machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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FIAT PANDA パワーウインドパーツ & FIAT ABARTH 1000TC CORSA

Date :
2011年08月28日
Category :
FIAT600 | PANDA
多少涼しくなったせいか、週末の午後に立ち寄られるお客様が増えてきました。
今週は各種の特製パーツ作製週間となり、バイクの特製軽量パーツから FIAT PANDAのパワーウインドウ部品も追加で製作しました。

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PANDAのパワーウィンドウ用のプラスチックパーツは助手席側の破損が大半で、皆さん経験してられるようです。
助手席側の窓の上げ下ろしが運転席側に比べて少ないので、窓の上げ下ろしが渋くなり、それで過大が力が加わり破損するようです。 ということは、彼女がいない歴の長いドライバーのPANDAの助手席側パワーウィンドウは壊れる・・・という結論で、皆さん、がんばってくださいね。

壊れ易いプラスティックパーツに変わる金属製パーツをほんの少しですが余分に作製したので、ご利用になりたい方はご連絡ください。

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さて、商品として入庫しているFIAT ABART 1000TC を 現代の道路でも乗り回せるように細部の改良を行い、ほぼ完成しました。週末に、早速、A112オーナーのOさんが体験試乗。 カートのような俊敏な走りにびっくり という感じです。
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ドライブシャフトの強化、冷却の向上、オルターネータを現代の日本製とし、信頼性と安定性アップ! など、安心して街中を乗り回せるようにしております。
試乗されて見たい方は、是非ガレージまでお越し下さい。

このTCの細部写真は、後日、掲載させていただきます。


FIAT PANDA パワーウインドウの修理  特製パーツで安心!

Date :
2011年08月21日
Category :
PANDA | 修理
毎年8月になると、何故かFIAT PANDA が修理でガレージにやってきます。
今年も1台入院してます。

助手席側のパワーウインドウが動かないという故障で、早速チェックをしてみましたら、エンジニアリング・プラスチック製の小さな部品が折れていました。

この部品、厚み2mm程度、総断面幅25mm程度程度で窓ガラスの重量を支えるという仕事をしていて、どう見ても、長い間はモタナイだろう という かなりヤワイ部品です。応力が教科書通りに、厚み2mmの角にかかるという設計。

ガレージにやってきた週末クラブメンバーは、早速

1、何故、こんなにやわいパーツを設計製造したのか???
とか、
2、上げ下げ回数が少なさそうな助手席側が何故壊れたのか???
  ドライバー側は、実はもっと以前い壊れて修理済みなのか?

とか推理大会が始まりました。


左 プラスティックパーツ 一部折れています   右 ヤジマ特製の金属パーツ!
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ヤジマは、壊れ防止に、金属製の部品を特別に作ってしまいました。これなら絶対に大丈夫という部品です。
A112に比較し、PANDAは、やや、ワヤな作りの傾向がありますが、パーツが入手できない とか、故障しないようにしたオーナーの方は、是非ガレージに愛車ともどもご来訪ください。 

Fiat600のご紹介  オーナー募集中!

Date :
2011年08月14日
Category :
FIAT600 | 修理
お盆の休みなので、新吉田界隈も静かな夏休みの雰囲気となってます。ガレージの前を通過するローダーも、この時期は少なくなっていますね。 やはり、皆さん、夏休み?
この時期、多少時間も出来るので、ガレージの中の整理と、これから秋口に売り出しの車の整備とクリーニングを行っています。其の中から、まずは、Fiat600 1963モデルのご紹介。

Fiat600D 1963 後ろヒンジドアの最後の年代です。
ファッション雑誌、車雑誌で何度も掲載された人気物です。ファッション雑誌では人気モデルのヨンアさんと一緒に登場!
レトロでお洒落で可愛い というのが特徴でしょうか。
価格¥1,790,000-(車検残有)

Fiat600D 胸キュンの当時物メーカー広報写真  水色のワンピース美人にも注目!
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後期タイプの600Dカタログ表紙。 右ハンドルなので、英国版カタログ? アニマルファッションのラテン系美女がイタリアを強調!
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直列水冷4気等 OHV
総排気量 767cc
最大出力29PS
車両乾燥重量605KG
全長3295mm
全幅1378mm

