2009年11月21日

クリス・ブートチェック投手、ホセ・カスティーヨ内野手獲得へ

横浜ベイスターズは、新外国人選手として、クリス・ブートチェック投手とホセカスティーヨ内野手の獲得に乗り出したようだ。

クリス・ブートチェック投手


2007年には158キロを記録した速球派投手。
変化球はスライダーを持っているようで、奪三振率は高め。
キャリアハイは2007年にメジャーで51試合に登板し、防御率4.77を記録したシーズンだろう。
それ以外のシーズンはマイナーで活躍していたようで、今年は奪三振率は11.6とイニング以上の奪三振を記録。
42.2イニング投げていながら四球はわずか7個で、被本塁打はわずか1。
ただ気になるのはこれで防御率が3.22と際立つものを残していない点だろうか。
被安打も40本とイニング以下に抑えているにも関わらずだ…。
ピンチに弱いタイプなのだろうか。
上記の動画を見ると、割と高めにボールが浮いており、ある程度浮いても力で押し切れるかどうかがポイントとなる。
また、テイクバックが小さくタイミングを取るのは難しそうだ。

球団編成はブートチェックをクローザーとして想定しているようだ。
抑えが未知数の外国人選手だと痛い目を見ることがある。
ベイスターズもホワイトサイド・ヒューズで痛い目を見たのも記憶に新しいところ。
山口をどう起用するかがまだ不明だが、山口を後ろに回すのであれば、山口をクローザーにして、ブートチェックをセットアッパーにした方が、リスクは少ないのではないだろうか。


ホセ・カスティーヨ内野手


メジャーでも実績充分でかつ、年齢的にもこれからというカスティーヨ。
昨年は台湾でプレーしていたようだが、なぜこれほどの選手が台湾に行ったのかは不明。
上記の動画は台湾でのプレーだが、驚異的な肩の強さが分かる。
あまりに肩が強くて笑ってしまった。
他にもメジャー時代のも含めて守備の動画がYOU TUBEでアップされているが、肩だけでなく、守備範囲も広い。
台湾ではサードを守っていたようだが、本職はセカンド。
入団時はショートだったとのことで、内野はどこでもこなせるのであろう。
メジャー通算打率も.254と決して正確性がないわけではない。
14本の本塁打を記録したこともあるようにパワーもある程度ある。
狭い横浜スタジアムならば、3割20本クラスのバッティングを残す可能性もあるだろう。
守備重視で打撃も主軸を期待されていないことからも、少々打てなくても起用され続けることになるだろう。
また、起用されているうちに日本野球にアジャストしてバッティングも開眼する可能性は高い。
石川の成長に期待したいところもあるが、層が薄い二遊間の候補として、カスティーヨはぜひとも獲得してもらいたいところだ。

2009年11月16日

尾花ベイスターズ号出港〜果ては無敵艦隊かタイタニックか?

 ついに待ち焦がれた新監督が発表された。
 尾花新監督に期待したいこと三点を中心に話を進めてみたい。

1. 長期政権の維持
 今回は3年契約を結んだということだが、これは絶対守ってもらいたい。
 ベイスターズは監督が長く続かない。
 三顧の礼をもって迎えた森氏をあっさり首にする場合もあれば、牛島氏のように三行半を突きつけられるなど、三年という壁を中々突破することができない。
 牛島氏・大矢氏就任の際にもこのブログで書いたような気もするが、長期政権なくして世代交代はなされにくい。
 短期政権の可能性があれば、指揮官は今年二流でも三年後一流に育つ可能性のある若手は起用せず、現在一流半で三年後は引退しているような選手を起用する傾向が強くなる。
 センターラインを中心に世代交代が急務なベイスターズにおいて、先を見据えた上である程度我慢して起用できる環境が必要だろう。
その為にも、尾花新監督には最低でも任期三年は全うして頂かなければならない。

