machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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駆け込み相次ぐ年の瀬 A112 abarth デスビキャップ とランチア・テーマ

Date :
2011年12月31日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト
年末には、雑用を片付けて、YさんスペシャルA112の下地塗装に入るはずでしたが、あれこれ、大晦日まで駆け込みが続き、年越し気分が出ないガレージです。

まずは、エンジン絶不調でレスキューに行ったKさんの紺ビ A112 Abarth  は、現地についてみると2,4気筒の爆発が怪しい・・・・・・。 なんとか矢島のガレージまでたどりついて、修理開始です。
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1、点火よし
2、各気筒の圧縮圧力を調べてみると、これもよし
3、燃料行ってます。(ポンプは怪しいとの事なので、交換)

でもエンジンが回りません!
ヘッドを分解して、更にチェックを行いましたが 異常無し・・・????
あとは、時間をかけて、各部品の詳細チェックに入りましたが、
まあ、A112が何台も並んでるヤジマガレージはで、比較部品は山ほど?あります。

結局、デスビのカップを交換したら、元気よくエンジンが周ります。
このデスビ、目視チェックでは異常が見られないし、一応、火も飛ぶのですが、
やはり問題があったようですね。


このKさんのA112 Abarth は、故障の先駆車と称され、いままで当ガレージで行った
古いA112 Abarth の 「どのアウトビアンキも必ず起こす故障」については、
必ず最初に起こす という ありがたい車で、今後、デスビキャップのトラブルが
多発する時期に入ってくるのではないかと思います。

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このアウトビアンキはお預かりして、オルターネータの換装を始として、各部のチェックを
行う予定です。


さて、大晦日に飛び込んできたのは、水色A112 Abarth でおなじみの、Oさんが運転
したきたランチア・テーマのワゴンです。
小型車ばかりのヤジマのガレージにやってくると 大きく見えます。 3ナンバーです。
マフラーの応急修理をしましたが、まあ、昨年にくらべて、大晦日まであわただしい
ヤジマのガレージです。
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仕事しながら、年を越してしまいそうですが、新年も、皆様、よろしくお願いいたします。


















Autobianchi A112  どんどん増える年末 & オジサン達の置き土産?

Date :
2011年12月25日
クリスマス寒波襲来の新吉田、ヤジマのガレージは、クリスマスと関係なく仕事が続いています。 A112乗りのお客様の年末整備が立て込み、ガレージは空前のA112の溜まり場で、20年位前のイタリアの片田舎の自動車修理工場と化しています。Autobianchi A112 の面倒を見てくれるショップも少なくなり、今やA112駆け込み寺?。

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さて、パーキングに4台、ガレージ内に2台、計6台のA112が溜まっていますが、リフトの一台は、車検準備中のTさんのA112です。あちこち、健康診断中。

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その他、紺のA112は、先日オーナー仲間に加わったSさんの車で、暮れに四国まで走って帰省する予定との事。
出発前に、点検と、キャブ調整の勘所のレクチャーをさせていただきました。
この車は機械式の燃料ポンプから、電磁ポンプへと換装をされていました。。 機械式ポンプの方が故障は少ないので、この電磁ポンプは多少注意箇所になりそうです。 電磁ポンプがエンジンルーム内の熱で過熱すると、ガソリンに気泡が生じてポンプ空打ち状態になるなどのリスクもあり、出来れば機械式にしておきたい所。

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ヤジマのガレージには、ふらりと覗きににくる方が多いんですが、皆さんの置いていったものがイロイロありまして、 高校生が読みそうなバイク雑誌は、チンクのSさんが、ミニカーはバルケのNさんが置いていったもので、
高校生の溜まり場アイテムのようですが、実は皆さん しっかりオジサンです。 実はオジサンの隠れ避難所なのかもしれません。 ヤジマとしては、オネーサンの方が嬉しいんですが。 
そんな中、台湾に行かれたYさんの台湾土産のお菓子をはじめ、各種おやつの差し入れ、みなさんありがとう。

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さて、秋から土曜日は仕事日になってしまったM隊員のいじりかけTOMOSですが、中途半端な修理途上のバイクが溜まるのは場所ふさぎなので、合間を見てステムベアリングの交換をしておきました。
あとは、磨けは良いだけ。 週末隊員は、磨くのは好きな人が多いので、後はオマカセです。

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何かと置き去りアイテムが多い最近のガレージ、なにか 素敵なアイテムがやってくれば嬉しいこの頃です。

年末は、多分ですが、しっかり31日まで営業してますので、イタ小型車ファンの皆さん、よろしく来訪ください。
なるべく厚着できてくださいね!












