machioの独り言 Fiat Abarth Autobianchi A112

アバルト・フィアット・アウトビアンキA112工房便り

トップページ > 修理

Autobianchi A112 Abarth  フェラーリと共用のサイドフラッシャーランプ

Date :
2011年11月20日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | アバルト
 A112の日から戻って、参加し損なったオーナーから様子についての質問が多く、皆さん、気になってるようですね。ヤジマは、オルタ交換作業に励む傍ら、全国から集まってきたA112オーナーから、ちょっと具合を見て欲しいというリクエストを一杯いただき、大半の時間をボンネットの中を覗きこみながらメンテのコンサルなどしてたもんですから、イベントで何をしてたかは、実はあまり知らないのです。
 感想としては、金色ビアンキさんのように、キャブレター系のトラブルが多いような印象でした。
  こういうミーティングは、名前は知らないけど、車は知ってるというケースも多く、ご挨拶しそびれてしまった方はすいませんでした。 神戸から参加のアンディーさん、高崎の某氏など、遠路はるばるご苦労様でした。
  ヤジマのガレージは、小型のFIAT600 Abarth  A112 系が専門という事もあり、最近は、本当に全国各地からオーナーが修理とレストアにやってきます。というわけで、メンテでお悩みの方は是非横浜までお越しください。
 横浜なら、車を預けたついでに、観光とグルメもできるるというおまけもついてます。 

週末は生憎の豪雨でした。その中でも、週末クラブ員が集まったりしていて賑やかでした。
進行中のYさんのA112を覗きに来る人も多く、いよいよ、ボディー編に入りましたので、何かと野次馬がうるさい時期です。軽量化も進めていますが、リアゲートなど、ガラスを外すと 驚くほど軽いので、ここらへんから手を付けたいと思います。 ついでに、リアウインドウオッシャーのノズルと、ワイパーは外し、真面目に板金で埋めました。このビアンキ、外観は古めのノーマルっぽく決めようという事で、ロールバーなども入れませんか、しっかり軽量化してあって、街乗りで早いという 地味で早い 仕様が目的です。
1eb3555e9b70a0a665c9e26b587e712b



 さて、Yさんの たっての希望により、サイドフラッシャーランプを 初期のA112が採用していた 「フェラーリでも使用していたイプ」に変更することにしました。ガレージに在庫があったはずなのですが、捜索するのが大変なので、たまたまM隊員がアメリカで1組だけ運良く発見し発注したので、、それを使用する予定です。
仕様を見ると、フェラーリ、マセラッティ、アウトビアンキ用とあります。 交差点で、同時代のフェラーリと並ぶと、フェラーリオーナーがA112を見てがっくりくる効果があります。 今週中に到着予定か?

こんな感じです。
 
lamp



TOMOS通信
電気系統が全部復活しました。 ヘッドライトの ハイ・ロー スイッチがあるのに、電球の取り付け座金はシングルフィラメント用だった とか、 ハーネスの束の中に 明らかに後から チョキンした、行き場の無い線が2本もあったとか、どこにも繋がる相手がいないオスコネクターが2個あったとか(むき出しなので危険)、謎の多いハーネス。あとは、ハンドルステムのベアリング交換で、終わり!

重大ニュース
カロツエリア・ヤジマのネット回線が、ついに 光 になりました。 


イロイロ楽しいガレージですので、是非お立ち寄りください。! abarth とVespa とTOMOSのレストアの手伝いができます・・・


Tag
autobianchi  A112  ABARTH  Fiat600  修理  レストア 

Autobianchi A112 junior 強化作戦 & 旧車二輪部発足か?