2.投手陣再建
 これはオーナー、社長ともども話していたが、投手陣再建に期待する部分は大きい。ベイスターズの若手投手は、そこまで他球団の投手と比べて力が劣っているとは思わない。配置転換なども含めて、一度リセットされた視点で見てみる価値はあるだろう。育成手腕などは、一部疑問を呈す声も聞こえるのがやや不安ではあるが、チーム防御率3点台前半を目標に置くという。正直現在の横浜スタジアムとボールでは達成はかなり厳しいかなと思わないでもないが、尾花新監督の宣言を素直に真に受けて期待したい。投手陣が壊滅的だった巨人の投手陣を、同じく狭い東京ドームを本拠地にしているにも関わらず見事に立て直した手腕は期待できるのではないだろうか。(二軍の小谷コーチの効果も大きいとは思いますが)

3.アナライジングベースボール
 何年か前に、セイバーメトリクスを導入するという話が出てきた記憶があるものの、どうやら立ち消えになってしまったようで、それどころか神奈川新聞の特集記事などを読む限りでは、情報戦略は他球団に比べて大きく出遅れているのが現状のようだ。就任会見で、アナライジングベースボールと銘打ち、「ベイスターズはこれで戦う」という方向性を示したのは個人的に好印象。あまり批判はしたくないが、大矢前監督が掲げた「なせば成る」は、今になって思えば「何をなすべきなのか?」がいまいち分かりづらかった。チームとして何をなすべきなのかが見えないままで、結果的に「なさねば成らぬ何事も」となってしまったのではなかろうか。
 今まで情報分析に長けていなかったと思われるが、あえてそれを武器にするというのはかなりの苦労が予想される。あえてそれに挑む新監督の心意気を買いたいところ。

 異例の客船マリーンルージュで行われた尾花新監督の就任会見。その航海はどのようなものになるのであろうか?向かう所敵無しだった無敵艦隊となるのか、それとも初の航海で沈んだタイタニックとなるのか。。。尾花新監督は羅針盤として「アナライズ(情報分析)」を掲げた。それがベイスターズを優勝に導く羅針盤となるのか?羅針盤として機能するのか?新生ベイスターズ号の新しい舵取り役、尾花新船長の手腕にかかっている。



2009年11月12日

遅れてきたドラフト隠し球〜杉原洋獲得〜

本物の隠し球が出てきた。
元ロッテ杉原洋獲得には驚いた。
杉原は2003年ドラフト3巡でロッテに指名され入団。
将来を渇望された大型右腕だったようだが、肩の故障もありわずか3年で退団。
その後NOMOベースボールクラブに入団し、故障も癒えエースとして復活していたようだ。

元プロということでドラフト指名する必要はなく、昨日行われたトライアウトも参加していなかったようで、前々からこの交渉解禁での獲得は計算通りということであったのだろう。
私自身、ロッテ在籍時代に見たことはなかったようで、現在の実力も不明。
体付きは高卒時より10キロ体重が増えているようで、体はできていそうだ。

ドラフト終了時は即戦力投手が少ないことを指摘されていたが、まさかこういう裏技を使ってくるとは思いもよらなかった。
杉原がどの程度の実力の持ち主か分からないが、ここは素直にフロントの働きを評価しておきたい。




2009年11月09日

清水直行⇔那須野巧・斉藤俊雄トレード成立

ついに大型トレードが現実のものとなった。

9日ロッテ清水直行とベイスターズ那須野巧・斉藤俊雄のトレードが発表された。
今回はこの3人を軸に話を進めてみたい。

なんとしても先発投手が欲しいベイスターズにとって、清水の加入はかなり大きい。
これで来季の先発は三浦・ランドルフ・清水・寺原の4人までは確定。
他球団でエースを張ってきた投手の加入は、年も近い三浦にとっても良い刺激になるだろう。
昨年の今頃は、三浦のFA流出が囁かれており、ローテは寺原・小林...っと三人目から名前を挙げられない状態だったが、随分マシになったと言えよう。

来年FA取得予定の村田・内川の主軸を残留させるための一番の鍵は、停滞感の打破ということではないだろうか。
来年もぶっちぎりのテールエンドに終わってしまうようでは、金銭以外の部分で見切りをつけられてしまう。
そういう意味では、来年オフに海外移籍してしまう可能性のある清水の獲得は博打かもしれないが、来季の順位を上げるには効果的な策であろう。

