トラブラー紺ビのKさんのロッカーカバーがミルキーな鍾乳石化しています。
昨年の夏にヤジマスペシャルエンジンを搭載したのですが、どうもブロックの閉め具合が甘かったようです。
右がヤジマスペシャルエンジン、左がノーマルのビアンキエンジン
違いがわかるかな〜〜〜?
皆さんもご存知のようにビアンキのエンジンはOHVオーバーヘッドバルブ(Over Head Valve)という方法でバルブ(弁)の開け閉めをするエンジンのこと。 OHC同様4ストロークエンジンは、バルブと呼ばれる弁がついている。そのバルブが、シリンダーの上側に配置されているので、オーバーヘッドバルブと呼ばれている。 エンジンが動いていれば、ピストンで生みだされた力はクランクによって回転運動に変えられ、クランクケース内に設置されたカムシャフトに伝えられる。当然、カムシャフトはそれによって回転することになるのだが、その際、カム(でっぱり)がプッシュロッドという棒(図中にある細い棒)を押し上げる。さらにプッシュロッドがロッカーアーム(シーソーのような部品)を押し上げ、反対側につながっているバルブが下がる(弁が開く)。 OHVのエンジンは、プッシュロッドが入っている筒が外から見えることが多いので、特徴あるデザインになる。 バルブがシリンダーの上側にあるという点で、OHCもOHVと一緒だが、OHCの方が主流となってしまったため、OHVは従来の意味(バルブがヘッドの上にあるエンジンという意)で使われるようなことがほとんどなくなり、カムシャフトが上にあればOHC、カムシャフトが下方にありプッシュロッドを使うエンジンならOHVということが多くなった。
そこでヤジマスペシャルエンジンは、ロッカーアームの動きをスムースにするために頭をひねり、スペシャルパーツを組み込みました。
右の写真と左の写真の違いは、ロッカーアームの間にあります。ノーマルエンジンではスプリングでロッカーアームの間隔を保っています。これはスプリングが双方を押しているので抵抗が強いです。
ヤジマスペシャルは、アルミパイプで双方の間隔を保っています。これにより抵抗が少なくロッカーアームが動きます。
タペット調整
マシ締めです。
Kさん曰く「ヤジマスペシャルエンジンの本領を知りました!またまたビアンキに引き込まれました!!」
皆様のビアンキもタペット調整如何でしょうか?ビアンキの本領を引き出しましょう!!!