machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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Autobianchi A112 Abarth 遠地から  & ブレーキのトラブル

Date :
2012年02月26日
Category :
Autobhianchi A112 Abarth | TOMOS
寒い日が続く中、横浜のカロッツエリア・ヤジマこと、ヤジマのガレージの中も外もA112の巣窟状態が加速しています。 その中、適度に、レトロなFIAT小型車がメンテに訪れるので、周囲の畑とか軽トラさえ見なければ、ここは北イタリアの田舎のガレージか! 無理やりに思えるこの頃です。
で、今週末はこんな感じでした。
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A112巣窟ガレージの中
左奥が三河氏の赤A112 その右がSさん濃紺A112 その下がYさん塗装中A112  右端が山梨から来られた赤A112

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さて、先週末に駆け込んできました三河のA112は、まず、ブレーキ周りからチェックを開始いたしました。
というのも、ガレージに入れるために、押しても 動かない・・・。 ブレーキがロックしてるではありませんか。

分解チェックの結果は、後輪ブレーキシリンダー左右は完全に固着して動作不能・・・。
固着のさび度から見ますと、かなり放置された印象。
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前輪のブレーキーは、シリンダーのピストンが飛び出した状態で戻らず・・・・。
シリンダーの中はボロボロに。
ブレーキパッドははローターを挟んんだままで、常時軽くブレーキをかけた状態・・・

シリンダを詳しくみると、依然の乱暴な修理の痕跡を発見・・・
A112のフロントブレーキシリンダーからピストンを抜くのは、知恵の輪的な方法が必要で、ちょっとコツがあるのですが、それを無視して無理やりにコジッて抜いたため、一部が欠けていました。
この位置の欠損であれば、そう問題はないので、シリンダーの交換までは行いませんでしたが、
他の部分が心配になってきますねー。

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相当に危険な状態でしたので、リアのシリンダ、ピストンなどは一式新品に交換。
フロントも、綺麗にオーバーホールを行いました。

このA112の足回りは、驚くほど綺麗ですが、ブレーキの中は 車の見た目とは大違いな、不思議なアンバランスさなのが印象的でね。
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さて、今度は山梨から駆け込んできたお客様の綺麗な赤のA112 abarthです。
ドアのオープナーの機構トラブルで、早速、ヤジマの手持ちのスペアにて修理を行いました。
そういえば、三河のA112も、同じトラブルがあり(ヤジマが車内に閉じ込められてりまった!)、こっちも、スペアで早速交換を。
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よくあることですが、数台立て続けに同じところが壊れるというミステリーです。


SさんのA112 無事に車検取得 ついでにダイエット。
週末は、車をメンテに入れに来られる方と、引き取られるお客様が入れ替わり立ち代わりでして、
今日は、燃料ポンプをたたいて直して四国から東京まで戻ってきたA112として有名になってしまったS
さんが引き取りに来られました。
車検整備のついてに、依然から気になっておりました、エンジンルーム内の無駄なケーブルを無くし、綺麗にする作業を少し行った所、段ボールに1箱分が出てきました。6KG程度の軽量化と、機能的にも見た目にもすっきりしたエンジンルームです。  後付配線と、後付無用配線が多くなると、メンテが非常に面倒になることと、後付配線によりトラブルなども出ますので、なるべく、すっきりさせて、どのケーブルが何をしているのか、分かるようにするのが大事なのですが、そういう配線を整理された中古のA112はほとんど見たことが無いのが残念。
無駄なハーネスの量の多さでは堂々歴代2位のランキング入りで、ちなみに、1位はアンディーさん、3位は旧新垣号です。みなさん、すっきりさせましょうね!。
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FIAT850 乗り出し
メンテで1週ほどお預かりしてぽりましたOご夫妻 というようりは、奥様の850は無事に乗り出して、エンジンは絶好調であります。 旦那様は丸目2灯のダットラ乗りだという事で、車的には美女と野獣の組み合わせでしょうか? (実際の旦那様はそんな雰囲気はありませんが)
いやー、奥様が運転している方が絵になりますね。

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週末隊員ニュース
日曜日の朝、Fiat500のSさんが立ち寄られました。午後に来たYさんが、Sさんを横浜で最近見つけたスロットレーシングカーのお店に連れていって、一緒にはまろう と画策していたようですが、すれ違いで残念!