最近は、那須野と斉藤をgoogle検索して辿り着く方も多いようなので、がっかりさせないように、那須野と斉藤についても述べておこうと思う。

那須野巧
ドラフト時は超目玉という存在だったが、横浜では残念ながら大器を完成させることはできなかった。
持ち味は長身・長い腕から放たれるストレートだ。
特に好調時には右打者の内角にクロスファイヤーを投げ込み、詰まらせるのを持ち味とする。
140キロ以上を平均で記録している時は好調時で、ストレートで強気に押せばそれなりの数字を残せるだろう。
ただし、那須野については大きな問題が二つある。
一つ目は今年の故障についてだ。
以前肩の手術をして以来球速は滅多に140キロを記録しなくなってしまった。
さらに今年は故障で長く登板することができなかったが、その故障の影響は来年ないのであろうか?
秋季キャンプではブルペンに入るレベルには回復したようだが、やや心配ではある。
二つ目は成長の無さ。
大魔神佐々木が解説に入って、那須野が登板する度に下半身が太くならないのを嘆かれている。
また、タブロイド紙では、投内連携で那須野がチンタラプレーしていたのを怒った同級生の内川に対し、那須野が逆ギレして練習を切り上げて帰ってしまったという記事もあった。
プロ入りの際にも、日大の後輩に「那須野さんは練習しないでプロになれて良いですね」とコメントされてしまったように、少なくとも練習熱心なタイプではないようだ。
こう考えると那須野にとっても環境を変えてみるのは悪くないように思える。
07年春先、140キロ中盤を連発し、日本代表一次候補に選ばれたのが、那須野のプロ入り後のピーク時だろう。
ただ新天地で気持ちを入れ替え、肉体改造が達成されれば、ロッテにとって思わぬ拾い物となる可能性は充分に秘めている。

斉藤俊雄
入団以来目立った数字は残していないものの、歴代首脳陣からの評価はなぜか高かった斉藤。
売りは肩だろうか。
一時期二軍で盗塁阻止率4割以上を記録したこともある。
斉藤の課題は二つ。
一つ目はバッティング。
構えなどは強打者のような力感のある構えなのだが、なにせボールに当たらない。
二つ目の課題はキャッチング。
今シーズンも少ない試合出場で二つの捕逸をしているように、入団以来捕逸は多め。
どうもフットワークが悪く、グラブだけで取りに行くことも目に付き、この辺りは要修正。
首脳陣が早くから実績のわりに一軍キャンプに抜擢していたり、二年連続くらいで一番伸びた選手と言われたりと、何かと評価は高く素材も良いのだが、現状ではまだまだ素材型を抜け出せていない。
一時期交換要員として新沼の名前も挙がったが、完成度では新沼がやや上。
年齢的にも武山とほぼ同年代で、斉藤と同タイプの黒羽根が順調に伸びていることを考えれば、斉藤がトレードとなったのも頷ける。
今回のトレードはベイスターズ側から見るとかなりおいしいのではないだろうか。
もちろん清水にもそれなりにリスクはある。
来年のFA、年齢、高年俸…全く活躍しない可能性ももちろんあるであろう。
交換要員が下園・内藤あたりが指名されたなら正直手放しでは喜べなかった。
正直那須野がベイスターズで開花する可能性があまりなかったと考えるのと、清水が来年当たり年、交流戦の成績などを考慮すれば、ベイスターズにとってハイリターンになる可能性が高いトレードと言えるのではなかろうか。

さらにロッテ橋本、日ハムスレッジの獲得に動くという景気の良い話が続いているが、日ハム放出がほぼ決定した藤井も獲得に動くべきだろう。
戦力補強が手当たり次第になると風当たりも強くなるだろうが、何はともあれ最低でもCS争いが出来るレベルまではしないといけない。
もうリーグのお荷物はまっぴらゴメンだ。