Date :
2011年07月31日
Category :
ムルティプラ | A112 ジュニア
今週は、グレーのAutobianchi A112 ジュニアの強化作戦を行いました。
オーナーのOさんが日常の足車として使ってるA112です。カメラマンがお仕事という事もあり、故障しないよう、各部の信頼性向上を行なう事となりました。
A112といいますと、アバルト印に人気があつまりますが、ジュニアも大変バランスの良い車です。まあ、A112 abarthの土台の車なので、良いのは当然で、大古車になると、ジュニアの方が乱暴に乗られなかったりして、程度の良い車がAbarh よりも多いとい事もあります。
写真を撮り損ねてしまったので、参考写真として、当時の公式写真を上げておきます。

std_85_autobianchi_a112_junior


autobianchi_a112_junior_7_series_2_84-86-880x609


さて、今週の強化ポイントは、例のシフトリンクの交換とマフラー交換でした。
プラスティック製のシフトリンケージのブッシングが古いA112の最大の泣き所で、これが割れるとシフトができなくなるというパーツで、A112乗りの皆さんがかなりの確度で体験しているトラブルです。
というわけで、定番コースで、早速ピロボール使用の特性リンケージへと交換です。
その他、ワイパーモーターの交換も行いました。

タイミングを見て、オルターネータも国産品へと交換の予定です。
エンジンをA112 abarth モデルへと換装などの案もあり、先が楽しみなジュニアですね。
ちなみに、今までに開けてみたA112 Anarth のエンジンで、そのままなに修理せず蓋をしめられたエンジンは1台もなかったという事もあり、どうせ乗せかえる手間をかけるのあれば、OH済のエンジンを載せ換えた方が賢明という印象も持っています。


さて、週末クラブは、皆さんすれ違いで登場という事で、一緒の時間に集まれば面白いのにという感じでした!
先週のCBX氏は、今週はCBで登場。すれ違いに、FIAT500のSさんが、レトロなスポーツカブで登場し、M隊員は仕事の都合で日曜に登場。 一堂に介すると、まじに旧車二輪会になってしまいます。
二輪のお客様も大歓迎で、レストアのお手伝いもしております。

いつも綺麗なSさんのFiat500
R0010959


旧車2輪部にふさわしいSさんのバイク 当時の広報写真 
imagesCA7I0HKZ


そのほか、Kさんのハンターカブも旧車二輪部入りでしょうか?
目下の二輪部の活動内容は、とりあえず週末に新吉田のヤジマ・ガレージまでツーリングする という内容です。

番外編
最近、ムルティプラのお問い合わせが多く、部品もかなり出しております。 ヤジマでは、ムルティの修理、レストアも実はかなり多く、Fiat600からムルティまで、いろいろお問い合わせ、購入相談などもいただいておりますので、 Fiat600一族に興味のある方は是非ご連絡ください。
スペアパーツのストックも豊富です!(FIAT600系パーツのストック常時在庫のあるショップは、今時かなり珍しいとは思いますが)
ムルティとセイチェント(FIAT600)はパーツが共通でない物も多いので、ご注意ください。
間違ったパーツでおきたトラブル という事も実際にあったりします!








Tag
autobianchi  A112  ジュニア  ムルティプラ  Fiat600  レストア  修理  部品 

暑い中、暑い仕事が・・・autobianchi A112 abarth & PANDAのマフラー

Date :
2011年07月10日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | PANDA
関東地方も梅雨があけ、一層厳しい暑さとなりました。昨夏の猛暑では、暑さにへばった(日頃のメンテが良くなかったので)イタリア小型車が次々入庫してきましたが、今年はどうでしょうか?!

さて、Yさんのパンダの車検準備のため、リフトアップしてみた所、前から疑わしかったマフラーから見事に排気が漏れてる状態でした。以前のオーナが諸般の事情で簡易包帯巻き修理を行っていて、まあ、その限界というわけですね。 このパンダ、最終型なのですが中間マフラーパーツの入手状況が色々な意味で芳しくなく、パーツは作ってしまう事にしました。オーナーと作業スケジュールが合い次第、作業開始です。
入庫次第、マフラーの冷えるのを間っての修理ですが、熱い溶接作業です!。
写真提供Y氏
panda


pandapipe


パーツの入手難から、修理が不可能と修理屋さんに宣告されて、泣く泣く、車を手放すオーナーの方も時々おられますが、ヤジマはアバルト、フィアットのレストアショップですので、「無いパーツは作ればいい!」方針です。
というわけで、パンダに限らず、困っているオーナーの方はお気軽にご相談ください。

