machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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A112エンジンオイルの水の混入・・・ 

Date :
2012年03月25日
天気が猫の目のようにクルクル変わるこの頃、春の気配はあるものの、なかなかガレージの中は暖かくなりません。 そんな中、ヤジマのガレージはAutobianchi A112 Abarth も、春先の天気のごとく、次から次へとA112がやってきます。

車庫に4台 外に3台というA112の巣窟 
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その中の1台で、白で水色ストライプのA112 abarth は、ご存じ、Mさんの製材所のおがくずの中から発掘され,
復活なった車で、取り付け金物がヤジマ特製! A112用の信頼性高い国産オルターネータに換装のため入庫となりました。 さて、みなさんのご紹介したいのは、リアのパネルで、昨年、ヤジマのストックパーツの中から発見された初期型用のプラスティックパーツをMさんがついに交換され、こんな感じになっています。シックな感じですねー。
まあ、そんなわけで、ストックパーツは宝の山だったりしますが、ヤジマ自身が、どこにしまったか忘れていたりするので、コマメにガレージに来ていただければ、あれこれ出で来る可能性があります。
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そのほか、八王子のKさんの赤いA112 abarthも、メンテで入庫です。 
オイルキャップを開けてみると、エンジンオイルが白濁という状態で、エンジンオイルに冷却水混入という、ヤジマのガレージでも修理件数が増加中のトラブルです。 このままエンジンを回すと、大量の水蒸気を上げて、ヤジマのガレージの前で息を絶えたという、かってのA112新垣号の二の舞に・・・。

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このトラブルは、 クーラー付のA112に多いトラブルなので、該当オーナーは注意してください。
クーラーのコンプレッサーは日本での後着けで、固定にヘッドボルトを利用しています。
そのために、ヘッドボルトを抜いて、再度締めるわけで、締め付けがラチェットタイプのトルクレンチ(まあ、最近はほとんんどラチェットではありますが)で一気に締めると、微妙な手ごたえ感がないため、必要以上に締め付けてしまい、ボルトが伸びてしまことがあり、、この部分のガスケットが抜け気味となり、ウヲータージャケットからヘッド側へと水が入ってしまうわけです。
特に、クーラー装着車で、何度かヘッドを開けてみた というような個体が一番危険ですね。
ヤジマでは、エンジンをオーバーホールする際は、ヘッドボルトを多少太いものに交換しております。

ヘッドカバー裏は、スライム化した謎の物体に覆われて・・・
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シリンダーから覗いてるピストンヘッド・・1気筒、水混入でカーボンが取れてます

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バルブ側もはっきりと水侵入の跡が・・・
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さて、コンプレーッサー、エバポレータ、コンデンサーなど、クーラー系のパーツの総重量を計ってみましたら、17KGありました。石油缶1個分!! 真夏は夜しか走らない という、A112の走り屋さんは、クーラーを外すのが賢明そうですねー。 

クーラー系パーツの山
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計量みてみると  19KG−部品箱自重2KG=17KG!!!!
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日曜日は晴れ間のでたので、こんなお客様も来られました。

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花粉でよれよれになりかけているヤジマですが、週末はぜひお立ち寄りください!



TOMOS通信
日曜日夕方、M隊員がTOMOSの陸送を行いました。 時速○○kmで超絶好調でビューンビュン連続走行中、三ツ沢付近でエンジンが吹けなくなり、そのうちエンジン停止というトラブルに見舞われ、路上キャブOH?の上、一時立ち直って 自宅ガレージ近辺で再度エンジン停止というトラブルに見舞われたそうです。 どうも、タンクのゴミ が 犯人のようで、TOMOSの修理はまだまだ続きそうです。

A112 Abarth 定番の穴 良く或る事なのであまり心配しないでください。

Date :
2012年03月18日
週末は生憎の天気でしたが、みなさん、天気にめげず、出たり入ったりしておりました。

現在、グレー(本当はシルバーメタだったのだが)のA112の錆穴修理を集中的に行っています。
よほど程度の良いA112以外は、よく調べると錆穴だらけだったりします。 フェンダーの内側、
リアゲートの内側、スペアタイアの下など、オーナーが気が付かないうちに穴があくのはよくあることで、
錆穴があっても、がっかりしない方が精神衛生には良いかと思います。
もともと、ボディーが汚い車体で穴があいているケースと、一見、綺麗風で、とんでもない厚化粧で錆をごまかしているケースなどがありまして、綺麗風で、調べてみたら実は錆アナだらけの の方が オーナーのショックは大きいく、男は外観に惑わされやすい事を実証していますね。 

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定番箇所!
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分かりにくいが、フェンダーの裏が貫通アナ
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数々あるA112の錆アナで、比較的修理が用意が箇所と、手が入らない、困難箇所がありますが、
グレーのA112は、ドア下以外は順調に進んでます。まず、錆で腐った患部を削除し、綺麗にしてから
溶接継当て作業に入るわけで、虫歯の治療と似た所もありますねー。