2009年11月04日

台湾人投手3人をテスト

先日、台湾からのテスト生3名が秋期キャンプに参加したことが報道された。

八百長問題が日本でもクローズアップされているこの機会に、今回は台湾球界事情について話を進めてみたい。
台湾は中国と異なり、野球文化が根付いているようで、バルセロナ五輪では銀メダルを獲得するなど、10年以上前は韓国よりもレベルは上だったと言えるのではないだろうか。
さらに高校生レベルでは、AAA世界野球選手権大会などで結果を残している。
ここ10年(世界選手権とアジア大会が一年おきで開催)では、アジア大会では優勝2回(日本1回、韓国2回)準優勝2回(日本1回、韓国2回)、世界選手権では優勝0回(日本0回、韓国3回)、準優勝2回(日本1回、韓国0回)と、アジアの中ではかなり優秀な成績を収めている。(世界選手権は日本不参加の年もある)
では、それだけの逸材が揃う台湾高校球児はどこに行ってしまうのであろうか?

どうやら才能豊な台湾高校球児は、MLBに青田買いにあっているようだ。
アメリカに渡っている台湾人選手は、韓国人選手より多いようで、日本人選手・韓国人選手がそれぞれまず自国内のプロ野球リーグに進み、実績を残した選手がアメリカに渡るというケースがほとんどだが、台湾人選手の場合は自国内プロ野球リーグに進まず、直接アメリカに渡っているようである。
しかもここ近年は中学卒業後に海外に渡るケースもあるようだ。

中卒→海外プロという流れを最近日本国内で採用しているのが巨人。
先日残念ながら巨人育成枠を自由契約となったリン・イーハウは、15歳で入団。
156キロをマークする本格派ながらも絶望的な制球難で18歳にも関わらず今年オフに自由契約を言い渡された。
いくら制球難であっても、通常日本人の18歳が156キロを出せばそう簡単に自由契約にならないと思うが、あっさり自由契約にする辺り、リン・イーハウ以上の台湾人投手がゴロゴロしているのかもしれない。(単純にリン・イーハウが故障や他球団への移籍を希望したのかもしれませんが...)

ただし、本物の逸材の獲得にはそれなりに費用がかかりそうだ。
今年大ブレイクを果たした中日チェン・ウェインは契約金に8000万がかかり、ヤンキースのワン・チェンミン(王建民の方が通りが良いか)は約2億円の契約金を支払っているようだ。
さらに台湾の場合、兵役の問題もあり、20歳になると1年間野球から離れなければならないというリスクがある。(ここら辺はあまり詳しくないのですが、阪神ジェンは入団前に兵役問題を解決しているようで...)
ただ、今年入団した阪神ジェン・カイウンは、日米数球団が獲得に動いたにも関わらず契約金2000万、年俸1000万で契約したように、最近はわりと抑えられるのかもしれない。

さて、今回ベイスターズが目をつけた頼鴻誠(ライ・ホンチェン)だが、野球歴は非常に浅いようだ。
中学三年から野球を始め、高校一年の時点で140キロオーバーを記録。
高校二年生の時には、チャイニーズタイペイ代表としてAAAアジア野球選手権に出場。
日本戦でも登板し、2回2/3イニングを投げ被安打4暴投1自責2という成績を残したようだ。
不確かだが、メジャー球団が接触し渡米したこともあったようで、本人もランディ・ジョンソンに憧れ、第一志望はメジャーだったようだ。
さらに昨年の段階では、日本に行くとコーチにフォーム修正されてしまうということで、日本行きを考えていなかったようだが、こないだの報道では「欲しいと言われれば、ぜひ行きたいと思う」とコメントしているように、どうやらメジャーからは肘鉄を喰らった模様。
左腕で最速151キロということで、素材的にはかなり魅力的だが、野球歴の短さなどを見る限り恐らく課題は満載の素材型なのだろう。

またライ・ホンチェンと同じくベイスターズでキャンプに参加している鄭文豪(ゼン・ウンハウ)もメジャーが目をつけており、林ユウ清(リン・ユウチン)も先日行われた第38回IBAFワールドカップにも出場(成績は3勝1敗防御率3.48)。
キューバ戦にも登板し1回を2奪三振無失点で抑える好投を見せたようだ。