一応、復活を見せた捨て子のTOMOSですが、かわいいチャンバーから白煙を騒音をまき散らし、元気に走るようになると、ありがたいことに、数人の方から里親の声をいただきました。 所が、この捨て子の面倒を見ているM隊員は、次期ステップと称し、もともと、VESPAのようにイグニッションキーを持たないTOMOSに、イグニッションキーをつける改良工事に入り、またもや、工作の続き になりました。
M隊員によれば、今回採用するキーは、秋葉原で入手した、本格的機械制御用の高級日本製、鍵付キーで、
このTOMOSで使用されているパーツの中では、一番、高級で、分不相応アイテムである 
という事で、ヤジマの設備を使用して、一撃で取り付け穴を開けてしまったので、来週あたりはキー付TOMOSでデビューするかと思われます。 まー、こんなわけで、TOMOSはM隊員のオモチャと化していますので、
当面は、養子に出ることはなさそうですねー。

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遠地から緊急入院A112 & FIAT850とVESPA & 一命を取り留めたPANDA

Date :
2012年02月19日
Category :
Autobhianchi A112 Abarth | PANDA
最近は週末が忙しいカロッツエリア・ヤジマです。

遠地からの駆け込みAutobianchi A112 が多いヤジマのガレージですが、土曜日の晩に東名のサービスエリアを各駅停車でエンジンを冷やしながら三河からやってきたTさんをお迎えしました。
エンジンが不調の状態での入庫ですので、週末隊員ともども心配しておりましたが、なんとか無事に到着!。
これから各部のチェックを入念に行ないたいと思います。この個体は長年にわたり、あちこち改造をされてきたツワモノのようなので、相当に手強そうで、A112考古学のよい教材になりそうです。

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さて、好青年Tさんは、ヤジマの知る限りは最年少A112オーナーなようで、記録更新!
ついに30代前半オーナー登場です。 ガレージのおじさんたちと、お土産にいただいたびせんべいを美味しく食べながら、A112文化遺産の次の世代への継承はこれでばっちり! と盛り上がっておりました。
おせんべ のお礼に、ヤジマ特製 目に優しいA112回路図(特大サイズのカラー版)を差し上げた所、シンプルこの上ない回路だ とのコメントで、頼もしいオーナーです。 


土曜の午後には、グレーのA112のオーナーとして名乗りを上げたF重さん
が現車の詳細チェックに見えられました。 A112にはつきものの、さび の箇所もありますので、
気になるとは思うのですが、他のA112のオーナーからは、さびはつきもの という暖かい励ましを受け、
外観はどこから着手するかと思案中です。
このグレーのA112は色々お問い合わせもいただいておりましたが、即オーナーが決定してしまいました。
もう一台の黒いA112もお問い合わせを多数いただいておりますので、本当にほしい方はお早目に!

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土曜日の午後には、昨年 FIAT850クーペでこられたFIAT女子会のOさんが、旦那様と一緒に来られました。 850のメンテナンス入庫という事で、ガレージがまたもや賑やかになってまいりました。
車を残して、帰り道はVESPA 150 spintのタンデム走行! やー かっこいーですねー。
週末おじさん達の羨ましそうな目を後に、颯爽と第三京浜へ!!
このご夫妻の出会いはVESPAだったそうです。ヤジマのガレージには動かないVESPAが3台も置いてありますが、その手の出会いがないのは、台湾VESPAだからでしょうか???