Fiat600は、500に先立つこと2年早く、1955年に発表された戦後のFiatの基礎を築いた名車です。生産台数も2,600,000台を越え、各国でノックダウン、あるいはライセンス生産されたイタリアを代表する小型とも言えるでしょう。 後にアバルトがその基本性能の良さに目をつけ、600系をベースとしたfiat abart zagato coupe,
fiat abarth850,1000TC 1000TCRなどが生まれたのも、Fiat600あっての事といえましょう。 北米輸出を目的とした850シリーズもエンジンは基本的な同じシリーズのブロックで、Auto bianchi A112 に至るまで同系統のブロックが使われ続けたことも、基本モデルの優秀さを物語っています。

写真の600Dは色はホワイトで、レストア済みの車体ですが、オーバーレストアは行わず、オリジナルの雰囲気を色濃く残す1台です。エンジンも快調で、排気音は、以外にも、生意気な音を出しています。
小型で取り回しもいいので、日常の足としての使用も十分可能な一台です。
600Dは、以前のモデルと比較し、三角窓が装備されたこと、排気量が上がり、パワフルになった事などが上げられ、より実用的な600といえるでしょう。1963年以降のモデルは、ドアが前ヒンジに変更されているので、
レトロな600を探されている方にはぴったりな一台です。

当ガレージでは600の各種パーツも数多く在庫しており、メンテナンス、修理もレトロなfiatt600とfiat abarthを専門に行っておりますので、ご安心下さい。

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ファッション誌でも名脇役!
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カロッツエリア・ヤジマでのスナップショット
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三本ひげモデル! ドラえもん的な愛嬌あるフェース。
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シンプルなエンジン。電子回路は一切無し! エンジンからミッションまで、手が入ります。
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メーカーズプレート  FIAT600Dです。
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メータ周りのデザインは、1950年代のイタリアンモダンデザイン。 数字のフォントが可愛いと人気!
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ご覧の通りの後ろヒンジ。
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シンプルなインテリア 同時期のフランス車よりデザインは垢抜けてます
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実車の確認、試乗も可能ですので、お気軽にご連絡下さい。

 
Tag
fita600  fiat600D 

Autobianchi A112 Abarth  BLUE SCORPION エンジントラブル  

Date :
2011年08月07日
さて、今週末、クラブ員がぼちぼち集まってきた時の話です。

フィアットフェスタ前夜までイロイロ直していた、Oさんの A112 Abarth ですが、
その後、オイル下がりらしい白煙を吹いてるという噂を聞いておりましたが、
オイルポンプと クランクシャフトのメタルを持って午後に飛び込んできました。


結果から発表すると、

メタルは全てキズだらけでNG!
クランクシャフトも当然NG!
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エンジンオイル潤滑が怪しい!、
オイルポンプを分解すると、リリーフバルブのスプリングとピストンが中で固着して
動いていない!!!
溜まったスラッジで動作不良を起こしていたようです。

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Oさんのブログはこちら


さて、こうなると、無事だったパーツは、
ブロックとピストン、コンロッド程度ではないかという事になり、
これから
どうするという話になるわけです。

こうなると、どうせ直すなら、とことんやるか?という路線もあり、
ヤジマの不思議なストップパーツの山から、次から次に。目に毒なパーツが出てきました。
OさんのA112のエンジンは、Oさんが全て自力で組み立てており、組み立て時に、
オイルポンプのOHだけはしなかった という事で、
OHを自力で行っているマニアの皆さんも注意しましょうね。

デュアルポートのヘッド、もちろん、ハイカムもあります。
A112に装着可能なウエーバーキャブが次々登場、最後には、、フェラーリ用とかも出てきます。
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アバルト純正 強化軽量バルブスプリング  スプリングにアバルトのロゴ入り・・
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まあ、ヤジマのガレージに こんなパーツはどうか という楽しもあるわけで、
嬉しい夢かのか、悪夢かは定かでありませんが、アバルト大好きの人たちは、愛車に乗って
是非お立ちよりください。 思わぬ楽しい散財ができるかもしれません。!

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