八百長問題で揺れる台湾野球界。
今後若き逸材が続々流出する可能性は高い。
その素材の高さに比べると、日本人選手をドラフト指名するよりも費用対効果は高そうである。
パイプを作るためにも、ぜひ今回のテスト生は支配下・育成関わらず獲得してもらいたいところである。




2009年10月31日

ベイスターズ、金銭トレードでロッテ清水直行の獲得を狙う。

ドラフトの余韻冷めぬ内に、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
なんでも、清水が今オフにFA宣言を行わなければ、金銭トレードでの獲得を目指すという。
「ウチにとって最大の補強ポイントは投手。清水選手は素晴らしい投手だが、正式に行使しないことを表明するまでこちらは何とも言えない」というような横浜関係者のコメントが日刊スポーツに掲載されており、横浜側が清水獲得に動いているというのは、かなり信憑性が高そうである。
また、その他FAでの補強については、ロッテ橋本の獲得については清水関係なく目指す方向のようだが、清水を獲得できた場合は、日ハム藤井からは撤退する模様だという。

記事全体としては横浜にとって都合の良いことが羅列しており、ロッテ側の関係者の談話等意向は全く読めない内容となっている。
ただ、清水直行については、阪神がトレードでの獲得を検討していたニュースが二年連続して出ていたこともあり、ロッテ側も清水についてはトレード要員にしていたということも考えられなくも無い。
また、来季年俸推定2億8千万と高額で、成瀬・渡辺・小野・小林宏といった従来のローテ陣に加えて、今季は唐川・大嶺といった若手の台頭もあり、ややローテ候補がだぶ付いている感がある。
それならば、高年俸の清水を放出して、新外国人選手の獲得・FA補強に乗り出したいというのも分からないでもない。
ただ、ロッテ側の関係者の話も未だ出ていないこともあり、事態の推移について見守りたい。

獲らぬ狸のなんとかになるが、清水獲得が成功するならばこれは大きい。
来年35歳という年齢と、被弾癖はやや不安ではあるが、ロッテのエースを長年張った経験と実績は確かなものがあり、故障さえなければローテの一角として活躍してくれるだろう。
また、清水の成績を見るとここ5年くらいは隔年傾向があり、来年は当たり年になることも申し添えておきたい。
グリン・ウォーランドが解雇となり、ポッカリ空いた228イニング。
これを埋めないといけないのだが、清水が今年並の144イニングを埋めれば、残りは今年通年で働けなかったランドルフ・寺原で悠々埋まるはずだ。

問題は先にも述べたが、来季2億8千万にも昇る高額年俸。
昨年オフ二年契約を結んだこともあり、年俸は据え置きとなるだろう。
補強費5億ということだったが、ロッテへの金銭補償も考えると半分以上どころか大半を費やすこととなる。(ドラフトの契約金等々も5億に入っているのか!?)
これに橋本をとなると、外国人選手は多くて2名となってしまいそうだ。
海のものとも山のものとも分からない外国人選手3〜5人と清水を天秤にかけることになりそうだ。





2009年10月30日

2009年ドラフト総括

来年から新人としてベイスターズのユニフォームに袖を通す選手がほぼ決まった。

当初は指名された選手を個別に紹介しようとも考えたが、指名された選手のことを残念ながらよく知らないということと、他のサイト様・ブログ様ですでに詳しく紹介されているので割愛して、今回は私なりにいくつかポイントを挙げて、ドラフトの総括をしてみたいと思う。

1.地元密着
指名した7名のうち、地元神奈川の高校出身なのが2名。
堀井チーフスカウトに「フロント(の陣容)も替わって、地元横浜に密着していこうという、その第1弾。筒香君は長打力もあるし、村田の後の次世代としてとりたい」っというコメントがあったように、これからは地元神奈川を意識したドラフト戦略がとられることになりそうだ。
また、スカイAでの中継を見ていると、横浜に指名の順番が回ってきた際に加地新社長が話しているシーンが見受けられた。
地元優先志向は新社長の意向が大きいのかもしれない。