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そのほか、蛇足通信

PANDA あわやスクラップに・・・・

Yさんの日常の足、FIAT PANDAセレクタ がスターターは回れどエンジンが掛からないというトラブルに見舞われ、ローダーに乗せられて、ヤジマのガレージによる遅く運ばれきました。
小さいながらも、横浜市内の交通の要所で大渋滞を作った張本人の雄姿(ご迷惑をおかけして申しわけありませんでした)

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まだ壊れなくてすごいね! とか、もうすぐ壊れる とか さんざん言われていたYさんのPANDAが ついに壊れた というので、修理するより、捨てて、次のを買ったほうがいいのでは という声が聞こえるなか、イグニッションコイルの交換、点火系のチェクなど行いましたが 治らず、 鬼門のECUかイモビザイザー(FIAT コード キー)まわりの障害の可能性が高くなり、いまどき、古いPANDAのECUが入手できるのか?? ECUの方が、このPANDAの購入価格より高いのでは?と盛り上がりました。
具合よく、ヤジマのガレージの坂に下にはスクラップ車置き場もあるし・・・ Yさんは、次のPANDA?をネット探索か という状態。
M隊員が どこからか仕入れてきた、「FIATコード緊急エンジン始動手順」のおまじないでも作動せず。 そこで、最後のおまじない で、今やヤジマガレージのサービスカーと成り果ててしまったM隊員の質実剛健地味OPEL(何故か故障しらずの当たりのOPEL)からのバッテリー・ジャンプケーブルを繋いでみたところ、見事始動! なーーーんだ。 
真面目なドイツ青年から電気をもらう能天気なイタリア小僧の図。最近のEU経済を思わせる光景

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写真撮影Yさん

早速、サービスカーでバッテリーを入手しに行き、1時間後には PANDA復活です。
あっさり治ってしまったPANDA, 実は丈夫なのでしょうか?
 

乗っていると調子が良くなるAutobianchi A112 Abarth  VESPAが増加中・・・・

Date :
2012年02月12日
Category :
Autobhianchi A112 Abarth | VESPA
この寒い中、週末になると入れ替わり立代り、皆さんがお見えになります。ひさびさのCB72さん、A112ならぬ、A110をローダに載せてきたTさんなどなど、賑やかなガレージです。


さて、部品取り車風にガレージにおいてあるグレーのA112 Abarthですが、見てくれは決して良くないのですが、コマメに手を入れて、足車として使ってみているうちに、実に調子が良い状態になってきました。ヤジマとしては、まずは、自動車として元気に走らなきゃ駄目だという見地から、調子良く走るのを優先して手を入れてますが、これで、ボディーが綺麗になると、かなり良いA112になりそうですね。 嬉しいことに、歴代のオーナーによる改造に次ぐ改造という 改造歴を重ねていないので、かなりオリジナルのままの雰囲気を保った1台となっています。 細めのタイヤがマッチした、素の良さを味わおうという路線のA112に仕上げたいなと思ってますが、この車のオーナーになる方次第で、まあ、路線は変わってしまうんでしょうね。

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Yさんスペシャルの塗装は地道に続く・・・
塗装しようと思うと、緊急入院の車がやってくる という事が続き、なかなか塗装工程が完了しませんが、タミヤの缶スプレーで、1/24の車プラモデルを塗るのと違うので、そう簡単には行きません。まあ、とにかく地味な工程が続いていますが、仕上がりを楽しみにしていってくださいね。
Yさんのご希望で、当時の塗装風 に上げるので、あえて、つるつるピカピカの塗装ショップ路線は歩んでいないというひねくれた方針でありまして、本場の地のコンクールでは、オーバーレストアは減点対象になる という指摘もあり、塗装はアンダーレストアに徹しております。

