Autobianchi A112 abarth 冷却系のトラブル & レストア進行中の赤ビ
- Date :
- 2011年05月22日
- Category :
- A112 アウトビアンキ アバルト | 修理
何故か、ガレージの中がA112で埋ってしまっているヤジマです。4台いるので、お客様がA112で来られると、パーキングもA112で埋り、その中に、パンダ、ブント、が入ってきますので、誰がどーみても、間違いなくイタリア小型車ショップの光景。もちろん、Fiat600の売り出し中も2台収まってってるので、如何に、、A112とFiat600がコンパクトか知れますね。夜は、このガレージで、一族6台が仲良く寝ています。
一時的、外でお預かりいただいてる、ガレージ商品のfiat abarth 1000 TC と、修理途上のVESPAが戻ってくると、大変な事に。
Autobianchi A112 Abarth 冷却系が詰った件 詳細
さて、エンジントラブルで入院しているアンディーさんの白ビ アンディー号(ガレージ界隈ではこう呼ばれてます)
のエンジンの分解と修理を開始しています。
このエンジン、分解してみると、ガスケットの経年変化によるエンジンオイルへの水混入トラブルの他、更に特殊なトラブルに見舞われて入る事が分かりました。
錆びがひどい事に加え、謎のベージュ色物質で、水の通り道が塞がってしまった箇所が何箇所もあり、ガスケットの穴も、あちこち塞がっていたという不思議な現象です。
「土曜日の午後のメンバー」にこの部品を見せると、「市販のラジエターの水漏れ防止剤が固まると、こんな感じになりました」との報告。 可能性としては、その昔、このA112では数年の間、冷却液に水道水か井戸水が使用され(その結果、錆びが酷くなり、水漏れしたので防止剤が投入された後遺症が数十年後に出たか? というような事かな? と推測しています。
写真は穴の塞がったガスケット(塞いだ塊を取った後ですが)
エンジン内部も錆びも腐食があり、ブロックの蓋の内側は。3mmくらいの腐食凹み箇所も。
こちらは、中古エンジンから外した正常な蓋です。パッキングが付いている状態。
腐食は無し。
冷却系の金属パイプもご覧の通り
パイプ内側も腐食でぼろぼろに
エンジンの内部冷却に問題があった為か、ヘッドも多少の面の歪みでていましたので、もちろん、これは真っ先に修正を行いました。 ひどいオーバーヒートを何度か起こしていた可能性がありそうですね。また、塞がった穴も周囲のエンジン温が異常に上がった可能性もあり、均一なオーバーヒート?とも違う事が起こっていた可能性もありました。
まずは、ヘッドを清掃、修正を行いましので、今回のオーバーホールで、非常にすっきりした状態になります。
危機一髪 アンディーゴ号はぎりぎりセーフ
今回の冷却系のトラブルは、手遅れ寸前の入院で、結果的には、折れる 割れる 溶ける までは至らず、運の良い壊れかたとも言えますので、そんな意味では 幸運のA112ですね。
エンジン温度が高めで、下がらない古いA112のオーナーの方は、エンジン内部冷却系の詰も疑っ見てください。
アンディー号については、冷却系の他にも要注意箇所が出ていますが、順調に整備中で、また後でご紹介する予定です。
北海道Sさんの赤ビ、着々進行
エンジンの搭載が無事に終わりました。ボディーが素晴らしく綺麗なので、作業には物凄く神経を使ってます!
ブレーキを中心とした足回りの整備は以前に終えてますので、これからは、細かい部品の取り付けと、配線類の整理などが中心です。
そのボディーのテカリぶりもご紹介しておきます。
A112 abarth Y special!
これまた進行形のYさんのA112は、いよいよ、北米のエンジンショップへ、ウエーバーTwin用のヘッドを発注する事になりました。 相当なポテンシャルを持ったA112になる予定です。 Yさんのご希望により、第三京浜で〇〇を追撃できる仕様という事に。ボディー周りもプチ・カストマイズ予定ですので、相当に注目度の高い1台になる予定!
