2005年04月13日

和尚さまへのお返事。

全然バンドに関係ないような気もするが、でも歌詞に「もっと疑ってください。(oi!oi!)すべての情報を(oi!oi!)」(『INSANE』)とか言ってる曲あるし大丈夫か。うん大丈夫やな。
人権擁護法案がらみだし、マサも触れてたからOKだろう。

と、言うことで、若隠居さんという方のブログのコメント欄で和尚さんという方とやり取り。その返事が和尚さんのブログに記事として上げられていて、そこのコメント欄に返事を書こうと思ったが長くなりそうなので此処に。

と言うことで、此処から先に進むにはこの二つのリンク先をとりあえず読むように。
『若隠居の徒然日記: っていうかやね。』

『ニヤリ:[人権擁護法案] 言論での対抗と法案の意義(ガクさんにお答えして)』


読んだ?では返事を。


(「」内は全て和尚@qyen.orgさんのブログ、『ニヤリ』からの引用)

「そのようなケースには、行政の力を持ってこれを解消するというのがこの法案提出のそもそも趣旨〜中略〜この法(案)を「差別解消の最初の手段」ではなく、「差別解消の最後の手段」と捕らえるのが良いんじゃないでしょうか。」

という部分ですが、そこに書かれている法案の解釈は基本的にその通りだと思います。

「この法が施行されたときの国民の反応は大別して

1.施行までこの法案を知らなかった、興味なかった人たち

人権擁護法についても興味ない、知らない。
よって何とも感じない。
2.この法案のネガ、ポジ両方のイメージを見、理解している人たち

人権侵害になりかねない言動に注意しつつも、さほど何も感じない。
3.この法案のポジティブイメージを見すぎた人たち

もともと人権侵害そのものを根絶すべきという立場なのでさほど変わらない。
4.この法案のネガティブイメージを見すぎた人たち

萎縮?

となると思います。(ここはあくまで私の主観です。)
となると、萎縮するのは4つ目の人たちだけじゃないかなぁ、と思うわけです。1番目の人たちはそもそも無関心ですから」


俺はむしろ1番目の人たちこそ萎縮するんじゃないかと思います。
そもそも無関心であったが故に、いざ人権擁護法案についての情報を得た時に過剰反応してしまうと思うんですよね。もちろん、ポジティブな情報が発信されるでしょうが、今回の感情的拒絶派の発生に見られたように、ポジティブな情報からでもネガティブな反応を起こす人は少なくないでしょう。

その結果萎縮が起きる可能性もあると思うんですが。

「行政機関が行うお小言は法律という国家の信念と、国家機関の一員としての責任で行われますからこれ以上ないぐらいの「信念」と「責任」を背負ってると思います。 」

もちろん、背負ってはいるのでしょうが。
しかし、俺がいったのは『自らの言った小言がどの様な影響を与えようとその責任を負う』と言うリスクを負う『責任』です。要するに『差別者』とみなされた側からの反論を聞き、周囲の反応を受け入れる『覚悟』と言いましょうか。言葉が足りなくて申し訳ないです。

『人権擁護法』『人権擁護委員』『人権委員会』にそれを期待できるイメージを皆が持てるでしょうか?俺はその言葉を聞かされても、それが不可能な(それに関する知識の無い)人が多数いると思います。故に言論萎縮が起きる可能性を考えるわけです。


俺は別に『人権委員会』や『人権擁護委員』が恐いから人権擁護法案に反対しているわけではないですし、法案の解釈に関しては和尚@qyen.orgさんとそう変わりません。

しかし、『人権擁護法案』にまとわりつく『イメージ』が今回『感情的拒絶派』を多数生み出したように、『人権擁護法』が言論の萎縮を引き起こす可能性を感じているわけです。法案の内容と言うよりも、それが人に何を想起させるか?というところに問題意識を感じているのです。
(『人権擁護法案』の成立によって発生する『イメージ』はまた、被差別者に対しても不利益に働くのではないか?と言う指摘されているカリーさんの問題意識も同根では無いかと思っています。)

ですので、和尚さんが仰る「自分達が築き上げた想定に縛られちゃいないかい?」と言うのは現在の反対派に向けられた言葉として全くもってその通りだと思うのですが、法として制定された後に『自分達で想定を築き自縄自縛する人』も同じ理屈で発生するのではないかと。

で、法として制定された後であるが故に、リスクだけ回避して言いたいことちょっと我慢すりゃ良いやーって皆がなれば、多様性の保護っていう点で本末転倒だと思います。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/abeandtmpc/18831687
この記事へのトラックバック
前エントリのコメント欄から生まれた議論を紹介しておきましょうか。 まず、ガクさんがコメント欄でこう書かれたのです。 発言のハードルが上げられると俺みたいな学生やサラリーマンは(特にネットなどで)発言しにくくなるんですよ。「もし捕まったら世間的にどう思われる
外野からも一言:和尚とガクさんのやりとり【若隠居の徒然日記】at 2005年04月13日 19:34
ガク@ATMPCさんからトラックバック頂きましたので、それにお答えします。 元のエントリはこちらです。 元のエントリから順を追って読まれることをオススメします。...
ガクさんのお答えに対して【ニヤリ】at 2005年04月14日 00:26