手が入りにくくて、手強い箇所

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まあ、そういうわけで、自分のA112の定番箇所に小穴錆穴が開いていても、そう悲観しないで、ヤジマのガレージにご来訪ください。 ヤジマとしては、錆もさることながら、ヘッドボルトの伸び、エンジンへの冷却水の侵入など、年代モノのA112ありがちな故障などが心配です。

A112救出プロジェクト発動!
いわゆる、オーナーの意に反して、車庫の肥やし になってしまったA112の事
A112プロショップと化しているカロッツエリア・ヤジマですが、お客様からのお電話で、各地から、車庫で放置してしまって、動かないA112のご相談をいただくようになりました。実は、かなりの台数がそんな状態になっているようです。ヤジマの経験では、古い車は2年放置すると、動かなくなるケースが多く、長年の放置車は、なんとか動かしたあとからが、相当危険な状態だったりします。
そういうケースには、ヤジマのガレージから、ローダーで不動のA112の置いてある場所まで取りに行くことも
しておりますので、自走できななくてどうにもならないオーナーの方はご相談ください。
ヤジマが大好きなA112の救出活動を真剣に行ないたいと思います。

こんな感じでローダで運びます。 ウインチで引き揚げるので、タイヤがついていれば移動OK!
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週末隊員・・・?
これまた、時々お客様からご質問を受けるのですが、ガレージの週末隊員になるには どーしたらよいのか?
という事で、 実は、Fiat600の写真を撮りに通いにきていたM先生が勝手に自称していたもので、まあ、自称制度なので、みなさん、勝手に名乗ってください!
人手の少ないガレージなので、A112のメカの勉強、力仕事、お掃除、コーヒー入れ など、積極的に参加することができます。!
ちなみに、ヤジマのガレージのコーヒー淹れとおやつは、すべて、ボランティア隊員が勝手にやってますので、一緒にガレージライフをお楽しみください。


隊員の最近の夢は、蒸気機関車みたいな、めっきでぴかぴかした金属製の巨大なコーヒーマシンをここで使いたい・・しいです。

Fiat600のスターターモーター Autobianchi A112の穴ふさぎ、故障再現・・・

Date :
2012年03月11日
3月も半ば近いので、なんとなく暖かさを感じるこのごろです。 多少、日の光も差した日曜日はこんな感じで、新旧イタリア小型車大会となっています。
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さて、 Fiat600の1台が新しいオーナーの元に旅立ちすることになりましたので、軽くメンテをしました。エンジンを回して近所をくるくる試走してみましたら、エンジンは絶好調で、排気量の割にはトルクを感じます。
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スターターモーターが多少不機嫌なので、チェックした所、ローターの軸受けが磨耗し、そのガタで、ステーターと接触する時があるという、今時めずらしい不具合で、即、あたらしい軸受けを作製して、完璧になりました。
ローター軸に多少の傷があったのが原因と思います。
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軸受のメタルが削れて、切粉が出てました・・・
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さて、この頃のFiat600は、スターターギアの動作をソレノイドコイルで引く等のお洒落な仕組みはなく、なんと、ギアを移動させるリンケージを引いて、手動でスターターギアを入れる仕組みとなっています。 ミヤザキ・アニメ風のメカそのもの。  そんなわけで、イモビ不要で、相当な600通でないと、車泥棒もできません。 fiat600の安全のために、スターターギアのレバーがとこにあるかは、内緒にしておきます。 

ついでながら、スターターモーターは後部座席を外すと、そのまま室内側に露出しますので、同時期のルノー4CVなどのリアエンジン車よりはメンテがやり易いですね。 Fiat600は小さいながらも、良くできた小型車だと思います。 こうやって後席に潜ってメンテするという事は、1950年代のイタリア人メカニックは、手が長くて、小かった? という事ですね!

A112グレー
グレー(本当はシルバーメタ)のAutobianchi A112 abarth は、オーナーの気合いが入り,
穴を塞いで、綺麗に塗装 という方向になりました。 定番の位置の定番の穴が開いてますので、いつもの要領にて板金開始です。 またこれでA112が一台蘇ります!


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A112黒
こちらも、次のオーナーが決まってしまいました。 狙っていた方は残念ですね。 ブログに掲載されたA112のお問い合わせは、非常に足が速いので、早めに つばをつけてしまう事をお勧めしておきます。

A112赤
さて、三河の赤いA112は、先週、一旦は納車だったのですが、高速を長い時間走るとエンジンの具合が悪くなるというい症状が完治せず、再入院していただきました。 故障を再現させるのに、時間と距離が必要なので、
どうやって、再現・修理させようか、思案のしどころです。
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というわけで、A112が出たり入ったりしているA112天国(地獄)が続いていまして、A112オーナーの方には嬉しい光景と思います。