Vespa通信
ひさびさのVespa通信。 昨年、M隊員がジャンクな台湾Vespaを入手し、フレームの修理に着手したとの事で、ガレージにぼろぼろフレームが運び込まれるはずなのですが、口は先に行くのだか、手が動いてないためか、まだ現物を目にしてないですが、Yさんも、1台ジャンクな台湾VESPAを入手したらしい・・
M隊員のは、ボディーぼろぼろ エンジンはOK Yさんのは、ボディーぴかぴか エンジンは異音が・・・
一時的、外でお預かりいただいてる、ガレージ商品のfiat abarth 1000 TC と、修理途上のVESPAが戻ってくると、大変な事に。
Autobianchi A112 Abarth 冷却系が詰った件 詳細
さて、エンジントラブルで入院しているアンディーさんの白ビ アンディー号(ガレージ界隈ではこう呼ばれてます)
のエンジンの分解と修理を開始しています。
このエンジン、分解してみると、ガスケットの経年変化によるエンジンオイルへの水混入トラブルの他、更に特殊なトラブルに見舞われて入る事が分かりました。
錆びがひどい事に加え、謎のベージュ色物質で、水の通り道が塞がってしまった箇所が何箇所もあり、ガスケットの穴も、あちこち塞がっていたという不思議な現象です。
「土曜日の午後のメンバー」にこの部品を見せると、「市販のラジエターの水漏れ防止剤が固まると、こんな感じになりました」との報告。 可能性としては、その昔、このA112では数年の間、冷却液に水道水か井戸水が使用され(その結果、錆びが酷くなり、水漏れしたので防止剤が投入された後遺症が数十年後に出たか? というような事かな? と推測しています。
写真は穴の塞がったガスケット(塞いだ塊を取った後ですが)
エンジン内部も錆びも腐食があり、ブロックの蓋の内側は。3mmくらいの腐食凹み箇所も。
こちらは、中古エンジンから外した正常な蓋です。パッキングが付いている状態。
腐食は無し。
冷却系の金属パイプもご覧の通り
パイプ内側も腐食でぼろぼろに
エンジンの内部冷却に問題があった為か、ヘッドも多少の面の歪みでていましたので、もちろん、これは真っ先に修正を行いました。 ひどいオーバーヒートを何度か起こしていた可能性がありそうですね。また、塞がった穴も周囲のエンジン温が異常に上がった可能性もあり、均一なオーバーヒート?とも違う事が起こっていた可能性もありました。
まずは、ヘッドを清掃、修正を行いましので、今回のオーバーホールで、非常にすっきりした状態になります。
危機一髪 アンディーゴ号はぎりぎりセーフ
今回の冷却系のトラブルは、手遅れ寸前の入院で、結果的には、折れる 割れる 溶ける までは至らず、運の良い壊れかたとも言えますので、そんな意味では 幸運のA112ですね。
エンジン温度が高めで、下がらない古いA112のオーナーの方は、エンジン内部冷却系の詰も疑っ見てください。
アンディー号については、冷却系の他にも要注意箇所が出ていますが、順調に整備中で、また後でご紹介する予定です。
北海道Sさんの赤ビ、着々進行
エンジンの搭載が無事に終わりました。ボディーが素晴らしく綺麗なので、作業には物凄く神経を使ってます!
ブレーキを中心とした足回りの整備は以前に終えてますので、これからは、細かい部品の取り付けと、配線類の整理などが中心です。
そのボディーのテカリぶりもご紹介しておきます。
A112 abarth Y special!
これまた進行形のYさんのA112は、いよいよ、北米のエンジンショップへ、ウエーバーTwin用のヘッドを発注する事になりました。 相当なポテンシャルを持ったA112になる予定です。 Yさんのご希望により、第三京浜で〇〇を追撃できる仕様という事に。ボディー周りもプチ・カストマイズ予定ですので、相当に注目度の高い1台になる予定!
Vespa通信
ひさびさのVespa通信。 昨年、M隊員がジャンクな台湾Vespaを入手し、フレームの修理に着手したとの事で、ガレージにぼろぼろフレームが運び込まれるはずなのですが、口は先に行くのだか、手が動いてないためか、まだ現物を目にしてないですが、Yさんも、1台ジャンクな台湾VESPAを入手したらしい・・
M隊員のは、ボディーぼろぼろ エンジンはOK Yさんのは、ボディーぴかぴか エンジンは異音が・・・
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