2008年04月

2008年04月23日 18:58

アバスクの店舗を訪れるお客様でよく
「ずいぶんきれいになったねー」といってくれる方がおります。

前に使っていた店舗の方は30年近く営業されていたので、
以前を知っている方は大体驚かれます。
店舗がかなり古びた状態でしたので・・・

このボロボロ状態の居抜店舗をきれいに改装してくれたのが
佐々木設計事務所の佐々木龍朗さん。
知人の設計士さんから私たちの感覚を汲んでくれそうな方を
ということで、紹介してもらったのがきっかけでした。
ウチのササキさんと紛らわしいので「龍朗さん」って呼んでます。

普段はあまり店舗の設計はしないようで、
(どちらかと言うと都市計画的なかなり大きな仕事や
大学講師の仕事が多いそうです)
飲食店の設計はアバスクが2店舗目。

体格が物語るように(!?)「食」に関しては
かなり詳しくて、いろいろなお店を食べ歩いていたようです。
僕たちの店舗計画を話した時から
「早く和田さんの料理を食べてみたい!」
といって頑張ってくれました。

最初はまだ店舗も見つからないうちに話だけが進んでいて
物件情報が入るたび時間のあるときに物件を見に行ってくれて
電源とかガスとかのインフラがしっかりしてるとか
建物自体の強度とか素人ではわからない
物件の良し悪しをアドバイスしてくれました。

でも僕たちがこの物件に決めたときはかなりびっくりしていた様子。
もう少し大きな物件で捜していたのを(物件がないので)諦めて
スケールダウンしたところに出てきた物件を
私たちが即決してしまったので・・。

「場所はいいけど、、、かなり狭いね〜」
「カウンターはこれだと出来そうもない」
と言ってましたが、そこはプロの設計士、見事形にしてくれました!
席数も何とか希望通り21席を確保してもらい、
もともとは倉庫のような細長いL字のデッドスペースが
現在のカウンターとバックバーに生まれ変わりました。

Image036







天井もすごく低くて圧迫感のある狭い店舗だったところ
真ん中のハリ(ビルの躯体でどうしようもない)からV字にしたことで
かなり広く感じられるようになりました。

Image035







「狭い」というどうしようもない条件の中で、
僕たちの作業スペースを希望通りに造ってくれたので
コンパクトで機能的な店舗になりました。
他にも飲食店で大事な何気ない小さなポイント
(大体は使い始めて気がつく事が多い)
をしっかり把握して設計に取り入れて頂きホントに
使いやすい店になりました。ありがとうございます!

今回龍朗さんとアバスクの店舗を作りあげて行く過程で思った事
・やっぱりその道のプロって凄い!ってこと。
・建築設計という仕事、形に残ってその利用者が喜んでくれる。
なんてエキサイティングな仕事!うらやましいと思いました。
・人に喜びを与えてその対価としてのお金をもらう・・
大きな括りでいえば飲食業と同じサービス業なんだなぁと思った。

僕らはその店舗でよりたくさんの人に喜びを与える事ができる。

って、まだまだ手前味噌ですがそんな事を思いながら毎日
働ける場所があること、飲食業が出来る事に感謝しています。

オオヤマ



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2008年04月19日 20:33

東京版が昨年11月に出版されて話題になったミシュランですが
本場フランスのは3月に2008年版が出ました。

有名店の動きは皆さんご存知として、
今回はワダシェフが2004年から2005年にかけて
約1年半修行していたバスクのレストランの情報を。
(そんな田舎町のレストラン情報なんてどうでもいい!
なーんて言わないで下さいね)

サン・ジャン・ド・ピエ・ド・ポー(St-Jean-de-Pied-de-Port)
にあるオテル・デ・ピレネ(Hotel des Pyrenees)の
レストラン シェ・アランビッド(Chez Arranbide)
が2つ星に昇格!

昔はもともと2つ星だったらしいのですが、シェフが高齢らしく
足を悪くしてから1つ星に落ちていたそうです。
現在は息子(97年に3つ星になったジャルダン・デ・サンスで
修行していたらしい)に代替わりして、親子二人がメインで
運営しているそうです。
ワダシェフは父親の方(おじいちゃんって呼んでるけど・・・)に
ずいぶんと可愛がってもらったらしい。

昔働いていたレストランが高い評価を受けて
やっぱりうれしいんだろうね、「ブログに書きましょうよ」
とワダシェフ。

自身はミシュランなんて興味ないなんて言ってるけど、
昨年冗談で「アバスクもキッシュで星とるぞ(笑)」
なんて言ってたからね〜、ちょっとは気になってんのかな?