TOMOS通信
いつまでたっても終わらない と評判の、TOMOS修理大会は、そろそろ終わりそうです。
日曜日の午前中、アツアツの缶コーヒーの缶を抱えてやってきたM隊員は 日曜日の朝のガレージの缶コーヒーはうまい とか言いながら、作業を開始しました。(缶コーヒー、ごちそう様でした)
無事、TOMOSには不釣り合いに高級なイグニッションキーを 「大変スマートかつエレガント」に取り付け、
おまけに、本田大型バイクからいただいた 高級ヘルメットホルダーも 取り付けました。
ヘルメットホルダーの取り付けは、最初はサドルの下のフレームあたりを考えていた模様ですが、TOMOSのフレームは燃料タンクも兼ねているので、どこまで燃料タンクか、外から分かんない という事で、リアキャリアに取り付け決定。M隊員用に10年間秘蔵していた高級建築用タッピングボルトを提供しました。 
これで、錆さえなければ、最高のTOMOSのはずらしい。

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まあ、こんな感じで週末が忙しいヤジマのガレージではありますが、みなさん、よろしく遊びにきてください。
日常の喧騒を離れて、日曜日の午前中に古いFiatに囲まれたガレージの中でのアツアツ缶コーヒーは、美味しらしい ですが、ヤジマとしては、いつもの風景なので、みなさんに勝手に楽しんでもらえれば嬉しいですね。

3月3日、4日は赤いautbianchi A112 abarth の雛祭り・・  & 旧車バイク屋ではないのですが

Date :
2012年03月04日
Category :
Autobhianchi A112 Abarth | アバルト
3月3日、4日と赤いautobianchi A112 abarth で集合デーになってしまいました。
車庫の中に赤2台、外に赤3台・・・立派な計5台のA112ミーティングです。

パーキングはこんな感じ…壮観というか、壮絶というか・・・。
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なんと、バイクが3台並んでまして、これは、週末隊員と野次馬隊員の足で、人気はSさんのスポーツカブです。
一番左は、この直後にパンクしたM隊員のスズキK90 超実用車仕様。
もちょっと、お洒落なバイクに並んで欲しいのですが。

土曜日は、先週入庫した山梨のNさんがA112を引き取りに来られましたので、簡単にこの車の状況と、これから故障しそうな箇所など、ご説明しながら、Yマネージャーと一緒にA112談義を楽しみました。
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NさんのA112は、ピカピカのビアンキながら、チェックしてみると、ラジエター・クーラントがドロドロでヘドロ状になってました。 という事は、ラジエターだけではなく、ホース類の内側もヤバイという事になるので、手が届くところは、内側のクリーニングが必須。 ヘドロ状態でしたので、エンジンの冷却状態はあまりよろしくなかった?のではないかと推測しています。 あちこちパーツもコマメに替えてあるあるA112だけに、なぜ、クーラント・ヘドロ化が放置されていたかは謎です。 ラジエターキャップ開けて見れば即わかるのですが。 写真は半ばスライム化し謎の液体となったクーラント。
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ホースの外側は大変に綺麗でしたが
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夕方、週末隊員に見送られて家路につくNさんのA112
また、横浜までぜひ来てくださいね。!
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まあ、そんなわけで、同時入庫の赤兄弟 刈谷のTさんのA112のラジエターもどろどろ状態で、どろどろ兄弟という事になりました。こちらも、ヘドロを抜いて、さらさらのクーラントへ交換です。
先日、大量にクーラントを仕入れているにも係らず、クーラントがどんど消費されてるわけで、A112ショップの必須アイテムですね。

翌日曜も、またまた新しいビアンキの仲間に来ていただきました。
八王子から来られたKさんです。こちらも綺麗な赤いA112 Abarthです。
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刈谷のTさんと一緒に、A112のキャブ、デスビ調整方法について簡単にレクチャーをさせていただきました。
何かの時に安心というわけです。動画もしっかり撮られてしまいましたが、役に立てばうれしいです。
すべてがメカの時代の自動車なので、基本を理解すれば、非常に分かり易い車です。


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キャブ調整の説明を・・


最近、週末になると、お客様他、ショップ見学とか、週末クラブ参加とか、あちらこちらから来訪いただくようになりました。 お客様の送迎とか、近所の仲良しショップに油を売りにとか、短い時間ですか不在の時もありますので、お電話いただくか、あるいは、待っていていただければ と思いますので、よろしくお願いします。

ガレージ通信
TOMOSのイグニッション追加改造は1時間で終わるはずだったのですが、M隊員の最近の足であるK90がガレージに着いたとたんにパンク!という珍事で、タイヤ交換デーに終わってしまいました。17年もののチューブなので、新品に変えたほうがいい という事になり 港北陸運局に近所にある、格安バイクパーツで有名な某ショップにて格安タイヤを買いに走ったM隊員でありますが、キャブレターに次いで、タイヤ・チューブも中華化が進みました。
アジアン・テイスト を追及しているそうです。 このままでは、車庫裏の見えないに駐輪してもらわないといけないですね。
ちなみに、ミクニVM27をコピーした中華キャブですが、隊員の話によると、細かいところがみな手抜き だそうです。値段を考えると、まあ、そんなもんかと(最近の高級ラーメン程度の価格)

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