ひたすら、地味な作業が続くA112スペシャル
今週も、ひたすら、ボディー周りの下地の手入れを延々と行っているAutobianchi A112 Abarthです。
車体後部のお尻隠し処理がご覧の通り、綺麗にまとまりました。
バンパーレスにしてしまったA112の後部の処理でお悩みのオーナーの方には朗報ではあります。
お尻を隠したい方はご連絡ください。こんな感じで納まります。
sDSC05992



番外台湾ヴェスパ通信
週末に訓練?に励むM隊員の作業は、腐ったフロアを剥ぎ取って、新しいフロアを載せて見る所まで、辿りつきました。最初は、鏨とサンダーの扱いがへっぴりだったのですが、後半は、かなり慣れた手つきに。

作業はM隊員、監督はヤジマ。
腐ったA112の修理に比べれば簡単なのですが・・・・この程度でヘバル隊員。部分的に腐った車のレストアは大変な事を思い知るの図。腐ったフロアパネルを完全削除するオペ。
sDSC05990


交換用パネル(ASEAN製で、板厚はオリジナルの1.5倍!?)を仮止めしてみる。
sDSC05989


とうい具合に、週末は賑やかですので、皆様のご来訪、レストア相談などをお待ちしております。
素敵な体験も出来るかもれません。
Tag
autobianchi  A112  ABARTH  Fiat  Panda  マフラー  修理  レストア  Vespa 

Autobianchi A112 Abalth アンディー号 中央高速で神戸へ!

Date :
2011年06月12日
週末は生憎の天気でしたが、神戸からアンディーさんが修理完了したA112を引き取りに来られ、忙しい週末となりました。
A112 Yスペシャルを進行中のYさん主催で、横浜の歓迎ランチで盛り上がった後、またガレージに戻り、作業続行!!

エンジン周りと冷却系についで、キャブレター周りの最後の調整に色々手間取りましたが、各部の徹底チェックで、無事に、Autobianchi A112 Abarth の小気味良い加速が復活!。古い車の場合は、思いがけない所の動作不良もある という教訓です。

その他、燃料ダンクの中は状態は非常に良かった事をあげておきましょう。
ボディーの腐りと錆びがない(うらやましい人は多数と思われ) というのもアンディ号の特記事項で、今回の機関系のリニューアルで、大変に良い個体になりました。結果としては、オーナーもメカニックも、この個体の中身の状態については把握ができたので、安心して運転を楽しめる楽しい車になりました。
アンディーさん、元気を盛り戻したA112の報告をお待ちしてます!

完調のエンジンと加速に  ウヒヒ顔のアンディーさん A112と神戸へ出発!
sDSC00101


エンジンルーム周りはすっきり。 長年に渡り集積した無駄な部品と回路は大整理!
外した部品の重量は、走りにも貢献!
sDSC00096


アンディーさん持参マフラーも取り付け。 なかなか良いサウンドです。
sDSC00098


かなり手を入れましたので、小さなショップステッカーを貼りました。

sDSC00099


さて、忙しいのは続いてまして、北海道の消防士ASさんのA112も、週明けには納車です。!
こちらも、最後の仕上をしています。
ガレージに集まる週末隊は、ボディーに傷、汚れをつけないよう、あまり近寄らないようにしているようで、完全に箱入り娘状態。


A112 abarth のリニューアルのご依頼の件数が年々増えきています。 エンジンのオーバーホールなど、
それなりに時間もかかりますので、プチリニューアルから、フルレストアなど、お考えのオーナーの方は、早めにご相談下さい。ガレージに来られる方も大歓迎です。!
Tag
autobianchi  A112  ABARTH  修理  レストア  オーバーホール 