Fiat Abarth 1000 TC Corsa の旅立ち と フォード・アングリアのOカメラマン活躍

Date :
2011年12月18日
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 急激に寒さを増していた新吉田界隈、ヤジマガレージのアイドル的存在だった メルッツアリオ搭乗のモンッツア耐久仕様の Fiat Abarth 1000 TC Corsa が九州は大分に向かって旅立ちました。このコルサは、合間を仕事の合間を見ながら 安心して飛ばせる仕様 にするため、各部の改良を少しづつしていたところ、最後に ドライブシャフトの強化 を終えた所に、急に嫁ぎ先が決まってしまいました。 絶妙のタイミングで、まるで、ヤジマガレージでの改良の進行具合を見ていたか? のようです。機械的にも最高のコンディションになった所で旅立ちなりまして、夕方、ローダーに載せて 南に運ばれ行くときは、嬉しいやら、さびしいやら まるで娘を嫁に出す心境(娘はいないですが)。 本当は、大分の温泉も魅力的なので、ヤジマが陸送してみたかったのですが、オーナーになるA氏から素早く、ローダーが手配されてきました。
  このアイドルがいなくなるのは寂しいのですが、スペースが開かないと次のレストアが出来ないわけで、また、次のレストア計画の準備をします。 年明け、期待していてくださいね。


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さて、ヤジマのパーキングに留るこの車、フォード・アングリアは、カメラマンのOさんの足で、趣味の英国車からアバルトに乗り換えるためにイタリア小型車の巣窟に来られたわけではなく、しばらく経ちましたら そのわけ をご紹介できると思います。 
フォード・アングリアですが、M隊員がハタチの頃、国道1号の平戸界隈の怪しい中古車屋で、7万円で売られていた事があったとか。一応試乗の上、アングリアは買わず、隣の3万円のスバルFF1を買ったそうです。
Oカメラマンのアングリアの最大の難点は、カメラマンがどこにいたかが、すぐに割れてしまう 事だと思いますが!。





Autobianch A112 Abarth 軽量化計画 ついでにPANDAも? & バイク忘年会 

Date :
2011年12月12日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | PANDA
 すっかり寒くなってきましたが、週末はにぎやかなになるカロッツエリア・ヤジマのガレージです。
現在、進行しているのは、Yさんのスペシャルヘッド搭載のAutobianchi A112 Abarthのボディー編作業で、オーナーのYさんの希望もあり、フロントガラス以外を軽いプラスティックス製にしようという魂胆です。
ボディーの軽量化方法も色々ありますが、このA112はサーキット用というわけではないので、ヒーター、ラジオ、後席を外すような事はせず、窓を軽くしてダイエットしようという作戦です。 ガラスが如何に重いかは、車の窓ガラスを外してみるとわかります。
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材質的には、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂とかありますが、ポリカーボネイト板は表面に細かい傷がつきやすく、対衝撃性には優れますが、すぐに曇ってしまう懸念があり、曇ったらら直ぐに交換というレース用ではありませんのでアクリル樹脂にしました。 アクリルは透明度はガラスよりも高いので、まあ窓用としては最適です。 古くは、第2次大戦の戦闘機も、正面は防弾ガラスですが、それ以外はアクリルで、航空ガラスとか称していたらしい。
ジェット旅客機、戦闘機、ヘリコのキャノピーもアクリルなので、まあ、文句なしに決定です。いわゆるプレキシグラスというやつです。

週末、今やヤジマガレージの イタリアン・オールドバイク顧問となりつつある、Gさんが、 東京を横断して モンディアル で来てくれました。 写真は、イタリア・オールドバイク顧問に、アクリル板の荷解きを手伝ってもらってる所です。 ご苦労様でした。


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て、ボディーワーク編に入ったスペシャルA112のオーナーのYさんのパンダですが、 あれ、パンダって、ガラスが全部平面板ガラスですよね って事になり、 ガラス→アクリル軽量化するには、一番簡単な車で有ることが判明し、A112について、窓軽量化をしてみる事になりました。
PANDAのような小型軽量で稼いている車は、アクリル窓軽量化の効果は、A112より高いのではないと思われます。 交換時に、計量もしてみますので、PANDAオーナーの方も楽しみにしていってください。
うまく行けば ですが、 カルト系のチューニグパーツよりも、 マトモな効果がでそうです。!!


