キンポウゲ科のオウレン (セリバオウレンおよび
キクバオウレンなど)の根を除いた根茎である。
日本国内には幅広く野生する多年草である。
草の丈は10〜20cm、地下茎が横に伸び多数の髭根
をだす。葉は長い柄で根茎から叢清生し、さらに
小花をつける。早春に1cmほどの白い花を花茎の
先端に数個開く。薬用にする根茎の断面は鮮やかな
黄色である。なめると苦い。黄色い根が連なるので
この名がある。栽培されているのは小葉の形がセリ
の葉に似たセリバオウレンと、キクの形に似た
キクバオウレンの二種類である。自生のミツバ
オウレンやコセリバオウレンは根茎が小さいので
薬用には敵しない。丹波、因州、越前などが
主産地である。
畑にまいたものは4〜5年後に根茎を掘り下げ、
水洗いしないまま日干しにする。生乾きのころに
焚き火の中に根茎をいれてひげ根を焼き、
手にわらじをはめてむしろに広げた根茎をこすり、
焼け焦げのひげ根を除いてから天日で干す。
これで黄連のできあがりである。
黄連
キクバオウレンなど)の根を除いた根茎である。
日本国内には幅広く野生する多年草である。
草の丈は10〜20cm、地下茎が横に伸び多数の髭根
をだす。葉は長い柄で根茎から叢清生し、さらに
小花をつける。早春に1cmほどの白い花を花茎の
先端に数個開く。薬用にする根茎の断面は鮮やかな
黄色である。なめると苦い。黄色い根が連なるので
この名がある。栽培されているのは小葉の形がセリ
の葉に似たセリバオウレンと、キクの形に似た
キクバオウレンの二種類である。自生のミツバ
オウレンやコセリバオウレンは根茎が小さいので
薬用には敵しない。丹波、因州、越前などが
主産地である。
畑にまいたものは4〜5年後に根茎を掘り下げ、
水洗いしないまま日干しにする。生乾きのころに
焚き火の中に根茎をいれてひげ根を焼き、
手にわらじをはめてむしろに広げた根茎をこすり、
焼け焦げのひげ根を除いてから天日で干す。
これで黄連のできあがりである。
黄連