Autobianchi A112 Abarth アンディー号のクラッチとミッションのハウジング

Date :
2011年05月24日
Category :
A112 アウトビアンキ アバルト | 修理
さて、アンディーさんの白ビは着々と修理が進んでいます。

磨耗クラッチ
エンジンをおろした際に クラッチも相当減っている事が判りました。
クラッチディスクの固定リベットまで届きかけている磨耗です。
これ以上減ると、クラッチのリベットが露出し、相手側を傷めるので、
交換しないといけない状態。
s_DSC5701


クラッチのベアリングも相当痛んでいて、手で廻すと、ごろごろ音がする状態でした。
ベアリングも要交換。 
s_DSC5703


クラッチカバー側のダイアフラムスプリングも、相当な磨耗をしていました。
要交換状態。
s_DSC5702



ハウジング内側にオイルが・・・・
実は、クラッチ関係の磨耗のほかに、もう一つ問題を発見してしまいました。
ミッション・クラッチのハウジングにオイルがリーク。
ミッション側のオイルの漏れで、オイルがシールされていなくて、液体シールを適当に塗った跡がありました。
そこで、オイルシールを作り、きちんと対応することに。
s_DSC5716



この年代の自動車は、すべての部品が供給されているわけではないので、臨機応変に、無い必要パーツは作る事が必要ですね。
 街の外車販売ショップで、直せない車が出てくるのは、こんな理由もあるのでは と思います。その他、液体シール・パッキング多用車も要注意かも・・・・。
Tag
autobianchi  A112  ABARTH  クラッチ交換  修理 

autobianchi A112 abarth 祭りのガレージと、奇麗すぎるA112!

Date :
2011年05月16日
Category :
修理 | A112 アウトビアンキ アバルト
初夏を思わせるような日が続き、新吉田も新緑につつまれています。 先週の予告通り、ヤジマガレージの中はA112 autobianchi abarth のお祭り状態で、fiat600一族2台に見守られながら、4台の孫(A112)がお祭りしてるという光景です。A112乗りの皆さんが覗きにこられてます。

newpaint

奇麗すぎるA112?
、北海道のファイアーマン!Sさんの赤ビの「全塗装完了」で、もっぱら、奇麗すぎる!?と、古塗装A112のオーナーからジュラシーが。 内装、エンジンなど、多くの部品を外してますので、これから入念に組み立てを行います。この車のエンジンは、以前紹介したエンジン3兄弟のうちの赤エンジンで、丁寧に重量バランス取りを行なった1基です。



アンディー号緊急入院
今週、はるばる兵庫からやってきました、白ビのアンディー号のエンジンの分解が始まりました。
エンジンオイルに水が混入する という、このブログの読者の方は良くご存知だと思いますが、オールドA112特有のトラブルに見舞われており、1年で3台位がこれで入院しています。皆さんもご注意ください。
さて、分解してみますと、以前の新垣号トラブル並の、オイルどろどろ状態でした。
その他に、冷却系統の状態が非常に悪いことが判明。 錆びで、ブロック内の水の通路が詰まっている、ホース、配管の内部が錆びゴミで詰まる、パイプにも穴が・・・ などなど。
その他、オーバーヒートなどで、ヘッドが歪んでるのでは疑惑?などがあり、今週は、そのチェックで忙しくなりそうです。
andy1


andy2

エンジンを開けてみたら、単純なガスケット痛みによる水混入とは言えない様相。
錆びで、そこいらじゅうが 冷却系詰まり状態で、配管も詰まりと穴が・・・


A112も、30年くらい前の車になりますので、abarth印のエンジンといえども、健康チェックは必要でねえ。
A112のメンテナンス、プチリニューアルなど気になる方は、是非お立ち寄りください。 オーバーホール中、レストア中のA112 Abart を何台も見れます!







Tag
autobianchi  A112  ABARTH  修理  レストア  パーツ 

PageTop