替わり立ち替わりのぞきに来ては監視しておりますので、お預かり中の赤ビについてはご安心ください!

autobianchi A112 abarth プチリストアの効果

Date :
2011年02月20日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | 修理
入庫中の A112 abarth 白ビの車検とプチリストアがそろそろ終盤に入りました。

これから、車検、補修などを考えているオーナーの方のご参考に、作業を行った内容を簡単にご紹介しましょう。

ボディー
ボディーの細かい錆び穴直し塗装。
A112は 穴のあく定位置 というのがありますが、最近は、
何故ここが? というところに錆び穴が開く例が多いです。


足回り
ブレーキは、後輪サイドブレーキ、フロントのキャリパー
などの不具合をすっきりさせました。これで安全!

電装品
痛んだオルタを安心の日本製に交換。発電量OKに!
スターターも交換。

エンジン
いろいろ調整。キャブレターのベースの歪み修正!

ホイール
ついでに、アルミホイールの大掃除と化粧直しでピカピカに。

その他、プラスティックパーツの割れ補修

室内
シートは、ドライバー側バケットシートを
ノーマルシート張替え済み2個セットに交換。
これでインテリアも清潔ですっきり!


その他、細かいところも相当手を入れて、
前から見ると見違えるような雰囲気になりました。

電装品も安心。ヤジマの国産オルタA112用は イエローです。
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A112関係のマイナーパーツが置いてあったり、無い部品は作ってしまうのがヤジマのガレージです。
これから、色々なオーナーの方の A112 abarth の リストアが続きますの、皆さんの愛車のメンテの参考になれば嬉しいです。

ここが あぶないよ A112 のリフトアップ診断もいたしますので、第三京浜都築インター近くの ヤジマ まで、ご来訪ください。


さて、土曜日の夕方、赤ビではなく、巨大なルノーでドクターFさんが立ち寄られました。 白ビのプチリストアを眺めながら、最近、走ってるビアンキにあまり出くわさない という話になり、再生復活しているビアンキと 土に戻っていくビアンキの、どちらの台数が多いかという微妙な話題になりましたが、どんどん復活させたいヤジマですので、みなさん、がんばりましょう。

PS
新垣号のエンジンの進捗状況のお問い合わせをよくいただきますが、
これからスピードアップする予定ですので、お楽しみに!

autobianchi A112 Abarth 車検と整備 キャブのガスケットが傷むと・・・

Date :
2011年02月13日
寒い日が続いてます。ヤジマのガレージはA112の入庫が続いています。今週末は、はるばる茨城の白ビのお客様の車検と整備を行ないました。autobianchi A112 abarth のショップもそう多くはないので、最近はかなり遠方からも来訪いただいています。
この白いA112 abarth 、ひどい錆び腐食も無く、ユーザが丁寧に面倒を見ているコンデションが良い個体です。とは言え、車自体が古いので、細かい部分はメンテが必要な箇所も色々出てきます。

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さて、エンジンの整備の途中、キャブレターの清掃中にマニホールドとキャブレターの間のべークライト製ガスケットに亀裂が入っているのを発見しました。さて、問題は、亀裂が入った箇所がボルト締め穴の近辺だという事で、ボルトが締めこまれてガスケットの亀裂により、ガスケットが多少陥没し、その結果、キャブレターのベースが歪んでしまった という障害が・・・。
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写真では、その隙間が見えると思いますが、平らに修正を行い、ガスケットを交換し、キチンと正常な状態に復帰させました。

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その他、不調オルタを国産のオルターネータ交換、不調スターターモーターの交換なども行いました。

A112 abarth の健康診断、車検、プチリストアなど、お気軽にご相談ください!

所で、色々なご相談で訪れる方も多く、ガレージではなく、道場ではないかという声もいただいてます。


 

A112リストアプロジェクト&ピストンの重量バランス編

Date :
2011年02月06日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | ムルティプラ
今週末は、色々ありまして、北海道の熱心なA112 AbarthオーナーのSさんが、飛行機にて、横浜のカロッツエリア・ヤジマまで、赤ビのリストアのご相談に来られました。
 分解中のA112エンジンとか、エンジンを下ろしたA112ボディーとかサンプルには事欠かず、冬の北海道ならではの雑談も交え、リストアの方針ニーティングを行い、オーナーのご希望を伺いました。
お土産のお菓子は早速お茶菓子として会議中に雑談参加のギャラリーともども、いただいてしまいました。リストア方針としては、初期型回帰風ではなく、あくまでも、その年式のオリジナル風にという事で進める事になりました。
計画進行に伴い、時々リストア作業のご紹介をさせていただく事も快くご了解し
ていただけましたので、そろそろ危ないA112に乗られてるオーナーの方の
参考になればと思います。
最近、ヤジマのガレージにこられるオーナーの方は、若い年代の方が増えてきま
して嬉しい限りです。
そろそろ、A112もリストアを行う年代になってきたわけで、最近は、それぞれのオーナーの方のプチリストアから大掛かりなリストアまで、ご相談が多いですね。かなり妄想の入った計画から、軽度のリストアまで、お気軽にご相談ください。

さて、さて、なかなか他では見れない、Autobianchi A112 abarth のエンジンネタの続きです。オーバーホール中のエンジン紹介です。先日、載せ換え用のオーバーホール済みエンジン一基が出てしまったため、次のエンジンを用意しました。
エンジンに不安を抱えているオーナー用に準備してますので、興味ある方はお電
話ください。さて、オーバーホ−ルエンジンについては、いわゆるパワーアップチューニング加工は避けてますが、ピストン、コンロッドの入念な重量バランス調整、ロッカーアームのスプリングを金属ブッシングへの交換なども行っています。以前のオーバーホール済みエンジンの使用経過は順調で、オイルが以前のように汚れないようですね。入念な組み立てで、気持ちよく回るエンジンを目指しています。

バランスを取ったピストンとコンロッド
メーカーのプレス用新車試乗会車は徹底したバランス調整と丁寧な組みたてがされていると噂されてますが、載せ換え用エンジンも丁寧に仕上げています。
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さて、週末来訪の500のSさんからは、日本酒の差し入れがありました。
ご馳走さまでした。この手の差し入れは大歓迎ですので、よろしく!
その他Sさんの北海道土産とか、色々嬉しいヤジマです。

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