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ダブルバブル治療開始!!!



ダブルバブルのオーナー様の依頼は、1速の時に異音がするとの事でエンジン、ミッションを降ろし点検の開始



原因その1:ギアーにガリ傷があります






原因その2:シャフトの留め金が減っていて周りが悪いです




足回りはスペシャルですね〜〜〜

さてさて次はどこから診るかな〜〜〜

原因その3:ミッションオイル選定ミスかも

ダブルバブル入庫!!!
- Date :
- 2020年03月01日













ABARTH社が設立されてからしばらくの間は、以前開発に携わっていたチシタリアの発展系と言えるレーシング・モデルを極少数製作し、営業的にはフィアット用チューニング・パーツの製造販売が主だった。そのため当初のアバルト社は自動車メーカーというよりは、今で言うチューナーといえる存在だった。
しかし常に頂点を追い求め続けていた創始者のカルロ・アバルトは、自らの理想をかたちにしたクルマでレースに勝ち、これらのモデルを送り出す自動車メーカーとなることを目標としていた。一方でアバルトが送り出すチューニング・パーツは、高いクオリティによる高性能が得られることが認められ、各国で好調な販売を続け経営的にも安定してきた。そんな折、1955年に新たなベイシックカーとして『FIAT 600(フィアット セイチェント)』が登場する。
AB_0910_003_カルロ・アバルトとザガートの美的センスから、『FIAT ABARTH 750GT』は一分の隙もない魅力的なスタイリングを備える。
カルロ・アバルトは『FIAT 600』の基本ポテンシャルの高さを見抜き、それをベースとした高性能版の『FIAT ABARTH 750GT ZAGATO DERIVAZIONE(フィアット・アバルト750デリヴァツィオーネ)』を製作する。排気量は633ccから747ccまで拡大し、鍛造製クランクシャフトの採用を始めとする吸気と排気系の高度なチューニングにより、最高出力はノーマルの18HPから2倍以上となる40HPにまで高められていた。
今で言うチューニング・コンプリートカーで、高性能サルーンが皆無の時代に忽然と現れた『FIAT ABARTH 750GT ZAGATO DERIVAZIONE』は、たちまち圧倒的な人気を集め、レーシング・フィールでも活躍を始める。この成功に気を良くしたカルロ・アバルトは、次なるステップとして量産2座GTモデルの開発を計画する。
AB_0910_004_Mルーフのダブルバブル化と共にエンジンフードにもそのモチーフが盛り込まれ、特徴的なリアスタイルが特徴。
このGTモデルは実績のある『FIAT 600』のサスペンションとフロアパンを用い、先に登場した『FIAT ABARTH 750GT ZAGATO DERIVAZIONE』のパワートレインで構成された。戦闘的で魅力的なスタイリングを持つボディはカロッツェリア・ザガートが担当し、軽量で低重心にするため外皮にはアルミニウムを採用していた。
こうしてABARTH初の量産2座GTとなる『FIAT ABARTH 750GT』は1956年のジュネーブ・モーターショーでデビューする。車両重量は僅か535kgに過ぎず、軽さを大きな武器に750ccながら最高速度は160km/hと、素晴らしい走行性能を実現していた。このような卓越したパフォーマンスと魅力的なスタイリングから高い人気を集め、世界中から注文が殺到するのだった。
この『FIAT ABARTH 750GT』のパフォーマンスの高さを見抜いたコンペティター達はすぐに参戦を開始し、デビュー間もない同年のミッレ・ミリアでは750ccクラスで2位を勝ち取り、1957年のミッレ・ミリアではGT750ccクラスの1位から12位までを占める活躍を見せ、以来数多くの栄光の記録を重ねレースの世界でもアバルトの名を確立させる原動力となった。
last(左)ダッシュボードには必要なものだけが配されるが、ABARTHらしくエンスージアストにとって魅力的なデザインでまとめられている。
『FIAT ABARTH 750GT』は全長3480mmというコンパクトなサイズだけに、キャビンのスペースが限られていた。当初は通常のルーフ形状だったが、ヘッド・クリアランスを確保するべく1957年に登場したシリーズ2から、ルーフにはふたつのコブが設けられた。これは大柄だったカルロ・アバルトを始め、あらゆる体系のドライバーが乗れるようにするための改良だったが、これによりアメリカやドイツでの販売を助けることになった。ちなみに、そのルーフ形状から750GTには“ダブルバブル”というニックネームが与えられ、世界中のファンの間で親しまれている。
こうして『FIAT ABARTH 750GT』は、50年代のABARTHを代表するGTモデルとして大成功を収め、ABARTH社は自動車メーカーとして広く認められることになったのである。『FIAT ABARTH 750GT』は日本にも数多くが現存し、アバルト愛好家の元で暮らしているので、ヒストリックカー・イベントなどでその愛らしい姿を目にする機会も多いことだろう。
▼スペック
1956 FIAT ABARTH 750GT
全長:3480mm
全幅:1340mm
全高:1190mm
ホイールベース:2000mm
車両重量:535kg
エンジン形式:水冷4気筒OHV
総排気量:747cc
最高出力:47HP/6000rpm
最大トルク:
変速機:4段マニュアル
タイヤ:5.20-12
最高速度:160km/h
このお車で
1500万円
所在地
神奈川県横浜市港北区綱島東5
沿線・駅
東急東横線「綱島」徒歩26分
土地面積
42.73m2(12.92坪)(登記)
間取り
3DK
建物面積
40.26m2(12.17坪)(登記)
築年月
1966年10月
が買えますね〜〜〜〜〜〜〜