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VESPA通信
困ったことに・・・ベスパのフレームが2台もガレージに置いてあります。M隊員の台湾VESPA と 最近やってきたYさんのPKで、2台ならべて、VESPAショップを開店してます。走らないVESPAが3台も溜まってしまっているわけで。 A112と合わせて、オソロの塗装にしたVESPAも一緒にお買い上げいただけると大変に嬉しいのです。
さて、穴だらけの台湾VESPAは 床板の交換と一緒に、板金穴ふさぎを何箇所も行い、M隊員の職業訓練が進みました。曲面の板金も、多少マスターしたようで、綺麗な状態となりました。

そういえば、サルベージしてきたA110で泥沼に陥りそうなTさんも、VESPAを入手してしまったそうです。
2輪レーサーで、スクーターと縁の無いヤジマの意に反して、増殖しそうな気配。

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そのほか、YさんのPK用に、スペシャルドロップハンドルバーがドイツから届きました。例によってM隊員手配のようですが、オーダーしてから50日というノンビリ納期で、在庫はしてなく、入金後に やおら作り出す というパーツです。 昨年の暮れに、ドイツに、まだか? と催促したら、「いま作ってるからねー」との返事で、ドイツでもソバ屋の出前があるわけです。 

このハンドルがそのまま、何もしないて付くのか? はこれからのお楽しみという事で・・・。
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というわけで、新垣さん、最初にVESPAを持ち込んだ責任をとって、たまには遊びにきてくださいね。

Aubobianchi A112 Abarth の溜まり場に・・・

Date :
2012年02月05日
Category :
ビアンキ | A112 アウトビアンキ アバルト
ニューイヤーズミーティング後、A112オーナー、これからオーナーになろうと思っている方々入れ替わり、立ち替わりガレージに来られる週末です。
ガレージにはスペシャルカストマイズ中のA112他、レストアベース車、ガレージ用のA112と何台もありますが、
ガレージに来られる様々なオーナーのA112と自分のA112を比較検討できる?という魅了もあるようです。
オーナー同士が集まるアウトビアンキ・カフェ状態なのですが、コーヒーも本物ながら適当にいれてますし、おねーさんもいないのですが、そこいらへんが気を使わなくて居心地が良い? すいません。

この日は、アウトビアンキ A112が車庫に2台、パーキングに5台 計7台という A112の巣窟・・・の図
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遠地のお客様もかなり多く、先日は岐阜からはるばるガレージにこられたお客様も・・・ヤジマのスペシャル・シフトリンケージをお持ち帰りになりました。 その他、ガレージにはウエーバー・ツイン搭載のスペシャルヘッドA112から、レストアべース車までパーツともどもイロイロありますので、楽ししんでいただけたと思います。
是非、また来てください!

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週末は、横浜のFさんの極上茶色のA112もまたまた登場。丁度、某国産車メーカー関係の方で、ひそかにA112を検討中のお客様が来られていて、FさんのA112は、週末クラブ隊員間では、いまままで見た中で最高のコンデションと噂される綺麗なA112なので、プチレストアから入る方には、目の毒のような存在で、申し訳ないような心境。
でも、塗装まちのYさんスペシャルA112も、相当すごい状態だったので、手を入れてあげれば、可愛くなると思います。

レストア無しのオリジナルコンデションのFさんのA112。
当時、JAXで購入されたまんまです。
サンルーフは当時の国産サンルーフメーカ「マルエヌ」製で、非常に良い状態を保っています。
後の生産のFIATパンダのサンルーフより、格段にしっかりしている印象。
ヒビ、破れ目なく、驚きです!
ヤジマのスペシャル・シフトリンケージの取り付けを行いました。

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JAXで当時装着のkoni のショック。
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その他、アウトビアンキ・A112 故障先行実験車両搭乗のFさんのA112 Abarthのオルターネーターをヤジマ国産モデルに交換。
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その後には、電磁ポンプトラブル出ながら無事に戻れたSさん(事実上の週末クラブ員)がおやつ持参で登場。
しFIAT600を見に来られた方ともども、ストーブを囲んでいただきました。ご馳走さまでした。!

やー、本当のA112の多い週末となりました。

A112に興味のある方は、是非、ご来訪ください。














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