machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

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美人の新しいお客様登場!!!

Date :
2015年04月29日
Category :
Fiat850クーペ | フィアット
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皆様ご存知のFiat850クーペです。ヤジマのガレージには、水色の2台のお客様が居られますが、3台目が登場しました。
水色の2台は、美人の女性オーナーでして、またまたこのオーナー様も秋谷にお住まいの美人の奥さまでいらっしゃいます。
ヤジマの魅力に引き付けられて、〇〇ガレージ(イタ車で有名どころ)で購入されたその足でガレージに来られました。何とま〜嬉しいじゃありませんか!!!

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Fiat850クーペは
1965年のジュネーヴモーターショーでデビューしました。デザインはフィアット社内で、初期モデルのエンジンは843ccのまま47馬力に強化され、最高速度はベルリーナの120km/hに対して135km/hに高められていました。1968年にはエンジン排気量が903ccに拡大され、出力も52馬力となり「850スポルト・クーペ」と改称された。フロントエンドのデザインが改められ、補助ランプとV字型のエンブレムが装着された。1971年には再度マイナーチェンジが行われ、V字マークが取り外され、ヘッドライトは4灯式となりました。クーペは1971年末に、一回り上級の128にクーペ版が登場するとこれに後を譲って生産終了となりました。

と言う事で、ご覧の通りこの車両は「850スポルト・クーペ」であります。
車もオーナーも本当にお美しく大事にしましょう!!!
7月の恒例のCarrozzeria YAJIMA SUMMER PARTYにはお会いできますよ!!!

珍しいFrenchblueのお客様!!!

Date :
2015年04月26日
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皆様ご存知のアルピーヌ・A110です。鎌倉の赤ビのTさんのお車です。

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フランス製造のA110のみ、1100ゴルディーニ、1300ゴルディーニ、1600S/SC/SXが、スペイン製造では1300VC、4速仕様で、スペイン製造のみ後期にR5アルピーヌのエンジンが搭載されました。
構成は、鋼管バックボーンタイプのシャシーにFRPモノコックボディが被せられて、後方シャシーにはリベットと一部FRPが張り込まれ固定されており、前方はFRPでシャシーの一部が張り込まれて固定されています。
A110 1100、1100ゴルディーニ、1300VC 1300G/S(フロントラジエーター仕様が存在する)では、ベース車がドーフィンからルノー・8に変更され、前サスペンション、後輪はR8の片側モノショックアブソーバーから2本ショックアブソーバー(初期A110の一部にはモノショックが存在する)冷却方式にもR8の特徴が受け継がれており、ラジエターは最後部に位置し、冷却気は車体後部左右上面から取り入れ、ラジエターを後から前へ抜け、エンジンルーム前側の下面から排出される。走行風による吸引効果を最大に生かすため、車体下面はスムーズに形成されている。1300G/Sの一部と1600系はリアラジエターではなく、前方のノーズにラジエターを移しました。
R8の1100ccに始まり、その後1100cc、1100ゴルディーニ、1300VC及び1300G/Sにはゴルディーニエンジン搭載、1600にもゴルディーニエンジンを搭載し、1973年には、A310のリヤ・サスペンションを使ったSC、SIなどのエボリューションモデルが生まれました。
バックボーンシャシーとFRP製ボディの組み合わせにより標準的な車重は1600Sが730kg位、1600SCが840kg位、最終型SXが850kgを超える。メーカーが実際の車重よりかなり軽く発表していた。また競技車両にあっては、FRPの積層が薄く作られていたため50〜100kg軽くなっていました。
数々のラリーで、優勝を始め、多くの好成績を収めたA110の最大の武器は、RRによる絶大なトラクションとライバル達に比べ圧倒的に軽量な車重であり、これによりラリー界を席巻し、1973年の初代WRCの栄誉に輝きました。

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今回ヤジマでの作業は、このFRPの運転席下床の作成でした。如何でしょうか?
ヤジマもフレンチやりますよ!笑。。。

速報!!!今一番HOTなHONDA S660試乗

Date :
2015年04月17日
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昨日、紺ビのKさんのお誘いで綱島のHONDAでS660を試乗しました。
オープントップでまさにS660日和でした。
28歳の若者の提案で形にしてしまったのが、まさしくホンダイズムでしょう。
スタイル、走り双方とも軽の域をはるかに超えたSPORTS CARでした。
粋な計らいが、リヤウインド(お弁当箱サイズ)が電動で開き、ミッドシップエンジンに搭載されたターボチャージャーの吸気音がしっかりをサウンドとして届きます。

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Kさん、本気モードで見積もりされました。
何方かKさんの紺ビ購入されませんか?
さてさて何時ヤジマのガレージにお目見えするのでしょうか!!!

オープン2シーターはおやじ2人はまったく似合わないショットですね。

エンジンオーバーホール No.3

Date :
2015年04月12日
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またまた、ヤジマもビックリです!!!ピストンリングが真っ2つ。原因は不明です。もちろん新品交換。

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いよいよオーバーホールも佳境です。仕上げ段階1ヘッド面研磨。この輝きいかがでしょうか?

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仕上げ段階2ブロック面研磨。ヘッド面と同様に丁寧にオイルストーンで磨きあげます。
仕上げ段階3ピストンスリーブホーニング。そもそも、大昔のガソリン・エンジンが直面した大きな技術的課題とは、その大きなオイル消費量でありました。初期のガソリン・エンジンのシリンダ内壁には、ホーニング加工によって出来るクロスハッチと称される細かい油溝が無かったのです。その為にオイルの消費量が著しく、数百kmの走行で1Lのオイル消費は普通でありました。その対策としてピストン・リングの張力を大きくし、シリンダ内壁に付いたオイルをカキ落とす作用を強めたりしたが十分ではなく、遂にはシリンダ内壁に細かい油溝を沢山刻むアイデアが登場し、劇的にオイル消費を低減する事が出来ました。
この発明によってオイル消費を低減しただけでなく、シリンダ内壁とピストン・リングの摩耗を防ぎエンジンの寿命も格段に伸びました。しかしピストン・リングの大きな張力とホーニング加工のコンビは、大きな摩擦力を発生させる事にもなりました。ガソリンが湯水のごとく使えた時代では問題にならなかったが、ガソリンの高騰と環境問題の高まりで、ガソリンの一滴は血の一滴となり、自動車メーカーはエンジン内部の摩擦低減に血眼にならざるを得なかったのです。

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仕上げ段階4クランクシャフト研磨。これは旋盤を使いながら丁寧に磨きあげます。

残りの作業はバルブの磨り合わせです。そして発注しているベアリングが来れば組み立て開始。

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