2.弱点補強
補強ポイントはとにかく即戦力投手。
即戦力という観点では二位で加賀、五位で福田を指名。
強いて言えば、二位で立命の藤原が残っていたので藤原を...っと思わないでもなかったが、スカウトは藤原よりも加賀の力を評価したということであろう。
ここら辺は私よりも選手を多く長く見ているスカウトの眼力を信じるほかない。
左腕投手については、私的には特に左腕だからということで指名する必要はないように思えた。
左腕投手は、力押しできるのが吉見・加藤康・石井、技巧派は田中・佐藤、これに加えて故障からの復活で那須野がおり、数的には問題ない。
力落ちの左腕を獲得するならば、石井・那須野の復調と田中の成長に賭けるという判断は分からないでもない。
この点については、スカウト陣が右左関係なく使える投手が加賀だったのだと解釈することにしたい。

また、投手陣については山口・小林・藤江・高崎・桑原・小杉・田中・佐藤・阿斗里ら素質ある投手が揃っており、あえてドラフトで補強というよりも、彼らの登板機会を増やして底上げを計って成長を促すという方向性なのだろう。

ただ注文をつけるとすれば、二遊間の選手が欲しかった。
恐らく来年も藤田・石川が基本線で、山崎・梶谷あたりを一軍で絡ませていくのだろうが、残りは野中・北川、それにフェニックスから二塁にコンバートされた北辺りを起用するのかもしれないが、故障者が出ると実力的にも人数的にもかなり危うくなる。
トライアウトで必ず補強する必要があるであろう。

3.スカウト削減の影響はあったのか?
三年前に↓のような記事を書いた。
http://blog.livedoor.jp/abc0451/archives/50522961.html
この三年で大きくスカウトの陣容は変わり、現在もベイスターズのスカウトとして在籍しているのは、堀井氏のみ。
必然的に経験が長い堀井氏がチーフスカウトになっているが、まだスカウトになって四年目。
さらにドラフト前に銚子・進藤両スカウトに解雇通告されることもあり、がたがたの状況でドラフトを迎えた。
31日付けで発令されるようなので、銚子・進藤スカウトが担当していた選手の情報がプッツリなくなったということはないと思うが、今年のドラフトに影響は全くなかったのだろうか?
今年の多くの獲得選手が関東圏に固まっているのは偶々なのであろうか。

来年のドラフトは制度見直しされるのが以前より決まっており、さっそく巨人が希望枠復活へ向けて動き出すような発言を先日行った。
来年は早大の斎藤を始め、好選手が揃っている。
逆指名型復活となるのであれば、またパイプの強さがモノを言うドラフトへ戻ってくる。
以前パイプの強かった法政・明治・日大などは、それぞれ山中氏・荒井氏・松岡氏・高浦氏などが失脚したこともあり、パイプは消滅。
昨年早大から松本・細山田を獲得したが、活躍に尽力した村上氏もいない。
かといって、内川・吉村に尽力した岩井氏のような眼力の持ち主もすでにいない(現在は日ハムスカウト)。
経験の浅いスカウトが揃うベイスターズでは、来年以降のドラフトは多いに不安だ。
現状ではパイプの強さがものを言う逆指名型ドラフトにならないのを願うしかない。


2009年10月27日

いよいよドラフト!

いよいよ明後日に迫ったドラフト会議。
明日のベイスターズのユニフォームに誰が袖を通すのか、毎年わくわくしてしょうがない。

今年のベイスターズがいの一番で狙っていると噂されるのが、横浜高校の四番、筒香嘉智内野手。
強打者として、1年生の頃から名門横浜高校の四番を任されている地元神奈川のスター選手で、甲子園での活躍を記憶しているベイスターズファンの方は多いのではないだろうか。

ただし、今回のドラフトの主役は何と言っても、花巻東高校の菊池雄星投手。
いまさらあれこれ菊池について能書きを垂れる必要は無いだろう。
筒香の一位指名が有力視されている横浜と、すでに他候補の一位指名を確定している巨人・広島を除く最大9球団の競合が予想されている逸材である。