でも、もし2009年のミシュラン東京にアバスクが載ったら
50音順だからかなり前に出るよね!(笑)

オオヤマ

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もうお気づきの方も多いと思いますが、
先週から店舗「アバスク」が入居している松下ビルがリニューアルしています。

30年位前に建ったビルなので私たちが借り受けた時点でも
かなりボロがきていて、居抜物件でしたがほとんどを造り直さないとダメな状態でした。

しかし今年3月からビル全体の所有者が代わり、
5月末までに外装、設備、防水、階段部分や集合ポストなどを
リニューアルすることになりました。

もうすでに店舗の前に足場が組まれて
ビル全体が布で覆い隠されている状態になっています。

完成イメージを見ると今まで青のタイル張りだったところを
茶色の木のような素材に張り直すとのこと。
白い部分はアバスクの外壁と同じ塗料を使うらしく
どうやらビル全体がアバスクのイメージカラーに合わせて
リニューアルするらしい!と、勝手に都合よく考えてしまいますが
ホントにそんな感じなんです。

イメージ図↓
Image026











ビル自体がきれいになって設備も新しくしてもらって
入居している私たちにとってはうれしい限りですが、
今度更新の時に家賃がものすごく上げられるんじゃないかとか
ヒヤヒヤしているのも事実。。。
新しいオーナーがどんな方も知らないうちに決まっていた話なので
正直今後どうなるのか。。。期待と不安。

でもビル全体の外観が変われば交差点のイメージも多少
変わるでしょうし、それが渋谷二丁目のさらなる活性化につながり
西麻布に負けないくらい活気ある交差点になってゆけばいいな〜
なんて大きな妄想(!?)もしています。
(2年後には反対側にアクサ生命の25階建てのビルもできるそうです!)

ということで、アバスクは渋谷二丁目交差点のイメージアップに
少しでも貢献できるようにこれからも頑張り続けますので、
今後とも応援を宜しくお願いします!

オオヤマ


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2008年04月17日 14:39

皆さん、15日発売のPen(雑誌)見ました?
「バスクの旅へ。」
コンビニで見つけて即買いしちゃいました!
超バスクの特集でワダシェフも「これは俺も買おう」と。

実は2ヶ月位前にPenの編集スタッフが「バスク特集」するので
バスク料理の予習しに来ましたとアバスクに来店。
ワダシェフといろいろ話して事前情報を聞いていたようです。
バスク取材の直前だったようで、最初はやけに詳しくいろいろ聞いてくるなとは思っていたのですが、こんな素晴らしい特集をしてくれるとは!!

ついでにアバスクも載せてくれれば良かったのに・・・なーんて。

でもでも素晴らしい特集ですので機会があれば是非、
立ち読み・・いや購入してください(笑)

バスク料理が食べたくなりますよ!

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2008年04月11日 14:01

アバスクのシェフを務める和田直己(1977年6月4日生まれ)

若干31歳の若さで四十肩になりました(笑)

最近右肩が痛いと言うので冗談で「四十肩なんじゃないの〜」
なんて話してたら、病院でホントに「こりゃ、四十肩だね」
といわれたそうです。

調べてみたところ・・・
男女の差もなく、利き腕とか運動習慣とかでも
発症頻度の差はなく原因とかは不明なんだそうです。
40台以降の人に起こりやすい症状だから
四十肩・五十肩とか言うらしい。
ずっと続くものでもないからほっとけば
自然と治るらしいので、安心しましたが・・・。
しばらくは腕を良く回して関節を動かしてると治りが早いそうです。

なので最近右腕をぶんぶん振りまわしてるワダシェフ
この間回しすぎてダクトに手を思いっきりぶつけてました(笑)

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2008年04月08日 15:16

今回は、私オオヤマとササキが長年お世話になったお店を
紹介しようと思います。

Museum1999 ロアラブッシュ
アバスクからもすぐ近くの青山のフランス料理店で
大正時代の旧男爵邸を改装した一軒家のレストラン
最近、古民家をレストランにした店もかなり多いですが
81年オープンなんで、そういった意味ではハシリですね。

私オオヤマが入社したのが97年12月17日(今でも忘れない!)
初めての店でクリスマス直前の忙しい時期でテンパってましたねー

そのころはまだThe House of 1999ロアラブッシュという名前で
渋谷のはずれにこんなすごい店があったのかというのが第一印象
初めて会った中嶋シェフは寡黙で威厳があって
かっこよかったですね(あ、もちろん今でもかっこいいですよ!)