バイク忘年会
さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ヤジマは以前、2輪のレーサーをしていた時代があり、そんな関係で、昔の仲間、知り合いの忘年会に参加してきましたので、ちょっとご紹介させていただきます。
大御所の皆様が多いのですが、和気あいあいでした。まあ、全員、良い年にはなっておりますね。
安良岡健さん 主催者の荘利光さん モトグッチの神宮寺さん タレント輝井あきら 司会小寺さん、岩崎さん
三井晃など、大変賑やか。

前列 北野元さん。 私も居ます

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右から山崎さん、 大御所本橋明泰様 ヨシムラ不二雄さん 浅海さん 他、名人など
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遅れて来たチャンピオン 新垣さん。 弊社にVESPAを置き去りにし、VESPA部ができてしまったという張本人
またA112に戻ってきてくださね。
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Autobianchi A112 Abarth  の お洒落

Date :
2011年12月04日
Category :
Fiat Abarth 1000 TC | A112 アウトビアンキ アバルト
今週も2台のAutobanchi A112 Abarth のメンテを行いました。
工場の中に6台のA112が集合しているという、A112ファン垂涎の光景。 
ガレージのパーキングは、ごらんの通りの、A112 ,Fiat Abarth 1000TC, Fiat500, Panda など、イタリア小型車で満杯になっています。全部足してもアメ車V8一台分程度の排気量というエコな車たちです。

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白いA112はM山さんの車検整備終了した車で、いつのまにか、ブルーのサイドストライプが入っています。
車検取得後は、ボディーのお洒落作業に精を出すとの事で、プロのデザイナーMさんのこだわりの仕上げが楽しみです。極秘のお洒落作業が終わりましたら、ブログにてご紹介させていただきます。
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それに続いて、Sさんの黒のA112のシフトリンケージをピロボール仕様のヤジマスペシャルパーツに交換しました。
あのひ弱なプラスティックパーツは、次々に壊れるので、安心して乗りたいオーナーの必須品です。
このヤジマ・シフトリンケージ、2年間で相当な台数のA112に使用いただきました。JAFのレッカー出動低減にも貢献していると思います。!
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プラスティック使用の経年変化で危ういジョイント。 A112 路上エンコの定番部品
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金属ボールジョイント使用のヤジマ・スペシャル シフトリンケージ
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さて、週末にイロイロなマニアグッズを載せてやってきたSさんのFiat500ですが、いつの間にか、これにもブルーのサイドストライプが! Sさん(実はNゲージー系鉄ちゃん)の仕様は、新幹線式ストライフだそうです。
アバルトのブルーストライプ、東京・横浜界隈の流行になるでしょうかね???

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このストライプを入れてみたい方のために、ブルーのストライプのネタをご紹介しておきましょう。
Fiat Abarth 1000TC corse の有名なペイントです。 実車(目玉の商品)はヤジマのガレージにあります。

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ついでに、この塗装の由来も解説しておきましょう。

この塗装は、イタリア人F1ドライバーであるアルトゥーロ・メルツァリオのモンッア耐久レース時のカラーリングで有名です。
メルッツアリオはさほど優秀な成績を残していたわけではないのですが、abarth 1000TC のメルツァリオ搭乗塗装(モンツア4時間耐久)ミニカーが出てるほどの人気。
1973年はフェラーリからF1にフル参戦したが、戦績のこせず、数年後に、ラウダと入れ替わりにチームを去って(追い出された?)、その後1974年にウイリアムズに移籍。
1976年のドイツGPでニキ・ラウダの大炎上事故に遭遇。
レースを捨てて、先頭切って火の中に飛び込み、ブレット・ランガーやガイ・エドワーズ、ハラルド・アートルら共に宿敵ラウダの救出にあたった。

で、一躍、イタリア、いやヨーロッパのヒーローに! というストーリー。


ラウダの事故は有名ですが、救出のヒーローがメルッツアリオだったんですね。

というわけで、ヤジマのガレージに置いてあるabarth 1000TCコルサの、イタリアでペイントされたカラーがメルツァリオ搭乗塗装(モンツア4時間耐久)を模したものというのは なるほど、納得のいくものでした。
実物を触りたい方は連絡の上、ガレージにどうぞ!

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