個人的には、競合覚悟でも菊池の入札に参加すべきではないかと考えている。
理由は二点。
一点目は、現在のベイスターズに打者と投手どちらが必要なのか?ということ。
仮に筒香が高卒ルーキー時の清原並の成績、菊池が高卒ルーキー時の松坂並の成績をそれぞれ残したとして、どちらの選手が加入した方が、ベイスターズが優勝、あるいはCS進出、最下位脱出を果たせる可能性が高くなるのか?ということである。
やはりそれは松坂が加入した場合の方が確率は高くなるのではないだろうか?
松坂という例が極端というなら、田中に置き換えてみても結果は同じだろう。
さらにCSに進出した場合は、そこそこのローテ投手が4人揃っているよりも、絶対的な投手が一人いて、確実に一勝をカウントできる方が有利なのではなかろうか?
そう考えるとやはり投手が欲しい。

二点目はドラフト戦略上だ。
今年のドラフトは菊池に一極人気集中型。
逆にいえば、菊池を外してからドラフトが始まるという割り切った考え方もできる。
ほぼ全部の球団が菊池に入札すれば、当たったら儲け物、外れてもまだたくさんの残り物がある。
現在のところ筒香の一位指名を考えているのは横浜のみ。
そう考えれば、横浜も菊池の入札に参加→撃沈→筒香の指名という流れも充分可能だ。
もちろん菊池入札撃沈→筒香競合撃沈...っという二連敗で終えてしまう可能性だってあるが、それくらいのリスクは、最下位だからこそ背負ってしかるべきものではなかろうか。
それに他球団も外れ一位候補として挙げているのは投手が多く、急に筒香が外れ一位で残っているからといって、補強ポイントを変えてくる球団は少ないとも考えられる。
せいぜい多く見積もってもソフトバンク・ヤクルトくらいであり、菊池を外しても最大3球団程度。
リターンの大きな宝くじに挑戦するわりには、リスクは少ないように思えるのだが...。

っとここまで書いたところで、今まで菊池指名に色気を見せていた堀井チーフコーチの「地元のいい打者はなかなか出てこない。決め手は長打力で、村田や、その後の世代のために長打力のある筒香を取りたい」っというコメントが入ってきた。
どうやら筒香で本決まりのようだ。

せっかく書いたので掲載しますが、愚痴っぽくなってしまいました。
こうなったら意地でも筒香の単独指名を勝ち取ってくれよ!


2009年10月17日

戦力アップを目指して

監督問題同様、毎日様々な補強に関する話題が紙面を賑わせている。
今回は補強に関して話を進めてみたい。
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2009年10月12日

会議は踊る、されど進まず…

来季のベイスターズの監督が未だ決まらない。
これは異常事態だ。
交流戦に入るに当たって大矢監督を途中休養させ、田代シーレックス監督をベイスターズ監督代行へと昇格。
この時点で、2010年ベイスターズ監督選びに向けて動き出していたはずだ。
それなのにも関わらずまだ決まる気配すらない。
候補として報道されているのは、以下4名。

・ 尾花高夫氏
ソフトバンク先発四本柱を確立し、巨人移籍後は一時期投壊状態にあった巨人投手陣を見事に立て直すなど、名投手コーチとして名高い尾花氏。
監督経験はないものの広岡氏・野村氏・王氏・原氏など、層々たる監督の下で投手コーチとして仕え、『自分ならこう采配したい』という欲も少なからずあるのではないだろうか。
現在も巨人の投手コーチを務めているため、実際に交渉に当たるのは巨人のシーズン終了後となるのであろうか。

・ 白井一幸氏
現役時代は、誰よりも早くウェイトトレーニングを取り入れるなど、理論派として名高い白井氏。
北海道日本ハムファイターズ躍進の功労者の一人とされ、トレイ・ヒルマンがMLBロイヤルズ監督就任の際、アメリカまで呼び寄せたほどの実力-者でもある。
来季よりベイスターズのGM職を務める岡本哲司氏がファイターズ二軍監督を務めていた頃、白井氏は一軍ヘッドコーチを務めていることもあり、親交は深そうだ。
現に岡本氏が今シーズン途中にフロントから一軍総合コーチとしてユニフォームを着ることになった際、自身のブログ(『ナイストライ!白井一幸オフィシャルブログ』2009年6月10日更新分より)でもエールを送っていることから、白井氏の監督就任はありえなくない。