B1のプールバーと2Fのバー+屋根裏部屋が会員制のクラブで
(現在は2Fと屋根裏部屋のみが会員制)
どちらも隠れ家的な妖しい魅力を放っていて
まだ若かった自分はこんなかっこいい店でソムリエとして
働けていることを誇りに思いました。
2000年には大規模な改装をして、当初他人が
所有していた別棟部分(現在のロマネとかラベンダーのある部分)
を買い取り、中庭も広げテラス席をつくり(メインダイニング)
現在の形に。
ちなみにこの別棟部分ってのが当時すごい状態で
現在のきれいな状態からは想像も出来ないほどボロボロ!
皆で懐中電灯を持って探検したなぁ、、、
中庭も当時は林の様になっていて、皆で木を切ったり
抜いたり・・開拓しました。
サービスマンの仕事じゃあないですよね(脱線しました)

オーナーが変わってからは、さらに細かい改装を繰り返して
大正時代のアンティークな良さを損なうことなく見違えるほど
きれいに生まれ変わりました!

中嶋シェフの料理は繊細で上品、大人の味わいというのか
渋い魅力、いぶし銀のようなイメージで和食のような余韻を
楽しませてくれる料理が多く、どれも素晴らしい美味しさです。
他のスタッフも皆楽しく優しい人間ばかりで、中嶋シェフの
人間性がこうした職場の雰囲気を作っているのだと思います。

決して安いお店ではないですが、デートや記念の日
接待に利用すれば相手を喜び驚かせ、
満足してもらえることは間違いないと思います。
行ったことのない方は、是非一度足を運んでみてください。

まだ内側から書いているような感覚ですが
本当に素晴らしいお店でおススメです。
http://www.1999group.com

10年近く働いたお店でいろんな思い出があります
気が向いたらまたロアラブッシュ時代の出来事を
書いてみようと思ってます。

オオヤマ


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2008年04月01日 21:11

今日は世間で言う「エイプリル・フール」である。

世界的な「嘘をついてよい」とされる日で
起源とかいつどこで始まった習慣かとかまったく不明との事。

日本では「四月馬鹿」というらしいが・・・
「馬鹿」って・・ねぇ、どうなのよ?って感じでしょう?

フランスでは「ポワソン・ダブリル」(四月の魚)と言うそうです
日本とはえらく違いますね!

この「ポワソン・ダブリル」って諸説あるようで
いろいろと調べてみたところ・・・
(かの「ウィキペディア」には出てませんでしたが)

フランスのある地方では4月1日が川や湖の魚漁の解禁日のため
大人たちがこぞって魚釣りに出かけるが、まだ寒いこの時期に
なかなか釣ることが出来ず(魚にだまされて)帰ってきた大人たちを
家の子供たちが紙で作った魚を「紙の魚がつれたぞ!」って
体に貼り付けて馬鹿にしたとか何とか・・かわいい話ですよね?

でもこれが「エイプリルフール」と関係しているのかも知れませんね

その他4月1日に魚の形をしたチョコレートを送る
フランス式バレンタインデーだったり
魚の形をしたパイやチョコレート作ったりと・・・
とにかくまあ魚なんですよ。それも鯖!

という訳で、アバスクではフランスの「ポワソン・ダブリル」
(4月の魚)を採用して、おすすめメニューに魚料理を追加しました。
別に紙でもないし、鯖でもないんですけどね

とりあえず今日の魚料理は「鮮魚のパエリヤ」と
「鱈のピルピル」がグランドメニューにあって
おすすめで「鮮魚と南仏風野菜のグリエ、黒オリーヴソース」
と3種類もあります!(4月末迄やる予定です)

肉がメインなアバスクでこんなに魚料理が食べられる時期は
4月だけですよ!

オオヤマ


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