・ 佐々木主浩氏
いわずと知れた横浜球団有力OBの大魔神佐々木。
解説を聞く限りでは、現役時代ストレート・フォークとわずか2球種で打者を牛耳ってきたのもうなずけるような、理論的な解説をすることもある。
那須野にやたら厳しいコメントが多く、佐々木氏就任の暁には、下半身がビルドアップした那須野が見られることであろう(苦笑)
ただ正直コーチ経験すらない人物を監督に据えるのは、現在のチーム状態を考えてみるとあまりにもリスキーであると考える。
チームが育成過渡期に入っている中、監督も育成状態になってしまうのは目も当てられない。

・ ボビー・バレンタイン氏
ソースの出所がメジャーの情報筋からということでやや怪しいが、アメリカの『FOXSPROTS』で、ベイスターズが前ロッテ監督ボビー・バレンタイン氏招聘に動いていると掲載された。(Sources: Valentine could return to Japan as coachをgoogle検索すると記事がヒットします。)
ロッテ時代は年俸5億と噂されていたが、これはさすがに高すぎる。
1億で監督と契約して、残り4億で外国人選手数人と契約した方が戦力はアップするのではないだろうか?

私的にはこの中では白井氏に監督になってもらいたいと考えている。
ベイスターズは現在フロントと現場首脳陣の連絡が取れていない。
一部報道では、真田−鶴岡トレードや野口FA獲得を知らされてなかったり、今年も杉本コーチが、ランドルフが右投げか左投げかも知らないというようなコメントが出されたりと、フロント・現場の意思統一は全くなされていないように見えて仕方が無い。
この現状が、GMが岡本氏で監督が白井氏ということになれば、連携が取れないということはないだろう。
北海道日本ハムファイターズをリーグ有数の強豪チームに変えた虎の巻を、ぜひベイスターズにも伝授してもらいたいところだ。

ただ残念ながら現実的に白井氏の線はほとんどないだろう。
もし白井氏ならば、現在所属しているチームがないことから、すでに就任が決定しているはずだ。
さらに岡本氏がGM職でありながらなぜか宮崎フェニックスリーグで指揮を執っているところを見ると、岡本氏には監督決定の権限は無いのでないだろうか。(監督の決定権もないのをGMと呼べるのかどうかは置いておいて...。)
そう考えると、まだ新監督が決定していないのは、現在所属しているチームがシーズン中なことと、球団・TBS主導で監督を決定しようとしているのではないだろうか?

まだ報道では出てこないが、ベイスターズの新監督の最有力候補は、実は現楽天イーグルス監督の野村克也氏なのではないだろうか?
これならば、TBSも話題獲得で旨味があり、現在所属しているチームがあるので、まだ監督が決定しないのも頷ける。
野村克也氏といえば、南海・ヤクルト・阪神・楽天と弱小チームの監督を引き受けているのが特徴で、阪神以外のチームでは好成績を収めるのに成功している。
(阪神でも育成した選手が後の優勝につなげている)
高齢なのがネックではあるものの、もし野村氏が楽天の名誉監督を蹴るのであれば、実績面・営業面から見てもベイスターズ球団が声を掛けるのは想像に難しくはない。

いずれにしても今度監督になる人物には、腹を据えて最低3年は采配をとってもらってチームとして成熟させてもらいたいものである。


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2009年10月11日

2009年総括と2010年への展望〜内野手編〜

今回は内野手について話を進めたいと思います。続きを読む

2009年10月04日

2009年総括と2010年への展望〜捕手編〜

今回は捕手について話を進めたいと思います。続きを読む

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凡人太郎
なぜかシーズンオフの方が更新スピードが上がるブログ管理人。


※ 当サイトの一部画像はコイバット様が撮影した画像を利用しています。




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